内村光良&有村架純&二宮和也が語った紅白3つのキーワード “初顔合わせ”で見せたやりとりに期待高まる<第68回NHK紅白歌合戦>
2017.11.28 17:43
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「第68回 NHK紅白歌合戦」の総合司会を務めるウッチャンナンチャンの内村光良、紅組司会を務める有村架純、白組司会を務める嵐の二宮和也が27日、東京・渋谷の同局にて行われた取材会に出席した。この日が、紅白司会として“初仕事”となった3人。会見では「今日初めて紅白のお仕事で呼ばれて、3人顔合わせができた。ここからがスタートなのかなと思っております」と二宮が語っていたが、早速息の合ったやりとりを繰り広げていた。
初の総合司会・内村光良
同局桑子真帆アナウンサーとともに初の総合司会を担当する内村。同局のバラエティー番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」では座長を務めており、紅白には第49回にポケットビスケッツとして出演経験がある。会見では「全く予想していないことだったので、本当に驚きました。今年最後の仕事ですし、しっかりつとめたいなと思っております。4人で歌手の皆さんをバックアップして、素晴らしい紅白にしていきたい」とコメント。「総合(司会)とは何かと、毎日思っている」と模索中のようで、「紅勝て、白勝て、とどっちも煽って上手く仕切れたら。出場者の歌手の方についても、今懸命に勉強している最中です」と明かした。
人柄がにじみ出たような優しい笑顔をこの日も絶やすことなく、取材に対応。有村、二宮のトークをさり気なくサポートしたり、2年連続で紅組司会を務める有村を「架純ねえさん」と呼び笑いを起こしたり、その笑顔とさすがのトーク力で場を和ます。
内村と言えば、これまで数々の後輩たちをブレイクへ導いてきた業界屈指のプロデュース力も有名。温かい笑いで“人を活かす”ことが得意な大ベテランは、初の紅白司会でどんな名場面を生み出すのだろうか。
2年連続抜てき・有村架純
NHK連続テレビ小説「ひよっこ」でのヒロイン好演も記憶に新しい有村は、活躍の1年を「あっという間。気がついたらここにいる。誰も経験できないことをこの1年経験させていただいたと感じています」と回顧。内村は初、二宮は単独初のため「架純ねえさん」と呼ばれるが、申し訳なさそうに笑い「私から言えることは何もありません。こんなベテラン2人がそばにいることが、私の生きている心地です」と謙遜気味。一方で、「今年は去年よりも少しでも自分自身の司会が良くなるように、頑張ってつとめたいと思います」と“経験者”ならではの意気込みを語った。
また、今回の起用についてNHK側は「(ひよっこ)で日本中に笑顔を夢を届けてくださいました。きっと紅組を力強く引っ張っていただけるものと考えています」と明かしており、その期待に応えるかのように「今回は応援してくださった方々にみね子として何できることがあったらいいなという思いです」とアピール。「ひよっこ」企画の実施はまだ決定していないものの、NHKも「(有村は)1年お茶の間にも絶大な支持を得た方なので、これから企画がないか検討していきたい」と前向き。“朝ドラ”同様、有村がその爽やかな笑顔でお茶の間に元気を届ける。
単独では初・二宮和也
2016年(第67回)の相葉雅紀からバトンを受け取り、今回初の白組単独司会に決定した二宮は、「個人では初。去年、相葉くんが個人でやらせていただきましたが、それに続いてという形で自分も。歌うとき同様楽しく、皆様に分かりやすく伝えていければと思いますので、(内村、有村の)お2人と一緒に頑張っていけたら」と気合十分。抜群のトーク力に定評がある彼だが、この日も冴え渡る。特に、盛り上がったのは“注目アーティスト”を聞かれたときのこと。内村が欅坂46、エレファントカシマシのボーカルの宮本浩次、有村がLittle Glee Monsterの名前を挙げると、二宮は「そうですね…」と考え込むように間を空け「嵐」と回答。記者席はドッとわき、内村が「手前味噌だな」とツッコむと、笑いはさらに大きくなった。
そのほかのエピソードでも、“嵐”や“相葉くん”というワードが何度か飛び出し、グループ愛をチラリ。本番もグループだからこその演出や絡みに、ファンの期待が高まる。
3人が何度も口にした3つのキーワード
取材会の前には、フリートークの機会があり、そこで意識確認も行ったという3人。その点を踏まえ、「3人で『紅白は家族の時間だよね』って話してた」と内村。「ワイワイ言いながら、酒を飲みながら見るのが紅白。家族を再認識するのが紅白。その中で歌の力を皆で伝えていければ」と続けると、有村も「『しっかりしなきゃいけないね』『家族の時間が私たちにはかかってるんだ』って。緊張している場合じゃない。何か温かいものにできれば」と大役に気を引き締める。そして、二宮も「たとえ紅白の主役じゃなくても、ひとつのアイテムとして我々がテレビに映っているというのは幸せ。歌が持つ力、温かさを伝えていければ」と語った。
今年のテーマは昨年に続き「夢を歌おう」。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向かって、多くの人々が夢や希望を持ち歩み始める中、同番組では「歌の力」で夢を応援したいと考え、オリンピックイヤーを目前にした2019年の「第70回 NHK紅白歌合戦」までの4年間、この「夢を歌おう」をテーマに掲げ、様々な世代の人々の夢を「歌の力」で応援していく。
“家族”“温かさ”“歌の力”。3人が会見中に口にした3つのキーワード。この日、紅白司会者として初顔合わせとなった彼らは、ここから「第68回 NHK紅白歌合戦」を作り上げていく。
放送は、2017年12月31日午後7時15分から11時45分まで(※5分間の中断ニュースあり)。(modelpress編集部)
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