真木よう子、美に興味のない主婦から読者モデルへ 吉瀬美智子ら豪華女優が集結
2017.05.24 11:13
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フジテレビ7月クールの木曜劇場は、ファッション雑誌業界を舞台に専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど様々な立場の女性たちがぶつかり合いながらも幸せを探していく女性たちの物語『セシルのもくろみ』(7月スタート毎週木曜よる10時~)に決定。女優の真木よう子が主演を務める。真木にとっては2年ぶりの主演作となる。
今回、真木が演じるのは、“美”から遠ざかっていた主婦役。日頃、凛とした魅力で圧倒的な存在感を放つ真木とは一味違ったラフでアットホームな表情をみせる。そして、共演には吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子ら豪華女優陣が集結した。
タイトルにある“セシル”とは、フランスの小説家、フランソワーズ・サガンの名作『悲しみよこんにちは』の主人公・セシルが由来。原作では、かわいい顔をして恐ろしい“もくろみ”をもった少女が抱く女性の悩み、葛藤、思惑など女性自身の中に潜む“オンナ”という意味で使われている。
また、劇中では作家などの文化人、美容家、スポーツ選手ら様々な分野で活躍する実在の女性たちが複数出演し、ドラマのテーマである“女性としての生き方”、“人から幸せそうに見られることの虚栄心”など、視聴者へ問いかけ、投げ掛けるシーンが登場するといった、これまでのドラマとは異質の演出も見どころとなっている。
だが、ある日、人気女性ファッション誌『ヴァニティ』の編集デスクにたまたま読者モデルとしてスカウトされたことから、生活が一変。これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れることになる。自分にはまったく水の合わない表層的な世界だと毛嫌いし、“自分を美しく見せること”自体に抵抗を感じていた奈央だったが、タッグを組むことになった崖っぷちライターや、美しさとプロ意識で他を圧倒するトップモデルらと接していくうち、徐々に、新たな世界の扉が開いていき、それまで感じたことがなかった価値観を見つけていくことに。それは、“いつまでも美しくありたい”と願い、“いつまでも愛されたい”と願う、女性たちの“もくろみ”だった。
嫉妬、見栄、生存競争、経済格差、禁断の男女関係など、かつては真っ向から否定していた“オンナの世界”でもがきながら、主人公の奈央は、その先に何を見つけるのか。そして、“いつまでも美しくいなければならない”という女性たちが抱える呪縛を解くことができるのか。読者モデルという現象に直面しながら、内面も外見も変身を遂げていく主人公を真木が演じる。
読者モデルとは、あくまでも読者代表であって、プロのモデルとはまったく異なる。事務所にも所属しておらず、雑誌には基本的には私服で登場。つまり職業というわけではなく、あくまでも読者の代表という一般人でありながら、世に顔が知られることになるという特殊な存在である。
そして、『ヴァニティ』のライターとして半信半疑で読者モデルの奈央とタッグを組むことになる沖田江里(おきた・えり)には、伊藤。今回は崖っぷちで奮闘する女性というまっすぐな役柄に挑戦する。江里は元々ファッションブランドのPRとして働いていたものの職を失い、ファッションライターに転身。今はライターとして一日も早く大成しようと毎日必死だが、自らの理想と目の前の現実とのはざまでもがく。
また、板谷が主人公の人生を左右する重要な役どころを務める。彼女が今回演じるのは、奈央をスカウトし、ファッション業界へと引き込む『ヴァニティ』の編集部デスク・黒沢洵子(くろさわ・じゅんこ)。元モデル出身の持ち前のクールビューティーさを生かし、冷静沈着かつ策略的な編集デスクを演じる板谷の怪演に期待だ。
さらに、長谷川がドラマの要所で主人公に影響を与える役どころを担う。長谷川が今回演じるのは、『ヴァニティ』の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する個性の強い安永舞子(やすなが・まいこ)。物言いはきついが自分なりの正義と仁義を持ち、バイタリティーあふれる元一流モデル・舞子を、現役ファッションモデルでもある長谷川がどのように演じるのか。(modelpress編集部)
自身がやりたい仕事に挑む野心。愛する我が子を笑顔で幸せにしたい親心。これを両立させるが故に発生する、苦悩、葛藤。本(台本)には非常に共感いたしました。しかしながら、私はこの作品を通し、男女関わらず、本当に美しく格好の良い人間とはどういった姿勢で己の道を歩んでいくのか。その様な姿を多くの方に微力ながらもお見せできればと思っております。
最初に台本を読ませていただいた時、リアリティーのあるお話に期待感が膨らみました。モデル・雑誌業界の裏側が描かれ、モデル経験者としても楽しみです。
― 意気込みをお願いします。
経験を生かしつつ、“浜口由華子”という女性の人生を丁寧に演じていきたいと思います。
主人公の真木よう子さんとバディを組む役なので、現場でもドラマのような熱い関係が築けたらと思います。またすてきな共演者の方々との撮影が今から楽しみです!
