小松菜奈、幸せを感じるのは“家族といる時”「何気ないことが本当に幸せ」<余命10年>
2022.02.27 20:26
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女優の小松菜奈が27日、都内で開催された映画『余命10年』高校生限定試写会イベントに俳優の坂口健太郎とともに出席。小松が、幸せを感じる時について語った。
小松菜奈、幸せを感じる時明かす
幸せを感じる時を聞かれた小松は「おいしいものを食べている時と…(笑)。本当に重要ですよね、食べることって。あとなんだろうなあ?洋服がすごく好きなので、古着が好きなので、古着屋さんで洋服を選んでいる時は、本当に幸せだなあって。一人で呟いちゃうくらい。一つしかないものを、今日何に出会えるかな?みたいな、そういうわくわく感は幸せだなって思ったり。あと、自然が好きなので自然に行っている時。家族といる時もそうですし。何気ないことが本当に幸せだなと、日々思いますね」と返答。坂口は、人に言えるような趣味がないとしたうえで「すごく簡単なことだけど、何か僕がやったことで、周りの人が笑っているといいなみたいなのは、あるかもしれないですね(笑)。そういう時に、よかったなって自分でも思えるし。今って、家にいなきゃいけない時間が多かったり、人との距離をどうしても持たなきゃいけない時間が増えた」と発言。
続けて「逆に、それを感じ辛い時間が長かったんですよね。だから、その時は自分で幸せを感じていなかったのかも。誰かと喋りたいし、誰かとご飯を食べたり、面白いこと・楽しいことを共有するのが、たぶん好きなんだな、その好きがきっと幸せなんだろうなみたいなところはあるかもしれないですね」と、何気ない日常に幸せを感じている様子だった。
小松菜奈&坂口健太郎「余命10年」出演前後での変化語る
20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた茉莉(小松)と、生きることに迷いながらも茉莉と出会い、恋に落ちていく和人(坂口)が織りなす感動的なドラマを描いた本作。今回出演する前後での変化に話が及ぶと、小松は「日々、何があるかわからないなって思いましたし、それは自分かもしれないし、大切な誰かかもしれないんですけど、やっぱり周りにいてくれている家族だったり、友人だったり、支えてくださっている方々を、ちゃんと大切にして、愛していかなきゃいけないなっていうのを、改めて考えさせられましたね」とコメント。そして「家族の時間を大事にするとか。自分が幸せだなって思うことを、ちゃんと噛みしめるというか。ちゃんと、毎日毎日、それを確かめられているかって言ったら、わからないですけど、そういう意識をすることも、大事になるんだなって思いました」とも。
坂口は「一日一日を大事に生きなきゃいけないとは思うんですけど、やっぱりなかなかそうできない自分もいるし。ただ、大事に生き過ぎることに疲れてしまわないようにはしないとなっていうのは思いましたね。例えば、一日何もしない休みがあっても、何もしない意味があるというか。何もしないでだらだらしているからこそ、本当の時に力を発揮できるじゃないですけど」と持論を展開。
続けて「ちょっと自分の心の中に、自分の身の回りにいてくれる人とか、近くにいてくれる人のことを、もう少し大事にしようって思えるし、優しくなろうとも思えるし。それをずっと思い続けるのは難しいんですけど、日々生活している時に、ちょっとこじつけかもしれないですけど、この映画のことを思い出して、またそこで優しい気持ちになれたりしたら、すごくそれはうれしいことだなっていうのは思いましたね」と語った。
小松菜奈、女優になることを決めた背景とは?
その後、高校生からの質問として、今後10年に向けてのアドバイスを求められると、小松は「高校生の時、これやりたい!っていうのは、まだ全然決まってなくて。周りは受験でここの大学を目指したい!みたいな話をしてて。私、何になろうかな?とか思っていたんですけど、18歳の時に映画でデビューさせていただいて。その時もまだふわっとしてたというか、周りの人のほうがちゃんと考えていたし、やりたいこといっぱいあるんだなあとか、すごいなあって思ったんです」と述懐。「これだったらすごく魂注げそう!みたいなのが、きっとピンと来る時があると思いますし、まだ高校生なので未来はすごく明るいと思うので、したいことやわくわくすること、自分が好きなことを見つけて、自分の目で見たり体験したりして、いろんな道というか選択を持って、力を抜いて歩んでいってほしいなと思います」と助言した。
そんな小松は、女優になることを決めた背景を聞かれると「18歳の時は、このお仕事でやっていくのかな?みたいな感じで、まだ迷っていたというか、よくわかんない状態だったんですけど、やっぱりお仕事をさせていただいて、だんだんと思ってきたというか。これに命を懸けたいじゃないですけど、そう思えるものに出会ったことはすごくよかったなって思います。今こうやってお仕事をさせてもらっていることを、ありがたいなと思っています」と明かした。
坂口健太郎、通信簿について持論語る
坂口は、通信簿においては、具体的な評価よりも、先生が書いてくれた一言などに重きを置いているそうで「僕はいま30歳なんですけど、意外と自分が高校・大学を卒業して、そこですごく糧になっているなって後から考えて思うんですよ。先生のちょっとのメッセージだったり」とコメント。「大事にとまではいかないけど、頭のどこかに置いておくっていうのは、すごくいいのかなって思いますね」と語りかけ「先人は偉大だなって思う時って、やっぱりあったりするんですよね。その瞬間はわからなくても」とも話していた。(modelpress編集部)
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