日向坂46齊藤京子「アイドルは心からの天職でした」6分間のスピーチで語った“26年間の人生” メンバー・オードリーらへの思いも<全文>
2024.04.08 00:00
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日向坂46が5日、神奈川県・横浜スタジアムにて「齊藤京子卒業コンサート」を開催。一期生の齊藤京子(26)が、約8年間のアイドル人生に幕を下ろした。アンコールのスピーチでは、これまでの人生やメンバー・ファンへの思いを語った。
齊藤京子、26年間の人生・アイドルへの思い語る
同公演のアンコールでは、齊藤が純白のドレス姿で1人ステージに登場。深々とお辞儀をして階段を降りると「皆さんにお伝えしたいことを手紙で書いてきたので読ませていただきます」と切り出し、約6分間にわたってグループやスタッフ、そしておひさま(※日向坂46ファンの愛称)などへの思いを話した。まず、アイドルになる前の人生について「私は小さい頃から好きなものや習い事など、実はそんなに続いたことがありませんでした」と振り返った齊藤は、「大好きだった歌とダンス以外は1年もかからず、すぐに辞めてしまったり、学生時代部活に入部した時も数ヶ月で辞めてしまったり。しかも、私の性格上、当時は今よりも良くも悪くも素直すぎるがあまり『先輩が厳しすぎるから辞めます』と言ってものすごく怒られて辞めたりと、社会に出ていく上で大丈夫かなと不安になるような学生でした」と告白。高校卒業後、ずっと憧れていたアイドル人生を歩み出してからも「もしあの時みたいなことが起きて、“誰からも知られないまま卒業”などとなってしまったらどうしよう」と不安があったというが、「でも、あれだけ数ヶ月とかで辞めてしまったり続かなかった私ですが、アイドルは8年間続けられました。それは、本当に心から楽しくて、達成感や充実感を味わえる刺激的で幸せな日々を過ごせたからです」と、アイドルは8年間楽しく続けてこられたと明かした。
そして「“ありがとう”という一言に どれだけ今まで救われていたか、本当に計り知れないです」と、応援してくれる人からの“ありがとう”という言葉の支えが大きかったと話した齊藤。「アイドルというものは、ファンの皆さんが作り上げて完成するものだと思っています」とし、「私は皆さんのおかげでアイドルの齊藤京子になれました。改めて、今までたくさん応援してくださり、そしてたくさんの愛を本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。
齊藤京子「アイドルは心からの天職でした」
さらに、メンバーへ向けて「今まであんまり積極的に話しかけに行けなくてごめんね」と伝えた齊藤は「私はよくファンの皆さんにも一匹狼だと言われていたり、自分でもそう思う時がありました。本当の本心は、一匹狼ではなかったんじゃないかなと思っています」とした上で「日向坂は本当に努力家のメンバーばかりで、いつも何事にも一生懸命で、そんな生き生きとしたメンバーを間近で見ることができて、いつも力をもらっていました」と思いを口に。「メンバーの努力家なところと笑顔には、勇気と元気をもらえます。無口で1人でいることが多かったこんな私に、たくさん優しくしてくれて、声をかけてくれてありがとう」と続け、「私はみんなのことが大好きです。みんなの1人ひとりの夢が叶いますように。本当に今までありがとう」とメッセージを送った。次に、スタッフやグループの冠番組で共演した土田晃之、澤部佑(ハライチ)、オードリーなどへの感謝を伝えた齊藤は「最後に、いつでも私たちの味方でいてくださったおひさまの皆さん、日向坂46を見つけてくださり、好きになってくださり、本当にありがとうございました。 名前の通り、おひさまの皆さんは誰よりも温かくて、皆さんのおかげで私たちは日向坂46として輝けています」と語り、「これからの日向坂46をよろしくお願いいたします」と呼び掛け。
「もうこれで本当に最後です。アイドル、とっても楽しかったです」と続け、「私にとってアイドルは心からの天職でした。人生の中でアイドルになれたことは、私にとって1番の誇りですし、かけがえのない思い出です。皆さんに出会えて心から幸せです。今まで本当に本当にありがとうございました」と最後まで溢れる感謝を伝えた。
以下、スピーチ全文。
齊藤京子スピーチ全文
皆さんにお伝えしたいことを手紙で書いてきたので読ませていただきます。いつも応援してくださっている皆さんへ、8年間応援してくださり、本当にありがとうございました。私は小さい頃から好きなものや習い事など、実はそんなに続いたことがありませんでした。大好きだった歌とダンス以外は1年もかからず、すぐに辞めてしまったり、学生時代部活に入部した時も数ヶ月で辞めてしまったり。しかも、私の性格上、当時は今よりも良くも悪くも素直すぎるがあまり「先輩が厳しすぎるから辞めます」と言ってものすごく怒られて辞めたりと、社会に出ていく上で大丈夫かなと不安になるような学生でした。高校卒業後、ずっと憧れだったこの世界に入ることができた時は本当に嬉しくて。でも、「もしあの時みたいなことが起きて、“誰からも知られないまま卒業”などとなってしまったらどうしよう」という不安がありました。でも、あれだけ数ヶ月とかで辞めてしまったり続かなかった私ですが、アイドルは8年間続けられました。それは、本当に心から楽しくて、達成感や充実感を味わえる刺激的で幸せな日々を過ごせたからです。
