玉木宏、家を手作りするのが夢 広末涼子・仲里依紗・岡田健史ら“野望”明かす<桜の塔>
2021.04.05 23:09
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4月15日スタートのテレビ朝日系ドラマ『桜の塔』(毎週木曜よる9時~よる9時54分)の制作発表記者会見が5日、テレビ朝日本社にて開催され、主演の玉木宏をはじめ、広末涼子、岡田健史、仲里依紗、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平が登壇した。
『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(2019年)など衝撃作を次々と手掛けてきた今最も旬な脚本家・武藤将吾が紡ぐオリジナルストーリーをもとに、桜の代紋を掲げる警視庁の頂点=警視総監の座をめぐる激しい出世バトルと壮絶な人間ドラマを描く。玉木が“権力”と“警視総監の座”を手に入れるため…あらゆる手段を駆使して野望の階段を駆け上がっていく警視庁捜査共助課の理事官・上條漣を演じる。
口を揃えて「撮影が楽しい」と言い、少年のようにはしゃぐ3人の部長キャスト陣。さらに、その様子を微笑ましそうに見守っていた玉木が、もうひとり少年のようなキャストについて暴露する一幕も。そのキャストとは広末。「まぁとにかく広末涼子が明るい!いきなり側転したり、壁を見つけたら逆立ちをしたり、少年のような動きをたくさんする!!すごい元気をもらっています」と玉木。「側転も倒立もとてもきれいでした。間違いなく広末さんはムードメーカーですね!」と貴重なエピソードを披露し、会場を温かい空気で包んだ。
ちなみに、広末は「パイオニアにオレはなる!!」、岡田は「自炊」、仲は「ソファで寝落ちしない」、光石は「現状維持」、吉田は「エンデュランス(馬)」、椎名は「姿勢を正し、夜明けと共に起き、日暮れと共に休む」と、個性あふれる野望を発表した。
主人公・漣が野心家であると聞き、「我々が夢を追い続けるということにも通じる、強さとその裏返しの儚さのようなものを思いました。彼が体現しているその心情が、我々の人生そのもののような気がしたのです。夢を追いかけ、敗れ、そしてまた立ち上がるという、我々の人生そのもののように」と明かす宮本。「夢を追いかけることを大きなテーマに」作ったという『sha・la・la・la』はどんな形で『桜の塔』を彩ってくれるのか――同曲は4月15日の初回放送で初披露される。
なお、会見の模様は4月12日午後9時からテレビ朝日公式LINE、YouTubeテレビ朝日チャンネル、TELASA(テラサ)、ABEMAで配信される。(modelpress編集部)
プロファイリングを得意とし、クールにトップを目指す上條漣を演じます。トラブルなく最後まで撮影が進むよう頑張っていきますので、よろしくお願いします。『桜の塔』は単純な警察ドラマではありません。いろいろな裏切りがあるドラマであり、人間ドラマも濃く描かれています。意外な結末が毎回訪れますので、心してご覧ください。
――漣はクールな中にも、どんな手を使ってでものし上がっていくという強い野心を持った人物。演じられていていかがですか?
すごく難しくもあり、その難しさが楽しくもあります。上條はプロファイリングをするので人の癖を見抜く能力があり、第1話でもいろいろなことを指摘します。ただ、人に指摘した部分を自分が仕草として入れられなくなるので、余計なものを削ぎ落としすぎて、結果的に難しくなってしまうのかな、と思っています。また、クールなだけだと人間らしさを失ってしまうので、ここにいる皆さんや登場する人物とそれぞれ対峙するときには、少しずつ変化をつけなくてはいけないと思っています。野心が強い上條を演じるのは、馬を操る感覚と似ていて、手綱を握ってブレーキングしながらアクセルをかける、そんなふうにコントロールしながら前に進んでいくところに共通点を感じます。
――撮影現場で印象に残っているエピソードを教えてください。
楽しい現場であることはこの会見の様子をご覧になった方には伝わっていると思いますが(笑)、このようにキャストが一堂に会するシーンはなかなかないんです。僕は広末(涼子)さんや(椎名)桔平さんとのシーンが多いのですが、まあとにかく広末涼子が明るいいきなり側転したり、壁を見つけたらいきなり逆立ちをしたり、少年のような動きをたくさんする!!すごく元気をもらっています。側転も倒立もとてもきれいでした。間違いなく広末さんはムードメーカーですね!
