V6岡田准一主演「白い巨塔」全キャスト解禁 財前の妻役は夏帆
2019.03.05 05:00
V6の岡田准一が主演をつとめ、テレビ朝日開局60周年記念スペシャルドラマとして5夜連続で放送される「白い巨塔」の全キャストが5日、解禁された。
1965、69年に新潮社より刊行された、作家・山崎豊子氏の長編小説『白い巨塔』。大阪の大学病院を舞台にした同作は、医療ドラマの枠を超えて人間の本性に迫り、山崎作品の中でも“最高傑作”と呼び声の高い作品。
主人公・財前五郎役に岡田を迎え、財前の同期で内科医の里見脩二役を松山ケンイチ、財前の愛人でバーのホステス・花森ケイ子役を沢尻エリカ、そして財前の師である第一外科教授・東貞蔵役を寺尾聰が演じることは発表済み。
今回、キャストとともに5月22日~5月26日夜9時に5夜連続放送されることも発表された。
浪速大学医学部長・鵜飼裕次役には松重豊。学内政治にも精通し、現在の医学部長という座に君臨する鵜飼は、東と決別し、教授選に臨む財前を自身の一派に取り込もうと画策する。
浪速大学病理学科教授の大河内恒夫役には岸部一徳。野心むきだしの財前をあまり快くは思っていない大河内は、教授選に公正を期すため選考委員に名乗りを上げる。
財前の妻・財前杏子役は夏帆、母・黒川キヌ役は市毛良枝。東の妻で教授夫人で構成される“くれない会”のメンバー・東政子役は高島礼子、東の娘で浪速大学病院図書館で司書として働いている東佐枝子役は飯豊まりえ。
東都大学医学部第二外科・教授の船尾徹役は椎名桔平、繊維問屋・佐々木商店の店主で浪速大学に患者としてやってくる佐々木庸平役は柳葉敏郎、その妻・佐々木よし江役は岸本加世子、息子の佐々木庸一役は向井康二、関口法律事務所・弁護士で佐々木家の代理人を務める関口徹役は斎藤工、河野法律事務所・弁護士で財前の代理人を務める国平幸一郎役は山崎育三郎と豪華キャストが集結する。(modelpress編集部)
でも、そういう強い欲望をもった人が成功していくだけの物語だときっと面白くない。『白い巨塔』には、強い欲望だけでなく挫折もきちんと描かれているんです。五郎(岡田准一)も病に倒れたり、裁判で負けたり、挫折を味わいます。五郎がスムーズに上り詰めていって、女性とお金に囲まれているようなドラマだったら、見ている人も納得しないと思います。欲望と挫折、どちらの要素も含まれているのが何度も映像化されるゆえんでしょうね。時代が変わっても楽しめる作品だと思います。
私が演じる鵜飼という人物は、組織の中で上り詰めていくことが最高の目的であり、使命でもある。いつの時代にもこういう権威主義的な人間は組織の中に住みついているだろうと思うので、小気味よく憎まれ役に徹しようと思います(笑)。
大学病院という組織の中の人間模様が、日本の社会の縮図にも捉えられるような、普遍的な面白さがあるドラマだと思うので、ぜひその縮図を覗いてみてください。
財前と里見という二人の教え子が、同時に“白い巨塔”の中で、キャリアをスタートして離れていく。岡田准一さんがこの『白い巨塔』を背負って、いろんな人が演じてきた財前をどんな風にやるんだろうというのも楽しみですね。
主人公・財前五郎役に岡田を迎え、財前の同期で内科医の里見脩二役を松山ケンイチ、財前の愛人でバーのホステス・花森ケイ子役を沢尻エリカ、そして財前の師である第一外科教授・東貞蔵役を寺尾聰が演じることは発表済み。
今回、キャストとともに5月22日~5月26日夜9時に5夜連続放送されることも発表された。
小林薫・松重豊・岸部一徳、豪華キャストが集結
財前の義理の父で圧倒的な財力を誇る産婦人科医・財前又一役には小林薫が決定。娘婿である財前を、自身の悲願でもある浪速大学第一外科教授の座へと押し上げるべく、金という“実弾”を使い、教授選に関わる人物たちを次々と取り込んでいく。浪速大学医学部長・鵜飼裕次役には松重豊。学内政治にも精通し、現在の医学部長という座に君臨する鵜飼は、東と決別し、教授選に臨む財前を自身の一派に取り込もうと画策する。
浪速大学病理学科教授の大河内恒夫役には岸部一徳。野心むきだしの財前をあまり快くは思っていない大河内は、教授選に公正を期すため選考委員に名乗りを上げる。
“財前”岡田准一の妻役は夏帆
