ジャニーズJr.大躍進の1年を“10の規格外エピソード”で振り返る【2019年末特集】
2019.12.27 18:00
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2019年、デビュー組に匹敵する活躍を見せた東西ジャニーズJr.。SixTONES・Snow Manのメジャーデビュー決定をはじめ、ドラマ、映画、舞台、バラエティー、SNS…と多方面で輝き放った彼らの大躍進の1年を“10の規格外エピソード”とともに振り返る。
目次
- 【1】滝沢秀明プロデュースで“黄金期”再来の予感
- 【2】ジャニー喜多川さん初製作総指揮「映画 少年たち」公開へ
- 【3】ジャニーズJr.19年ぶり東京ドーム単独公演に5万5000人熱狂
- 【4】SixTONES・Snow Man、史上初の2グループ同時CDデビューを発表
- 【5】公式Instagram、Weibo開設 SNS界に進出
- 【6】ジャニーズ初“バーチャルアイドル”が誕生
- 【7】関西ジャニーズJr.の勢力拡大 初の京セラドーム単独公演決定
- 【8】ドラマ、映画、舞台に出演ラッシュ “主演”も続々
- 【9】CM、冠番組、主題歌、雑誌重版…とまらぬ活躍ぶり
- 【10】SixTONES・Snow Man率いるジャニーズJr.「NHK紅白歌合戦」に出演決定
【1】滝沢秀明プロデュースで“黄金期”再来の予感
2019年のジャニーズJr.の躍進は、これまで彼らが積み上げてきた努力や実力はさることながら、2018年いっぱいで芸能界を引退し、ジャニーズ事務所傘下に新たに興された「ジャニーズアイランド」社長に就任した滝沢秀明氏の存在は外せない。滝沢氏によるプロデュース及び新人発掘が始まり、1月には当時6人組だったSnow Manに新メンバー3人を加入させる改編を実施。そして引退前まで自らが主演・演出を務めてきた舞台「滝沢歌舞伎」シリーズの新作「滝沢歌舞伎ZERO」で2月に演出家デビュー。主演はSnow Manが務めた。3月には横浜アリーナで行われたSixTONES、Snow Man、Travis Japanの3グループによる単独コンサートの演出を担当。
7月のジャニー喜多川さん逝去後は、ジャニーズ事務所の副社長に就任。11月にはジャニーさんによる企画・構成、滝沢氏による構成・演出でTravis Japan初単独主演舞台「虎者 ―NINJAPAN―」を開催。滝沢氏プロデュースの公演テーマソング「Namidaの結晶」のミュージックビデオも製作されるなど、常に話題が絶えず、滝沢氏自身が中心となり一時代を築いた“ジャニーズJr.黄金期”を再び感じさせた。
【2】ジャニー喜多川さん初製作総指揮「映画 少年たち」公開へ
1969年の初演以来、幾度も上演を重ねられてきたジャニーさん企画・構成・総合演出の舞台「少年たち」が、「映画 少年たち」として3月に映画化。ジャニーさんが手掛けた舞台の初の映画作品であり、初めて映画で製作総指揮を務めた記念碑的作品。また、重要文化財の旧奈良監獄で日本で初めて撮影したことも大きな話題となった。映画にはSixTONES、Snow Manら東西ジャニーズJr.が出演。ジャニーさんの実践的な試みとして、映画の出演者が映画館に登場し、パフォーマンスを繰り広げる“実演”も実施。第9回北京国際映画祭に正式出品され、SixTONESのジェシーが代表して登壇した。
ジャニーさんの逝去後、映画館での再上映を望む声が数多く寄せられたことを受け、追悼上映が行われた。
【3】ジャニーズJr.19年ぶり東京ドーム単独公演に5万5000人熱狂
8月8日に東京ドームにて2000年以来約19年ぶりとなるジャニーズJr.の単独公演「ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~」が開催。300人以上に及ぶ東西ジャニーズJr.が出演し、会場に集まった5万5000人のファンが熱狂。チケットが即日完売したため、会場に行けない人や、ジャニーズJr.の公演をまだ観たことのない人なども含め、世界中の人たちとこの記念すべき一夜限りの伝説の瞬間を生で一緒に過ごせるよう、ジャニーズJr.の公式エンタメサイト「ISLAND TV」にて、特別に初の全編生配信が実施された。
【4】SixTONES・Snow Man、史上初の2グループ同時CDデビューを発表
「ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~」にて、SixTONESがソニー・ミュージック・レーベルズ、Snow Manがエイベックス・エンタテインメントよりCDデビューすることが発表。2グループ同時のCDデビューはジャニーズ史上初となり、ジャニーさんの逝去後、そして令和に改元後初のデビュー。その後、デビュー日は2020年1月22日に決定。両組とも両A面シングルで、1曲目は自身グループの曲、2曲目は相手グループの曲という、レーベルの垣根を超えた異例の試み。デビュー曲は、SixTONESがX JAPANのYOSHIKI作詞・作曲のミディアムロックナンバー「Imitation Rain」、Snow Manはダンスナンバー「D.D.」(ダンシングダイナマイトの略称)。11月27日放送の日本テレビ系歌の祭典「ベストアーティスト2019」にて初披露された。
【5】公式Instagram、Weibo開設 SNS界に進出
2018年3月に公式YouTube「ジャニーズJr.チャンネル」を開設し、チャンネル登録者数80万人(※2019年12月26日時点)を超える反響を呼んでいたジャニーズJr.は今年、SNS界にも進出。SixTONES(@sixtones_official)とTravis Japan(@travis_japan_official)は、公式Instagramを開設。Snow Manは、中国語圏最大のソーシャルメディア・Weibo(微博)の公式アカウント(J_SNOWMAN)を開設した。
【6】ジャニーズ初“バーチャルアイドル”が誕生
ジャニーズ事務所の枠を飛び越えた新たな取り組みとしては、2月にストリーミングサービス・SHOWROOMとタッグを組み、「バーチャルジャニーズプロジェクト」が始動。ジャニーズ初のバーチャルアイドルとして、海堂飛鳥(かいどう・あすか)、苺谷星空(いちごや・かなた)が誕生し、演者(CV)に関西ジャニーズJr.なにわ男子の藤原丈一郎(海堂)と大橋和也(苺谷)が抜擢。定期的にSHOWROOMで生配信を行っている。海堂と苺谷は「あすかな」の愛称で親しまれ、3月にはTwitterアカウント(@kaido_a_1201)(@ichigoya_k_513)を開設。10月には初楽曲「弱虫たちの世界征服」のミュージックビデオが解禁となり、世界トレンドになる大反響。12月23日のラジオ同時配信では、2曲目の楽曲が新たに制作されることが発表された。
【7】関西ジャニーズJr.の勢力拡大 初の京セラドーム単独公演決定
昨年10月のなにわ男子の結成を筆頭に、今年1月にはLil かんさい、2月にはAぇ! groupが結成。それまでグループが存在しなかった関西ジャニーズJr.に、関ジャニ∞の横山裕・大倉忠義がプロデュースに携わり、勢力が拡大。なにわ男子は、大阪エキスポシティの大観覧車「レッドホース オオサカホイール」のアンバサダーや、「24時間テレビ42 愛は地球を救う」のytvスペシャルサポーター、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「ユニバーサル・クリスタル・クリスマス」サポーターなど、大役に続々就任。結成から10ヶ月で初の全国ツアー「なにわ男子 First Live Tour 2019 ~なにわと一緒に#アオハルしよ?~」の開催が発表され、2020年1月3~5日に大阪城ホールでの追加公演も決定した。Aぇ! groupは、結成2ヶ月で東京グローブ座にて初の東京公演「僕らAぇ! groupって言いますねん」を上演。その後、関西凱旋公演も行った。11・12月には関西地区での単独ツアー「Aぇ! group First Live Tour 2019 ~ボクたちがやっちゃってAぇ!んですか?~」を開催。なにわ男子とAぇ! groupは、11月より初冠レギュラー番組「なにわからAぇ! 風吹かせます!~なにわイケメン学園×Aぇ! 男塾~」(カンテレ、毎週月曜24:55~ ※関西ローカル、放送後GYAO!無料配信)がスタート。関西が拠点でありながらも、この1年で圧巻の活躍を見せている。
そして2020年1月11日~13日に、関西ジャニーズJr.初となる京セラドーム大阪公演「関ジュ 夢の関西アイランド~遊びにおいでや!満足100%」の開催が決定。その勢いはとどまることを知らない。