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「小屋作り」。“今年”というくくりでなければ、「家を手作りで作る」という野望があるのですが、家は今年中には無理なので、ちょっと規模を小さくして「小屋」にしました(笑)。最終的には田舎暮らしをして、そこで自分の作った家に住む、というのが野望というか、夢なんです。手作りなので、ウッディーな感じでテラスがあり、犬…は飼っていないですが、犬も飼って…。木を切るところから全部自分でやってみたいです。
――玉木さん自身はトップを目指したいタイプでしょうか? また、トップになるのに必要なことは何だと思われますか?
もともとの性格上、僕は「前に前に」というタイプではないので、あまりトップを目指すというタイプではないかもしれません。昔のほうがそういう気持ちはあったかもしれませんね。「この業界に入って有名になりたい」と当初は思っていましたので…。トップになるために必要なこと、については、人に厳しくするだけでなく、自分にも厳しくすることが信頼関係に繋がるのではないか、と考えています。
――このドラマには声優の関智一さんが出演されています。『のだめカンタービレ』の千秋真一役同士の共演ということで話題ですが、改めてご感想を伺えますか?
まさかこのドラマでご一緒することになるとは思っていなかったのですが、2006年にドラマ『のだめカンタービレ』をやり、これだけの時を経て、ご一緒にできることをうれしく思います。関さんとはつい先日一緒のシーンを撮ったのですが、声の圧力がすごく強い方だという印象を受けました。
――もし役を入れ替われるなら、誰の役をやってみたいですか?
演じていてなかなか想像はしないことですが、あえて選ぶなら(仲)里依紗ちゃん演じる優愛ですかね。警察官ではない役ですし、この先大きく変化していきそうな役柄なので、楽しみだなと思いました。
なかなか会見を開けない昨今、このようにお越しいただいてありがとうございます。縮小という形ですが、たくさんの方々が見てくださっていると思うと、ここに立てることを幸せに思います。爽は本当に正義という言葉をそのまま形にしたようなまっすぐな女性です。漣のことを見守り、正し、一緒に進んで行きたいと願っている女性だと思います。ぜひご覧ください。
――爽は漣と衝突しながらも、寄り添うキャラクターですが、演じられていかがですか?
爽は、感情を表に出さないクールな漣のそばで、彼とは対照的にすぐに怒ったり泣いたり…と素直に感情表現をする役なんです。だからこそ、逆に漣のパーソナルな部分や本来の彼の姿を引き出せるのでは…と思いながら演じています。武藤(将吾)さんのセリフは専門用語だけでなく、普段の言い回しではあまり使わないような難しい言葉が多く、だからこそ武藤さんワールドが生まれるような部分があるんです。クールに淡々と言い進めていく漣に対して、私は感情を挟むので、同じ武藤さんのセリフでも漣と爽の言い方が全然違って、そのトラップにかかってドキドキヒヤヒヤハラハラ、いろんな緊張感を感じながら演じています。
――撮影現場で印象に残っているエピソードを教えてください。
(玉木に「いきなり側転する」と暴露され…)側転?しましたが何か…(笑)?それだけを聞くと、私がおかしな人みたいに思われるので説明させていただきますと、人生ではじめて柔道着を着て柔道場に行ったときにすごく神聖な空気が流れていたんです。まだスタッフの方もほとんどいない状態で、正座して待つシーンがあったときに…衝動に駆られました。側転ってなかなかお家でもできないし、外でやっちゃってもまずいじゃないですか!だけど、“ここならできる”という正当な理由があったんです。もちろん、普段はしませんよ(笑)!そんな機会をいただき、現場を楽しませていただいています。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「パイオニアにオレはなる!!」。この間ファッション誌の撮影をしたときに、カメラマンさんが「この方は“レジェンド”ですから」とおっしゃったんです。レジェンド、つまり伝説というと終わった人みたいだなと思ったので、だったらパイオニアになりたいなと思い、いま頑張っているところです。実は、親友で警察官として頑張っている女性がいて、キャリアップしたのですが、やはり男性社会の中ですごく苦労しているみたいで…。そこで戦っている彼女の話を聞いたこともあり、仲(里依紗)さんもそうですが、私自身、結婚しても子どもが生まれてもこの世界で活躍していけるんだ、という先駆者的な“いい道”を作っていけたらうれしいな。それが野望かなと思っています。ちなみに、朝から揚げ物もしますが、現場に行く前には必ずお風呂に入って、生活臭と料理のにおいを取ります。こんな警察の制服を着て唐揚げの匂いがするなんて、キリッとしないので…(笑)。
――もし役を入れ替われるとしたら誰の役を演じたいですか?
