黒柳徹子&ジャニーズWEST藤井流星、メリー喜多川さん追悼 亡くなる5日前にプレゼント届く
2021.09.30 18:30
ジャニーズWESTの藤井流星が30日、東京・EXシアター六本木で行われた「ハロルドとモード」(9月30日から同所、10月16日から大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演)の取材会に、女優で司会者の黒柳徹子とともに出席した。
藤井流星、黒柳徹子と初共演 60歳差の恋人役
1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』は、ブラックユーモアを随所にちりばめながら、年齢差のあるちょっと変わった二人のラブストーリーと生きることの楽しさをコメディータッチに描き、世界中で熱狂的な支持を獲得。その後舞台化もされ、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演され続けており、映画の公開から約半世紀経った現在に至っても多くのファンを魅了している。黒柳が演じる79歳のモードに恋する19歳のやんちゃな少年ハロルド役を演じる藤井。2人は今回が初共演だそうで、藤井の印象を聞かれた黒柳は「マスクをしていたので、どんな顔の方かわからなかったんですけど、今日初めて顔を見て“うわー、ハンサムな方なんだ”と思ってびっくりしました。あなた、そういう顔だったのね」と藤井と顔を見合わせ、「お話も関西弁で感じがいいですよ。私、思いがけないところで関西アクセントが出てくるのが大好きなの。とっても楽しくやっています」と声を弾ませた。
さらに、設定上60歳差の恋人役を演じることについて藤井は「“これは黒柳さんのために書かれた作品じゃないですよね”というくらい、黒柳さんの魅力と、モードの魅力が共通している部分がいっぱいあって、こういう歳の差の恋愛話はあまりないと思うんですけど、どんな惹かれ方をするんだろうと思ったんですけど、脚本を読んだときに腑に落ちるというか、2人が引き寄せられる理由がびっくりしました」と目を丸くし、「これ以上はネタバレが…」と多くは語らなかった。
黒柳徹子・藤井流星、メリー喜多川さん偲ぶ
加えて、先日亡くなったメリー喜多川さんと60年来の友人という黒柳は「最近はひと月に1回は会ってご飯を食べたりお話をしたりして、なんでも話ができるお友だちでした。本当にお優しい方で、私が『パンダが好き』というと、パンダのいろんなものを探してくださって、私は8月9日がお誕生日なんですけど、この間の8月9日にパンダのリュックサックとポシェットとお財布みたいなものを送ってくださったので、FAXで『ありがとう』って言ったんだけど、お返事がなかったので珍しいと思っていたら、(8月14日に)亡くなったと聞いて…」と肩を落とし、「メリーさんじゃなきゃ集められないようなものをくださったから、メリーさんが手はずしてくださったと思うので、(亡くなる)5日前にそうしてくださったと思うと胸がいっぱいになりますし、悲しい気持ちでいっぱいです」と追悼。加えて、「ジャニーさんは私と結婚すると噂が出たことがあったので、『旦那さん』って呼んでいたんですけど、旦那さんも亡くなっちゃうし、いい兄弟でしたので悲しい気持ちでいっぱいです」と語った。藤井は「稽古中もメリーさんのお話をさせていただいて、僕らジャニーズWESTも関西だったので、会った回数は少ないかもしれないんですけど、会うたびにいろんな言葉をもらったり、関西でお世話になっている事務所の方を大事にして、『東京でライブをやる時も絶対に呼んであげなさい』とか、人を大事にする精神で僕らも言われたりしました」と振り返り、「ホンマやったら(同朗読劇を)見にきてほしかったですけど…。見てくれているんちゃいます?」と天井を見上げた。(modelpress編集部)
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