(左から時計回りに)「おジャ魔女どれみ」(C)東映アニメーション、「美少女戦士セーラームーン」(C)武内直子・PNP・東映アニメーション、「金色のガッシュベル!!」(C)雷句誠/東映アニメーション、アニメ「犬夜叉」(C)高橋留美子/小学館(C)2017 ネルケプランニング/ユークリッド・エージェンシー/小学館

「再放送して欲しいアニメ・ベスト20」発表 1位は魔法少女アニメの名作

2020.05.15 19:00

新型コロナウイルスの影響を受け、各テレビ局も一部の撮影・収録を停止。かつての名作を再放送する動きも目立っており、モデルプレスでは「再放送して欲しいドラマ・ベスト50」「再放送して欲しいバラエティ・ベスト20」に続き、「あなたが再放送してほしいテレビアニメは?」をテーマにWEBアンケートを実施。ベスト20を発表する。

  

モデルプレス読者が選ぶ「再放送してほしいアニメ」トップ20

「再放送して欲しいアニメ」ランキング1-10位(C)モデルプレス
「再放送して欲しいアニメ」ランキング11-20位(C)モデルプレス
1位:おジャ魔女どれみシリーズ/テレビ朝日(1999~2003年)
2位:犬夜叉/読売テレビ(2000~2004年)
3位:美少女戦士セーラームーンシリーズ/テレビ朝日(1992~1997年)
4位:スラムダンク/テレビ朝日(1993~1996年)
5位:金色のガッシュベル!!/フジテレビ(2003~2006年)
6位:カードキャプターさくら/NHK(1998~2000年)
7位:キャンディ・キャンディ/テレビ朝日(1976~1979年)
8位:らんま1/2/フジテレビ(1989~1992年)
9位:鬼滅の刃/TOKYO MX(2019年)
10位:銀魂/テレビ東京(2006~2018年)
11位:ふたりはプリキュアシリーズ/テレビ朝日(2004~2006年)
12位:こちら葛飾区亀有公園前派出所/フジテレビ(1996~2004年)
13位:黒子のバスケ/MBS・TOKYO MX(2012~2015年)
14位:BLEACH/テレビ東京(2004~2012年)
15位:タッチ/フジテレビ(1985~1987年)
16位:テニスの王子様/テレビ東京(2001~2005年)
17位:Dr.スランプ アラレちゃん/フジテレビ(1981~1986年)
18位:エースをねらえ!/テレビ朝日(1973~1974年)
19位:うる星やつら/フジテレビ(1981~1986年)
20位:魔法の天使クリィミーマミ/日本テレビ(1983~1984年)

回答数:1289票(女性88%、男性12%/モデルプレス読者調査)
調査期間:2020年5月1日~5月10日


1位:魔法少女アニメの金字塔

「おジャ魔女どれみ」(C)東映アニメーション
1位に輝いたのは、「おジャ魔女どれみ」(1999~2003年/テレビ朝日)シリーズ。圧倒的な人気を誇り、キャラクターのお着換えグッズなどは今でもプレミアがつくほど。OP曲の「おジャ魔女カーニバル!!」もカラオケで盛り上がる定番曲となっており、まさに魔法少女アニメの金字塔とも言える。

2019年にはテレビアニメ放送開始から20周年を迎え、2020年に記念作品として新作劇場版「魔女見習いをさがして」が公開予定となったことから、当時の熱い気持ちを思い出した人も多いだろう。

「おジャ魔女どれみ」(C)東映アニメーション
同作の魅力は、心躍らせる“魔法”の世界の中で過ごす主人公たちのハチャメチャコメディに加え、人間と魔女の違いや日常に潜む問題などの人間ドラマも描かれた、子どもから大人まで楽しめるストーリー展開。「放送当時はまだ幼くて内容をあまり理解していなかった。今見返したらまた違った捉え方で楽しめると思う」という意見が多く、“おうち時間”が増えた今、じっくりと見返したい作品だ。

<読者コメント>
・「子どもの頃1番好きだったアニメ。笑えるところもあれば泣けるところもあって、今も大好きな作品です」
・「放送当時は幼稚園くらいの年齢で内容をあまり理解していなかった。今見返したらまた違った捉え方で楽しめると思う」
・「今年映画が公開されるので、映画をより楽しむためにももう一度見たい!」
・「子育てをしている人のタメになるような回もあるので、色んな世代の方に見て欲しいです」
・「とにかくどれみちゃんたちが可愛い!」

