Travis Japan「言いたいことを言える関係になった」 ジャニーさんの想いものせた初単独主演舞台が開幕<虎者 ―NINJAPAN―/会見全文>
2019.11.03 04:00
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ジャニーズJr.内ユニット・Travis Japanが2日、都内で行われた主演舞台「虎者 ―NINJAPAN―」(トラジャ ニンジャパン)の公開ゲネプロ&囲み取材に出席した。
同舞台は、ジャニー喜多川氏による企画・構成、滝沢秀明氏による構成・演出で、初の単独主演舞台として、華麗なダンスとアクロバティックなパフォーマンスが魅力のTravis Japan(宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗)が出演。
さらに、次世代を担うジャニーズJr.から影山拓也、佐藤新の2人に加え、数々の舞台に出演し実力を兼ね揃えた長谷川純らが出演。「愛」「絆」「家族」をテーマに、さらなる高みを目指したパフォーマンス、物語を披露する。以下、囲み取材全文(※会話中に曲目・演出など一部ネタバレあり)。
宮近:うーんと…清々しいです!
全員:(笑)
宮近:やっぱり新しいパフォーマンスや、僕らのダンスという武器も研ぎ澄まして、結構ハードな稽古だったので、やっと初日か、と。もう早いくらいなんですけど、そのくらい気合いが入っています。とりあえず稽古が終わった。あとは初日を迎えて、お客さんに僕らのパワーをぶつけるだけだと思います。
― 新しいパフォーマンスを取り入れるのは大変だったのではないですか?
七五三掛:大変でしたね。トランポリンは初めてだったので、すごく難しくて、人生で一番筋肉痛になりました。本当に。
全員:(笑)
― あれだけ普段踊っているTravis Japanでも!?
七五三掛:そうなんですよ。家に帰って湿布を貼りまくって…大変でしたよ。
― どの辺が一番痛かったですか?
七五三掛:肩甲骨ですね。
松倉:ウォールするから、肩甲骨に来るんですよね。背中ついて壁を上るので…
宮近:それはもう筋肉痛じゃないんだよ!
七五三掛:筋肉痛じゃないのかな?
松田:なんでそんなに怒ってるの…?(笑)
― 痛み?
宮近:痛み。
全員:(笑)
松倉:簡単に言えば、疲労の蓄積。
七五三掛:でも練習を積み重ねるとそれも痛くなくなってきて、なんか気持ち良い感じになってくるんですよ。
吉澤:気持ち良いの?(笑)
松倉:ドMじゃん(笑)。
中村:ウォールしてると、背中の部分が羽みたいに赤くなっていくんですよ。最初だけなんですけど、下りる重力で体がまだ慣れていなくて。だからみんなひとりひとり写真を撮ってました(笑)。
松倉:みんなで背中の写真撮ったよね!
中村:7人で後ろ向いて、「これが男の勲章だ!」って(笑)。
吉澤:記念撮影してね。
― 羽が生えているような映像もありましたね。
宮近:そこはもう、滝沢さん演出…なんですかねぇ?
全員:なんですかねぇ?(笑)
宮近:その痛みは、滝沢さんは演出しませんよ!
吉澤:…よくわかんないよ!
中村:すごい高度な…(笑)。
川島:すごいスベったけど大丈夫!?(笑)
宮近:まぁまぁまぁ。…なんでしたっけ?
全員:(笑)
― 映像でも翼が映えるような演出がありましたよね(笑)。
宮近:そうですね。自分たちのMV(「Namidaの結晶」)でも羽が舞っていたり、僕は羽を背負わせてもらっているんですけど、ひとりひとり技があるんですよ。こんな経験舞台でしかできないじゃないですか。
中村:確かに。
宮近:普段翼生やしたら…僕多分、どこかに囚われてしまうので。
吉澤:なんで?
宮近:だからここでしかできないことを、一番、一番というか…輝いて…(目が泳ぎはじめる)
吉澤:…お前今日どうした?
中村:緊張してるね!
― 今の話だと、普段は翼が生えているということですか?
宮近:…あれっ?
松田:あ、そうですね、俺、普段から翼バサバサ(生えてます)!
全員:(笑)
松倉:元太、翼生えてるの?
松田:そのくらいふわふわしてるんですけど、地に足をつかせて、バシバシやっちゃってますね!
全員:(笑)
― 松田さんは、子供の頃にトランポリンをやったことがあると製作発表記者会見でお話されていましたよね。
松田:そうですね。子供の頃、夢の中でやっていて。
― 夢?
七五三掛:実際はやってないんだ(笑)。
松田:実際は遊びくらいだったんですけど、こんな本格的にプロの先生の方に教えてもらって、1からだったんですけど、しっかりみんな基礎からやって、なんかもうオリンピック出ようかなって!これで。
― 行きますか?
松田:…嘘です!
七五三掛:でも如恵留は本当にオリンピックに出れるんじゃないかというくらい、すごい技をやっていますよ。
川島:そうですかね。でもアクロバットをグループの中では一番やらせていただいているんですけど、僕と松田と松倉が10月の頭まで舞台に出ていまして、その間に他の4人はトランポリンを1ヶ月近く練習していたんですけど、僕たちは全然時間がなくて、本当に詰め詰めでやっていたので、中村海人とかウォールトランポリンがめちゃめちゃ上手いんですよ。グループの中で一番上手くて。自分が一番できるはずだと思ってたのに、うみが最初にできちゃうから、追いつこう追いつこうっていう気持ちで、グループの中で切磋琢磨できたことがトランポリンの良かったところだなと思います。
中村:そうだね。
― 実際に皆さんはどのくらいでできるようになったんですか?