私が演じている爽の父親が中華料理店をやっていて、そこに漣とよく食事に行くのですが、そのお父さん役がいいかな。男だらけで、派閥争いでギスギスして荷が重くて…皆さんがそんな役だから、どれも全然やりたくないです。中華料理店でお料理作って、娘を思うハートフルなお父さん、すごく素敵なんですよね。お店のスペースもそんな広くなくて、そんな部分も含め、お父さんがいいです。
――これまでも刑事役は何度か演じられてきましたが、今回の『桜の塔』はいかがですか?
これまで演じてきた刑事と似ているようで違う部分もありますし、違うようで似ている部分もあります。刑事役は3作目となり、刑事ドラマの説明ゼリフを最初は言うだけで必死でしたが、最近やっと役の背景までセリフに込められるようになりました。それでもまだまだ未熟な部分がありますが、ようやく気持ちを乗せられるようになってきたかな、という感触はつかんでいます。
――撮影現場で印象に残っているエピソードを教えてください。
(玉木に「岡田くんは待機中にいつも本を読んでいる」と言われ、照れるあまり)僕のことは大丈夫です(笑)。ちなみに、ジブリの本を読んでいます。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
野望というか目標ですが、「自炊」です。上京したての頃は自分で料理を作っていたんですが、ここ1~2年は仕事で忙しいというのを理由に、まったくやっていませんでした。今年に入って、ちゃんと料理をしようと思っています。上京してから揚げ物はどこか怖くてやっていないので、ぜひ揚げ物に挑戦したいです。
――武藤将吾さんが書かれた脚本はいかがですか?
私は警察官の娘で、派閥争いには関係のない役柄なので、脚本をイチ視聴者として見てしまうんですよね。私の知らないところで本当にいろいろなことが起きているので、「次、どうなるんだろう」「うわ、マジか!」という感じなんです(笑)。だから「来週はどうなるの!?」という主婦感覚で、毎回脚本を読むのを楽しみにしています。それくらい続きが気になるドラマなので、見逃せません!
――待ち時間の過ごし方を教えてください。
トントンと撮影が進むので、待ち時間はあまりないのですが…フェイスシールドをしているくらいです(笑)。ずっと顔の前に何かがいる感じで、例えば強風のシーンのリハーサルだと、顔にフェイスシールドが当たる中、芝居をしています(笑)。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「ソファで寝落ちしない」。実は昨日も夜中の3時くらいまでソファで寝てしまって「またやっちゃった!」という感じだったんですが、完璧な状態にして寝るということがほぼないので…今年はこれが野望です。
今回、めずらしく野心家の役をやらせていただいています。警視総監を目指して、ギスギスした同僚たちと頑張ってやっております。
――椎名桔平さん、吉田鋼太郎さん、光石研さん率いる3派閥は警視総監の座をめぐって争っていきますが、演じていていかがですか?
僕はお2人と丁々発止できるのが楽しいですね。個性の強い桔平さんと鋼太郎さんと一緒にやるのがとにかく楽しくて…。昨日はお芝居もですが、お芝居じゃないところでも本当に楽しかったですね。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
野望ってなかなか浮かばなくて「車かな、家かな?」と思ったのですが、「それも野望とは違うな」と思いまして…。これも答えは違うのかもしれませんが…「現状維持」です。健康はもちろん、肉体的なことも精神的なことも落とさず、キープしていきたい。といっても健康面に関してはサプリメントを飲んでいるくらいなのですが、とにかく「現状維持」です。これこそが野望です。
――椎名桔平さん、吉田鋼太郎さん、光石研さん率いる3派閥は警視総監の座をめぐって争っていきますが、演じていていかがですか?
