安藤サクラ「いだてん」で“東洋の魔女”主将役 浅野忠信・徳井義実ら新キャスト発表
2019.08.22 13:08
views
浅野忠信、徳井義実、安藤サクラら、歌舞伎俳優の中村勘九郎と俳優の阿部サダヲがW主演を務める2019年NHK大河ドラマ「いだてん」(毎週日曜よる8時~)の新キャストが発表された。
浅野忠信、初のオリンピック担当大臣・川島正次郎役
浅野は自民党幹事長、初のオリンピック担当大臣・川島正次郎役。戦前・戦後にわたって活躍した大物政治家。ナンバー2でいることを好み、自民党幹事長や副総裁の座に長く君臨した。粋な遊び人で花柳界にも通じ、日本画や歌舞伎を愛する文化人でもあった人物。
「政界一寸先は闇」などの語録で知られ、背広のポケットに手を突っ込んで口笛を吹きながらさっそうと歩く姿から“陽気な寝業師”ともいわれ、初のオリンピック担当大臣として田畑と対立し、田畑失脚の引き金となる。
徳井義実、名監督・大松博文役
徳井は1964年東京オリンピック女子バレーボール日本代表監督の大松博文役。女子バレーボールの実業団「日紡貝塚」を率い、175連勝という大記録を打ち立てた名監督。“燃え尽き症候群”になっていたところを田畑に説得されて現場に復帰、1964年東京オリンピックで金メダルをもたらす。
「回転レシーブ」などを考案し、その過酷な練習から「鬼の大松」と言われた。代名詞である「おれについてこい!」は流行語にも。戦時中はインパール作戦に従事、悲惨な戦場からの数少ない生還者の一人でもある。
安藤サクラ“東洋の魔女”の主将・河西昌枝役
安藤は“東洋の魔女”の主将・河西昌枝役。ポジションはセッター。あだ名は“馬”。卓越したリーダーシップでチームを統率し、1962年にモスクワで開催された世界選手権で当時無敵だったソ連に勝利。1964年東京オリンピックでも再びソ連を下して、日本中に大ブームを巻き起こした。大松監督との壮絶な練習と師弟の強い絆は、今も語り草になっている。
第58作となる2019年大河ドラマ「いだてん」は、“オリンピックの歴史”を題材とし、W主演の中村と阿部によるリレー形式で物語が進行。脚本は宮藤官九郎氏が担当。今回新キャストとして発表された3人の登場は第41回(10月27日放送予定)から。(modelpress編集部)
浅野忠信コメント
大河ドラマにはなかなか縁がないと思っていたので、大変うれしいです。川島は田畑とは違う視点で「オリンピック」を見ている男です。ナンバー2という生き方や、粋でしたたかな二面性も魅力的で、自分に向いている役だと思っています(笑)。宮藤官九郎さんとは映画で共演したり、バンド活動でも“対バン”したりしていますが、そうしたなかで僕という俳優のことを理解してくださったとありがたく感じています。徳井義実コメント
宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマですし、阿部サダヲさんも大好きなので、めちゃくちゃうれしいです。中学・高校とバレーボールをやっていたので“鬼の大松”のことは知っていました。「そんな怖いイメージ、俺にはないし…」と一瞬ひるみましたが、大松監督を演じられるのはすごく光栄なことだと感謝しています。あの日のバレーボール少年に、「お前は将来、大松監督をやるんやぞ!」って言ってあげたいです。安藤サクラコメント
ドラマも終盤でまさか呼んでいただけるなんて思ってもいなかったので、とっても嬉しいです。宮藤官九郎さんの脚本を読んでいると「この中に入ってみたい!」と、うきうきしてきます。台詞は多くないのですが、現場に行くとその一言に込められている熱量に驚かされ、東洋の魔女の凄まじい覚悟を感じながら撮影しています。バレーボールができて、「いだてん」に出られて、大河ドラマに出られて、ものすごく楽しいです!
【Not Sponsored 記事】