

『べらぼう』橋本愛が小芝風花、福原遥に“ヒロインの座を渡さない”これだけの根拠
6月15日に放送されたNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第23回より、女優の橋本愛が演じる「てい」が登場した。ドラマ後半を盛り上げる「正ヒロイン」となりそうな存在だが、インパクト絶大な「メガネ女子」姿と独特なキャラクターに多くの視聴者がざわついた。
演技力に定評のある橋本は「クセ強」すぎる“てい”をどのように演じていくのか。どうやって「正ヒロインの座」に立つのか。視聴者の注目が集まりそうだ。
『べらぼう』は、江戸時代中期の吉原を拠点に出版ビジネスを展開し、天才的な浮世絵師らを次々と世に送り出したことで「江戸のメディア王」と称される“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の生涯を描くドラマ。
第23話では、日本橋への進出を目指す蔦重が、売りに出されていた本屋「丸屋」の買い取りを決意する。ところが、丸屋の女将・ていは、売却の仲介人に対し「吉原の蔦屋耕書堂だけは、1万両積まれようともお避けいただきたく」と名指しで蔦重への売却を拒否するという展開になった。
同ドラマの公式サイトは、ていについて「謹厳実直で控えめな女性だが、それが故に損ばかりをしてきた過去をもつ」「ある種世慣れた女郎たちが集まる吉原で育った蔦重にとっては非常に慣れないタイプの女性であり、ていにとっても蔦重はその出自も含めて受け入れがたい存在であった」と紹介。
互いに理解しがたい存在で、反発し合うことは避けられないように思えるが、「しかし『本を愛する』という一点については共通しており、それが二人の絆となり、いつしかかけがえのない存在となっていく」とし、「のちの蔦重の妻」とも記されている。
ていは、同ドラマに登場する女性のなかでは異彩を放っているが、それはビジュアル面でも同様だ。江戸時代特有の形状のメガネをかけており、かなりまじめでお堅い印象を与える。蔦重とはとても相性がよさそうに見えない彼女がどうやって彼と結ばれていくのかーーその経緯に説得力を持たせられるかどうかは脚本と橋本の演技に懸かっている。だが、演技力という点では、安心して見守ってよさそうだ。橋本はNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で広く知られるようになったが、それ以前から演技力の高さには定評があり、近年も日本テレビ系『家庭教師のトラコ』やフジテレビ系『新宿野戦病院』などで好演。映画でも小規模系からメジャー系まで幅広く出演し、20代とは思えないほど多くの経験を積んできた。
その演技力の高さが広く認知されたのが、2021年に吉沢亮が主演した大河ドラマ『青天を衝け』だ。橋本は、渋沢栄一(吉沢)の妻・千代を演じ、愛情深く、時にお茶目で、なによりたくましい女性像を熱演。コレラによって突然亡くなる最期のシーンは視聴者の涙を誘い、同作のなかでも屈指の名場面となった。また、橋本は2018年の大河ドラマ『西郷どん』でも、主人公の最初の妻を演じている。
『べらぼう』では、通算3度目となる「主人公の妻」というポジションを任されたわけだが、これはNHK側からの信頼の厚さの表れといえるだろう。その意味では、橋本の実力は「NHKドラマ班のお墨付き」ともいえそうだ。
ただし、橋本が演じるていが「ヒロインの座」をすんなり手にすることができるかどうかは分からない。そのためには、2つの“戦い”に勝つことが必要になりそうだ。
1つは、前半のヒロインだった花魁・瀬川(小芝風花)とのバトル。大人の色気と情感たっぷりの小芝の演技で多くの視聴者を魅了した瀬川は、文句なしで「べらぼうのヒロインNo.1」と呼べる存在だった。しかし、瀬川は蔦重と気持ちを通じ合わせるものの、自身の「いわくつき」の過去を憂い、唐突に姿を消してしまった。
再登場の気配はないが、だからこそ「べらぼうのヒロインは瀬川」というイメージが視聴者の中に根付いている。ていは視聴者の心をつかみ、瀬川の存在をかき消すような「真のヒロイン」になれるかどうか、そこが勝負どころになりそうだ。
もう1つの戦いの相手は、瀬川と入れ替わるかのように登場した花魁の誰袖(福原遥)。長年にわたって蔦重を思い続けてきた有力なヒロイン候補だ。福原の小悪魔的な演技は、小芝が演じた瀬川に負けないくらい好評となった。しかし、誰袖は田沼意知(宮沢氷魚)と出会うと一目ぼれ。意知の将来に不安な点はあるが、今のところ誰袖はヒロイン路線から自然と外れていきそうな状況だ。どうやら「べらぼうのヒロイン」の座をめぐるバトルは、橋本の演技力があれば十分にクリアできそうな気配。ただ、ていとう女性をどんな演技で、どのように見せていくのかは未知数。これから本格的に披露される橋本の腕前に期待したい。
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