乃木坂46星野みなみが涙で語った“本音”「すごく自信がなかった」時期支えた1期生＆ファンへの感謝明かす＜全文＞

星野みなみ「すごく自信がなかった」涙で10年間を回顧

1期生として長年にわたりグループを牽引してきた星野は同日、乃木坂46卒業をもって芸能界を引退。会場となった「東京国際フォーラム ホールA」には5000人の観客が訪れたほかオンライン配信も実施。多くのファンがその瞬間を見届けた。

アンコールで星野は、紫のドレス姿で登場。スピーチではグループに加入した10年前・13歳の自分を回顧し、「最初は友達がAKBさんを好きで、こんなすごいグループがいるんだよって教えてくれて、私も曲を聴いてすごい大好きになって。そこから乃木坂のオーディションの話を知って友達に勧められて受けました」と涙を浮かべながら吐露。「まさか受かるとは思ってなくてオーディションを受けたので、最初は何で私なんだろうっていう気持ちがすごくあって」と当時の本音を語った。

自分に自信が持てない中で、1stシングル「ぐるぐるカーテン」で生田絵梨花とともにセンター・生駒里奈のサイドポジション、フロントメンバーとなったことでさらに不安が募ったという星野。フォーメーションが発表されたときについて、「2人がすごすぎて、2人と一緒に並べる人じゃないのになってすごく思って。だから、最初は楽しめてなかったのかな。やっぱり何で自分なんだろうっていうのがすごくあって、特別すごいものを持っているとかじゃないのに何でなんだろうって思って、すごく自信がなかったんだなって今は思います」と振り返った。

そんな星野に自信をくれたのはファンの存在だという。「どんな場所でも応援するよ」と応援し続けてくれるファンがいたことで前向きになれたと明かした星野は、感謝の言葉とともに「昔は自信がなかったけど、みんながたくさん可愛いよとか応援してるよって言ってくれるから自信がたくさんついて、自分のことが好きになりました」と真っ直ぐに伝えた。

星野みなみ、1期生メンバーへメッセージ「大好きです」

さらに、1期生のメンバー・一人ひとりに向けてメッセージも。

キャプテンの秋元真夏については「すぐに人を受け入れてくれる優しい人」と語り、「乃木坂のために一生懸命で着いて行きたくなるキャプテンだな、支えたくなるキャプテンだなって本当に思います。本当に優しい真夏が大好きです」と感謝の気持ちを伝えていた。

最後には、「最後にすごく自分にとっては大切な思い出の曲をみんなと一緒に歌いたいなと思います」と語り、ステージにメンバーを呼んで「初恋の人を今でも」を歌唱。温かい言葉が詰まった、星野らしい卒業スピーチとなった。

以下、星野のスピーチ全文。

星野みなみ、スピーチ全文

こんな可愛いドレスを着せてもらいました。もう大満足。すごい昨日も何話そうかなって悩んだんですけど、あんまり考えないで来ようって、このとき思ったことを話そうって思ってあんまり考えなかったので、言葉足らずだったらごめんなさい。

まずは、今日来てくれてありがとうございます。上の方までいっぱいで。たくさんの人が来てくれてるんだなってすごく思いました。たくさんパワーをありがとうございます。配信をご覧になっている皆さん、おうちからでもすごいパワーは届いているし、ファンの方が例えば誕生日のときにケーキを買ってお祝いしてくれてたり、乃木坂駅にポスターを貼ってくれてたりとか、誕生日のときに可愛い動画を作ってくれてたりとか、今日もうちわとか手作りで作ってきてくれてる人もいたり、ペンライトとかタオルとかたくさん、それがライブで見れるのが私すごく楽しみで、だからライブは乃木坂のお仕事の中で1番好きでした。だから、最後がライブで良かったなって今日改めて思いました。皆さん本当にありがとうございます。

乃木坂に入ったのは中学2年生の13歳のときで、10年も前で。最初は友達がAKBさんを好きで、こんなすごいグループがいるんだよって教えてくれて、私も曲を聴いてすごい大好きになって。そこから乃木坂のオーディションの話を知って友達に勧められて受けました。だから、他の子みたいに次の目標があったりとか、すごくアイドルになりたいって子が多い中で、まさか受かるとは思ってなくてオーディションを受けたので、最初は何で私なんだろうっていう気持ちがすごくあって。

