藤ヶ谷太輔、奈緒(C)NTV・J Storm

キスマイ藤ヶ谷太輔&奈緒「やめるときも、すこやかなるときも」クランクアップ

2020.03.17 07:00

Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が主演を務め、女優の奈緒がヒロインを演じる日本テレビ系深夜ドラマ「シンドラ」第11弾『やめるときも、すこやかなるときも』(毎週月曜深夜24時59分~)が、このほどクランクアップした。

  

藤ヶ谷太輔主演「やめるときも、すこやかなるときも」

原作は、恋愛のリアルを描くことに定評のある窪美澄氏の同名長編小説。人を想う優しさと、身勝手な残酷さに揺れる「好き」だけでは前に進めない2人のラブストーリーが描かれる。藤ヶ谷は家具職人の主人公・須藤壱晴、奈緒は恋愛がからっきし上手くいかない広告制作会社OL・本橋桜子をそれぞれ演じる。

撮影レポート

クランクイン前から実際に家具工房を訪れ、カンナなどの工具や木の扱い方を職人さんから学んだ藤ヶ谷。「自分は不器用なので、とても難しい」と最初は苦戦していたが、練習を重ねるたびに上達。家具職人の仕事の楽しさと苦労を身をもって体験し、より気合いを入れて撮影に臨んだ。

迎えた撮影初日。藤ヶ谷も奈緒も、それぞれが演じる役柄のように2人の持つ柔らかい雰囲気と、お芝居に対する真剣な姿勢が呼応し、クランクインのその日から、撮影現場には、壱晴と桜子が鮮やかにそこに存在していた。連日の撮影だったが、合間には、藤ヶ谷が現場スタッフにあだ名をつけたり、一緒に買い出しに出かけたり…少ない時間の中、物語の重要な場所となっている松江にも足を運んだ。時に物語の中には苦しくなるようなシーンもあったが、“ONE TEAM”を合言葉に撮影は順調に続く。

共演の五関晃一(柳葉優太)と藤ヶ谷、金澤美穂(水沢彩芽)と奈緒はそれぞれ親交がある間柄だけに、自然な間合いの芝居で監督やスタッフを驚かせた。師匠役の火野正平(哲先生)とも、すぐに打ち解け、火野のアドリブにも自然に応える。それはまるで、本当の師匠と弟子のようにも見えた。

そして、クランクアップは、予告映像でも印象的な歩道橋のシーン。2人の運命を変える瞬間だ。極寒の撮影ではあったが、全ての撮影を乗り越えたキャスト・スタッフは笑顔で、ようやく本当に“ONE TEAM”となって、ここに痛く切ない、愛おしいラブストーリーが誕生した。

藤ヶ谷太輔コメント

すごく良いチームでした。そして良い作品、それに尽きます。それぞれのキャラクターも愛おしい。監督の持っている世界観と女性ならではの目線とか、すごく親身になって色々話をしてくださったので、良いチームで救われたなと思っています。このドラマは、物語がキラキラした恋愛だけじゃないので、すごく重いシーンや、しっかり沈むようなシーンも続いたりするんですけど、本番以外の場面ではチームで明るく楽しく、やるときはやるみたいな、凄くメリハリのあるチームだったので、助かりました。とても楽しかったです。

初めの頃は、声のリズムとか緩急とか、壱晴のミステリアスな雰囲気の塩梅を探すのが難しかったです。壱晴がどういう気持ちでいるのか、考えすぎてしまったり…。最後、壱晴は大事なシーンで、桜子の大切さに気付くんです。自分で演じておきながらですけど、監督や奈緒さんと「壱晴と桜子には、幸せになってほしいよね」って話をしました。「(相手を)受け入れる」って言葉だと当たり前に感じるけど、撮影を通して、改めてその大切さと難しさを感じましたね。本当にできるのか、と。壱晴自身も、自分で乗り越えなきゃいけないトラウマがあって、自分自身のことがよく見えていなくて、桜子を振り回してしまうこともあると思うんです。だから、皆さんにも温かく見守っていただければ。

このドラマの大きなメッセージとして、作品をご覧になった方が、自分も恋愛してみようかなとか、あの人どうしてるかなとか、恋とか愛について一歩踏み出せるような、考える時間ができるような作品になっていますので、皆さんにも、そういうのを思い浮かべていただけたら嬉しいです。

奈緒コメント

本当にあっという間で、すごく濃ゆい毎日で、本当はもっともっと現場にいたいので、寂しいです。「やめるときも、すこやかなるときも」は、読んだ時から大好きな作品なので、完成してすごく嬉しく思います。

藤ヶ谷さんは、お会いするまではクールな印象があったんですけど、そんなことはなくて。ラブストーリーで、壱晴さんとして、そこにいてくださることが、とても信じられる方でした。ご一緒できて、すごくお芝居も楽しかったですし、空き時間もチーム全体に気を配ってくださっていて、現場の空気を作ってくださいました。松江での撮影はとても思い出に残っていて、短いながらも共演者の皆さんと、スタッフさんたちと楽しみながら撮影することができました。

この作品はラブストーリーなんですけど、もちろん桜子と壱晴の結末を知って、もう一度初めから観ても2人の細かな心情というのが、すごく皆さんに楽しんで観ていただけるのではと思います。家族とか、周りの方たちとも、ぜひお話ししてみてください。壱晴さんと桜子の、最後の瞬間まで、よろしくお願いします。

最終話(3月23日放送)あらすじ

スピーチの途中で突然声が出なくなりざわつく人々の中、呆然と立ち尽くす壱晴(藤ヶ谷太輔)。

個展の案内を受け取った桜子(奈緒)は封筒の中に手紙が添えられていることに気づく。手紙には、「桜子の椅子」が完成したこと、そこに込められた壱晴の想いが真摯に綴られていた。読み終えた桜子は店を飛び出し、個展の会場へと急ぐ。

会場の一番目立つ場所に「sakurako」と展示されている一脚の椅子。桜子はその椅子にゆっくりと腰掛け、手紙に綴られた壱晴の言葉を思い出し、涙を流す。

会場を見渡して壱晴の姿を探していると、柳葉(五関晃一)から、声が出なくなり出て行ったと聞かされる。桜子は柳葉の言葉を最後まで聞かずに会場を飛び出して…。

道をさまよう壱晴。声を出そうとするが出ず、やりきれない想いと苛立ちを抱えていた。ふと歩道橋の下を見下ろすと、そこには…。

すれ違う壱晴と桜子は互いの想いを伝えることができるのか。そして、2人が選ぶ未来とは…。

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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