吉澤:1ヶ月くらいですね。
― 3人は後からで?
川島:2週間くらいですかね。
― オースティン・マホーンさんのライブにもご出演されていましたよね。練習時間はちゃんととれましたか?
松倉:オースティン・マホーンさんのコンサート中にもやってたよね。
吉澤:やってたね。
宮近:コンサートに出てる時はやってないけど、その裏で確認したりね。
松田:リハのスケジュールも重なってたりして。午前中が「虎者」やって、午後がオースティン、とか。
宮近:そうそう。だから体がわけわからなくなりましたね。
吉澤:何やってるかわからなくなるっていう。
宮近:夜は洋楽で、朝は舞台の曲っていう。楽しい人生ですよね。
全員:(笑)
― でもそれだけ単独主演ということを実感できたのでは?
宮近:そうですね。怒涛の稽古だったので、それを実感するまでに時間はかかってたんですよ。いざ舞台に入ってポスターにも自分たちが並んでいて、三方礼も前で挨拶してるっていう、まだ初日は迎えていないですけど、それで自分たちが主演で立っているんだなって、よりグッと気合いが入るというか、そういう気持ちになりました。
― 滝沢さんからはどんな指導がありましたか?
七五三掛:稽古の初日に、「ここはしっかり止まらないと主演らしくない」とか、主演としての立ち方とか在り方とか、そういうものをまず最初に教えていただきました。
― それから稽古中ではどうだったんですか?
松田:稽古中はピザを奢ってくれました!
全員:(笑)
松田:それもありつつ、さっきゲネプロが終わって滝沢さんのところにみんな集まって「どうでしたか?」って言ったら、「うん、よかった。でももうちょっといける。Travis Japanならいけるよ!」って熱く言っていただいたので、頑張ります!
吉澤:僕らはお芝居もあまりやったことがなくて、滝沢さんが直接指導してくれて。「ここもうちょっとこうしたほうがいい」「感動させるようにもっと感情込めな」ってちゃんとアドバイスをくれて、すごい頼りになる社長さんでした。
全員:(笑)
七五三掛:丁寧だよね。
― SHOW TIMEでは屋良朝幸さんが振り付けをされていますよね。
川島:そうなんですよ。それをぜひお伝えしたいんですけど、今回僕たちの初主演舞台ということで、滝沢秀明さん監修のもと、たくさん曲をやらせていただいたんですけど、2幕があの屋良朝幸くんの構成で1曲1曲隅から隅まで屋良くんの手が加わっていて、歌うだけの曲でもそれをどう見せるか、踊る曲でも踊りの中に新しいアクションを入れてみたり、もともとある既存の曲を新しい振り付けでやってみたりとか、そういう部分をひとつひとつ全部丁寧にやってくださって、2幕をやっている時間が本当に楽しかったです。
1幕は役になりきって自分たちが前に前に気持ちを進めていたんですけど、2幕のSHOW TIMEではTravis Japanとしての時間。それを屋良くんが僕たちに対して「頑張れよ」って気持ちを伝えてくれていたので、みんなそれぞれ楽しみながら、舞台上でのアイコンタクトもいっぱいあって、そういう部分を屋良くんは「マインドとしてフィーリングで感じてほしい」と言ってくださったので、それを心にグッと持って頑張っています。
宮近:僕が好きというか、嬉しいなと思ったのは、「千年メドレー」を僕たちがやらせていただいていること。「千年メドレー」を踊ったことはなかったんですけど、ジャニーズの歴史に残るメドレーなので知っていたんです。ヒガシさん(東山紀之)とかがやっているメドレーを僕たちがメインでやっていて、この舞台はジャニーさんの名前も入っていますが、ジャニーズの歴史をより直に引き継いでいる感じがして、また僕らが更新して1000年後もできるようなメドレーになればな、と。「千年メドレー」はその1000年ではないんですけど、そういう気持ちもこめてやらさせてもらっています。
松倉:僕は、僕と如恵留で作詞作曲をしたんですよ。僕が作詞で、如恵留が作曲した曲をセッションして歌う、というのをやったんですけど、共作が初挑戦だったので、すごい難しかった部分もあったしすごい楽しかった部分もあったし、自分的にも、ちょっと良いのできちゃったかなって。
― 自信作ですね!喧嘩したりはしませんでしたか?
松倉:スムーズにいったんだよね。
川島:ね。意外とね。最初に出してくれた歌詞に僕が曲をつけて、それが意外とマッチしなかったりした部分が出てきたので、それをもう一度その曲から作詞をお願いして、結構やりとりがあったよね。
― いつ制作したんですか?
松倉:それこそ「SHOCK」が終わって、10月頭からですね。
― え!ではできたてほやほや?
川島:はい。新生児です。だいたい今3500gくらいだと思います。
中村:おぉ~、おぉ~……
川島:おぉ~(笑)。
― その川島さんと松倉さんの楽曲「ものさし」はどういうシチュエーションで作詞作曲をしたんですか?
松倉:日頃僕が人生を生きていて、人生を歩んでいて感じたことです。だからちょっと等身大なのかもしれないです。皆さんにも多分通ずる歌詞なんじゃないかなと思うので、じっくり歌詞もメロディーも感じてぜひ聴いてもらいたいなと思います。
吉澤:僕は2幕のオープニングです。2幕は僕から始まるんですよ。幕が上がったら僕しかいないんですよ。
宮近:そういえばそうだね。
川島:そうじゃん!