警視総監の座を狙い、すごい骨肉の争いをしていくんですけど、これは武藤(将吾)さんの脚本の巧みなところで、3人は同僚で、ベースの部分で実は仲がいいんです。若い頃には一緒に飲みに行ったり、未来の希望を語ったりした仲。その3人が出世のために決裂していくさまに、派閥争いのスリリングさと別の悲しさも含まれていて…。そういう意味で演じ甲斐が3倍になる3人です。
――待ち時間の過ごし方を教えてください。
椎名さんと光石さんと話しています。スタッフさんが「まもなくです」と言って呼びに来るんですけど、行かないですね。「まもなくです」というのは、「すぐ来い」という号令なんですよ。もちろん、僕は分かっているんですけどね、椎名さんに至っては「『まもなく』って言ったじゃん。だからもう少し時間があると思って」と言って、話し続けているという…(笑)。それくらい話に夢中になっていますね。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「エンデュランス(馬)」。これは最長160km、最短20kmくらいの馬の耐久レースです。何kmかごとに獣医さんが待機してまして、馬の体調を必ずチェックする。ゴールした時点で馬の体調がもっともいい状態の人が、タイムも含めて優勝できるんです。すごくキツいレースらしいのですが、この競技に出場してみたいです。これは野望と言えるんじゃないでしょうか。乗馬はこの3年くらいで始めたんですけど、今は楽しくてしょうがない時期で、それでこっちの方にもズルズルとハマりつつあるんです。
――椎名桔平さん、吉田鋼太郎さん、光石研さん率いる3派閥は警視総監の座をめぐって争っていきますが、演じていていかがですか?
3大派閥ですよね!?聞いているうちにさっきの吉田さんの2大派閥という発言に納得がいかなくなってきました(笑)。3大派閥って言ってくれたらいいのに、なんで…!?昨日も3人が揃うお店のシーンの撮影があったんです。みんなが腹に一物を抱えながら話をするというシーンだったんですが、とにかく楽しかった!警察学校で同じ釜の飯を食った3人という設定なので、そういう昔馴染みな感じがあっていいんです。むしろ、そういう感じがあった方がいいと思うので、ある意味ベストな関係性じゃないでしょうか(笑)。
――待ち時間の過ごし方を教えてください。
この現場は本当にセッティングが早いので、玉木(宏)くんが言ったようにあまり待ち時間がないんですよ。時間がある時は、「最近どうしてるの?」とかたわいもない会話をしていますね。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「姿勢を正し、夜明けと共に起き、日暮れと共に休む。――千堂大善」。まず健康ですよね。警視総監になるために、きちんとした生活を送るように心掛けております。撮影で忙しくなると、むしろ可能なんですよ。
――もし役を入れ替われるとしたら、誰の役をやってみたいですか?
そりゃあ玉木くんでしょう!仲(里依紗)さんにモテるわ、広末(涼子)さんにモテるわ…男冥利に尽きるでしょう(笑)。
玉木宏「側転したり、逆立ちしたり、少年のような」広末涼子から目が離せない?
「単純な警察ドラマではなく、いろいろな裏切りがあるドラマ。心してご覧ください!」と玉木もアピールする本作では、キャスト陣が日々“四方八方敵だらけの、しのぎを削る世界”を演じている。ドラマでは光石・吉田・椎名がそれぞれ警視庁内の3大派閥「東大派」「薩摩派」「外様派」のトップに扮し、ギスギスしながら警視総監の座を争っているが…。会見で吉田が何食わぬ顔をして「東大派と薩摩派の2大派閥」と言ってしまったことで、思わぬバトルが勃発することに。椎名が「2大派閥とおっしゃいましたが、私も外様派という一応派閥の長を務めているんですけどね。なんか納得がいかない」と、笑顔で吉田に応戦、会場の笑いを誘った。口を揃えて「撮影が楽しい」と言い、少年のようにはしゃぐ3人の部長キャスト陣。さらに、その様子を微笑ましそうに見守っていた玉木が、もうひとり少年のようなキャストについて暴露する一幕も。そのキャストとは広末。「まぁとにかく広末涼子が明るい!いきなり側転したり、壁を見つけたら逆立ちをしたり、少年のような動きをたくさんする!!すごい元気をもらっています」と玉木。「側転も倒立もとてもきれいでした。間違いなく広末さんはムードメーカーですね!」と貴重なエピソードを披露し、会場を温かい空気で包んだ。
キャスト陣が各々の野望を発表
また、『桜の塔』の「野望の階段を上がる」というテーマにちなみ、キャスト陣がそれぞれ胸に秘めた個人的な今年度の野望も発表。すると…トップバッターの玉木から「小屋作り」という、壮大な野望が飛び出すことに。一同が驚きに包まれる中、玉木は畳み掛けるように「“今年”というくくりでなければ、『家を手作りで作る』という野望がある」と、もっと大きな野望を秘めていることも明かし、会場の度肝を抜いた。ちなみに、広末は「パイオニアにオレはなる!!」、岡田は「自炊」、仲は「ソファで寝落ちしない」、光石は「現状維持」、吉田は「エンデュランス(馬)」、椎名は「姿勢を正し、夜明けと共に起き、日暮れと共に休む」と、個性あふれる野望を発表した。
