モデルプレスのインタビューに応じた片岡沙耶 (C)モデルプレス

片岡沙耶、日本のランジェリー文化へ思うこと 海外との違いとは?<モデルプレスインタビュー>

2022.01.11 18:00

“さやぼー”の愛称で親しまれ、Gカップの美バストを武器にグラビアで活躍している片岡沙耶(かたおか・さや/28)。今回のインタビューでは、自身で衣装デザインや製作を手掛けるなどデザイナーや実業家としての一面も持つ片岡に、ランジェリーへの意識について思うことを語ってもらった。

  

片岡沙耶、ランジェリーショップオーナーとの会話明かす 下着への意識を上げるためには…

― 今年始めのインタビューでもランジェリー選びの大切さや、大きいバスト向けのランジェリー市場の現状についてお話していただきました。

片岡:今回はランジェリーの意識の問題の話をしたいと思っていて、私がよく行くランジェリーショップがあってオーナーさんと下着についての話をするんですけど、どうしてもランジェリー=余裕があってやっとそこにお金をかけられるものというイメージがあるよねという話になったんです。それがいつになったら当たり前にお金をかけるものとして重視される時代になるんだろう、そうするためにどうすれば良いんだろうという答えのない話をずっと。

最終的に結論として出てきたのが、男女ともに意識を変えなきゃダメということ。深い話になっちゃうんですけど、日本の男性ってランジェリーを嗜む文化自体ないよね?とオーナーさんから言われたんです。そこのランジェリーショップはイタリアのランジェリーを取り扱っているので、イタリアのことを教えて下さったんですけど、イタリアではベッドインするまでの過程がすごく大事らしくて、だからランジェリーも一気にではなく徐々に脱いでいくし、嗜む文化があるんじゃないかと。もちろんそれは全員じゃないけど文化としてあると思って、日本だとそれが薄い理由を考えてみると、床にお布団が敷いてある和室と、ベッドの横に大きいソファがあってベッドサイドを楽しむ文化がある洋室というルーツの違いらしいんです。洋室だとソファで脱がせて触れ合ってというベッドに行くまでのストーリーがある。日本はどうしてもアダルトビデオの文化も海外とは違うと思うのでそうなっている部分もあるのかなという話を聞いてなるほどな、と思ったんです。

性についてもっとオープンに皆が話せるようになれば良いのにということも思っていて、「おおっぴらに話す=はしたない」という価値観も根強いので難しいですよね。これは私の価値観になっちゃうんですけど、やっぱり下着を着て人前に出ているだけで「どエロいお姉さん」みたいに言われちゃうのが正直嫌で、もちろんそれを仕事にしているので否定はできないんですけど、私はランジェリーをかっこいいと思って見せているから純粋に“きれい”と捉えてほしいなという思いがあって、”エロ”ばかりが先行するのは本意じゃないなと思っている部分もあります。

片岡沙耶、男性は女性のランジェリーを見てる?問題意識を語る

― よく「男性は行為のときに女性の下着まで見てないのでは」みたいな議論がありますよね。

片岡:ありますよね!自分のお気に入りのものをつけたらテンション上がるじゃないですか。下着もそれと同じで見て欲しいですよね。

― 日本に限ったことではないと思いますが、男性のオシャレへの意識も年々高まっていると思っていて特に美容男子とかメンズメイクなどが話題ですが、ファッション感度が高い男性は女性の下着までしっかり見ているかもしれないですね。

片岡:見てると思います。私はランジェリーが好きだから1回1回勝負のときに良いものを着ていようと思うし、「いつもどこで下着買ってるの?」と聞かれたときに「このランジェリーのこういうディティールが好きで愛用している」とまで言えるくらいでいたいなと思っています。

― 片岡さんとしては、服にかけているお金の内、もっとランジェリーにお金をかけるべきでは?という考えでしょうか?

片岡:「いっぱい持っておけ」という話ではなくて、ここぞというときに着れる勝負下着を持っておくとか、お金に余裕がなかったら1つ良いものを持っておくとか、楽しみを見いだせたらもっと良いのではないかなと思います。

― 普段周りの女性を見ていて「サイズが合ってない」と気づくことはありますか?

片岡:着替えのときは「圧倒的にサイズが合ってないな」と思うことはよくあります。アンダーが多分合ってないんですけどそれこそ服を着ていても「お肉がのってるな」と分かることもありますね。

― 恥ずかしいですね。

片岡:でもそれを「恥ずかしい」と普段から意識している人ってあんまりいなくて、気にしていない人の方が多いんじゃないかなと思います。あとは前のパッドが合っていないとカパカパしているので、「肩紐調節してあげよっか」とか言っちゃいます。

― やはり合わないサイズを雑に選んでいる方が多いのでしょうか。

片岡:フィッティングする人が圧倒的に少ないんだと思います。自分としてはそれはあり得ないので、今はワイヤーがしっかり入っていてアンダーの締め付けもしっかりしているものよりもノンワイヤーのものだったり、サイズ展開がアバウトなものも多い傾向にあると思うんですけど、フィッティングをちゃんとしたり、それを選ぶ意味をしっかり持ってそれぞれが選んで欲しいなと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

片岡沙耶(かたおか・さや)

神奈川県出身、7月18日生まれ。子供時代からCMテレビドラマを中心に活動していたが 、高校入学のタイミングでチアリーディングに専念するため活動を休止。チアリーディン グ部では全国大会決勝に進むほどの結果を残す。高校3年生のときに原宿でスカウトされ 、20歳からグラビアデビュー。2020年5月からはフリーランスで活動している。

文化服装学院ファッション工科基礎科ニットデザイン科を卒業。自身で衣装デザインや製作を手掛けるなどデザイナーや実業家としての一面も持ち、ハンドメイドマスクブランド『Bow』では、企画・商品デザイン・縫製生産まで全て自身で行っている。また、「supply the right」とコラボレーションしデザインを自身で手掛けたボクサーパンツも発売している。

2020年12月より、サブスク・プレミアムファンコミュニティプラットフォーム「ミーグラム(Mi-glamu)」にてファンクラブ「closet38」を開設。インタビューのオフショットも掲載中。


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