吉澤:意外じゃない!?だってこのメンバーで僕しかいないって、本当あまりないんで。
宮近:…自分で「意外じゃない?」って言うのつらくない?(苦笑)
全員:(笑)
吉澤:結構つらいんだけど、それで自信を持って立てるって、主演だからこそできるのかなって、すごく自信を持ってやらせてもらっていますね。
― ひとりひとり、全員が主演ですもんね。
吉澤:そうですね。これからもひとりひとりが目立ってやっていけたらな、と思いますよ。
宮近:…なんで半笑いなんだよ?(笑)言うなら真面目な顔で言わないと。
全員:(笑)
七五三掛:俺は、海人と俺の2人で「愛されるより 愛したい」をやっていて、アカペラで最初始まるんですけど、1ヶ月間稽古があって、ずっと休憩時間や空き時間があったらずっと2人でスタジオにこもって練習していて、計30時間くらいやったんですよ。
中村:…そんなしたのお!?
松倉:ちょっと盛ったんじゃない?盛った?いつもみたいに、厚底履いて!
宮近:まぁまぁまぁ、“どうだっていいじゃん、そんなこと”。
全員:うぉ~お~!!!(大盛り上がり)
松倉:どうだっていいじゃん♪そんなこと~♪
七五三掛:でも2人の絆がそれでできたなぁと思って。
中村:本当?じゃあ~…ハグしとくう?
七五三掛:ハグ、しとく?
川島:自分から行くタイプなの?(笑)周りが囃し立てるやつだよね、それ!
中村:じゃあハグしとく?
七五三掛:「これからもよろしく」っていうハグ。
中村:じゃあ、よろしくお願いします。
中村&七五三掛:(ゆっくりハグ)
中村:はい、これは絶対使ってください!これは絶対使ってください!
― そんな中村さんの見どころは?
中村:僕は、えーっと最後の曲の「Together now」ですかね。
七五三掛:あっはっはっは!
全員:裏切った!裏切った!
松倉:被らないようにね。
中村:そう、被ったらいろいろな味が楽しめないじゃないですか。やっぱりいろいろな味を楽しんでもらいたいな、という意味も込めて、「Together now」にします。最後の曲ですね。これは僕たちの新しいバラード曲なんですよ。僕たちはバラード曲って持ってないんですけど、心に染みる曲がほしいなって。それはみんなひとりひとりの心の中にあって、滝沢さんと「舞台をやるし曲を作るけどどんな曲がいい?」って言われた時に、みんな満場一致で「絶対に心が染みるバラードをお願いします」って頼んだんですよ。それで持っていただいた曲がさっき聴いていただいた曲なんですけど、その曲はなんと聞いた話によるとジャニーさんも聴いていたらしいんですよ。
― え!それはいつくらいですか?
七五三掛:5月くらいですかね。
中村:耳を通していたらしくて、だからジャニーさんの思いもこもった曲なんですよ。ジャニーさん、滝沢さん、僕たちもそうですが、ファンの皆さんも包み込めるような曲になっているので、そこを噛み締めながら聴いてほしいというか、僕たちもいろいろな感情、舞台を通しての感情もありますし、「Together now」がかかった時の感情とかを感じていただければすごく嬉しいなと思います。
― ジャニーさんも喜んでくれていたら嬉しいですね。
中村:いや、絶対見てくれてるんですよ!多分ここらへんにいるんじゃないですか。(頭の少し上を見上げる)
吉澤:近いっ!近めだなぁ。
松倉:「YOUたち、最高だよ~!」
宮近:抽象的で良い。
中村:本当に、喜んでくれていたら嬉しいです。
川島:僕は「ものさし」もとても大切な曲なんですが、「VOLCANO」というTravis Japanのオリジナル曲がありまして、今回その「VOLCANO」を7人でパフォーマンスするのに加えて、全キャストでみんなでステージに立ちたいという想いも込めて、なんと新しい詞も追加されて、新しいメロディー部分ができて、先輩の長谷川純さんと、後輩の2人も出てくれて、全キャストがみんなで一斉に作れる「VOLCANO」。バラード曲の直前だったので、みんなで気持ちを爆発させる最後の最後にふさわしい曲になったんじゃないかと思っていて、その曲が一番好きです。
松田:僕はラスト曲の「Talk it! Make it!」ですかね。それも如恵留が言ったように全キャストが出ていて、みんなでサビを踊るっていう、すごく新鮮な気持ち。俺らじゃない人がみんなが踊っていて可愛く見えてきちゃって。すごい楽しくて、お客さんも一緒に「フー!」ってやってくれたら嬉しいなって。
宮近:自分たちの曲を稽古場で全キャストの人がやっているのを、ちょっと離れて見ていたんですよ。それを見ただけでグッとくるものがあって。あんなに楽しい曲なのに、ちょっと「あぁ…」って、こんな感じでした。心が。(泣きそうな顔)
七五三掛:確かに。
中村:わかるわかる。
― 皆さん感極まってしまいそうですね。最初に誰が泣きそうですか?
中村:やばいっすね。
宮近:こういうので泣くの誰だろうね?
中村:だいたい松倉?
吉澤:松倉ぁ?
松倉:いや俺、最近泣き虫卒業したんすけどね…
宮近:卒業とかあるの?泣き虫に(笑)。教習所みたいなシステムなの?
松倉:いや涙腺が固まってきた、みたいな。
吉澤:固まってきた…(笑)。
松倉:(記者に)俺かなぁ?どう思います?