宮本浩次が主題歌書き下ろし
さらに会見では、ずっと謎のベールに包まれていた主題歌も発表。魂の歌唱で人々を魅了し続ける宮本浩次が、このドラマのために書き下ろした『sha・la・la・la』に決定したことが明かされ、宮本自身から書面で熱いコメントが到着。主人公・漣が野心家であると聞き、「我々が夢を追い続けるということにも通じる、強さとその裏返しの儚さのようなものを思いました。彼が体現しているその心情が、我々の人生そのもののような気がしたのです。夢を追いかけ、敗れ、そしてまた立ち上がるという、我々の人生そのもののように」と明かす宮本。「夢を追いかけることを大きなテーマに」作ったという『sha・la・la・la』はどんな形で『桜の塔』を彩ってくれるのか――同曲は4月15日の初回放送で初披露される。
なお、会見の模様は4月12日午後9時からテレビ朝日公式LINE、YouTubeテレビ朝日チャンネル、TELASA(テラサ)、ABEMAで配信される。(modelpress編集部)
玉木宏(上條漣<警視庁捜査共助課 理事官>役) コメント
プロファイリングを得意とし、クールにトップを目指す上條漣を演じます。トラブルなく最後まで撮影が進むよう頑張っていきますので、よろしくお願いします。『桜の塔』は単純な警察ドラマではありません。いろいろな裏切りがあるドラマであり、人間ドラマも濃く描かれています。意外な結末が毎回訪れますので、心してご覧ください。
――漣はクールな中にも、どんな手を使ってでものし上がっていくという強い野心を持った人物。演じられていていかがですか?
すごく難しくもあり、その難しさが楽しくもあります。上條はプロファイリングをするので人の癖を見抜く能力があり、第1話でもいろいろなことを指摘します。ただ、人に指摘した部分を自分が仕草として入れられなくなるので、余計なものを削ぎ落としすぎて、結果的に難しくなってしまうのかな、と思っています。また、クールなだけだと人間らしさを失ってしまうので、ここにいる皆さんや登場する人物とそれぞれ対峙するときには、少しずつ変化をつけなくてはいけないと思っています。野心が強い上條を演じるのは、馬を操る感覚と似ていて、手綱を握ってブレーキングしながらアクセルをかける、そんなふうにコントロールしながら前に進んでいくところに共通点を感じます。
――撮影現場で印象に残っているエピソードを教えてください。
楽しい現場であることはこの会見の様子をご覧になった方には伝わっていると思いますが(笑)、このようにキャストが一堂に会するシーンはなかなかないんです。僕は広末(涼子)さんや(椎名)桔平さんとのシーンが多いのですが、まあとにかく広末涼子が明るいいきなり側転したり、壁を見つけたらいきなり逆立ちをしたり、少年のような動きをたくさんする!!すごく元気をもらっています。側転も倒立もとてもきれいでした。間違いなく広末さんはムードメーカーですね!
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「小屋作り」。“今年”というくくりでなければ、「家を手作りで作る」という野望があるのですが、家は今年中には無理なので、ちょっと規模を小さくして「小屋」にしました(笑)。最終的には田舎暮らしをして、そこで自分の作った家に住む、というのが野望というか、夢なんです。手作りなので、ウッディーな感じでテラスがあり、犬…は飼っていないですが、犬も飼って…。木を切るところから全部自分でやってみたいです。
――玉木さん自身はトップを目指したいタイプでしょうか? また、トップになるのに必要なことは何だと思われますか?
もともとの性格上、僕は「前に前に」というタイプではないので、あまりトップを目指すというタイプではないかもしれません。昔のほうがそういう気持ちはあったかもしれませんね。「この業界に入って有名になりたい」と当初は思っていましたので…。トップになるために必要なこと、については、人に厳しくするだけでなく、自分にも厳しくすることが信頼関係に繋がるのではないか、と考えています。
――このドラマには声優の関智一さんが出演されています。『のだめカンタービレ』の千秋真一役同士の共演ということで話題ですが、改めてご感想を伺えますか?
まさかこのドラマでご一緒することになるとは思っていなかったのですが、2006年にドラマ『のだめカンタービレ』をやり、これだけの時を経て、ご一緒にできることをうれしく思います。関さんとはつい先日一緒のシーンを撮ったのですが、声の圧力がすごく強い方だという印象を受けました。
――もし役を入れ替われるなら、誰の役をやってみたいですか?