― 意気込みをお願いします。
恋愛やキャリアが崖っぷちであっても、好きな仕事や信念は貫き通す。そんな沖田江里の諦めない情熱をこの夏! 精一杯演じ切りたいと思います!
見てみたい! と台本を読み思いました。見てみたいドラマのひとつのピースになれるのは有難いことです。
― 意気込みをお願いします。
女たちのこころを知りたい! と欲を出す夏になりそうです。欲深く役を満喫したいです。
後半戦の“鍵を握る役”ということで、私自身どのように皆さんと絡んで行くのか楽しみであり、また、作品のラストスパートを一気に加速させる起爆剤になれたら良いなと思います。
― 意気込みをお願いします。
女性陣がここまで揃うドラマは他に見たことがないので、今から現場に行くのがとても楽しみです。それぞれの人生を歩んできた女性が、モデルという一見華やかな舞台でどのように歩み、葛藤していくのか。きっと同世代の女性に共感していただけるストーリーになると信じています。
女性たちの、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーの割合がほぼ同じになっている現在、当然のことながら、どんな人生を選ぶかは人それぞれです。しかし、SNSなどで誰もが発信者になって久しい今は、隣の芝生をのぞくことをこちらが望まなくても情報が入ってくる時代。“少しでも自分をよく見せたい”、“少しでも美しくありたい”、“少しでも幸せに見られたい”と誰かが言い出したら、それにお互い作用されて、見えない競争に巻き込まれてしまう人がいるのは、ごく自然なことかもしれません。そういう時代に“自分の幸せは自分で決めるもの”と言い切れる女性を主人公として描くことで、“幸せに見えること”に固執しがちな風潮に疑問符を投げかけられればと思い、企画を立てました。ファッション雑誌業界を舞台に、ある日突然、主婦モデルとして、それまで縁のなかった世界の扉を開けた専業主婦の主人公が、仕事が生きがいではあるもののフリーである身に不安を感じている独身のライターや、孤独を隠してトップに立ち続けるカバーモデル、子供を持つことを諦めた編集デスクなど、立場の違う女性たちと出会い、お互いの価値観をぶつけ合いながらも、そこに生まれる友情を描くことで、心底は分かり合えなくても、その存在を認め合うことはできるかもしれない、そして、生きづらさを減らすことができるかもしれない、という提示ができたらと思います。
― 真木よう子さんを起用した理由は?
“今日はやったものも、明日には消える”と言われる、ともすれば表層的に見えるファッション業界で、“他人にどう見られるか”より“自分がどう生きたいか”を強く清らかに貫いていく主人公には、その芯の強さと、そこからにじみ出る美しさが際立つ真木さんに演じていただく必要があると考え、お願いさせていただきました。非常に洗練された美しさをお持ちでいながら、それに勝るとも劣らない内面に宿る凜(りん)とした強さから来る魅力をお持ちの真木さんこそ、このドラマで我々が伝えたい“他人の価値基準に流されないで生きる”という企画意図を主人公とともに発していただける方だと思っています。
― ドラマの見所は?