― 松倉さんだと思います。
中村:でも(宮近)海斗も意外に、気づいたら泣いてるみたいな時があるんですよ。
松倉:ちゃかはね、熱い男だから。
中村:そう!初めて舞台に出た時も、千穐楽の日に隣にいて、横見たら海斗泣いてて、俺それ見て号泣しちゃったんですよ(笑)。
全員:もらい泣き(笑)。
中村:そう、もらい泣き!もらい泣きしちゃって。そのくらいに意外に高まる人なんですよね。
七五三掛:あります!(挙手)1幕でトランポリンをやっているじゃないですか。トランポリンの稽古は先程も言ったように大変だったんですよ、初めてで。僕はトランポリンに結構苦戦していて、恐怖心がなかなかとれなくて、そんな時にメンバーが一緒に残って練習してくれたり、アドバイスをくれたり…というのがあって、それがすごく愛を感じました。
― 誰にどんな言葉をかけられたのか覚えてますか?
中村:お!言ってくださいよ。
七五三掛:ひとりひとりに言われたんですよね。まず、しずは「しめならできる!」。
吉澤:…それだけ?(笑)
全員:(笑)
七五三掛:ちゃかちゃんは、「もっと角度をこうしたらいいんじゃない?」とか細かい分析。海人は、ウォールトランポリンっていう壁を上るのはすごく上手くて「その高さを出すにはこうしたらいいよ」ってアドバイスをくれて。如恵留はガッツポーズ。「しめならいける!」。
川島:あははは(笑)。
全員:(笑)
七五三掛:元太は、俺が練習してる時にいいなって思ったところを素直に褒めてくれるんですよ。
中村:そうね。元太ってすごい褒めてくれるよね。
松田:「めっちゃ可愛い!」って言ったの覚えてる。「可愛い!」「それ可愛い!」
宮近:トランポリン中に?(笑)
松田:トランポリン中に。「めっちゃ可愛い、それ!」。
宮近:いつもだよ。
七五三掛:で、まつくは「一緒に頑張ろうな」。
全員:(笑)
吉澤:言った?本当に言った?
松倉:覚えてないけど…言ったんだと思います(笑)。でも自分も苦戦してたので。
七五三掛:そう、一緒に苦戦してた者同士で、一緒に“せっぱたくま”?
全員:(笑)
中村:切羽詰まっちゃってるじゃん!(笑)
宮近:切磋、ね(笑)。
七五三掛:切磋琢磨(笑)。一緒に切磋琢磨しながら頑張っていました、海斗とは。
松倉:「海斗」って初めて言われたけど…(笑)。
― 「かいと」が多すぎてわからなくなっちゃったんですね(笑)。
松倉:そうなんですよね(笑)。
中村:しめが今言ったこともあるんですけど、この「虎者」という舞台が決まった時から、みんなで言いたいことを言える関係になったというのは絆が深まったなと思いますね。例えばちょっとしたステージでのミスってなかなかメンバー同士では言いづらいんですよ。そういうところをちゃんと責任を持って言ったりとか、MC中も「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか。
今僕たちはYouTubeをやらせてもらっているんですけど、YouTubeが終わった後に、誰かが「今のYouTubeの会話をもっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか。閑也だったら、「もっと俺に一発ギャグを振ってくれ!」と。
川島:そんなこと言ってんの!?
吉澤:言ってねえ!!!言ってねえ!!!!!
中村:「俺はコメディータイガーなんだから、もっと一発ギャグをくれ」と。一発ギャグ見てみたいよね?
吉澤:お前ら雑か!フリが!フリが雑か!
中村:今、閑也があんまり喋ってる印象がないので。どうぞ。
宮近:今日初日だからね。初日の一発ギャグを。初主演舞台なんで。
七五三掛:それ見て元気出すわ。
中村:丸山(隆平)くんみたいに、定番でやろう。
吉澤:お前ら一緒にやろうな。乗っかってこいよ。家族だからな。
松倉:真ん中行かなくていいの?
宮近:「一緒に」って言うけど、まだ先は闇なんだけど大丈夫?
吉澤:お前らならできるよ。行くよ。
中村:題名は?
吉澤:「カーニバル」。
宮近:カーニバルをやるらしいです。
吉澤:俺は強い。このパンチ、見えますか?シュッシュッシュッシュッシュッシュッ…カーニバル~!!!
全員:……(苦笑)
中村:痛い痛い痛い!(その場で崩れ去り爆笑)
吉澤:いろいろ段取り間違えたし、もう~!俺も結構体にきてるから!
宮近:でもこのパンチですごいキラキラしてたから、素敵だったよ。
吉澤:アイドルだった?アイドルだった?
松倉:アイドル、アイドル。
七五三掛:ガッツはすごかった。
中村:っていう今の閑也のフリに関しての反省点も多分後でみんなで話し合います。それが言えるっていうのが、Travis Japanの絆が深まった証なのかなって。
川島:Travis Japanの絆も深まって、しーくんの傷も深まってました。
中村:も~上手い!絶対今の使ってください!!
― ありがとうございます(笑)。では最後に意気込みとファンの皆さんへメッセージをお願いします。
宮近:初めての主演舞台「虎者 ―NINJAPAN―」は、自分たちのファンの方々に呼んでもらえている愛称が入っている舞台で、ファンの方とともにこの舞台を盛り上げていきたいと思っていますし、僕らもこれから先成長していくためのステップだと思っているので、応援のほどよろしくお願いします。頑張っていきます。では最後に、「行くぞ!夢の空へ!」でお願いします。行くぞ!
全員:夢の空へ~!!!!!!!
(「Namidaの結晶」を歌い出すTravis Japan)
全員:ありがとうございました!