2位:続編アニメ決定で話題沸騰

アニメ「犬夜叉」(C)高橋留美子/小学館(C)2017 ネルケプランニング/ユークリッド・エージェンシー/小学館
2位は、戦国時代を舞台にしたタイムスリップ冒険ストーリー「犬夜叉」(2000~2004年/読売テレビ)。終了後から5年後には新シリーズ「犬夜叉 完結編」(2009年~2010年/日本テレビ)が放送され、実写舞台化もされた人気作。

人間と半妖の出会いから始まるストーリーの中で、派手なバトルアクションや仲間との絆、ラブが描かれるほか、“生と死”について考えさせられる深いテーマも。キャラクターも魅力的で、安室奈美恵さん、浜崎あゆみなど時代を代表するアーティストがOP・EDを飾ったことでも大きな話題となった。

「半妖の夜叉姫」(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020
また、犬夜叉と殺生丸の娘たちを主人公とする続編アニメ「半妖の夜叉姫」(読売テレビ)が、2020年秋より放送されることが決定。Twitter上では関連ワードがトレンド入りするほか、「嫁は誰?」と考察が加速したこともあり「シリーズをもう1度見直したい」と話題沸騰中である。

<読者コメント>
・「今も根強いファンがたくさんいる名作アニメ」
・「続編が決定して見返したい気持ちが強くなった」
・「キャラクターがみんなかっこいい!よく“犬夜叉派”“弥勒派”とか話してた!」
・「『犬夜叉』で使われてた曲は全部ヒットしてたし、大好き」
・「それぞれのキャラクターの恋模様にドキドキしてたな。あの頃の胸キュンをもう1度!」

3位:“女子のバイブル”世代超えて根強い人気

「美少女戦士セーラームーン」(C)武内直子・PNP・東映アニメーション
3位は、アニメの域をはるかに超えたブーム・社会現象となった、“女子のバイブル”とも言える「美少女戦士セーラームーン」シリーズ(1992~1997年/テレビ朝日)。2014年には、原作漫画をもとにWebアニメ化、2017年の25周年プロジェクトを機に初のファンクラブが設立、2020年には劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal 前編」(9月11日公開予定)の公開が決定しているなど、世代を超えて唯一無二の人気を誇り、世界中で愛されている。

底抜けに明るく、ドジっ子な主人公・うさぎたちセーラー戦士たちが“悪者を倒す”というだけではなく、“大切な誰かを守るため”に愛と勇気を持って戦う様子は、これまで男性向けアニメに多かった戦闘シーンが女性にも受け入れられるようになった理由の1つだろう。

「美少女戦士セーラームーン」(C)武内直子・PNP・東映アニメーション
新型コロナウイルスの影響で“大切な誰かのために”という意識が重要視されている現在、うさぎのマインドがより多くの人の胸に刺さるかもしれない。

<読者コメント>
・「老若男女、時代も関係なく楽しめる作品で、見ると元気になれます!」
・「味方も敵も関係なく愛されるキャラクターばかり」
・「映画公開前に一気見したい!」
・「私のバイブル!愛や友情はセーラームーンから学んだから、若い世代の人にも見て欲しい」
・「今見返したら、大事なメッセージに気づけると思うから」

4位:言わずとも知れたスポーツアニメの名作

高校バスケットボールを題材にした「スラムダンク」(1993~1996年/テレビ朝日)が4位に。当時、バスケットボールを題材とした漫画は“ヒットしない”として業界ではタブー視されていたが、見事打ち破りヒットを飛ばした伝説的な作品である。

「あきらめたらそこで試合終了」「“負けたことがある”というのがいつか大きな財産になる」などグッとくる名台詞&名シーンが満載。強い信念を持ち、限界を超えて努力する姿に、夢中になり涙した視聴者は多い。

主人公の成長や仲間との熱いストーリー、物語をさらに盛り上げる個性豊かなキャラクターのインパクト。これらは現代の若い世代にも共感できる部分がたくさんあるだろう。東京オリンピックを控え、バスケットボールに注目が集まる今、世間でスポーツの盛り上がりが最高潮になる前にチェックしておきたい作品だ。

<読者コメント>
・「成長し続ける、メンタルも大事だということを教えてもらったアニメ!」
・「大事なことはすべてスラムダンクに教わったので、今の世代にも見て欲しい」
・「両親にオススメのアニメを聞くと必ず名前があがるから気になる」
・「あの感動をまた体感したい!!」
・「子どもの頃1番ハマってた。今見ても泣ける」

