石原さとみ(C)TBS

石原さとみ「逃げ恥」脚本家とタッグでドラマ主演 井浦新・窪田正孝ら出演キャスト発表<アンナチュラル>

2017.09.12 05:00

女優の石原さとみが、来年1月期のTBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』で主演を務めることがわかった。石原が同局連続ドラマの主演を務めるのは今作が初となり、昨年大ブームを巻き起こしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子氏が、オリジナル脚本で描く。

  
制作は、湊かなえ作品『リバース』『Nのために』『夜行観覧車』(いずれもTBS)のドラマ化を手がけた新井順子プロデューサー、同じく湊作品のドラマで演出を担当した塚原あゆ子など、今ノリに乗っている女性スタッフたちを中心に1話完結の医療ミステリーを展開する。

石原さとみ、TBS連ドラ初主演

これまで様々な役を演じ、幅広い層から支持を得ている石原が今回演じるのは、日本に170名ほどしか登録がない“法医解剖医”の三澄ミコト。ドラマの舞台となるのは、日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」。そこに運び込まれるのは、“不自然な死”(アンナチュラル・デス)」の怪しい死体ばかり。ミコトはクセの強いメンバーたちと共に、連日UDIラボに運び込まれる死体に向かいメスを握る。

石原は「子どもの頃から医療ドラマが大好きなので、今回、野木さんのオリジナル脚本で演じられるのがとてもうれしいです」と今回のオファーに喜びをあらわにし、「台本は1話の中で何度も展開がありますし、会話劇でもあるので現場の空気感を大切にしていきたいと思います」とコメントを寄せた。

井浦新・窪田正孝ら出演キャスト発表

(左から)市川実日子、井浦新、窪田正孝、松重豊(提供写真)
そして、そのUDIラボで共に働く面々には豪華な顔ぶれが集結。UDIラボの法医解剖医・中堂系役に、俳優のみならずアートの分野でも活躍するなど柔と剛を併せ持つ井浦新。記録員・久部六郎役に、話題作に数多く出演し幅広い役柄をこなす窪田正孝。臨床検査技師・東海林夕子役に、独特の存在感で映画やテレビで活躍し、柔軟な芝居が魅力の市川実日子。さらにUDIラボの所長・神倉保夫役には、日本を代表するバイプレイヤーのひとりである松重豊が決定。この5人が様々な死因を究明し、未来の誰かを救命する物語だ。

全体のテーマは、「死と向き合うことによって、現実の世界を変えていく」。脚本を手掛ける野木氏は「人の『死』を扱うドラマではありますが、主軸となるのはミコトたち生きた人間です。事件を通して彼らの関係性がどう変わり、どこへ向かっていくのか。笑って泣けて楽しめる、金曜の夜が待ち遠しくなるようなエンターテインメント・ドラマを目指しています。最終話、彼らの目に映る景色はどんなものなのか。共に見守っていただければ幸いです」と呼びかけた。(modelpress編集部)

石原さとみコメント

子どもの頃から医療ドラマが大好きなので、今回、野木さんのオリジナル脚本で演じられるのがとてもうれしいです。台本は一話の中で何度も展開がありますし、会話劇でもあるので現場の空気感を大切にしていきたいと思います。UDIラボのメンバーでは窪田さんが初対面でした。スタッフさんとのやり取りを聞いていると明るく真剣で安心感を与えてくれる方だなと思いました。実日子さんはじめ新さん、松重さんという信頼できる先輩方と、しっかり台詞を届けられたらと思います。

毎日、淡々と、働くって、とても尊いことだと思いました。余裕を持ってできる日もあれば、目の前のことをこなしていくだけで精一杯になったり、先を見据えて判断したり、自分の仕事を客観視したり、矛盾に苦しめられたり、正義感ある自分に自信が持てたり、嫌気がさしたり、近くの人に理解してもらえなかったり、プライドが邪魔したり、甘える勇気を持てたり…。当たり前は人によって違うけど、UDIラボの大半を占めている当たり前を穏やかに演じられたらと思います。

キャストコメント

・井浦新
脚本の野木さん、演出の塚原さん方とお会いし、役柄や作品に込めた想いを聞いた時、作品にかける深い熱情に刺激されました。観たこともないようなオリジナルのドラマを一緒に創りたいと。死を扱うテーマの中に、様々な湧き立つ生を見つけながら、僕が演じる中堂系という人物が物語の中でどのように生き、共演者とどんな化学反応を起こしていくのか、ひとつひとつ丁寧に楽しみながら撮影に臨んでいきたいと思います。