演じていてなかなか想像はしないことですが、あえて選ぶなら(仲)里依紗ちゃん演じる優愛ですかね。警察官ではない役ですし、この先大きく変化していきそうな役柄なので、楽しみだなと思いました。
広末涼子(水樹爽<警視庁捜査一課 主任>役) コメント
なかなか会見を開けない昨今、このようにお越しいただいてありがとうございます。縮小という形ですが、たくさんの方々が見てくださっていると思うと、ここに立てることを幸せに思います。爽は本当に正義という言葉をそのまま形にしたようなまっすぐな女性です。漣のことを見守り、正し、一緒に進んで行きたいと願っている女性だと思います。ぜひご覧ください。
――爽は漣と衝突しながらも、寄り添うキャラクターですが、演じられていかがですか?
爽は、感情を表に出さないクールな漣のそばで、彼とは対照的にすぐに怒ったり泣いたり…と素直に感情表現をする役なんです。だからこそ、逆に漣のパーソナルな部分や本来の彼の姿を引き出せるのでは…と思いながら演じています。武藤(将吾)さんのセリフは専門用語だけでなく、普段の言い回しではあまり使わないような難しい言葉が多く、だからこそ武藤さんワールドが生まれるような部分があるんです。クールに淡々と言い進めていく漣に対して、私は感情を挟むので、同じ武藤さんのセリフでも漣と爽の言い方が全然違って、そのトラップにかかってドキドキヒヤヒヤハラハラ、いろんな緊張感を感じながら演じています。
――撮影現場で印象に残っているエピソードを教えてください。
(玉木に「いきなり側転する」と暴露され…)側転?しましたが何か…(笑)?それだけを聞くと、私がおかしな人みたいに思われるので説明させていただきますと、人生ではじめて柔道着を着て柔道場に行ったときにすごく神聖な空気が流れていたんです。まだスタッフの方もほとんどいない状態で、正座して待つシーンがあったときに…衝動に駆られました。側転ってなかなかお家でもできないし、外でやっちゃってもまずいじゃないですか!だけど、“ここならできる”という正当な理由があったんです。もちろん、普段はしませんよ(笑)!そんな機会をいただき、現場を楽しませていただいています。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「パイオニアにオレはなる!!」。この間ファッション誌の撮影をしたときに、カメラマンさんが「この方は“レジェンド”ですから」とおっしゃったんです。レジェンド、つまり伝説というと終わった人みたいだなと思ったので、だったらパイオニアになりたいなと思い、いま頑張っているところです。実は、親友で警察官として頑張っている女性がいて、キャリアップしたのですが、やはり男性社会の中ですごく苦労しているみたいで…。そこで戦っている彼女の話を聞いたこともあり、仲(里依紗)さんもそうですが、私自身、結婚しても子どもが生まれてもこの世界で活躍していけるんだ、という先駆者的な“いい道”を作っていけたらうれしいな。それが野望かなと思っています。ちなみに、朝から揚げ物もしますが、現場に行く前には必ずお風呂に入って、生活臭と料理のにおいを取ります。こんな警察の制服を着て唐揚げの匂いがするなんて、キリッとしないので…(笑)。
――もし役を入れ替われるとしたら誰の役を演じたいですか?
私が演じている爽の父親が中華料理店をやっていて、そこに漣とよく食事に行くのですが、そのお父さん役がいいかな。男だらけで、派閥争いでギスギスして荷が重くて…皆さんがそんな役だから、どれも全然やりたくないです。中華料理店でお料理作って、娘を思うハートフルなお父さん、すごく素敵なんですよね。お店のスペースもそんな広くなくて、そんな部分も含め、お父さんがいいです。
岡田健史(富樫遊馬<警視庁捜査一課 刑事>役) コメント
富樫遊馬のイメージは太陽です。本日は錚々たる皆様の中にいることに、おののいています(笑)。――これまでも刑事役は何度か演じられてきましたが、今回の『桜の塔』はいかがですか?