5位:最強バディが織りなす笑って泣けるストーリー

「金色のガッシュベル!!」(C)雷句誠/東映アニメーション
5位は、バトルファンタジーアニメ「金色のガッシュベル!!」(2003~2006年/フジテレビ)。劇場版のほか、舞台化、トレーディングカードなどのゲーム化もされ、あまりの人気ぶりに放送当初の予定より延長して放送することが決定したほど。主人公の天才少年と魔物の凸凹コンビは、のちに最強バディとして多くの視聴者に愛された。

人間や魔物との出会いと別れを繰り返す中で成長していく姿は熱く、涙なしでは見られない展開がある一方、個性的すぎるキャラクターが生み出すテンポの良いギャグシーンも盛りだくさん。同じ場面に感動と笑いが同居するところも、視聴者の心を掴んだ理由に違いない。

「金色のガッシュベル!!」(C)雷句誠/東映アニメーション
どうしても気分が下がりがちになってしまう今だからこそ、同作を見て「思いっきり笑って、思いっきり泣きたい」と再放送を熱望する声が多く上がった。

<読者コメント>
・「人間と魔物の関わりの中で笑いあり涙ありのエピソードが毎回本当最高でした!!」
・「昔見てて大好きだったからもう1度見たい」
・「初めて買ったマンガのアニメだから久しぶりに見たいです」
・「特にガッシュベルが優しい魔物を目指すきっかけになったコルルとの話は本当に涙が止まりませんでした!」
・「出会いの尊さ、別れの切なさにグッと来る」

トップ20までの熱い読者コメントを紹介

7位:キャンディ・キャンディ(1976~1979年/テレビ朝日)

・「目を背けたいけど知っておくべき大切なことが忠実に描かれている」
・「子供の頃大好きで、キャンディ・キャンディがきっかけで医療従事者になりました」

10位:銀魂(2006~2018年/テレビ東京)

「銀魂」(C)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス
・「この時期だから笑えるギャグアニメを!」
・「長期アニメだからこそ、時間に余裕のある今どっぷり銀魂ワールドに浸かりたい」

11位:ふたりはプリキュアシリーズ(2004~2006年/テレビ朝日)

「ふたりはプリキュア」(C)東映アニメーション
・「家族とか友達の大切さも教えてくれます!」
・「子どもと一緒に楽しめるアニメが見たい」

12位:こちら葛飾区亀有公園前派出所(1996~2004年/フジテレビ)

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(C)秋本治・アトリエびーだま/集英社・ADK
・「こち亀は笑って泣ける素敵な作品です。今この大変な時期に見ると元気が出ると思います!」
・「老若男女、笑顔になれるアニメ。家族みんなで見て笑いたい」

「カードキャプターさくら」(C)C,STK,EP,N(C)C,STK,EP,N(C)BUSHI(C)ML(C)Project Revue Starlight(C)2019 Ateam Inc.(C)Tokyo Broadcasting System Television, Inc.(C)bushiroad All Rights Reserved.
「鬼滅の刃」(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
「黒子のバスケ」(C)藤巻忠俊/集英社・劇場版『黒子のバスケ』製作委員会
「BLEACH」(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ(C)LINE Corporation(C)YD ONLINE CORP.
(C)許斐剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト(C)bushi
『エースをねらえ!』(C)山本鈴美香/集英社・TMS
「うる星やつら」(C)高橋留美子/小学館
「魔法の天使 クリィミーマミ」(C)ぴえろ

総括:再放送が求められるアニメとは

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く現在、現実世界とは離れた世界の物語を楽しめるアニメを通して、リフレッシュしている人が多いのではないだろうか。人気アニメは長期に渡って放送されていたことが多く、これまでなかなか見返す機会がなかったという人も、今だからこそ見返すきっかけにもなっているだろう。

懐かしいアニメを見返したいという声から、幼少期に見ていた「おジャ魔女どれみ」「ふたりはプリキュア」や、学生時代の青春の象徴である「スラムダンク」「タッチ」「エースをねらえ!」などのスポーツアニメなどがランキングに反映された。

また、気が滅入る状況を吹き飛ばすようなギャグ要素のあるアニメや、家族と一緒に楽しめるアニメもランクイン。子ども向けアニメであっても、大人が見ても心に刺さるメッセージが盛り込まれている名作アニメ。当時見ていた頃とは違った新たな気付きがあるかもしれない。(modelpress編集部)

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