【8】ドラマ、映画、舞台に出演ラッシュ “主演”も続々
2019年は、ジャニーズJr.が「主演」を張ることも多かった。HiHi Jets高橋優斗(※「高」は正式には「はしごだか」)、猪狩蒼弥、作間龍斗、美 少年・岩崎大昇(※「崎」は正式には「たつさき」)、佐藤龍我、7 MEN 侍・中村嶺亜、少年忍者・織山尚大、Aぇ! group正門良規らジャニーズJr.8人が主演を務める連続ドラマ「恋の病と野郎組」(BS日テレ)や、Snow Man岩本照、ラウール、渡辺翔太、目黒蓮のカルテット主演ドラマ「簡単なお仕事です。に応募してみた」(日本テレビ)が放送。舞台では、Snow Manの「滝沢歌舞伎ZERO」、宇宙Sixの「のべつまくなし」、MADEの「イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑 THE STAGE ~Episode.0~」なにわ男子の「少年たち 青春の光に…」、Travis Japanの「虎者 ―NINJAPAN―」、SixTONES・Snow Manの「少年たち To be!」のほか、SixTONES京本大我の「HARUTO」、寺西拓人の「マラソン」、なにわ男子・藤原丈一郎&大橋和也の「リューン~風の魔法と滅びの剣~」、室龍太の「大阪環状線」、今江大地の「冒険者たちのホテル~ドラゴンクエストXに集いし仲間たち~」、Aぇ! group末澤誠也の「キオスク」など、個人でも主演を務めるJr.が続出。特に宇宙Sixにおいては、メンバー4人合わせて、今後上演が決定している作品を含め、約20本の舞台に主演・出演する快進撃を見せた。
ほか多くのジャニーズJr.がドラマ、映画、舞台に出演するラッシュとなった。
【9】CM、冠番組、主題歌、雑誌重版…とまらぬ活躍ぶり
また、SixTONES、Snow Man、Travis Japan、なにわ男子らがCMに出演したり、Jr.ながらに冠番組が放送されたり、HiHi Jetsがアニメ「爆丸バトルプラネット」(テレビ東京系)のオープニングテーマ&エンディングテーマを担当、ドラマ「恋の病と野郎組」の主題歌「ZENSHIN」に抜擢、Snow Manのオリジナル曲「Make It Hot」がドラマ「簡単なお仕事です。に応募してみた」の主題歌となるなど、多方面で活躍。さらにSixTONESやSnow Manが単独表紙を飾った雑誌「anan」が、両グループとも重版され、話題性は抜群。テレビ誌の誌面を飾る機会も、例年以上に多い1年に。
【10】SixTONES・Snow Man率いるジャニーズJr.「NHK紅白歌合戦」に出演決定
極めつけは、大みそかに放送される「第70回 NHK紅白歌合戦」(19時15分~)にSixTONES・Snow Man率いるジャニーズJr.の出演決定である。東京オリンピック・パラリンピックを楽しみにしていたというジャニーさんは、夢や希望、そして平和にみちあふれる“2020年の東京の姿”を思い描いた舞台をプロデュースしていた。そこで今回、その思いの詰まったミュージカルの中で歌われる「LET’S GO TO EARTH」、「Let’s Go to Tokyo」を、SixTONES・Snow Man率いるジャニーズJr.がパフォーマンス。ジャニーさんの思いを受け継いだ、夢と希望にあふれるシーンを紅白の舞台から届ける。
また、なにわ男子がデビュー15周年の関ジャニ∞の応援に駆けつけることも決定。曲目は「関ジャニ∞ 前向きにきばってこーぜ!OSAKAメドレー」。2025年に開催される「大阪・関西万博」に向けて、大阪、関西を熱く盛り上げるべく、関西の先輩・後輩という強い絆で結ばれた2組がステージ狭しと暴れまわる。そして2025年国際博覧会誘致キャラクター特使をつとめたポケットモンスターからピカチュウも応援に。関ジャニ∞、なにわ男子、ピカチュウ…紅白だけの夢の組み合わせが披露される。
2019年、様々な場所で輝きを放ったジャニーズJr.。SixTONES・Snow ManのCDデビューで幕を開ける2020年、彼らから引き続き目が離せない。(modelpress編集部)
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