松倉:ありがとうございました!ドロンします。(忍者ポーズ)
舞台「虎者 ―NINJAPAN―」は、11月2日~10日に東京・サンシャイン劇場、11月15日~24日に京都・南座、11月26日・27日に名古屋・御園座、11月30日に広島・上野学園ホールにて上演。(modelpress編集部)
さらに、次世代を担うジャニーズJr.から影山拓也、佐藤新の2人に加え、数々の舞台に出演し実力を兼ね揃えた長谷川純らが出演。「愛」「絆」「家族」をテーマに、さらなる高みを目指したパフォーマンス、物語を披露する。以下、囲み取材全文(※会話中に曲目・演出など一部ネタバレあり)。
Travis Japan、初単独主演舞台が開幕
― いよいよ初単独主演舞台の初日を迎えますが、稽古の日のことを思うと今どんなお気持ちですか?宮近:うーんと…清々しいです!
全員:(笑)
宮近:やっぱり新しいパフォーマンスや、僕らのダンスという武器も研ぎ澄まして、結構ハードな稽古だったので、やっと初日か、と。もう早いくらいなんですけど、そのくらい気合いが入っています。とりあえず稽古が終わった。あとは初日を迎えて、お客さんに僕らのパワーをぶつけるだけだと思います。
― 新しいパフォーマンスを取り入れるのは大変だったのではないですか?
七五三掛:大変でしたね。トランポリンは初めてだったので、すごく難しくて、人生で一番筋肉痛になりました。本当に。
全員:(笑)
― あれだけ普段踊っているTravis Japanでも!?
七五三掛:そうなんですよ。家に帰って湿布を貼りまくって…大変でしたよ。
― どの辺が一番痛かったですか?
七五三掛:肩甲骨ですね。
松倉:ウォールするから、肩甲骨に来るんですよね。背中ついて壁を上るので…
宮近:それはもう筋肉痛じゃないんだよ!
七五三掛:筋肉痛じゃないのかな?
松田:なんでそんなに怒ってるの…?(笑)
― 痛み?
宮近:痛み。
全員:(笑)
松倉:簡単に言えば、疲労の蓄積。
七五三掛:でも練習を積み重ねるとそれも痛くなくなってきて、なんか気持ち良い感じになってくるんですよ。
吉澤:気持ち良いの?(笑)
松倉:ドMじゃん(笑)。
中村:ウォールしてると、背中の部分が羽みたいに赤くなっていくんですよ。最初だけなんですけど、下りる重力で体がまだ慣れていなくて。だからみんなひとりひとり写真を撮ってました(笑)。
松倉:みんなで背中の写真撮ったよね!
中村:7人で後ろ向いて、「これが男の勲章だ!」って(笑)。
吉澤:記念撮影してね。
― 羽が生えているような映像もありましたね。
宮近:そこはもう、滝沢さん演出…なんですかねぇ?
全員:なんですかねぇ?(笑)
宮近:その痛みは、滝沢さんは演出しませんよ!
吉澤:…よくわかんないよ!
中村:すごい高度な…(笑)。
川島:すごいスベったけど大丈夫!?(笑)
宮近:まぁまぁまぁ。…なんでしたっけ?
全員:(笑)
― 映像でも翼が映えるような演出がありましたよね(笑)。
宮近:そうですね。自分たちのMV(「Namidaの結晶」)でも羽が舞っていたり、僕は羽を背負わせてもらっているんですけど、ひとりひとり技があるんですよ。こんな経験舞台でしかできないじゃないですか。
中村:確かに。
宮近:普段翼生やしたら…僕多分、どこかに囚われてしまうので。
吉澤:なんで?
宮近:だからここでしかできないことを、一番、一番というか…輝いて…(目が泳ぎはじめる)
吉澤:…お前今日どうした?
中村:緊張してるね!
― 今の話だと、普段は翼が生えているということですか?
宮近:…あれっ?
松田:あ、そうですね、俺、普段から翼バサバサ(生えてます)!
全員:(笑)
松倉:元太、翼生えてるの?
松田:そのくらいふわふわしてるんですけど、地に足をつかせて、バシバシやっちゃってますね!
全員:(笑)
― 松田さんは、子供の頃にトランポリンをやったことがあると製作発表記者会見でお話されていましたよね。
松田:そうですね。子供の頃、夢の中でやっていて。
― 夢?
七五三掛:実際はやってないんだ(笑)。
松田:実際は遊びくらいだったんですけど、こんな本格的にプロの先生の方に教えてもらって、1からだったんですけど、しっかりみんな基礎からやって、なんかもうオリンピック出ようかなって!これで。
― 行きますか?
松田:…嘘です!
七五三掛:でも如恵留は本当にオリンピックに出れるんじゃないかというくらい、すごい技をやっていますよ。
川島:そうですかね。でもアクロバットをグループの中では一番やらせていただいているんですけど、僕と松田と松倉が10月の頭まで舞台に出ていまして、その間に他の4人はトランポリンを1ヶ月近く練習していたんですけど、僕たちは全然時間がなくて、本当に詰め詰めでやっていたので、中村海人とかウォールトランポリンがめちゃめちゃ上手いんですよ。グループの中で一番上手くて。自分が一番できるはずだと思ってたのに、うみが最初にできちゃうから、追いつこう追いつこうっていう気持ちで、グループの中で切磋琢磨できたことがトランポリンの良かったところだなと思います。
中村:そうだね。
― 実際に皆さんはどのくらいでできるようになったんですか?
吉澤:1ヶ月くらいですね。
― 3人は後からで?
川島:2週間くらいですかね。
― オースティン・マホーンさんのライブにもご出演されていましたよね。練習時間はちゃんととれましたか?