アイドルは毎日たくさんの“ありがとう”という言葉をいただけるお仕事です。この“ありがとう”という一言にどれだけ今まで救われていたか、本当に計り知れないです。アイドルというものは、ファンの皆さんが作り上げて完成するものだと思っています。私は皆さんのおかげでアイドルの齊藤京子になれました。改めて、今までたくさん応援してくださり、そしてたくさんの愛を本当にありがとうございました。
そして、メンバーへ。今まであんまり積極的に話しかけに行けなくてごめんね。私はよくファンの皆さんにも一匹狼だと言われていたり、自分でもそう思う時がありました。本当の本心は、一匹狼ではなかったんじゃないかなと思っています。日向坂は本当に努力家のメンバーばかりで、いつも何事にも一生懸命で、そんな生き生きとしたメンバーを間近で見ることができて、いつも力をもらっていました。
メンバーの努力家なところと笑顔には、勇気と元気をもらえます。無口で1人でいることが多かったこんな私に、たくさん優しくしてくれて、声をかけてくれてありがとう。私はみんなのことが大好きです。みんなの1人ひとりの夢が叶いますように。本当に今までありがとう。
これまで当たり前にやってきたことが、もう全て今日で終わりだと思うと本当に寂しいです。朝、寝ぼけながらメンバーと会って、順番にメイクしていって、寝起きからアイドルに変身した姿で朝日が登ると同時に撮影し始めて、気づいたら外が真っ暗になるまで撮影して、瞼が重くなるまで一緒にいて「また明日ね」と言って帰る。そんな日々が愛おしいです。みんなで心踊った時も、みんなで苦しい思いをした時も、どんな時も全ての感情を共にしてきたみんなとのお別れが本当に寂しすぎて、卒業発表してからみんなの顔を見るたび胸が熱くなっていました。改めて、本当に素晴らしい仲間を持ちました。
そして、この世界に入ってまだ右も左もわからない私たちを育ててくださったスタッフの皆さん、マネージャーの皆さん。 初めてテレビ出演させていただいた時に、私たちのキャラクターを作ってくださり、バラエティを教えてくださった土田(晃之)さん、澤部(佑)さん。そして、私たちの名前を広めてくださり、日向坂46の個性を作ってくださったオードリーさん。私をサポートしてくださった各所関係者の皆さん。皆さんがいてくださったから、今の私がいます。たくさん育ててくださり、本当にありがとうございました。
最後に、いつでも私たちの味方でいてくださったおひさまの皆さん、日向坂46を見つけてくださり、好きになってくださり、本当にありがとうございました。 名前の通り、おひさまの皆さんは誰よりも温かくて、皆さんのおかげで私たちは日向坂46として輝けています。これからの日向坂46をよろしくお願いいたします。
もうこれで本当に最後です。アイドル、とっても楽しかったです。私にとってアイドルは心からの天職でした。人生の中でアイドルになれたことは、私にとって1番の誇りですし、かけがえのない思い出です。皆さんに出会えて心から幸せです。今まで本当に本当にありがとうございました。日向坂46、齊藤京子。
齊藤京子、約8年間のアイドル人生に幕
齊藤は1997年9月5日生まれ、東京都出身の26歳。2016年「けやき坂46 メンバーオーディション」に合格し、2017年には欅坂46の5thシングル「風に吹かれても」に収録されている楽曲「それでも歩いてる」でセンターポジションを務めるなど、グループの中心メンバーに。2019年に日向坂46に改名した後も8thシングル「月と星が踊るMidnight」でセンターを務めた。また、雑誌「ar」の専属モデルや、バラエティー番組「キョコロヒー」(テレビ朝日)のレギュラー出演など個人としても多岐にわたって活躍。2023年にはドラマ「泥濘の食卓」(テレビ朝日/2023)にて主演を務め、女優としても注目が集まっている。
日向坂46にとって初の卒業コンサートとなった「齊藤京子卒業コンサート」は、齊藤本人がセットリストの作成、演出、衣装などに携わり、約8年間の思いが詰まった公演に。オンラインでも生配信され、ラストステージを多くのファンが見守った。
なお、日向坂46は6日~7日の2日間、同会場にてデビュー5周年記念ライブ「5回目のひな誕祭」を開催した。(modelpress編集部)
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