<嵐5人で会見>大野智、2021年から芸能活動休止へ メンバーの言葉に涙目「なんて人たちだろう」「嵐で良かった」
2019.01.27 22:14
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27日、嵐が、2020年12月31日をもってグループ活動を休止することを電撃発表。同日、大野智(38)、櫻井翔(37)、相葉雅紀(36)、二宮和也(35)、松本潤(35)のメンバー5人が都内にて会見を開いた。
嵐5人で会見
大野は「2017年6月中旬(6月16日)ごろにメンバー4人に集まってもらって自分の思い、気持ちを話させて頂きました。自分の嵐の活動を終えたいと。自由に生活を一回したいと。その後何度も話し合いを重ね、期限をもって終了するとしました」とまず、自身が事務所を退所したいという意向を示したと告白。「初めて自分の気持ちを打ち明けた後は1人1人と会って1人1人の思いを聞いて、5人で集まって、結構な回数ですけど何度も何度も話し合って、最終的に事務所の方々を混じえての話し合いをさせて頂き、2018年2月に事務所に報告させて頂いて、話し合いを重ねて2018年6月に決断しました」と経緯を説明した。
大野智の決断にメンバー4人の反応は?
二宮は「話し合いを進めていく中で、ずっと言っていたことで4人でも6人でも嵐じゃない、と。5人でなければ嵐じゃないだろうと。5人でなければ100%のパフォーマンスをできないだろうと。リーダーの思いを尊重する形で結論に至った」と自身の思いを説明。櫻井は「誰か1人の思いで嵐の将来を決めるのも難しいと(思った)と同時に、逆に他の何人かの思いで1人の人生をしばることもできないと思った。なぜなら僕たちは中学の時から20何年一緒にいる仲ですから。どれだけ時間がかかっても、というかかけても、全員が納得する形の着地点を探していかなければいけない、それはもう僕の役割だろうと思いました」と5人全員が納得できるまで数ヶ月かけて話し合いを重ねたことを強調した。
活動休止は考えていなかったため、最初は「ひっくり返りました」と衝撃だったことを明かした相葉は、「どうにか嵐を続けていける方法がないのかなと相談したりはしました」と当初は5人で活動を続けていけないか方法を探ったというが、大野の話を聞く中で、「同じ方向を向いていないリーダーをずっと付き合わせるのは違うなと思ったし、1人、2人欠けてしまっては嵐としては難しいと思ったし、リーダーの意見に納得してそっちの方向で進めていこうという形になりました」と考えが変わったことを思い返した。
一方、「常々グループ活動を続けることはメンバーの強い意志があって続けられるものだと思っていた」と持論を述べた松本は、「大変だと思うことも正直ありました。良い形である内にグループを閉めることを考えたことも、メンバーにその話をしたこともありました。具体的な時期はないですが」と自身もグループ解散がよぎったことがあるとし、「驚きはしませんでした。それぞれの思いもありますし、それぞれのことを考えたときに、このタイミングで区切りをつけるのはベストな形なんじゃないかと」と大野の気持ちに寄り添った。
大野智「なんて人たちだろう」「嵐で良かった」
4人の中で大野の言葉に強く反対するメンバーや、喧嘩・衝突はなかったか、と追及されると、「ないです。(記者に)書きたそうだな、すぐ書くんだから」(二宮)、「嘘でもしとけばよかったわ~」「溝ができたということはまったくない」(相葉)と笑い飛ばして一蹴。一番時間がかかった部分を聞かれると、「皆の思いが同じところに着地すること、嵐が五角形だとしたら真ん中をどこに落とし込むか」と櫻井が代表して説明。「20年以上一緒にいるし、『そんな話ありえないわ』ってひっくり返す人はいなかったということです」と話し、逆に密度の濃い話し合いの期間を経て「絆は過去最大に太くなっていると思います」と明かした。
そんな4人の反応に対し、大野は「申し訳ない気持ちはすごく強いですけど『1人欠けては嵐ではない』という気持ちが5人の中にあったので勝手ではありますけど、期限を決めて2020年いっぱいまで毎日大切に走っていこうかなと思いました」としみじみと感謝。
特に印象に残った言葉を問われると、目を潤ませ、「『(2020年まで)最後まで笑っていよう』と言われたときはやばかったですね…」と回答。「申し訳ない気持ちがある中で素直に『なんて人たちだろう』…って。『嵐で良かったな』…と言葉にならなかったですね」と声を震わせて続けた大野。
「大野さんにとって嵐ってなんですか?」という質問には「嵐…もう、言葉が難しいんですよね。宝物の何者でもない。僕の人生の半分以上が嵐だったんで永遠に心で輝き続けているもの」と答えていた。
大野智、2021年から芸能活動休止へ
大野は今後、具体的にしたい活動が決まっているわけではないといい、「この世界を一度離れてみて景色を見てみたいと言うか、普通の生活をこの世界に入って経験してないと思ってそういうことに興味があり、具体的なことはないんですけど」と回答。当初は「終えたいという思いになったときは、事務所をやめなくては自分としてはけじめがつかないなと思った」というが、メンバー・スタッフと話し合っていく内に、「お休みでいいんじゃないか」と期限を決めないで活動休止することとなったとした。その気持ちがいつ芽生えたか、と聞かれると、「大体3年ぐらい前からそういう気持ち、思いが芽生えてそれがどんどんど強くなっていったのが現状」と回顧。はっきりしたきっかけはなかったといい、15周年を迎えた頃には気持ちが強くなっていたことを明かした。
大野は2021年以降、芸能活動を休止することになり、「大体でも決まってないか?」と期間を深掘りされ回答に言葉を詰まらせると、メンバーから「決まってないでしょ?」と笑われ、「決まってないです…」と話した。
具体的な活動再開時期の明言はなかったが、「僕自身も所属という形なので、個人的にビジュアルだったり体型だったりはキープしていこうと思っています(笑)」「4人以上に気をつけて。1人だけ『なんだあいつ』みたいになるのは嫌だなと」と笑いを誘い、メンバーから「お願いします!」と声をかけられた大野。
「(仕事への)情熱がなくなったわけではない?」と追及されると、「そういうわけじゃないです。今までの活動には感謝しかないし、足を止めて考えてもいいかなという決断ですね」と否定。
松本も再開時期について「どうなるかはわからないです、正直。だからこそ5人で再開できる日があるといいなと。先のことは正直明言できない」と話した。
嵐、2020年をもってグループ活動休止を電撃発表
嵐は、1999年9月15日に結成され、同年11月3日に「A・RA・SHI」でデビュー。今年結成20周年を迎える。ファンクラブサイトに動画でメッセージを投稿し、2020年12月31日をもってグループ活動を休止することを発表。
動画では、リーダーの大野が「僕たち嵐はたくさんの話し合いを重ね、2020年12月31日をもって嵐としての活動を休止させて頂くことになりました」と報告。2017年6月中旬、ほか4人のメンバーに集まってもらい「自分の気持ち、想いを話しました。その内容は、2020年をもって自分の嵐の活動を終えたいと。嵐20周年、2020年という区切りで1度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのかなと。また、勝手ではありますが、何事にも縛られず自由な生活をしたいと自分の想いを伝えました」と自身の提案も振り返った。
その後、メンバーと話し合い、「2020年をもって嵐を休止させて頂く結論に至りました」とのこと。「2020年いっぱいまで走り抜きたいと思います」としている。(modelpress編集部)
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