「スカーレット」伊藤健太郎、“母”戸田恵梨香に切なすぎる告白「泣ける」「圧巻の演技力」熱演に視聴者も涙
2020.02.07 13:32
views
女優の戸田恵梨香がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「スカーレット」(NHK総合/月曜~土曜あさ8:00)の第18週「炎を信じて」の第107回が7日に放送。戸田と伊藤健太郎のシーンに反響が寄せられている。<※ネタバレあり>
戸田恵梨香主演連続テレビ小説「スカーレット」
連続テレビ小説101作目となる、脚本家・水橋文美江氏による「スカーレット」の舞台は、信楽焼で知られる滋賀県甲賀市。焼き物の里・信楽の女性陶芸家、川原喜美子(戸田恵梨香)が主人公。時代背景は戦後から高度経済成長期まで。結婚、子育て、さらに後継者の育成を通して、陶芸にかける情熱を描く。武志、母・喜美子に本音を明かす
昭和53年40歳になった喜美子は陶芸家として実績を上げていた。また、息子・川原武志(伊藤)は高校2年生に。高校に入ってすぐ、喜美子に陶芸を教わり始めた武志は、その後も陶芸に熱心に取り組む。そんな彼の様子を見た喜美子に、陶芸家になりたいのか尋ねられた武志は「なりたい言うてなれるもんやないやろ。子どもの頃から見てるからよう分かってる。そんな甘い世界やないって」と苦労する母の背中をずっと見てきたこともあり、悩んでいる様子。また、喜美子が自身の大学進学を望んでいるということも、よく理解していた。
最終的に、喜美子に「自分の人生や。自分で決め」と言われた武志は、ある昔話を始める。それは、武志の幼少期、彼がずっと欲しがっていたテレビジョンが家に届いた日のことだった。
「お母ちゃんが来て、『来たで!』寝てる俺を起こして『来たで、武志!来たで!』って。俺飛び起きて」と笑顔で当時を振り返る。そして「『やっと来たか~お父ちゃん』。お父ちゃんやと思ったんや。お父ちゃんが、やっとお父ちゃんが帰ってきたんやと思った」と、自身の元へやって来たのはテレビジョンではなく、出ていってしまった父・川原八郎(松下洸平)であると思っていたことを告白した。
武志の思い出話を笑顔で聞いていた喜美子であったが、初めて聞いた告白に、喜美子は思わず作業する手を止めた。
「テレビジョンかて嬉しかったんやで。欲しかったし、すっごい嬉しかった。ほやけど、ほやけどな、その後も帰ってきいひん。お父ちゃんなかなか帰ってきいひん。知らん間に離婚してた」と話を続ける武志。
そして「お母ちゃんは陶芸家としてやりたいことやって成功した代わりに、大事なもの失った。大事なもの失ったんや」と話す。喜美子は何も言わず、真っ直ぐ武志の顔を見て彼の言葉を受け止めていた。
「そこまでして、陶芸やっていけるか分からん。分からんのや」と陶芸家として生きる母を見てきたからこそ、深く悩む武志なのだった。
八郎、喜美子の作品に号泣
そして喜美子は、武志の話をきっかけに八郎とのことを思い出していた。2週間、穴窯で火を焚き続けて、初めて成功したときのこと。八郎は出来上がった作品を見に来ていた。そして何も言わずに作品を見つめ続け、ただ涙を流すのだった。
2人の夢を書く“夫婦ノート”を残して去った彼は、そこに「すごいな すごいな すごいな 喜美子」と書き残し、信楽から京都へと移る。
その後、自身の個展会場にて、八郎が四国に移っていたこと、そして彼がその個展を訪れていたことを知った喜美子は、しばらくして離婚届を郵送したのだった。
戸田恵梨香&伊藤健太郎の親子シーンに視聴者涙
放送後、視聴者からは「涙止まらない」「切なすぎる…」など、反響が殺到。また「親子のシーン鳥肌立った」「健太郎くん、圧巻の演技力…」など、戸田と伊藤への絶賛の声も多数寄せられていた。(modelpress編集部)情報:NHK
【Not Sponsored 記事】