・窪田正孝
UDIラボ・記録員 久部六郎を演じさせて頂きます。あどけない青年で、無垢な心をもった新人さんです。このドラマの視聴者の方の目線としての役どころも含まれているので、医学を題材にした作品は初で緊張感もありますが、六郎を通じて体現していきたいです。

新井プロデューサー、塚原監督をはじめ、『Nのために』チームと再びご一緒できて、本当にうれしく思います。さらに、脚本の野木さんとは初めてご一緒させていただくので、大変光栄に感じています。セリフ遊びが沢山ある台本で、読んでいてとてもわくわくします。石原さとみさんをはじめ、キャスト、スタッフの皆さんから刺激を受けながら、六郎の成長、役目、役割を丁寧に演じていきたいと思っています。宜しくお願い致します。

・市川実日子
一番最初にいただいた資料には、この国で不自然死が起きた時のことが書かれていました。私は知らないことばかりでした。専門家の方々のお話を伺った時、思考の出発点が治療ではないことに何度もハッとしました。衣装合わせや本読みなどで、スタッフの方々がただ難しいものを作るのではなく、ドラマを作るのだと強く意識されていることを感じ、その度にハッとします。真剣だけど柔らかに。そうしてたくさんの方々に観て頂ける作品にしたいのだと。

これから入る撮影、いろいろな緊張がありますが、スタッフの方々や共演者のみなさんについて行けるよう、脳と心と身体を柔らかに! を目標にしています。

・松重豊
『重版出来!』で本当に楽しませて頂いた野木さんの脚本。今回は、オリジナルということで会話の妙、関係の妙は、どこまでふくらむのか楽しみです。今回演じる神倉は所長とはいえ、研究所の諸々の皆様の調整役、お役所とのパイプ役も任されており、常に板バサミ状態な人みたいです。皆様にあまり馴染みのない法医学ものですが、「死」を扱う生きた人間たちのヒューマンドラマです。ぜひ一度、覗いてみて下さい。

脚本・野木亜紀子コメント

発想のきっかけとなったのは、2012年から内閣府主導で行われた「死因究明等推進会議」です。先進国の中で最低の解剖率である日本の現状を変えるべく、厚労省・文科省・警察庁が話し合いを重ねるも大きな成果はなく終了。もしこのとき、死因究明に特化した公的な研究所が作られていたら…そんなifを元に、本企画はスタートしました。

人の「死」を扱うドラマではありますが、主軸となるのはミコトたち生きた人間です。事件を通して彼らの関係性がどう変わり、どこへ向かっていくのか。笑って泣けて楽しめる、金曜の夜が待ち遠しくなるようなエンターテインメント・ドラマを目指しています。最終話、彼らの目に映る景色はどんなものなのか。共に見守っていただければ幸いです。

プロデューサー・新井順子コメント

今回のドラマ制作にあたり、法医学の先生方に取材をさせて頂きました。そのなかで、「法医学とは、死んだ人の学問ではなく、いまを生きる人の学問」という言葉がとても印象的で胸に響きました。“7K”といわれる法医学者が、いま日本にどれだけ必要なのか? そんなメッセージを込めながら、UDIラボのメンバーがイキイキと働きながら、恋に悩んだり家族問題に悩んだり、人間らしく生きる様をポップに楽しく描いていきたいと思っています。

主演には、石原さとみさんをお迎えすることができました。石原さんは周りを明るくしてくれる笑顔が素敵な女優さんで、ご一緒したいと長年思っていました。今回の作品で、新たな石原さんの魅力をお見せできると思いますので、是非ご期待ください!そして、UDIラボのメンバーに井浦新さん、窪田正孝さん、市川実日子さん、松重豊さんと、とても個性的な方々に集まって頂きました。先日本読みをした際に、「これはいける!オモシロイ!毎週会いたくなる!」とワクワクしました。一日でも早く、このメンバーに会ってほしいと思います。

脚本は野木亜紀子さん。独創性があり中毒性のある、一度見たら二度見たくなる、二度見たら最後まで見たくなる、そんな野木ワールド作品を目指します。予想もつかない事件の展開や、思わぬ人間模様、テレビドラマならではの面白さ、エンターテインメントを追求していきます。放送は来年1月からになります。新たな一年のスタートとともに、UDIラボメンバーが成長していく姿を、一緒に見届けて頂けるとうれしいです。
【Not Sponsored 記事】

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