三宅健との共演に後輩・林翔太が感無量「奇跡のような出来事」師弟関係を共演者暴露＜陰陽師 生成り姫＞

三宅健主演舞台「陰陽師 生成り姫」

夢枕獏の小説「陰陽師」を原作に、安倍晴明（三宅）と、晴明の無二の友である源博雅（林）との友情や、晴明がそっと見守る徳子姫と博雅の切ない恋などを描く。安倍晴明のライバル・蘆屋道満は木場が演じている。

初日を迎え、座長の三宅は「なんとかこの日までやってこられた。ここから先は何事もなく千秋楽を迎えられるように皆さんと努力したい。いままでにない、人間味あふれる安倍晴明になっていたら嬉しい。舞台の時間だけはコロナ禍など現実は忘れて、皆さんを平安の世に誘いたい」と意気込んだ。

三宅健との共演に後輩・林翔太が感無量「奇跡のような出来事」

V6に憧れてジャニーズ事務所に入所した林は、三宅との共演を「幸せな日々」と表現し、「僕にとって思い入れのある新橋演舞場で一緒にステージが立てるのは奇跡のような出来事」と感無量の表情。すると、音月が「晴明が博雅に活を入れるシーンがあるんですが、『もっと博雅に活を入れて』と指示が出たら林さんが嬉しそうにニヤニヤしていた。師弟関係が垣間見られて微笑ましかった」と暴露。林は「Mの部分が（出てしまった）…」と照れていた。

また、座長の三宅を間近で見ていた林は「これまで健くんとはジャニーズの現場で会うだけだった。今回、外の俳優さんや女優さんと一緒に仕事している姿を見るのが初めて。こんな風に現場の雰囲気を作るんだと新たな発見だった」とし、「見ていないようですごく周りを見ている。目がいくつあるんだろうっていうくらい（笑）。色んな人に気を遣って現場の雰囲気を作ってくれて、居心地がいい空気にしてくれた」と感謝した。

三宅健の美貌を共演者が絶賛「ドキドキした」

さらに、共演者たちは、三宅が演じる安倍晴明の美しさを絶賛。林が「健くんの美しさが晴明にあっている。マスク外しての稽古は毎回ドキドキした」といい、音月も「女性から見ても妖艶で雅。そのエネルギーをお借りして頑張りたい。私も美しさに磨きをかけたいですね」と刺激を受けていたことを明かした。

三宅健の“祓いたいもの”とは？

ストーリーにかけて「祓いたいもの」を聞かれた三宅は「なんですかね…。僕に嫌な思いを寄せてくる人たち、ですかね」と回答。「嫌悪感を抱いている人とか、イラッとしている人があまり好きじゃない。そういう人を寄せ付けないようにしたい。生きていたらそういうこと、あるじゃないですか。穏やかに日々を過ごしたいと思うので」とした。

劇中、音月演じる徳子姫は鬼に成りかけてしまうが、それにともなって「女性が鬼になってしまったらどうする？」という質問も出た。三宅は「止められないんじゃないか。もはや、為す術はありません」とキッパリ答えた一方で、林は「僕のことを食べてもらって一緒に鬼になります（笑）。人間に戻すには愛が1番」と笑顔で話した。

三宅は「自分の中に鬼はいる？」と聞かれると、少し考えた後「いるかもしれないですね。自分が望んでいないことをされたら、鬼になるんじゃないですか」とコメント。「最近嫌なことあった？」との問いには「嫌なことはない。平和に生きていますから」と語った。

同作は2月22日から12日まで東京・新橋演舞場にて、3月18日から24日まで京都・南座にて上演される。（modelpress編集部）