一人の女性が新しい世界に殴り込みをかけながら成り上がっていく痛快さと、その裏で成りを潜める女性たちの泥沼の人間関係の衝撃、そしてその先にある、大人の女性同士の友情の熱さを感じていただければと思います。暑い夏に、主人公が突っ走っていく姿に、胸を熱くして、笑えて、そして少し切なくなるような、大人の女性に向けたドラマをお届けできたらと思います。
原作は唯川恵
原作は、30代から50代の主婦層に人気のファッション誌『STORY』で2008年から2010年にかけて連載された唯川恵による小説『セシルのもくろみ』。運命のいたずらで読者モデルとなった女性が一流のモデルとして成功の階段を駆け上っていく物語だ。読者モデルが表紙を飾ることなどあり得なかった時代に書かれた作品だが、連載終了から6年後、その『STORY』の表紙を、人気読者モデルの稲沢朋子が読者モデルとして初めて飾ることになった。タイトルにある“セシル”とは、フランスの小説家、フランソワーズ・サガンの名作『悲しみよこんにちは』の主人公・セシルが由来。原作では、かわいい顔をして恐ろしい“もくろみ”をもった少女が抱く女性の悩み、葛藤、思惑など女性自身の中に潜む“オンナ”という意味で使われている。
また、劇中では作家などの文化人、美容家、スポーツ選手ら様々な分野で活躍する実在の女性たちが複数出演し、ドラマのテーマである“女性としての生き方”、“人から幸せそうに見られることの虚栄心”など、視聴者へ問いかけ、投げ掛けるシーンが登場するといった、これまでのドラマとは異質の演出も見どころとなっている。
主婦から読者モデルへ
真木演じる主人公・宮地奈央(みやじ・なお)は、自分を着飾ることに興味がなく、実を取る主婦で、金型仕上げ工の夫と中学1年生の息子との3人暮らし。ぜいたくはできないけど、息子に少しでも多くご飯を食べさせることや、パート先の総菜屋のお手製ポテトサラダが人気なことなど、日々の小さな幸せが自分の幸せだと満足している母親だ。抜けたところもあるが、体育会出身で威勢がよく、気持ちのいい女性である。だが、ある日、人気女性ファッション誌『ヴァニティ』の編集デスクにたまたま読者モデルとしてスカウトされたことから、生活が一変。これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れることになる。自分にはまったく水の合わない表層的な世界だと毛嫌いし、“自分を美しく見せること”自体に抵抗を感じていた奈央だったが、タッグを組むことになった崖っぷちライターや、美しさとプロ意識で他を圧倒するトップモデルらと接していくうち、徐々に、新たな世界の扉が開いていき、それまで感じたことがなかった価値観を見つけていくことに。それは、“いつまでも美しくありたい”と願い、“いつまでも愛されたい”と願う、女性たちの“もくろみ”だった。
嫉妬、見栄、生存競争、経済格差、禁断の男女関係など、かつては真っ向から否定していた“オンナの世界”でもがきながら、主人公の奈央は、その先に何を見つけるのか。そして、“いつまでも美しくいなければならない”という女性たちが抱える呪縛を解くことができるのか。読者モデルという現象に直面しながら、内面も外見も変身を遂げていく主人公を真木が演じる。
読者モデルとは、あくまでも読者代表であって、プロのモデルとはまったく異なる。事務所にも所属しておらず、雑誌には基本的には私服で登場。つまり職業というわけではなく、あくまでも読者の代表という一般人でありながら、世に顔が知られることになるという特殊な存在である。
吉瀬美智子・伊藤歩・板谷由夏・長谷川京子ら豪華女優が集結
主人公・奈央の、憧れにして最大のライバルとなる『ヴァニティ』のカバーモデルで、女性のすべての要素を兼ね備えたパーフェクトな女性、浜口由華子(はまぐち・ゆかこ)に吉瀬。舞台となる雑誌業界、モデル業界の象徴とも言える存在で、カリスマモデル“ハマユカ”として、読者に対して、社会に対して、“幸せに見え続けること”が自らの使命として生きてきた人物だ。奈央とは何もかもが正反対である彼女が奈央にどんな影響を与えていくのか、そして自らはどう変わっていくのか。これまで大人の色気漂う役どころ多く演じてきた吉瀬だが、今回は、元カリスマモデルという自身の経験を存分に生かした役どころも、注目ポイントだ。そして、『ヴァニティ』のライターとして半信半疑で読者モデルの奈央とタッグを組むことになる沖田江里(おきた・えり)には、伊藤。今回は崖っぷちで奮闘する女性というまっすぐな役柄に挑戦する。江里は元々ファッションブランドのPRとして働いていたものの職を失い、ファッションライターに転身。今はライターとして一日も早く大成しようと毎日必死だが、自らの理想と目の前の現実とのはざまでもがく。
また、板谷が主人公の人生を左右する重要な役どころを務める。彼女が今回演じるのは、奈央をスカウトし、ファッション業界へと引き込む『ヴァニティ』の編集部デスク・黒沢洵子(くろさわ・じゅんこ)。元モデル出身の持ち前のクールビューティーさを生かし、冷静沈着かつ策略的な編集デスクを演じる板谷の怪演に期待だ。
さらに、長谷川がドラマの要所で主人公に影響を与える役どころを担う。長谷川が今回演じるのは、『ヴァニティ』の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する個性の強い安永舞子(やすなが・まいこ)。物言いはきついが自分なりの正義と仁義を持ち、バイタリティーあふれる元一流モデル・舞子を、現役ファッションモデルでもある長谷川がどのように演じるのか。(modelpress編集部)
真木よう子コメント
― 本作に取り組むにあたっての心境は?自身がやりたい仕事に挑む野心。愛する我が子を笑顔で幸せにしたい親心。これを両立させるが故に発生する、苦悩、葛藤。本(台本)には非常に共感いたしました。しかしながら、私はこの作品を通し、男女関わらず、本当に美しく格好の良い人間とはどういった姿勢で己の道を歩んでいくのか。その様な姿を多くの方に微力ながらもお見せできればと思っております。
吉瀬美智子コメント
― 本作の出演にあたって心境は?最初に台本を読ませていただいた時、リアリティーのあるお話に期待感が膨らみました。モデル・雑誌業界の裏側が描かれ、モデル経験者としても楽しみです。
― 意気込みをお願いします。
経験を生かしつつ、“浜口由華子”という女性の人生を丁寧に演じていきたいと思います。
伊藤歩コメント
― 本作の出演にあたって心境は?主人公の真木よう子さんとバディを組む役なので、現場でもドラマのような熱い関係が築けたらと思います。またすてきな共演者の方々との撮影が今から楽しみです!
