制作発表会見に登壇した福山雅治 (C)モデルプレス

“福山雅治&バカリズムタッグ”日テレの朝ドラは「喧嘩売ってるのかな」尾野真千子が本音<生田家の朝>

2018.12.02 18:38

日本テレビ系『ZIP!』内にて12月10日より放送予定の朝ドラマ「生田家の朝」(あさ7時50分頃~、全13回)の制作発表会見が2日、都内で行われ、福山雅治バカリズムユースケ・サンタマリア尾野真千子、関谷瑠紀、鳥越壮真が出席した。

  

日テレの“朝ドラ”「生田家の朝」

企画プロデュース福山、脚本バカリズムが贈る“どこにでもいるフツーの家族”の朝の話を描く本作。お茶の間とテレビの中がまるで合わせ鏡のように同じ時間軸で進む朝のドラマで、日常に起こる小さな事件や小さな幸せを描くオフビート・ホームドラマ。主演をユースケ、その妻役を尾野、中1の娘を関谷、小1の息子を鳥越が演じる。

バカリズム (C)モデルプレス
「(日テレ開局)65年を機に何か面白いことをやりましょう」と日テレから福山へザックリとしたオファーをしたところから、同企画が始まったそうで、福山は「業界の中で『なんかやりましょう』ってよくある話なんですけど、まさか編成まで動く大掛かりなプロジェクトになるとは想像していませんでした」と吐露し、話が進んでドラマプロジェクトにたどり着いたそうで「急にドラマだけポンッとあっても視聴者の方の見る準備が整う前に始まっちゃうかもという話をして、ドラマ作りのプロセスから見せていくということが、視聴者の方に寄り添い、僕たちも楽しめる面白いチャレンジになるんじゃないかというところで始まりました」と経緯を説明した。

そして、福山自らバカリズムを誘ったそうで「バカリズムさんとは違うお仕事でご一緒させていただいたりしていて、(バカリズムが)作られるものは面白いから、こういう面白い企画があるなら絶対にバカリズムさんとやりたいなってことでお願いさせていただきました」といい、オファーを受けたバカリズムは「以前から福山さんと『何か面白いことを一緒にやりたいですね』って話をしていて、そういう話って本当によくあるんですけど、ただ本当に福山さんから来たから、社交辞令とかない人なんだ(笑)」と笑い、「嘘がないというか、『やろう』って言ったらちゃんとやってくださる人なんだなと思って嬉しかったです」と笑顔を見せた。

尾野真千子、日テレの“朝ドラ”に「ケンカ売ってるのかなって」

ユースケ・サンタマリア (C)モデルプレス
また、バカリズムはユースケと尾野をキャスティングできた時点で8割成功したと思ったそうで「勝ったも同然という感じはありました」とコメントすると、ユースケは「最初は8割って言っていたけど『4割に下がっちゃいました』って言われてショックです」とお得意のデタラメコメントをしてバカリズムを困らせつつも、オファーを受けた際の心境を聞かれると「奥さん役が僕の琴線に触れない人だったら断ろうと思ったんですけど、そうしたら尾野真千子だと聞いて『やるっ!』って。尾野真千子の子くらいで『やるっ!』って言いました」と嬉しそうに語った。

そんなユースケと共演すると聞いた際の心境について尾野は「楽しい感じになるなって思って、(ユースケは)朝にふさわしいと思いました(笑)」と半笑いで答えると、ユースケから「嘘つけ!」と突っ込まれて笑いを誘い、続けて尾野は「絶対に面白くなるなと思いましたし、現場も楽しくなるので“これはいい”と思いました」と語った。

尾野真千子 (C)モデルプレス
また、尾野はNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』(2011年後期)でヒロインを務めたが、『日テレの朝ドラマ』はどう思うか尋ねられると「はじめは“どうなるんだろう”って不安しかなかったです。朝ドラっていうから(NHK)に喧嘩売ってるのかなって」と吐露すると、司会を務めた桝太一アナウンサーは「最近、仲いいので、両局」とフォローし、続けて尾野は「どんな感じになるのか不安はあったんですけど、バカリさんの台本は面白いし、童話みたいなもので誰が読んでも、誰が見ても『ウフッ』ってなることが想像できたので“いいんじゃない”って思いました」とバカリズムの脚本を絶賛。ユースケも「こういうの天才っていうんだなって。俺のほかにも(天才って)いるんだって俺の中だけで思いました」とユースケ節でバカリズムを褒めた。

福山雅治が主題歌担当

バカリズム、福山雅治、ユースケ・サンタマリア、鳥越壮真、関谷瑠紀、尾野真千子 (C)モデルプレス
さらに、主題歌『いってらっしゃい』も担当している福山は、どういう思いで作ったのか聞かれると「毎日、同じように朝がやって来て、同じように繰り返されていくことが実はとても大切で、それこそが幸せで、それこそが平和なことというのが、実はこの脚本のメッセージなのかなというところから曲の歌詞を書いていきました」と紹介し、「それを支えているのはママじゃないかということで、ママ目線の曲にしたんです」と告白。

これにユースケが「(尾野が)『私をテーマにしてくれたんだ』って本気で喜んじゃって。真千子がテーマじゃなくて役どころのママがテーマなのに」と指摘すると、尾野は「真千子だよ!」と語気を強め、これに福山が「真千子が(役の)早苗として生きているから、早苗であり真千子である」とコメントすると、尾野は「ねー!」と福山と顔を見合わせ、「誰もが夢ですよ。自分のことが題材になるなんて。それがこれで…あれで…完璧!」と上機嫌に。これにバカリズムから「真千子としてのコメントなのね(笑)」と笑われ、ユースケからも「勘違いしてる」と呆れられたが、尾野が「福山さんの頭の中で早苗=真千子になってるもんね」と声を掛けると、福山は「そうなの。それが本物の女優です」と同調して尾野を喜ばせた。

福山雅治、ユースケ・サンタマリア、尾野真千子 (C)モデルプレス
また、役を演じる上で意識した点を聞かれると、尾野は「髪型とかメイクとかはメイクさんとご相談しながら、一応テレビということもあって、お手本にはされたいけれども、でも皆さんが見て“朝はこんなことしないよ”とか“こういうことするよね”ってことを考えながら、マスカラをするのはやめようとか、料理を作っているから髪の毛は上に止めておこうとか、そういうのはお話しし合って作ってみました」と明かした。(modelpress編集部)

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