上野樹里「のだめ」以来13年ぶり月9主演の心境　時任三郎とは“446年の時を経て”共演？＜監察医 朝顔＞

2006年10月クールに放送された『のだめカンタービレ』以来、約13年ぶりに主演を務める上野。「まだ始まったばかりですけど、初めて主演させていただいたのも『のだめ』でしたし、年号が変わって、結婚して初めて主演するのも月9」と“月9”に縁があることを明かし、「作っていくこと、残っていくことは大切なことだと思いながら撮影しています。自分にとっても大きな経験をさせていただくこととなります」と心境を語った。

また、上野の父親役を演じる時任とはNHK大河ドラマ『江～姫たちの戦国～』（2011年1月～11月）で同じく親子役だったが、共演シーンがなかったため、今作が初共演となる。「446年のときを経て、実質初共演」と紹介されると、上野は「長生きしている…」とポツリ。時任が「幻の父って形で今作で共演できてワンランクアップした感じ。4話までしか台本を読んでいないのですが、また自害するかもしれない」とジョークを飛ばすと、上野は「いやいや、困ります」と息の合ったやり取りで盛り上げた。

上野樹里主演ドラマ「監察医 朝顔」

同名漫画が原作の今作は、ドラマ化をするにあたってアレンジした感涙のヒューマンドラマ。法医学者と刑事という異色の父娘が各話で、かたや解剖、かたや捜査により、さまざまな遺体の謎を解き明かしていくさまサスペンスフルに織りなし、見つけ出された遺体の“生きた証”が生きている人たちの心を救っていくさまをハートフルに描く。

さらに、今回、2011年3月11日に発生した東日本大震災についても描かれており、上野演じる朝顔の母親は、東日本大震災により行方不明になっている。上野は今作のために、被災地である岩手県陸前高田市を訪れたそうで、「そういう役を演じさせていただけて、難しい役どころでもありますが、被災した人が未だに悲しみを背負ったまま生きています」といい、「地元の方に協力いただいて、お話を聞いたので役作りの参考にしました。（朝顔は）一人で役を作っているんじゃなくて、いろんな人の思いをのせて作っています」と力強くコメントした。（modelpress編集部）