― 意気込みをお願いします。
恋愛やキャリアが崖っぷちであっても、好きな仕事や信念は貫き通す。そんな沖田江里の諦めない情熱をこの夏! 精一杯演じ切りたいと思います!
板谷由夏コメント
― 本作の出演にあたって心境は?見てみたい! と台本を読み思いました。見てみたいドラマのひとつのピースになれるのは有難いことです。
― 意気込みをお願いします。
女たちのこころを知りたい! と欲を出す夏になりそうです。欲深く役を満喫したいです。
長谷川京子コメント
― 本作の出演にあたって心境は?後半戦の“鍵を握る役”ということで、私自身どのように皆さんと絡んで行くのか楽しみであり、また、作品のラストスパートを一気に加速させる起爆剤になれたら良いなと思います。
― 意気込みをお願いします。
女性陣がここまで揃うドラマは他に見たことがないので、今から現場に行くのがとても楽しみです。それぞれの人生を歩んできた女性が、モデルという一見華やかな舞台でどのように歩み、葛藤していくのか。きっと同世代の女性に共感していただけるストーリーになると信じています。
プロデュース:太田大氏(フジテレビ第一制作センター)コメント
― 企画意図を教えて下さい。女性たちの、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーの割合がほぼ同じになっている現在、当然のことながら、どんな人生を選ぶかは人それぞれです。しかし、SNSなどで誰もが発信者になって久しい今は、隣の芝生をのぞくことをこちらが望まなくても情報が入ってくる時代。“少しでも自分をよく見せたい”、“少しでも美しくありたい”、“少しでも幸せに見られたい”と誰かが言い出したら、それにお互い作用されて、見えない競争に巻き込まれてしまう人がいるのは、ごく自然なことかもしれません。そういう時代に“自分の幸せは自分で決めるもの”と言い切れる女性を主人公として描くことで、“幸せに見えること”に固執しがちな風潮に疑問符を投げかけられればと思い、企画を立てました。ファッション雑誌業界を舞台に、ある日突然、主婦モデルとして、それまで縁のなかった世界の扉を開けた専業主婦の主人公が、仕事が生きがいではあるもののフリーである身に不安を感じている独身のライターや、孤独を隠してトップに立ち続けるカバーモデル、子供を持つことを諦めた編集デスクなど、立場の違う女性たちと出会い、お互いの価値観をぶつけ合いながらも、そこに生まれる友情を描くことで、心底は分かり合えなくても、その存在を認め合うことはできるかもしれない、そして、生きづらさを減らすことができるかもしれない、という提示ができたらと思います。
― 真木よう子さんを起用した理由は?
“今日はやったものも、明日には消える”と言われる、ともすれば表層的に見えるファッション業界で、“他人にどう見られるか”より“自分がどう生きたいか”を強く清らかに貫いていく主人公には、その芯の強さと、そこからにじみ出る美しさが際立つ真木さんに演じていただく必要があると考え、お願いさせていただきました。非常に洗練された美しさをお持ちでいながら、それに勝るとも劣らない内面に宿る凜(りん)とした強さから来る魅力をお持ちの真木さんこそ、このドラマで我々が伝えたい“他人の価値基準に流されないで生きる”という企画意図を主人公とともに発していただける方だと思っています。
― ドラマの見所は?
一人の女性が新しい世界に殴り込みをかけながら成り上がっていく痛快さと、その裏で成りを潜める女性たちの泥沼の人間関係の衝撃、そしてその先にある、大人の女性同士の友情の熱さを感じていただければと思います。暑い夏に、主人公が突っ走っていく姿に、胸を熱くして、笑えて、そして少し切なくなるような、大人の女性に向けたドラマをお届けできたらと思います。
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