松倉:オースティン・マホーンさんのコンサート中にもやってたよね。
吉澤:やってたね。
宮近:コンサートに出てる時はやってないけど、その裏で確認したりね。
松田:リハのスケジュールも重なってたりして。午前中が「虎者」やって、午後がオースティン、とか。
宮近:そうそう。だから体がわけわからなくなりましたね。
吉澤:何やってるかわからなくなるっていう。
宮近:夜は洋楽で、朝は舞台の曲っていう。楽しい人生ですよね。
全員:(笑)
― でもそれだけ単独主演ということを実感できたのでは?
宮近:そうですね。怒涛の稽古だったので、それを実感するまでに時間はかかってたんですよ。いざ舞台に入ってポスターにも自分たちが並んでいて、三方礼も前で挨拶してるっていう、まだ初日は迎えていないですけど、それで自分たちが主演で立っているんだなって、よりグッと気合いが入るというか、そういう気持ちになりました。
― 滝沢さんからはどんな指導がありましたか?
七五三掛:稽古の初日に、「ここはしっかり止まらないと主演らしくない」とか、主演としての立ち方とか在り方とか、そういうものをまず最初に教えていただきました。
― それから稽古中ではどうだったんですか?
松田:稽古中はピザを奢ってくれました!
全員:(笑)
松田:それもありつつ、さっきゲネプロが終わって滝沢さんのところにみんな集まって「どうでしたか?」って言ったら、「うん、よかった。でももうちょっといける。Travis Japanならいけるよ!」って熱く言っていただいたので、頑張ります!
吉澤:僕らはお芝居もあまりやったことがなくて、滝沢さんが直接指導してくれて。「ここもうちょっとこうしたほうがいい」「感動させるようにもっと感情込めな」ってちゃんとアドバイスをくれて、すごい頼りになる社長さんでした。
全員:(笑)
七五三掛:丁寧だよね。
― SHOW TIMEでは屋良朝幸さんが振り付けをされていますよね。
川島:そうなんですよ。それをぜひお伝えしたいんですけど、今回僕たちの初主演舞台ということで、滝沢秀明さん監修のもと、たくさん曲をやらせていただいたんですけど、2幕があの屋良朝幸くんの構成で1曲1曲隅から隅まで屋良くんの手が加わっていて、歌うだけの曲でもそれをどう見せるか、踊る曲でも踊りの中に新しいアクションを入れてみたり、もともとある既存の曲を新しい振り付けでやってみたりとか、そういう部分をひとつひとつ全部丁寧にやってくださって、2幕をやっている時間が本当に楽しかったです。
1幕は役になりきって自分たちが前に前に気持ちを進めていたんですけど、2幕のSHOW TIMEではTravis Japanとしての時間。それを屋良くんが僕たちに対して「頑張れよ」って気持ちを伝えてくれていたので、みんなそれぞれ楽しみながら、舞台上でのアイコンタクトもいっぱいあって、そういう部分を屋良くんは「マインドとしてフィーリングで感じてほしい」と言ってくださったので、それを心にグッと持って頑張っています。
Travis Japan「虎者 ―NINJAPAN―」の見どころは
― 2幕は特にそれぞれの個性が活きた舞台になっていましたよね。自分の見どころやおすすめポイントをお聞かせください。宮近:僕が好きというか、嬉しいなと思ったのは、「千年メドレー」を僕たちがやらせていただいていること。「千年メドレー」を踊ったことはなかったんですけど、ジャニーズの歴史に残るメドレーなので知っていたんです。ヒガシさん(東山紀之)とかがやっているメドレーを僕たちがメインでやっていて、この舞台はジャニーさんの名前も入っていますが、ジャニーズの歴史をより直に引き継いでいる感じがして、また僕らが更新して1000年後もできるようなメドレーになればな、と。「千年メドレー」はその1000年ではないんですけど、そういう気持ちもこめてやらさせてもらっています。
松倉:僕は、僕と如恵留で作詞作曲をしたんですよ。僕が作詞で、如恵留が作曲した曲をセッションして歌う、というのをやったんですけど、共作が初挑戦だったので、すごい難しかった部分もあったしすごい楽しかった部分もあったし、自分的にも、ちょっと良いのできちゃったかなって。
― 自信作ですね!喧嘩したりはしませんでしたか?
松倉:スムーズにいったんだよね。
川島:ね。意外とね。最初に出してくれた歌詞に僕が曲をつけて、それが意外とマッチしなかったりした部分が出てきたので、それをもう一度その曲から作詞をお願いして、結構やりとりがあったよね。
― いつ制作したんですか?
松倉:それこそ「SHOCK」が終わって、10月頭からですね。
― え!ではできたてほやほや?
川島:はい。新生児です。だいたい今3500gくらいだと思います。
中村:おぉ~、おぉ~……
川島:おぉ~(笑)。
― その川島さんと松倉さんの楽曲「ものさし」はどういうシチュエーションで作詞作曲をしたんですか?
松倉:日頃僕が人生を生きていて、人生を歩んでいて感じたことです。だからちょっと等身大なのかもしれないです。皆さんにも多分通ずる歌詞なんじゃないかなと思うので、じっくり歌詞もメロディーも感じてぜひ聴いてもらいたいなと思います。
吉澤:僕は2幕のオープニングです。2幕は僕から始まるんですよ。幕が上がったら僕しかいないんですよ。
宮近:そういえばそうだね。
川島:そうじゃん!
