斎藤工「一揉めありました」 出演オファーを回顧<ペンション・恋は桃色>
2020.01.12 12:00
俳優の斎藤工とリリー・フランキーが11日、都内でW主演のフジテレビ系ドラマ「ペンション・恋は桃色」(16日スタート/毎週木曜よる1:25~/全5話)について囲み取材に応じた。
「ペンション・恋は桃色」
東京の外れに佇む少し寂れたペンションを舞台に、オーナーのシロウ(リリー)、住み込みで働くこととなったヨシオ(斎藤)、シロウの娘・ハル(伊藤沙莉)などの登場人物たちが織りなす人情ドラマを描く本作。共演者には、伊藤沙莉、SWAY、細野晴臣らが名を連ねている。斎藤工、リリー・フランキーから出演オファーを聞く
斎藤は出演の経緯について「最初に聞いたのはリリーさんからなんです。『ええ?』と思って。プロデューサーの小林さんだったり、監督の清水さんとは、近い立場ではあったんですけど、(オファーは)知らず。まず、事務所の連絡形態を疑いまして、一揉めありましたね」としつつ、台本の魅力や細野などの共演者に惹かれたと言い「『これは見たいな』って単純に思って。いい意味で選択肢がなかったですね」とコメント。役への取り組み方に関しては「自分も含めて、別の方がキャスティングされていたら、そこで生まれる空気じゃなくて、この三角形で生まれる空気の中でこのキャラクターが発芽していったらいいなっていうくらい、けっこうゆるく入った」としたうえで「オフの部分のリリーさん、沙莉ちゃんとの会話みたいなものが、役に乗っかってくるので。(役と)自分との線引きが、できる部分・できない部分が生まれてきて。なんていうんだろう。迷彩柄みたいになっていった感覚はありますね」と語った。
本作の第一報のコメントで「無敵の作品」と語っていた斎藤。その意味を聞かれると「ホテルでもなく、旅館でもなく、ペンションっていうほど良いサイズ感と、そこに集う人のドラマみたいなもの」を要素に挙げ「どんなものも成立するんじゃないか」と持論を展開し「そこにリリーさんがいらっしゃる、沙莉ちゃんがいるということで『どの球も打てるな』っていう構図だなと思いました」とも。
また「スタッフさんも、ミュージックビデオ(を手掛けた人)だったり、感覚を生業とする人たちが、深夜ドラマっていうものに初めて足を踏み入れて。『こうあるべき』みたいな、定説みたいなものに一切とらわれない、ノールールの無敵さもあったのかな」と考えを明かしていた。
斎藤工「王様のブランチ」でゲットしたドローンを今作で使用
そんな斎藤は、TBS系情報バラエティー番組「王様のブランチ」(毎週土曜あさ9:30~)の買い物企画で手に入れたドローンを本作の撮影現場に持参して映像素材を作り、リリーには「ドローン坊や」と呼ばれていたそう。その映像は実際に本編に使用されているそうで、リリーは「けっこう印象的なところで出てきますよ」とニヤリ。斎藤は「TBSの資本で買ったドローンが、CXのドラマに使われるという局またぎ(笑)」と続けて取材陣を沸かせ、リリーは「工君のドローンのおかげで、ドラマ史上、画期的な終わり方になっています」とエンディングを見どころとしてアピールした。「なんとなく、自然現象としてずっと目で追っちゃうというか、捉えちゃうみたいなドラマなんじゃないかなと思う」と、斎藤が暖炉の火に例える本作には、ペンションを訪れる女性・カズハ役で筧美和子も出演する。
リリーは「入浴シーンに関しては最初から謝っておきますけども、監督に照れがあって、ちゃんと筧さんがお風呂に入っているんですけど、後頭部から撮るっていう、本当に大変なミスを犯した(笑)」と暴露。斎藤も「そのシーンのためだけにチャンネルを合わせた人もいると思う。僕なんかそっち派なので」と無念そうな表情を見せる。リリーは「そのシーンのために僕と工君は残ろうとしてた(笑)」と舞台裏を明かし、斎藤は「モニター前で愕然としましたよね」と笑っていた。(modelpress編集部)
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