「マイファミリー」タイトルの意味とは?それぞれの“家族のカタチ”に注目
2022.06.13 14:32
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嵐の二宮和也が主演を務め、女優の多部未華子が出演するTBS系日曜劇場『マイファミリー』(毎週日曜よる9時~)が12日に最終話を迎えた。これまでも様々な意味が込められてきた『マイファミリー』というタイトル。最終話でもその意味の重みに大きな反響が寄せられている。<※ネタバレあり>
二宮和也主演「マイファミリー」
誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていくストーリー。『グランメゾン東京』(2019年)、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)などを手掛けた脚本家・黒岩勉氏がオリジナルで描く、先の読めないノンストップファミリーエンターテインメント。二宮はゲーム業界の新時代を切り開く男ともてはやされている「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のCEO・鳴沢温人、多部はその妻・未知留を演じる。さらに鳴沢夫婦に協力する重要人物として、2人の大学時代の友人で弁護士の三輪碧役を賀来賢人、元刑事・東堂樹生役を濱田岳が務めている。
鳴沢温人における「マイファミリー」
以前は「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」での仕事に没頭し、家庭を顧みなかったせいで、未知留との夫婦関係は冷え切っていたが、娘・友果(大島美優)の誘拐事件をきっかけに家族の大切さに気づいた温人。最終回では鳴沢家に第2子が誕生。手を握りながら出産に立ち会い、生まれてきた息子と未知留に、温人は何度も「頑張ったね」と笑顔で伝える感動のシーンが描かれた。
また、真犯人発覚前に温人は「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の共同設立者・立脇香菜子(高橋メアリージュン)に連絡し、一連の誘拐事件と会社の関連性がないことを証明するために、自分を社長から解任してほしいと頼む。
その際、香菜子は「親が子どもを守るのは当たり前でしょ」と発言。温人の無実は証明され、解任は免れたものの、温人や香菜子にとって、自分たちが立ち上げた会社もまた、守り抜くべき大切な「ファミリー」であったのだ。
東堂樹生における「マイファミリー」
5年前の娘・心春(野澤しおり)の誘拐事件が風化されたことにより、温人の娘・友果や三輪の娘・優月(山崎莉里那)の誘拐事件を起こし、心春や失踪した妻・亜希(珠城りょう)が戻ってくることを願った東堂は、最終回で亜希と再会。亜希との面会で、東堂は心春が亡くなっていると理解したと思われ悲しみに包まれたが、それと同時に5年前から止まっていた東堂家の時間がようやく動き出した。
吉乃栄太郎における「マイファミリー」
真犯人であることが明らかになった、神奈川県警捜査一課長・警視の吉乃栄太郎(富澤たけし)。亜希との不倫がきっかけで起こった一連の犯行や動機を全て聞いた温人は、「なんでこんな写真のことで…」と不倫現場の写真1枚をきっかけにここまで事件が大きくなってしまったことに納得できない表情を見せる。
吉乃は「家族にバレるのが怖かった」と供述していたことが明かされ、温人は「怖がる存在じゃないんだよ。家族は…」とこぼすのだった。
ほかにも、吉乃は共犯関係という意味や警察内部の人間という意味でも「ファミリー(家族)」という言葉を用いている。
三輪碧・阿久津晃における「マイファミリー」
三輪は自分の浮気が原因で妻・沙月(蓮佛美沙子)と離婚したが、優月の誘拐事件をきっかけに再び共に暮らすように。最終回では、「やり直したいと思ってる」と自身の想いを明かし、沙月とも笑顔で話している様子が描かれた。阿久津晃(松本幸四郎)は、娘・実咲(凛美)を誘拐した真犯人が温人であるとして、自身の会社「NEXホールディングス」をあげて警察の捜査に協力。しかし、真犯人が温人ではないことを知ると、すぐさま速報を流した。
どんな手段を使ってでも取り戻そうとした娘・実咲や妻・絵里(森脇英理子)だけでなく、温人をはじめとする鳴沢家もまた、阿久津にとっての「ファミリー」だったのであろう。
「マイファミリー」の意味の重みに反響
各登場人物においての「ファミリー」とは何か、様々な“家族のカタチ”が問われることとなった同ドラマ。最終回を迎え、視聴者からは「タイトルにこのドラマの全てが詰まってる」「本当の意味がわかった気がする」「あれだけ沢山の意味が込められているとは」など大きな反響が寄せられている。(modelpress編集部)
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