これまで演じてきた刑事と似ているようで違う部分もありますし、違うようで似ている部分もあります。刑事役は3作目となり、刑事ドラマの説明ゼリフを最初は言うだけで必死でしたが、最近やっと役の背景までセリフに込められるようになりました。それでもまだまだ未熟な部分がありますが、ようやく気持ちを乗せられるようになってきたかな、という感触はつかんでいます。
――撮影現場で印象に残っているエピソードを教えてください。
(玉木に「岡田くんは待機中にいつも本を読んでいる」と言われ、照れるあまり)僕のことは大丈夫です(笑)。ちなみに、ジブリの本を読んでいます。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
野望というか目標ですが、「自炊」です。上京したての頃は自分で料理を作っていたんですが、ここ1~2年は仕事で忙しいというのを理由に、まったくやっていませんでした。今年に入って、ちゃんと料理をしようと思っています。上京してから揚げ物はどこか怖くてやっていないので、ぜひ揚げ物に挑戦したいです。
仲里依紗(千堂優愛<警視庁刑事部長・千堂大善の娘>役) コメント
私は(椎名)桔平さんが演じられる千堂の娘役です。漣を好きになって追いかける、そして愛に狂っていく!? …という、今後が気になる女の子を演じます。どうぞよろしくお願いします。――武藤将吾さんが書かれた脚本はいかがですか?
私は警察官の娘で、派閥争いには関係のない役柄なので、脚本をイチ視聴者として見てしまうんですよね。私の知らないところで本当にいろいろなことが起きているので、「次、どうなるんだろう」「うわ、マジか!」という感じなんです(笑)。だから「来週はどうなるの!?」という主婦感覚で、毎回脚本を読むのを楽しみにしています。それくらい続きが気になるドラマなので、見逃せません!
――待ち時間の過ごし方を教えてください。
トントンと撮影が進むので、待ち時間はあまりないのですが…フェイスシールドをしているくらいです(笑)。ずっと顔の前に何かがいる感じで、例えば強風のシーンのリハーサルだと、顔にフェイスシールドが当たる中、芝居をしています(笑)。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「ソファで寝落ちしない」。実は昨日も夜中の3時くらいまでソファで寝てしまって「またやっちゃった!」という感じだったんですが、完璧な状態にして寝るということがほぼないので…今年はこれが野望です。
光石研(吉永晴樹<警視庁刑務部長>役) コメント
今回、めずらしく野心家の役をやらせていただいています。警視総監を目指して、ギスギスした同僚たちと頑張ってやっております。
――椎名桔平さん、吉田鋼太郎さん、光石研さん率いる3派閥は警視総監の座をめぐって争っていきますが、演じていていかがですか?
僕はお2人と丁々発止できるのが楽しいですね。個性の強い桔平さんと鋼太郎さんと一緒にやるのがとにかく楽しくて…。昨日はお芝居もですが、お芝居じゃないところでも本当に楽しかったですね。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
野望ってなかなか浮かばなくて「車かな、家かな?」と思ったのですが、「それも野望とは違うな」と思いまして…。これも答えは違うのかもしれませんが…「現状維持」です。健康はもちろん、肉体的なことも精神的なことも落とさず、キープしていきたい。といっても健康面に関してはサプリメントを飲んでいるくらいなのですが、とにかく「現状維持」です。これこそが野望です。
吉田鋼太郎(権藤秀夫<警視庁警備部長>役) コメント
このドラマに入るまであまり知らなかったんですけど、警察には確固たる派閥があるんですね。僕はその2大派閥のひとつ「薩摩派」という派閥のボス的存在。光石さんが「東大派」という派閥で、その2大派閥がしのぎを削っているらしい。権藤は非常に野心家であり、手段を選ばないところもあるんですけど、九州男児ということで、ある意味人間らしいんです。人間らしいことはあまり作品の中ではやっていませんけど(笑)、情に厚く、ちょっとはお茶目な部分もあるキャラクターの警察官を演じています。椎名桔平さん、光石研さんと一緒のお芝居が多く、まぁ個性が強いといいますか、あくが強いといいますか、芝居が上手いお2方なので、非常に充実した“演技ライフ”を送らせていただいております。――椎名桔平さん、吉田鋼太郎さん、光石研さん率いる3派閥は警視総監の座をめぐって争っていきますが、演じていていかがですか?