吉澤:意外じゃない!?だってこのメンバーで僕しかいないって、本当あまりないんで。
宮近:…自分で「意外じゃない?」って言うのつらくない?(苦笑)
全員:(笑)
吉澤:結構つらいんだけど、それで自信を持って立てるって、主演だからこそできるのかなって、すごく自信を持ってやらせてもらっていますね。
― ひとりひとり、全員が主演ですもんね。
吉澤:そうですね。これからもひとりひとりが目立ってやっていけたらな、と思いますよ。
宮近:…なんで半笑いなんだよ?(笑)言うなら真面目な顔で言わないと。
全員:(笑)
七五三掛:俺は、海人と俺の2人で「愛されるより 愛したい」をやっていて、アカペラで最初始まるんですけど、1ヶ月間稽古があって、ずっと休憩時間や空き時間があったらずっと2人でスタジオにこもって練習していて、計30時間くらいやったんですよ。
中村:…そんなしたのお!?
松倉:ちょっと盛ったんじゃない?盛った?いつもみたいに、厚底履いて!
宮近:まぁまぁまぁ、“どうだっていいじゃん、そんなこと”。
全員:うぉ~お~!!!(大盛り上がり)
松倉:どうだっていいじゃん♪そんなこと~♪
七五三掛:でも2人の絆がそれでできたなぁと思って。
中村:本当?じゃあ~…ハグしとくう?
七五三掛:ハグ、しとく?
川島:自分から行くタイプなの?(笑)周りが囃し立てるやつだよね、それ!
中村:じゃあハグしとく?
七五三掛:「これからもよろしく」っていうハグ。
中村:じゃあ、よろしくお願いします。
中村&七五三掛:(ゆっくりハグ)
中村:はい、これは絶対使ってください!これは絶対使ってください!
― そんな中村さんの見どころは?
中村:僕は、えーっと最後の曲の「Together now」ですかね。
七五三掛:あっはっはっは!
全員:裏切った!裏切った!
松倉:被らないようにね。
中村:そう、被ったらいろいろな味が楽しめないじゃないですか。やっぱりいろいろな味を楽しんでもらいたいな、という意味も込めて、「Together now」にします。最後の曲ですね。これは僕たちの新しいバラード曲なんですよ。僕たちはバラード曲って持ってないんですけど、心に染みる曲がほしいなって。それはみんなひとりひとりの心の中にあって、滝沢さんと「舞台をやるし曲を作るけどどんな曲がいい?」って言われた時に、みんな満場一致で「絶対に心が染みるバラードをお願いします」って頼んだんですよ。それで持っていただいた曲がさっき聴いていただいた曲なんですけど、その曲はなんと聞いた話によるとジャニーさんも聴いていたらしいんですよ。
― え!それはいつくらいですか?
七五三掛:5月くらいですかね。
中村:耳を通していたらしくて、だからジャニーさんの思いもこもった曲なんですよ。ジャニーさん、滝沢さん、僕たちもそうですが、ファンの皆さんも包み込めるような曲になっているので、そこを噛み締めながら聴いてほしいというか、僕たちもいろいろな感情、舞台を通しての感情もありますし、「Together now」がかかった時の感情とかを感じていただければすごく嬉しいなと思います。
― ジャニーさんも喜んでくれていたら嬉しいですね。
中村:いや、絶対見てくれてるんですよ!多分ここらへんにいるんじゃないですか。(頭の少し上を見上げる)
吉澤:近いっ!近めだなぁ。
松倉:「YOUたち、最高だよ~!」
宮近:抽象的で良い。
中村:本当に、喜んでくれていたら嬉しいです。
川島:僕は「ものさし」もとても大切な曲なんですが、「VOLCANO」というTravis Japanのオリジナル曲がありまして、今回その「VOLCANO」を7人でパフォーマンスするのに加えて、全キャストでみんなでステージに立ちたいという想いも込めて、なんと新しい詞も追加されて、新しいメロディー部分ができて、先輩の長谷川純さんと、後輩の2人も出てくれて、全キャストがみんなで一斉に作れる「VOLCANO」。バラード曲の直前だったので、みんなで気持ちを爆発させる最後の最後にふさわしい曲になったんじゃないかと思っていて、その曲が一番好きです。
松田:僕はラスト曲の「Talk it! Make it!」ですかね。それも如恵留が言ったように全キャストが出ていて、みんなでサビを踊るっていう、すごく新鮮な気持ち。俺らじゃない人がみんなが踊っていて可愛く見えてきちゃって。すごい楽しくて、お客さんも一緒に「フー!」ってやってくれたら嬉しいなって。
宮近:自分たちの曲を稽古場で全キャストの人がやっているのを、ちょっと離れて見ていたんですよ。それを見ただけでグッとくるものがあって。あんなに楽しい曲なのに、ちょっと「あぁ…」って、こんな感じでした。心が。(泣きそうな顔)
七五三掛:確かに。
中村:わかるわかる。
― 皆さん感極まってしまいそうですね。最初に誰が泣きそうですか?
中村:やばいっすね。
宮近:こういうので泣くの誰だろうね?
中村:だいたい松倉?
吉澤:松倉ぁ?
松倉:いや俺、最近泣き虫卒業したんすけどね…
宮近:卒業とかあるの?泣き虫に(笑)。教習所みたいなシステムなの?
松倉:いや涙腺が固まってきた、みたいな。
吉澤:固まってきた…(笑)。
松倉:(記者に)俺かなぁ?どう思います?
― 松倉さんだと思います。
中村:でも(宮近)海斗も意外に、気づいたら泣いてるみたいな時があるんですよ。
松倉:ちゃかはね、熱い男だから。
中村:そう!初めて舞台に出た時も、千穐楽の日に隣にいて、横見たら海斗泣いてて、俺それ見て号泣しちゃったんですよ(笑)。
全員:もらい泣き(笑)。
中村:そう、もらい泣き!もらい泣きしちゃって。そのくらいに意外に高まる人なんですよね。
Travis Japanの絆深まる「言いたいことを言える関係になった」
― 今回は「愛」や「絆」がテーマになっていますが、改めて感じたTravis Japanの絆はありますか?七五三掛:あります!(挙手)1幕でトランポリンをやっているじゃないですか。トランポリンの稽古は先程も言ったように大変だったんですよ、初めてで。僕はトランポリンに結構苦戦していて、恐怖心がなかなかとれなくて、そんな時にメンバーが一緒に残って練習してくれたり、アドバイスをくれたり…というのがあって、それがすごく愛を感じました。
― 誰にどんな言葉をかけられたのか覚えてますか?
