伊藤沙莉 (提供写真)

伊藤沙莉、NHKドラマ初主演決定「真摯に向き合い、挑戦したい」<ももさんと7人のパパゲーノ>

2022.06.01 14:00

女優の伊藤沙莉が、8月20日放送のNHK総合特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」(23時~23時59分)で、同局ドラマ初主演を務めることが決定した。

  

特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」

「ももさんと7人のパパゲーノ」 (C)NHK
ももさんには、これまで誰にも言わなかった言葉がある。「死にたい」。ある夏、ひょんなことから旅に出たももさん。それぞれに生きづらさと折り合う7人と出会い。今作は、「死にたい」自分を肯定していく、1週間の物語

ももさんが出会う「パパゲーノ」とは、「死にたい気持ちを抱えながら、その人なりの理由や考え方で“死ぬ以外”の選択をしている人」のこと。オーストリアのメディア研究では、こうした経験を持つ人のストーリーを伝えることが、自殺を思い留まる抑止力になることが示され、オペラ「魔笛」の登場人物に準え「パパゲーノ効果」と呼ばれている。

「もも」という名前は、NHKが運営するサイト「自殺と向き合う」に、日々寄せられる「死にたい」「生きるのがつらい」という投稿の中で、最も多く使われるニックネーム。本作では、主人公・ももさんの人物像や、ももさんが出会う「7人のパパゲーノ」たちの生きざまを、寄せられた投稿や、当事者の方々への取材を元に描く。

伊藤沙莉、NHKドラマ初主演「真摯に向き合い、挑戦したい」

主人公・ももを演じる伊藤は、NHKドラマ初主演。都内で働く25歳。「死にたい」気持ちを言葉にできず、毎日を過ごすという役どころ。

伊藤は作品について、「今その場に立っているのがやっとだったり立っていられることがむしろきつかったり逃げ出したくなる、消えてしまいたくなる瞬間はあります。きっと誰にでも大小問わずあると思います。そう言う時に背中を押したりとか、喝を入れたりとかそういうことじゃなく、ただ寄り添えたら、少しでも、1人じゃないって思えたら、少しは、本当にほんの少しは、楽になれるんじゃないか。なってほしい。そう言う気持ちがありながらやり方がわからない無力さや不甲斐なさからまた同じループに陥る。そんな時、巡り会えた作品だと思いました」とコメント。

そして視聴者に向けて「ふっと差し込まれた時、差し込まれそうな時、この作品を観て元気とかそういうのはまず置いといてなんとなくでいいから人生に対して続けてみようとか楽しいのかもしれない、気になる、とかそう言う気持ちが生まれることを祈りつつ真摯に向き合い、挑戦したいと思います。1人でも多くの方々に届くことを願っています」と呼びかけた。

山崎紘菜・染谷将太らも出演

ほかキャストも発表され、山崎紘菜、染谷将太、中島セナ、平原テツ、野間口徹、浅野和之、池谷のぶえ、橋本淳、堀内敬子、堀内敬子らも出演する。(modelpress編集部)

役紹介

<伊藤沙莉/主人公・もも役>
都内で働く25歳。「死にたい」気持ちを言葉にできず、毎日を過ごす。

<山崎紘菜/玲役>
山崎紘菜 (提供写真)
一人目のパパゲーノ。都内のIT企業を辞め、とある田舎の農園で暮らす。

<染谷将太/雄太役>
染谷将太 (提供写真)
二人目のパパゲーノ。「自分のことがよく分からない」。ももと出会い、ともに旅することに。

<中島セナ/越智芽衣子役>
中島セナ (提供写真)
三人目のパパゲーノ。高校2年生。吹奏楽部に所属していたが―。

<平原テツ/おむすび役>
平原テツ (提供写真)
四人目のパパゲーノ。40代、コンビニのアルバイト店員。「楽しい事なんか見つけらんないだろ人生」。

<野間口徹/りょうぱぱ役>
野間口徹 (提供写真)
五人目のパパゲーノ。仕事が生きがい。だけど、仕事が苦しい。

<浅野和之/山口役>
浅野和之 (提供写真)
六人目のパパゲーノ。河川敷やネットカフェで暮らす。ももが旅のすべてを話す人物。

<池谷のぶえ/津田役>
池谷のぶえ (提供写真)
七人目のパパゲーノ。ももの母・裕子が慕う、占い師。ある夏の月曜日、ももの行く先を占う。

<橋本淳/中原役>
橋本淳 (提供写真)
ももと付き合い始めて2日目の彼氏。日曜日の夜、2人は言い合いに。

<堀内敬子/ももの母・裕子役>
堀内敬子 (提供写真)
ももの母親。占いにはまっており、占い師の津田が師匠。

作・加藤拓也コメント

とくによくある日々ととくによくない日々が半分半分くらい、つまりフィクションなようで、フィクションじゃなさそうな所が半分半分くらい存在している作品になりそうです。監督はドラマ初監督らしいので、では折角なので好きなようにしてくださいとお伝えします。ここで。良い作品になるといいなと思ってオンエアの日を待っています。

演出・後藤怜亜コメント

普段は福祉番組を制作しています。5年半の間、「死にたい」「生きるのがつらい」という気持ちを抱える方々のお話を聴かせて頂き、一緒に過ごしてきました。その人なりの理由や考え方で“死ぬ以外”の道を歩む人たちのライフストーリーには、つらい状況にある方を思いとどまらせる抑止力“パパゲーノ効果”があるとされていますが、長く苦しい夜を幾度も越えてきた人たちの言葉にずっと助けられてきたのは、他でも無い私自身です。

独り占めにするにはあまりに豊かでかけがえのない、その人たちと共に生きる時間を、ドラマというかたちで共有したいと思い至りました。脚本の加藤拓也さん、素敵なキャストの皆さん、フィクションとノンフィクションを跨ぐ制作チームの総力で、嘘のない物語を目指しています。

「ももさんと7人のパパゲーノ」あらすじ

ももさん(25)には友達もいる。少し離れた所に住む両親とは時々ご飯を食べるし、特に付き合いたくないゾーンではない彼氏とデートを重ね、宅飲みをする。職場で理不尽な得意先の電話にちゃんと謝るし、飲み会では社会人としてのスルー力が毎分毎秒試される。そんな“一般的”な日々の中で、ももさんは自分が「死にたい」気持ちを抱えているなんて気付きもしなかった。ももさんにとって「死にたい」は、自分なんかが言ってはいけない言葉だった。

ある夏。月曜日の朝が来ることが耐えきれず、会社を休んだももさんは、SNSで繋がった“死にたい”気持ちを抱えながら生きる人=「パパゲーノ」たちを訪ねて旅に出る。彼らと出会い“死ぬ以外”の選択肢を知っていくももさん。しかし、あるパパゲーノの言葉をきっかけに、ももさんの心に再びざわめきが生まれー。

主な相談窓口

いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)

ナビダイヤル:0570-783-556
午前10時~午後10時

フリーダイヤル:0120-783-556
毎日午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時
【Not Sponsored 記事】

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