警視総監の座を狙い、すごい骨肉の争いをしていくんですけど、これは武藤(将吾)さんの脚本の巧みなところで、3人は同僚で、ベースの部分で実は仲がいいんです。若い頃には一緒に飲みに行ったり、未来の希望を語ったりした仲。その3人が出世のために決裂していくさまに、派閥争いのスリリングさと別の悲しさも含まれていて…。そういう意味で演じ甲斐が3倍になる3人です。
――待ち時間の過ごし方を教えてください。
椎名さんと光石さんと話しています。スタッフさんが「まもなくです」と言って呼びに来るんですけど、行かないですね。「まもなくです」というのは、「すぐ来い」という号令なんですよ。もちろん、僕は分かっているんですけどね、椎名さんに至っては「『まもなく』って言ったじゃん。だからもう少し時間があると思って」と言って、話し続けているという…(笑)。それくらい話に夢中になっていますね。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「エンデュランス(馬)」。これは最長160km、最短20kmくらいの馬の耐久レースです。何kmかごとに獣医さんが待機してまして、馬の体調を必ずチェックする。ゴールした時点で馬の体調がもっともいい状態の人が、タイムも含めて優勝できるんです。すごくキツいレースらしいのですが、この競技に出場してみたいです。これは野望と言えるんじゃないでしょうか。乗馬はこの3年くらいで始めたんですけど、今は楽しくてしょうがない時期で、それでこっちの方にもズルズルとハマりつつあるんです。
椎名桔平(千堂大善<警視庁刑事部長>役) コメント
さきほど吉田(鋼太郎)さんが東大派と薩摩派の二大派閥とおっしゃいましたけれども、私も外様派という一応派閥の長を務めています。一つの派閥を形成するところまではいってないんですが、どこにも属していない人たちが集まったフリーランスの人たちの話です(笑)。いま刑事部長まで上り詰めている段階で、吉田さん、光石さんと3人で警視総監の座を虎視眈々と狙っています。僕は骨太なエンターテインメントの連続ドラマというのが大好きなので、とても楽しみにしていました。そして、脚本の武藤(将吾)さんが本当に面白いエンターテインメントを書いてくださるので、セリフを言うたびにゾクゾクしています。千堂は“清濁併せ呑む”というような、とてもやりがいのある役なんですが、自分でも「どうなってしまうんだろう」というくらいドキドキしながら演じさせていただいています。最後まで頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。――椎名桔平さん、吉田鋼太郎さん、光石研さん率いる3派閥は警視総監の座をめぐって争っていきますが、演じていていかがですか?
3大派閥ですよね!?聞いているうちにさっきの吉田さんの2大派閥という発言に納得がいかなくなってきました(笑)。3大派閥って言ってくれたらいいのに、なんで…!?昨日も3人が揃うお店のシーンの撮影があったんです。みんなが腹に一物を抱えながら話をするというシーンだったんですが、とにかく楽しかった!警察学校で同じ釜の飯を食った3人という設定なので、そういう昔馴染みな感じがあっていいんです。むしろ、そういう感じがあった方がいいと思うので、ある意味ベストな関係性じゃないでしょうか(笑)。
――待ち時間の過ごし方を教えてください。
この現場は本当にセッティングが早いので、玉木(宏)くんが言ったようにあまり待ち時間がないんですよ。時間がある時は、「最近どうしてるの?」とかたわいもない会話をしていますね。
――『桜の塔』のテーマは「野望の階段を上がる」。皆さんが個人的に今年度やってみたいこと、挑戦したい野望は?
「姿勢を正し、夜明けと共に起き、日暮れと共に休む。――千堂大善」。まず健康ですよね。警視総監になるために、きちんとした生活を送るように心掛けております。撮影で忙しくなると、むしろ可能なんですよ。
――もし役を入れ替われるとしたら、誰の役をやってみたいですか?
そりゃあ玉木くんでしょう!仲(里依紗)さんにモテるわ、広末(涼子)さんにモテるわ…男冥利に尽きるでしょう(笑)。
宮本浩次(主題歌『sha・la・la・la』担当) コメント
『桜の塔』というドラマの概要をうかがったときに、玉木宏さん演ずるところの主人公・上條漣は、警視総監を目指している野心家であるということを聞きました。それを聞いて私は、我々が夢を追い続けるということにも通じる、強さとその裏返しの儚さのようなものを思いました。彼が体現しているその心情が、我々の人生そのもののような気がしたのです。夢を追いかけ、敗れ、そしてまた立ち上がるという、我々の人生そのもののように。そして私は夢を追いかけることを大きなテーマに、『sha・la・la・la』という曲を作りました。ドラマの中の彼の心の機微、生き様の中でどうやって使われていくのか非常に楽しみですし、何よりもこのドラマをご覧になっている方々が、ドラマともどもこの歌を楽しんでいただけたらこんなに嬉しいことはありません。
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