さらに、浪速大学医学部第一外科・医局員の柳原雅博役に満島真之介、同じく医局長の佃友弘役に八嶋智人、看護師の亀山君子役に美村里江、浪速大学医学部脳外科・教授で教授陣の中で紅一点の野坂奈津美役に市川実日子。財前の妻・財前杏子役は夏帆、母・黒川キヌ役は市毛良枝。東の妻で教授夫人で構成される“くれない会”のメンバー・東政子役は高島礼子、東の娘で浪速大学病院図書館で司書として働いている東佐枝子役は飯豊まりえ。
東都大学医学部第二外科・教授の船尾徹役は椎名桔平、繊維問屋・佐々木商店の店主で浪速大学に患者としてやってくる佐々木庸平役は柳葉敏郎、その妻・佐々木よし江役は岸本加世子、息子の佐々木庸一役は向井康二、関口法律事務所・弁護士で佐々木家の代理人を務める関口徹役は斎藤工、河野法律事務所・弁護士で財前の代理人を務める国平幸一郎役は山崎育三郎と豪華キャストが集結する。(modelpress編集部)
財前五郎役・岡田准一コメント
テレビ朝日開局60周年を記念した5夜連続の大型ドラマということで、こんなにも豪華なキャストのみなさんとお仕事をすることができ、とてもうれしく思っています。みなさんと一緒に『白い巨塔』という大作に挑めたことも楽しかったですし、鶴橋監督のもと、和気あいあいと撮影ができたこともいい経験になりました。財前又一役・小林薫コメント
この作品に出てくる人たちは欲望がはっきりしていて、みんながその思惑の中で動いているのですが、その中でも又一という人は特にわかりやすいんです。人って、空気を読んだり、周囲とのバランスを取りながら、そういう強い欲望を出さないように取り繕うものなので、彼はある意味とても正直な人だと思います。見る側からしたら、ここまで自分の欲望をあらわにする人は、むしろチャーミングに映るかもしれないですね。でも、そういう強い欲望をもった人が成功していくだけの物語だときっと面白くない。『白い巨塔』には、強い欲望だけでなく挫折もきちんと描かれているんです。五郎(岡田准一)も病に倒れたり、裁判で負けたり、挫折を味わいます。五郎がスムーズに上り詰めていって、女性とお金に囲まれているようなドラマだったら、見ている人も納得しないと思います。欲望と挫折、どちらの要素も含まれているのが何度も映像化されるゆえんでしょうね。時代が変わっても楽しめる作品だと思います。
鵜飼裕次役・松重豊コメント
山崎豊子さん原作の作品は以前にも経験させていただいているのですが、あの重厚な人間模様の中にまた入るんだなという、気合いも入りますし、覚悟が要るドラマになるだろうと思いました。原作の世界観を現代に置き換えて再生するのは大変ではないかと思ったのですが、台本を読んだ際には、見事に2019年のものに蘇っていると感じました。私が演じる鵜飼という人物は、組織の中で上り詰めていくことが最高の目的であり、使命でもある。いつの時代にもこういう権威主義的な人間は組織の中に住みついているだろうと思うので、小気味よく憎まれ役に徹しようと思います(笑)。
大学病院という組織の中の人間模様が、日本の社会の縮図にも捉えられるような、普遍的な面白さがあるドラマだと思うので、ぜひその縮図を覗いてみてください。
大河内恒夫役・岸部一徳コメント
医者を目指す人は、みんな志をもってスタートして、そこから権力という渦に巻き込まれていくと思うんです。僕が演じる大河内は、一人一人の中にある医者としての良心を形にしたような存在です。大河内がいることで、医学界にもまだ良心が残っていると信じられる欠かせない存在だと思います。もちろん、この大河内の良心に共鳴する人もいれば反発する人もいるわけですが…。財前(岡田准一)も大河内の教え子ですから、やはり志をもってスタートしているんです。だけど、次第に財前の権力志向が現れてくる。まぁ、そこが財前の魅力でもあるんですけどね。大河内は自分がどうなりたいというよりも、人を助けたいと考えているので、どちらかというと里見(松山ケンイチ)に近いタイプだと思います。財前と里見という二人の教え子が、同時に“白い巨塔”の中で、キャリアをスタートして離れていく。岡田准一さんがこの『白い巨塔』を背負って、いろんな人が演じてきた財前をどんな風にやるんだろうというのも楽しみですね。
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