林遣都、1人3役をどう演じる?コロナ禍のリアリティー溢れる設定にも注目<「世界は3で出来ている」見どころ>
2020.06.11 10:00
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俳優の林遣都が主演を務めるソーシャルディスタンスドラマ「世界は3で出来ている」(23時~23時40分放送/フジテレビ系)が11日に放送される。ここでは放送に先駆けて、見どころポイントを紹介する。
林遣都主演ドラマ「世界は3で出来ている」
新型コロナウイルスの影響下で、緊急事態宣言が解除されても、世界がもとのようには戻らない日常の中で、出来ないことを面白がり、限られた制約をあえて楽しもうと生まれた同番組。題材は、奇想天外なファンタジー、SF、ゾンビものでもなく、どこにでもいそうな若者3人のアフターコロナ、ウィズコロナの今を切り取ったリアルな物語。ただし若者3人は、密な撮影が不可能なため、三つ子という設定に。また、リモートによる打合せと、密を避けての安心安全な撮影を徹底。いわゆるリモートドラマというくくりではなく、“ソーシャルディスタンスドラマ”と呼べるドラマとなった。脚本は「スカーレット」(NHK)の水橋文美江氏が担当。監督は2020年新春に「フジテレビ開局60周年特別企画 教場」を演出した中江功氏が務める。
見どころその1:一度に“3人の”林遣都が味わえる
今回林が演じるのは、一卵性の三つ子役。商事会社勤務・望月勇人、会計士・望月泰斗、茨城在住の農園経営・望月三雄。29歳の3役。映画「バッテリー」(2007年)の主演で俳優デビューを果たし、その後ドラマ「おっさんずラブ」(2018年/テレビ朝日系)などの話題作で様々な役柄を演じている林だが、今回の1人3役は初挑戦となる。そんな彼がこれまでの演技経験を活かし、性格や髪型・服装に至るまで異なる3人を見事に演じ分けており、不思議とそれぞれが別人のように見えてくる。
明るくお調子者の勇人、冷静沈着でクールな兄の泰斗、楽天的で子供のようにはっちゃける弟・三雄と、三者三様の林を一度に味わうことができるのも同作の醍醐味だ。
見どころその2:コロナ禍におけるタイムリーな設定
ドラマで描かれる舞台は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されたある日。劇中では、今となっては主流となりつつあるオンライン会議が行われていたり、登場人物たちがソーシャルディスタンスを徹底し、距離を取っている姿が描かれていたりとタイムリーな設定となっている。また、3人の会話の中ではこの3カ月間の自粛期間中の環境の変化ついて語られる場面も。得たものもあれば、失ったものもあり、それぞれの感じ方は様々。
同作を機に、改めて当たり前に生活できていた日々のありがたみを考えさせられるきっかけになるのではないだろうか。
あらすじ
望月勇人(もちづき・ゆうと)、商事会社勤務、29歳。子供の頃から明るくお調子者で、すべてノリで生きてきた。今の会社も亡き父のコネで入ったのだが、入社してはや7年。さすがに仕事はノリやコネだけでは乗り切れず、すっかり落ちこぼれのサラリーマン。自他ともに認めるポンコツ。会社を辞めたいとすら思っていたところに今回の緊急事態宣言。テレワークやオンライン会議という仕事環境が一変したこの3カ月で勇人はいったいどうなったか…。宣言が解除されたある日、勇人を案じていた兄・泰斗(たいと)と弟・三雄(みつお)が勇人の元にやってくる…。(modelpress編集部)
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