“欅坂46の好きな曲”ランキングを発表＜1位～20位＞

1位：爽やかで切ないメロディーが胸を打つ

2016年11月30日に発売された3rdシングル「二人セゾン」（334票）が堂々1位に。“セゾン”はフランス語で“季節”を意味し、過ぎ去っていく時の中、大切なものとともに生きている様子を表現している。

激しさを打ち出しながらも、楽曲の切なさも感じられる、バレエ風のダンスが特徴的。仲間と心を通わせ、全身で生命を表しているダンスと爽やかで切ないメロディーが多くの人の心を掴んだ。

【読者コメント】
・「メロディー、歌詞、振付、MV、メンバーの表情、全てが儚く尊い。『欅坂46＝かっこいい』と思ってる人に一度聴いてほしい曲です。アイドル史に残る名曲だと思っています。また推しメンの佐藤詩織さんのダンスが、頭から指先まで綺麗で、見惚れてしまいます」
・「欅坂46に出会ったきっかけであり、初めてアイドルを好きになったきっかけの曲」
・「“一瞬の光が重なって折々の色が四季を巡る そのどれが欠けたって永遠は生まれない”という歌詞が切なく綺麗で好きです。バレエ調のダンスもとても美しく、ダンス技術の高い欅坂46のメンバーが、美しくしなやかに舞う姿がとても印象深いなと感じます」
・「この季節になると聴きたくなる。透き通るような歌声と切ないセゾンの香り漂う二人セゾンが大好きです！」
・「この世のあらゆるものは儚く、いつかは去っていくというメッセージが込められた歌詞に心を打たれました。『セゾン』という単語に、『移りゆくもの』と『美しいもの』の2つの意味が込められていて、1番と2番で同じ単語でありながら別の意味として用いられてる、歌詞の美しさに惹かれました。この歌詞をまさに具現化したようなMVやパフォーマンスからも切なさを感じられ、まさにメロディー・歌詞・パフォーマンス、全てが揃ってこの曲の世界観を引き立たせているのだなと強く感じました。また、欅坂46としての活動も残り限られている今の現状からも移りゆく時間の流れを感じ、この歌詞が改めて染み渡ってきます」

2位：“欅坂46”を表した名曲

2017年10月25日に発売された5thシングル「風に吹かれても」のカップリング楽曲「避雷針」（329票）が2位にランクイン。

表題曲ではないが、ライブでも必ずパフォーマンスされるほど、多くのファンから支持される名曲。まるで“欅坂46”そのものを表したようなメッセージ性の強い歌詞と、“避雷針”となるセンターの平手友梨奈がフードを被る独創的なライブパフォーマンスも見どころとなっている。

【読者コメント】
・「自分が色々と忙しい時に共感のできる歌詞でめちゃくちゃ助けてもらった！僕をいちばん理解してくれる曲！」
・「『僕が相手になってやる』というぐらい強い気持ちでいるのに、僕はどっち側にいるの？と聞かずにはいられない。守るはずの僕も実は不安を抱えているその気持ちが胸を打つ」
・「ストーリー性のある演劇のようなパフォーマンスと、壮大な演出にまず惹かれました。ライブなどではカッコイイ！と純粋に盛り上がることも出来るのに1人で聴いているとふとした瞬間に心に刺さって泣きたくなるような歌でもあって、そのバランスが凄いと思いました。『無関心は味方だ』という歌詞に何度も救われました」
・「この曲に、欅坂46の全てが詰まっているような、何度聴いても飽きない曲」
・「私がすごく辛い思いをしていた時に頑張れって突き放すんじゃなくて一緒に寄り添ってくれた曲です」

3位：マジョリティーの中での孤独を表現

3位も、2017年4月5日に発売された4thシングル「不協和音」のカップリング曲より、「エキセントリック」（313票）。“エキセントリック”は、個性的で普通ではない性格、言動や行動が奇矯な様子を形容する言葉として使用されることが多いが、同楽曲ではそんな“変わり者”でも自分らしくいて良いというメッセージが込められている。

