永山瑛太「ダメなら降りても良い覚悟」 役所広司に直接オファー<アクターズ・ショート・フィルム2>
2022.02.02 20:39
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WOWOW開局30周年記念プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム2」(2月6日17時~放送・配信)完成報告会が2日、都内にて行われ、監督を務めた青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が登壇。永山が自身の監督作品の撮影について振り返った。
青柳翔・玉城ティナ・千葉雄大・永山瑛太・前田敦子、ショートフィルムの監督に初挑戦
同プロジェクトは予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。世界から6,000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル& アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカスアワーズを目指すというもの。永山瑛太、役所広司に直接オファー
役所広司を主演に迎え、「ありがとう」の脚本・監督を務めた永山。役所の初監督作「ガマの油」で役所の息子役として出演しており、その時の恩返しという形でオファーが実現した。「構想としては5つくらい考えてプロデューサーにぶつけてみたんですけど、『役所さんを主演に迎えてこの作品は難しいですね』と言われたところでこれは俺は曲げてはいけないなと。役所さんがダメなら降りても良い覚悟で僕が直接役所さんにオファーさせて受けていただいた」と自身で直接オファーしたことを回顧。
脚本は動作だけが記してあるセリフがほとんどないものだったといい、「僕にはセリフは書けないなと思いました。本当に感謝しています」と話したが、永山の作品に対し、玉城は「役所さんがあそこまでセリフを発していないということに驚きましたし、それで成立している絵の強さ、包んでいる永山監督の世界観を感じました」とコメント。青柳は「永山さんと役所さんの関係性でしか斬り込めない部分を斬り込んでくれて個人としてそういう先輩がいてくれるのがありがたいなと思いました」と、それぞれ感想を語った。
永山は第1弾の「アクターズ・ショート・フィルム」で森山未來が監督した「in-side-out」を主演したときから監督をしたいと考えていたそうで、「その頃から現場でプロデューサーに『来年はやるんですか?』とちょっとずつジャブを打ちまして撮れたら良いなとなんとなく伝えていてオファーが来たときは幸せな気持ちでした」と念願のオファーだったことを明かした。
永山瑛太、4人の監督作品への感想を熱弁
今回5人の監督が集まる機会は初だそうで、監督同士でお互い質問することになると、最初に指名された永山が全員の作品への感想を次々と熱弁し、会場を和ませた。次に順番が回ってきた青柳が「全員に言うシステムなんですかね?」と笑うと、永山も「確実に尺長くなっちゃいますよね」と受けたが、青柳と玉城も4つの作品への感想をコメント。
時間の関係上、千葉、前田は違う質問に回答することになり、前田は千葉と目を見合わせ「あとで個人的に感想言います」と約束していた。(modelpress編集部)
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