中村:お!言ってくださいよ。
七五三掛:ひとりひとりに言われたんですよね。まず、しずは「しめならできる!」。
吉澤:…それだけ?(笑)
全員:(笑)
七五三掛:ちゃかちゃんは、「もっと角度をこうしたらいいんじゃない?」とか細かい分析。海人は、ウォールトランポリンっていう壁を上るのはすごく上手くて「その高さを出すにはこうしたらいいよ」ってアドバイスをくれて。如恵留はガッツポーズ。「しめならいける!」。
川島:あははは(笑)。
全員:(笑)
七五三掛:元太は、俺が練習してる時にいいなって思ったところを素直に褒めてくれるんですよ。
中村:そうね。元太ってすごい褒めてくれるよね。
松田:「めっちゃ可愛い!」って言ったの覚えてる。「可愛い!」「それ可愛い!」
宮近:トランポリン中に?(笑)
松田:トランポリン中に。「めっちゃ可愛い、それ!」。
宮近:いつもだよ。
七五三掛:で、まつくは「一緒に頑張ろうな」。
全員:(笑)
吉澤:言った?本当に言った?
松倉:覚えてないけど…言ったんだと思います(笑)。でも自分も苦戦してたので。
七五三掛:そう、一緒に苦戦してた者同士で、一緒に“せっぱたくま”?
全員:(笑)
中村:切羽詰まっちゃってるじゃん!(笑)
宮近:切磋、ね(笑)。
七五三掛:切磋琢磨(笑)。一緒に切磋琢磨しながら頑張っていました、海斗とは。
松倉:「海斗」って初めて言われたけど…(笑)。
― 「かいと」が多すぎてわからなくなっちゃったんですね(笑)。
松倉:そうなんですよね(笑)。
中村:しめが今言ったこともあるんですけど、この「虎者」という舞台が決まった時から、みんなで言いたいことを言える関係になったというのは絆が深まったなと思いますね。例えばちょっとしたステージでのミスってなかなかメンバー同士では言いづらいんですよ。そういうところをちゃんと責任を持って言ったりとか、MC中も「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか。
今僕たちはYouTubeをやらせてもらっているんですけど、YouTubeが終わった後に、誰かが「今のYouTubeの会話をもっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか。閑也だったら、「もっと俺に一発ギャグを振ってくれ!」と。
川島:そんなこと言ってんの!?
吉澤:言ってねえ!!!言ってねえ!!!!!
中村:「俺はコメディータイガーなんだから、もっと一発ギャグをくれ」と。一発ギャグ見てみたいよね?
吉澤:お前ら雑か!フリが!フリが雑か!
中村:今、閑也があんまり喋ってる印象がないので。どうぞ。
宮近:今日初日だからね。初日の一発ギャグを。初主演舞台なんで。
七五三掛:それ見て元気出すわ。
中村:丸山(隆平)くんみたいに、定番でやろう。
吉澤:お前ら一緒にやろうな。乗っかってこいよ。家族だからな。
松倉:真ん中行かなくていいの?
宮近:「一緒に」って言うけど、まだ先は闇なんだけど大丈夫?
吉澤:お前らならできるよ。行くよ。
中村:題名は?
吉澤:「カーニバル」。
宮近:カーニバルをやるらしいです。
吉澤:俺は強い。このパンチ、見えますか?シュッシュッシュッシュッシュッシュッ…カーニバル~!!!
全員:……(苦笑)
中村:痛い痛い痛い!(その場で崩れ去り爆笑)
吉澤:いろいろ段取り間違えたし、もう~!俺も結構体にきてるから!
宮近:でもこのパンチですごいキラキラしてたから、素敵だったよ。
吉澤:アイドルだった?アイドルだった?
松倉:アイドル、アイドル。
七五三掛:ガッツはすごかった。
中村:っていう今の閑也のフリに関しての反省点も多分後でみんなで話し合います。それが言えるっていうのが、Travis Japanの絆が深まった証なのかなって。
川島:Travis Japanの絆も深まって、しーくんの傷も深まってました。
中村:も~上手い!絶対今の使ってください!!
― ありがとうございます(笑)。では最後に意気込みとファンの皆さんへメッセージをお願いします。
宮近:初めての主演舞台「虎者 ―NINJAPAN―」は、自分たちのファンの方々に呼んでもらえている愛称が入っている舞台で、ファンの方とともにこの舞台を盛り上げていきたいと思っていますし、僕らもこれから先成長していくためのステップだと思っているので、応援のほどよろしくお願いします。頑張っていきます。では最後に、「行くぞ!夢の空へ!」でお願いします。行くぞ!
全員:夢の空へ~!!!!!!!
(「Namidaの結晶」を歌い出すTravis Japan)
全員:ありがとうございました!
松倉:ありがとうございました!ドロンします。(忍者ポーズ)
舞台「虎者 ―NINJAPAN―」は、11月2日~10日に東京・サンシャイン劇場、11月15日~24日に京都・南座、11月26日・27日に名古屋・御園座、11月30日に広島・上野学園ホールにて上演。(modelpress編集部)
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