マジョリティーの中での孤独が表現された同曲は、靴を投げたり、足を大股で広げたりと、名前同様“変わり者”な振り付けが話題となった。

【読者コメント】
・「人の目を気にせず、ありのままの自分でいることの大切さに気づいたきっかけの曲。前向きになり、背中を押してくれた」
・「僕の人生初ライブは2017年8月29日に行われた『真っ白なものは汚したくなる』ツアーの幕張ファイナルでした。そのライブで1曲目に披露されたのがエキセントリック。サイリウムを一切点灯させず、独特な世界観の中でのパフォーマンス。メンバーの顔が見えない。それでも彼女らの表現したいことが全て伝わってくる。欅坂のパワーを実感した曲でした」
・「学生時代、周りから浮いてしまい、孤立しかけていたとき、この曲の『変わり者でいい』という歌詞に深く共感した。とても勇気を貰った曲であり、ほかのアイドルにはない唯一無二の曲だと思う」
・「まだ欅坂46を知ったばかりの頃、たまたま夜中に見たドラマのエンディングでこの曲を聴いて、ピアノのサウンドと切ない声色の歌声に衝撃を受けました。MVでの職員室の机の上で踊っているのも斬新ですごくかっこよく、虜になりました」
・「この歌で初めて欅坂46を知りました。この歌を聴く前まで周りに合わせるような生活を送ってました。その生活の中では、どこかモヤモヤがそこにはありました。しかしこの歌に出会い、変わり者でもいいという歌詞に深く共感しました。この歌に出会ってから自分らしく生きることができ、人の多様性とはなんなのかを考えるきっかけになりました」

4位：グループ史上最もメッセージ性に溢れた作品

2019年2月27日に発売された「黒い羊」（298票）が4位にランクイン。前作の「アンビバレント」から約半年ぶりのリリースとなり、リリース情報解禁から大きな反響があった。MVは、欅坂46の“今”の集大成、グループ史上最もメッセージ性に溢れた作品と言っても過言ではない仕上がりとなっている。

胸に深く突き刺さる歌詞を、生きることの葛藤や様々な人との共存・対立などを抱きしめあう振り付けや突き放す振り付けを軸に見事にコンテンポラリーなダンスで表現している。

【読者コメント】
・「初めて曲を聴いて涙を流しました。何度も何度も聴きました。この曲の意味を考える度に欅を応援したいと思うようになりました。もっと早く欅に出会いたかったです」
・「音源、MV、TVと、全て初めて見た時の衝撃が忘れられません。この曲を聴いて、自分なりに周りと合わせるということが必ずしも正解じゃないことも知ったし、ほかの人に何の影響もなく自分を作り出せるきっかけになった曲で、今でもほぼ毎日聴いています」
・「レコード大賞で黒い羊のパフォーマンスを見た時に鳥肌が立ちました。歌詞の内容も誰もが少しは感じた事があるようなそんな気持ちを改めて訴え掛けられてる気持ちになりました」
・「『周りと違うことで誰かに迷惑かけたか』という歌詞がとても心に響きました。人にはそれぞれの生き方があって全てが同じではなくて、合わせる事が正解では無いのだと考える事ができました」
・「ドキュメンタリー映画を観て、メンバーがどんな想いでこの曲を作ったのかということを痛い程感じ、より大好きになりました」

5位：「サイレントマジョリティー」に次ぐ“魂を削る”代表曲

5位は、2017年4月5日に発売された4thシングル「不協和音」（248票）。デビュー曲「サイレントマジョリティー」に次ぐ代表曲で、いまの欅坂46を象徴する楽曲となった。

「一度妥協したら死んだも同然」「ここで主張を曲げたら生きてる価値ない」などの強い言葉や迫力のパフォーマンスが特徴。“グループ史上最高難度ダンス”、そして“魂を削る”と言っても過言ではないほど、メンバーたちも思いを込め、全力でメッセージを伝える。

【読者コメント】
・「初めて彼女達のMVを見たのが不協和音で衝撃を受けました。可愛らしく踊るのでは無く髪を乱し全身を使って踊る姿に惹かれました。唯一無二だと思います」
・「欅を好きになったきっかけの曲。欅は本当に素敵な曲が多いですが、やはり不協和音を聞くとかっこよすぎて震え上がります。まずサビ前に『僕は嫌だ』なんていう曲今まで無かったと思うし、ライブで見たら本当に涙が出ます。やっぱり欅といえば不協和音！って感じですね」
・「パフォーマンスが1番力強くて、かっこいいので大好きです！昨年の東京ドームのライブで、アンコールで不協和音が流れた時、震えが止まりませんでした」
・「アイドルという存在自体に偏見があった自分の考えを、180度変えてくれた曲」
・「初めて生で不協和音のパフォーマンスを見た時に鳥肌が止まらなくなり、音楽で感動するってこういう事なんだなと感じることが出来た楽曲だから好きです」

