木村拓哉「教場Ⅱ」生徒役の上白石萌歌・杉野遥亮らと集結「みんな本当に頑張っていた」亡きスタッフに感謝も
2020.12.23 05:00
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俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系新春スペシャルドラマ『教場Ⅱ』(2021年1月3日・4日の二夜連続でよる9時より放送)。放送を目前に木村のほか、“風間教場200期生徒”の濱田岳、上白石萌歌、福原遥、杉野遥亮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈が集結した。
木村拓哉主演「教場Ⅱ」
原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてベストセラーとなりシリーズ化(紙+電子の累計90万部)され、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた。今年、1月4日、5日に放送したフジテレビ開局60周年特別企画新春SPドラマ『教場』では、木村演じる警察学校“最恐”の教官・風間公親(かざま・きみちか)の生徒たちを恐怖に震え上がらせる、冷酷無比な様やめまぐるしいストーリー展開が話題を呼び、二夜連続で個人全体視聴率9.9%(4日:世帯視聴率15.3%、5日:世帯視聴率15.0%)をたたき出し、すべての部門で横並びトップの視聴率を獲得。5日の後編放送直後から、「続編に期待」、「早く続編見たい!」、「ぜひ続編を!」など、続編待望の声が番組公式HPやSNSに多く上がっていた。
木村拓哉、泣きスタッフに感謝の言葉
クランクアップを迎えた木村は「スタッフの皆さん、共演者の皆さん、本当にイレギュラーな撮影を要す現場となりましたが、198期、199期、そして200期と、3期にまたがって自分が関われると思っていなかったので、すごく光栄に思っておりますし、感謝しています。最後になりますが、(天を見上げて)“(今年4月に急逝した前作のプロデューサー)西坂、撮ったぞ!”。ありがとうございました!」と感謝の言葉を口にした。さらに、「この状況下、コロナ禍で撮影するとなったとき、所作訓練も含め、精神的にもすごくタフさが求められた現場だったと思います。にもかかわらず、みんな、誰1人腐ることなく取り組んでいました」と撮影を振り返り、「1シーンで140カット撮るときもあるんですけど、どのカットも妥協のないライブを収録してる感じでしたね。こうやって1つの作品の撮影を一緒に共同作業させていただくと、一緒にやってくれたみんなのことをちょっとひいきめに見てしまうというか。自分が教官として送り出すみんななんだなと、今実際にそういう思いになれています。みんな、本当にがんばっていました」と生徒役を演じた共演者を讃えた。(modelpress編集部)
木村拓哉コメント全文
Q:クランクアップを迎えて「ようやく終わりましたが、まだ撮影が終わっただけで、スタッフの皆さんは編集作業に入られます。編集作業の時間が短くて大変だと思いますが、頑張ってほしいなと思います。スタッフの皆さん、共演者の皆さん、本当にイレギュラーな撮影を要す現場となりましたが、198期、199期、そして200期と、3期にまたがって自分が関われると思っていなかったので、すごく光栄に思っておりますし、感謝しています。最後になりますが、(天を見上げて)“(今年4月に急逝した前作のプロデューサー)西坂、撮ったぞ!”。ありがとうございました!」
Q:風間公親という役をどのように演じましたか?
「まず、あのものすごくおもしろい原作のどこを切り取るのかということから始まり、中江(功)監督と脚本の君塚(良一)さんが、研ぎ澄ました感覚でエピソードを選んでくださるので、柔軟な頭にして応えていかないと、と準備していました。もちろん風間の立場や目線を持ちながらではあるんですけど、それだけだと偏った表現にしかならないので、客観視できる目線を自分の中にも持っておくというのは今作で意識した点でした。言ってみれば、共演者とのセッションで、自分はどこでどれくらい強く弾くのがいいのか、どういうリズムを取るのがいいのか、俯瞰の目で見ることを大事にしつつ、本番で演じている間は、その目線をなくして風間というパートを全力でやる。今回の『教場Ⅱ』はそれが非常にバランスよくできた作品になったんじゃないかなと思っています」
Q:どのような撮影現場でしたか?
「この状況下、コロナ禍で撮影するとなったとき、所作訓練も含め、精神的にもすごくタフさが求められた現場だったと思います。にもかかわらず、みんな、誰1人腐ることなく取り組んでいました。中江監督がまた予定調和の芝居が大嫌いな、志の高い方ですから、そういう芝居をしたときには、何度も『もう1回』とNGを出されますし。でもそれは彼、彼女の『もう1回』ではなくて、そのシーンにおける『もう1回』で。僕も、彼ら彼女らに『あなたの“もう1回”ではなくて、このシーンの“もう1回”だから』ということを生徒役のみなさんに伝えて、みんなで乗り越えていきました。1シーンで140カット撮るときもあるんですけど、どのカットも妥協のないライブを収録してる感じでしたね。こうやって1つの作品の撮影を一緒に共同作業させていただくと、一緒にやってくれたみんなのことをちょっとひいきめに見てしまうというか。自分が教官として送り出すみんななんだなと、今実際にそういう思いになれています。みんな、本当にがんばっていました」
Q:『教場Ⅱ』はどのような作品になりましたか?
「僕の中では(第一弾から)途切れることなくつながっている時間です。前作は警察学校198期生のエピソードで、今回は200期。その間にいる199期が前作のラストに少しだけ登場したみんななんですけど、そこの流れが少しずつ関わり合っています。198期、199期、200期と、対峙(たいじ)する面々が変わると、出来上がってくる空間もやっぱり違うものになる。“前作を凌駕(りょうが)する、しない”は、見てくださった人たちにジャッジしてもらうことだと思っていますが、同じ教場は教場でも、流れる時間や、そこで生まれる空気が全く違った作品になっているので、また違う形で楽しめるのではないかなと思っています」
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