そして、そういう気持ちなのに1stシングルでフロントに選んでいただいて、一緒にフロントに立っていた生駒ちゃんといくちゃん（生田絵梨花）が、2人がすごすぎて、2人と一緒に並べる人じゃないのになってすごく思って。だから、最初は楽しめてなかったのかな。やっぱり何で自分なんだろうっていうのがすごくあって、特別すごいものを持っているとかじゃないのに何でなんだろうって思って、すごく自信がなかったんだなって今は思います。

でも、その自信のなさがみんなに伝わっちゃって、選抜じゃなくなったときもあったんですけど、そこでファンの方が改めてどんな場所でも応援するよって言ってくれて、握手会でたくさん伝えてくれて、そこで特別な特技とかがなくても、1人でも応援してくれている人がいるってすごい特技だなって思って。こんなたくさん、いっぱいいる中で、私を応援するって思わせられる自分すごいなって、自分に甘いけど、そうやって思えるようになって。皆さんのおかげで。そこからだんだん活動が楽しくなってきて。なかなか私は前に行きたいなっていう気持ちはなかったから、それは応援してくれてる皆さんはどうだったのかなって思うけど、私はみんなを後ろから見たりとか、どの場所でもすごく楽しめていたので、本当に皆さんの言葉のパワーってすごいなって。改めて握手会とかライブとかを通して感じることができました。

乃木坂に入って、昔は自信がなかったけど、みんながたくさん可愛いよとか応援してるよって言ってくれるから自信がたくさんついて、自分のことが好きになりました。

私は特に乃木坂を卒業とともに引退することもあって、皆さんとこうして会う機会がなかなかなくなってしまうんですけど、今日やっぱり1番好きなライブができて本当に楽しかったなって思うし、本当に後悔なく終われちゃうなって思います。これからは乃木坂を応援する側として皆さんと一緒にいれるんじゃないかなって思うので、そういう形ではあるけど皆さんとは一緒だなとは変わらず思うので、一緒に乃木坂を応援したいなって思うので、よろしくお願いします。

じゃあ、最後にちょっとだけ、1期生のメンバーにちょっとだけいいですか。

まずは真夏。真夏は途中から入ってきたっていうのもあったけど、本当に優しくて本当にすぐに人を受け入れてくれる優しい人で。周りもたくさんちゃんと見てるし、乃木坂のために一生懸命で着いて行きたくなるキャプテンだな、支えたくなるキャプテンだなって本当に思います。この間も元気が出るようにクッキーとか作ってくれたり、本当に優しい真夏が大好きです。いつも真夏ありがとう。

そして（齋藤）飛鳥ちゃん。飛鳥は一緒にシンメで活動することが多くて、最初は何で飛鳥と…みなみそんなすごい人じゃないのにって、2人でやる曲とかを自信を持ってできなかったけど、今日こうして最後にできて本当に良かったなって思うし、特にスペインに一緒に行ったときにたくさん本音で話し合えたのが本当に楽しかった思い出だし、一緒にまだ頑張れなかったけど、これからはお友達として仲良くしてください。

ひなちま（樋口日奈）。ひなちまは、よく連絡くれたりとか、ちょっと暗い顔してると大丈夫？って抱きついてきてくれたり、ひなちまにとってはさり気なく言った言葉だったと思うけど、すごいそれに助けられてこんな温かい人が側にいてくれたから頑張れたんだなって思いました。ひなちまありがとう。

（和田）まあや。まあやは今日も朝連絡をくれて、寂しいよって連絡をくれて。まあやのせいで寂しいスイッチが入っちゃったから。でも、今日楽屋でも隣でずっと楽しい話をしてくれて、リフレッシュに外に連れ出してくれたりとか、連絡をくれたりとか、本当にいつも笑わせてくれた存在で。私だけじゃなくてみんなのことを笑顔にする本当に素敵な子だなって思います。いつも笑顔にしてくれてありがとう、まあや。

本当に素敵なメンバーがいっぱいいるので、皆さん乃木坂のメンバーのことをよろしくお願いします。

すみません、いっぱい喋りすぎちゃった。（メンバーの）みんなにも言えたし、（ファンの）皆さんにもたくさん感謝を伝えられたんじゃないかなと思うので、最後にすごく自分にとっては大切な思い出の曲をみんなと一緒に歌いたいなと思います。

（modelpress編集部）