そのほかの回答＆欅坂46の魅力は？

「サイレントマジョリティー」などの表題曲のみならず、「太陽は見上げる人を選ばない」「I'm out」「もう森へ帰ろうか？」などカップリング曲、平手のソロ曲「角を曲がる」も上位にランクインした今回の結果。「選べない」「どれも好きだけど、1つに絞るなら…」という声が多く寄せられており、欅坂46の楽曲はすべてが名曲と言っても過言ではないと感じた。

中でも1番多かったのが、欅坂46の楽曲・パフォーマンスに「救われた」という言葉。鬼気迫るパフォーマンス、卓越した表現力で、彼女たちが全身全霊で伝え続けた5年間の思いは、多くの人の心にしっかりと届いている。

・「ライブパフォーマンスが1番の魅力です。最初から最後まで物語を作っており演出も楽曲を届けるためのもので1つの映画を見てるようです。見終わった後は楽しいと言うよりは圧巻で言葉が出てこない感じが最高です」
・「同世代の女の子たちが曲のメッセージを伝えるために身を削るほど全力でパフォーマンスしてくれて最初から最後まで目を離せないグループ。かっこいいパフォーマンスで魅せてくれるけど普段はわいわいわちゃわちゃ皆仲良しな所も魅力だと思う」
・「影と光。両方を与えてくれるグループ。こんなにアイドルや芸能人に夢中になったことは今までありません」
・「メンバーの個性がバラバラなのに一体感がある所ですかね！1期生の21人が『楽曲を届けたい！』という姿勢が昔も、今も変わらなかった、素晴らしいです。それに憧れを感じ、加入したいと思う2期生の9人。さらに、まだまだ可能性を感じるフレッシュな新2期生6人。全員いい子です！」
・「普段は大人しくて、自信が無くて、少し儚げな彼女たちが、楽曲を披露するとなった途端見せる力強く美しい姿」
・「欅坂46の魅力はその瞬間にその時にしか出せないパフォーマンスを魅せてくれるところです。ライブで何度もやっている曲でも毎回感情が異なります。伝えたい思いがメンバー間で少しずつ異なることで生じるそのメンバーが今感じている感情を生で受け取ることができるから欅坂46のライブは面白いです。伝えることに一生懸命で少し不器用な彼女たちが真剣に向かってくる姿勢にいつも感動させられるばかりです」

…など、ファンからは欅坂46への溢れんばかりの思いが寄せられた。アイドルという枠には収まらず、“表現者”として伝えることに対してストイックなまでに追求してきた彼女たち。欅坂46としての5年間には幕をおろすが、進む先には明るい未来を感じることができる。

改名後の「櫻坂46」ではどんな景色を見せてくれるのだろう──。歴史を刻む瞬間をこれからも見届けていきたい。（modelpress編集部）

あなたにとっての“欅坂46の好きな1曲”＜1位～20位＞

1位：「二人セゾン」（334票）
2位：「避雷針」（329票）
3位：「エキセントリック」（313票）
4位：「黒い羊」（298票）
5位：「不協和音」（248票）
6位：「サイレントマジョリティー」（193票）
7位：「太陽は見上げる人を選ばない」（175票）
8位：「角を曲がる」（173票）
9位：「アンビバレント」（161票）
10位：「世界には愛しかない」（132票）
11位：「誰がその鐘を鳴らすのか？」（108票）
12位：「ガラスを割れ！」（101票）
13位：「I'm out」（91票）
14位：「東京タワーはどこから見える？」（83票）
15位：「風に吹かれても」（79票）
16位：「制服と太陽」（77票）
16位：「もう森へ帰ろうか？」（74票）
18位：「語るなら未来を…」（71票）
19位：「青空が違う」（63票）
20位：「月曜日の朝、スカートを切られた」（50票）
20位：「危なっかしい計画」（49票）

回答数：3,561件
調査期間：2020年9月18日～9月27日