平間壮一“ハンサム”太田将熙&新原泰佑と「Dress Up」「Butterfly」披露 3年ぶり主催イベントでダンス&トークセッション<S×?vol.2 RADIOBOX>
2022.04.18 13:58
views
俳優の平間壮一が主催するダンスイベント『S×?vol.2 RADIO BOX』が、17日に東京・有楽町よみうりホールで開催。ここではその様子をレポートする。
平間壮一、3年ぶり主催イベント開催
数々の演劇・ミュージカルに出演し、卓越したダンスパフォーマンスで魅了してきた平間が企画・構成を務めるこの『S×?』公演を開催するのは2018年12月以来、約3年ぶり。今回は“ラジオの公開生収録”という設定のもと、7年ぶりの共演となる千葉涼平(w-inds.)や、“チーム・ハンサム!”メンバーの青柳塁斗、太田将熙、新原泰佑、そして上京して以来のダンスの師匠である振付師のakihic☆彡をゲストに迎え、軽妙なトークを交えながらゲストと共に熱いダンスセッションを披露した。
平間壮一、イベント開催への思い語る
ステージにセットされたラジオブースに座って、軽快なBGMと共にスタートした『RADIO BOX』のパーソナリティを務めるのは、もちろん平間。「ダンスだけで自分のイベントをやりたいと始めた『S×?』を3年ぶりに開催することができました」と、始めにイベント開催への思いを語った。今回のラジオ企画は、彼が担当していたラジオ番組を復活してほしいという声もあり、生まれたそうだが、この“ラジオの公開生収録”という企画は、コロナ禍での感染防止対策をしっかりとした会場で大きな歓声をあげられない観客に向けて、今出来うる限りの中で最上級のエンターテインメントを見せられる、よく練られた企画だったのではないかと思う。
それでもレスポンスのないやり取りに「ちょっと寂しいね」と苦笑いを見せた平間だったが、一つ一つのパフォーマンスに贈られる大きなクラップや温かい拍手、そしてマスク下の笑顔が、平間の心を支えた。
平間壮一、太田将熙&新原泰佑と「Dress Up」「Butterfly」披露
早速、SNSに届いたファンからのメッセージや質問を読んでいく平間。「今回、ハンサムメンバーの太田将熙さんと新原泰佑さんをキャスティングした理由は?」との質問を受けて、アミューズ所属の若手俳優達による“チーム・ハンサム!”の説明を軽くした後、白い椅子が3脚出てくると、次に展開される楽曲に気がついた観客が思わず声を上げる。太田と新原を呼び込み、椅子を使ってのクールなダンスパフォーマンスを見せたのは、“チーム・ハンサム!”のオリジナルナンバー『Dress Up』。“チーム・ハンサム!”で1、2位を争うぐらい難しいと言われているこの曲を、キレよく力いっぱい踊りきった3人は、息も切れ切れの中、「気持ちいい!」と笑顔を見せた。
舞台『FROGS』で共演した時のお互いの印象や共演エピソードでひとしきり盛り上がった後、汗も乾かぬうちにミディアムなダンスチューン『Butterfly』でしなやかなダンスを披露。
平間壮一、青柳塁斗と幼馴染トーク
短い時間の中で、後輩達のパフォーマンスとキャラクターをしっかりと引き出した平間が「ありがとう!」と2人を送ろうとした時、場内に新日本プロレス・内藤哲也のテーマソングが高らかに鳴り響いた。その入場曲と共に登場したのは、白いマスクを被った青柳。太田・新原コンビが颯爽とステージを去ると、北海道で子供の頃に出会い、同じ事務所に入り、同じ飛行機で同じ日に上京してきた青柳との幼馴染トークが炸裂。子供時代に一緒に撮ったあどけない表情の写真を見ながら、思い出話に花を咲かせた。
続いて上映された1999年撮影のダンス映像には、9歳の頃の平間と青柳と、スクールの先輩である千葉の姿も。思いがけない貴重なダンス映像に、会場は大いに沸いた。その後、平間が大好きなナンバーだと言うSIRUP『Your Love』で軽やかなダンスを見せた2人は、意外にも「2人だけで一緒にパフォーマンスしたのは初めて」とだと言う。ダンス中、顔を見合わせる度に笑顔が溢れていたのは、そのせいだったのかもしれない。
平間壮一&千葉涼平“2人のターニングポイントとなる曲”は?
続いて呼び込まれたのは、スペシャルゲストの千葉。ステージに登場するなり、ブレイクダンスナンバーでのショートムーブで会場を圧倒した。「オファーをしたらすぐにOKをくれた」と笑顔で語る平間に対し、「めっちゃ嬉しかった」と答えた千葉。「お兄ちゃんが出てきてくれて、一気に安心しちゃった。任せていいかなって」と、ほっとした表情を見せた平間だったが、2人がダンススクール生当時沢山聴いていたというRUN DMCのナンバーでは、息の合ったコンビネーションで華麗なダンスを、その後メロウな楽曲に乗せ、ハットを使い、ストーリーの見えるような情感豊かなダンスを千葉と共に披露し、会場を魅了した。
「2人のターニングポイントとなる曲はありますか?」という質問に、平間は映画『YOU GOT SERVED』の中のダンスバトルを挙げた。「ダンスバトルを味わってもらえたら」という平間の言葉を合図に音楽が鳴り始めると、赤い衣装と青い衣装を着た5人のキッズ達がステージに登場。
赤チームには平間、青チームには千葉がつき、二手に分かれて激しいダンスバトルを展開。その迫力に会場のクラップも熱を帯び、どんどん大きくなっていった。同じく「ターニングポイントの曲は?」という質問に、「やっぱりw-inds.のデビュー曲(「Forever Memories」)かな」と答えた千葉。
その流れで、w-inds.の振り付けも担当したこともあり、今回のイベントの振り付けも担当した振付師、akihic☆彡が呼び込まれた。Daft Punkの『Get Lucky』に乗せた流麗な動きは、思わず息を呑むほど。途中から平間、千葉も加わり、師弟揃ったパフォーマンスは感動を呼んだ。3人が思い出話に浸っている中、akihic☆彡が振り付けをしたw-inds.の『変わりゆく空』が流れると、akihic☆彡は「覚えてないよ」と言いながら、千葉と一緒にしっかりと踊って見せるシーンも。
平間壮一、千葉涼平と熱いハグ「泣きそうになっちゃった」
終始和やかに進んだ『RADIO BOX』も、いよいよ終盤。ステージに残った千葉は「濃厚だった」と振り返り、平間は「本当に試行錯誤しながら作っています。これからもいろんなことを考えながら、いろんな形でイベントをやれたらいいなと思います」と、これからの展望を語った。そして、ラストナンバーのNSYNG『POP』を平間、千葉、青柳、太田、新原の5人でパフォーマンス。見事な5人のシンクロ、個性豊かなソロパートと、見どころ満載の力強いダンスに、この日一番の大きな拍手が贈られた。一度ステージを捌けたメンバーは、鳴り止まない拍手に応えてもう一度ステージへ。千葉とかたく抱き合った平間は、「今、ちょっと泣きそうになっちゃった」と破顔する。再び青柳、太田、新原を呼び込み、「本当にありがとうございました」と感謝の思いを述べ、大団円を迎えた。
最後のMCで平間は、「まだまだ油断できない状況ですが、改めてエンタメって必要だなと思いました」と、イベントを無事に開催できた思いを噛み締めた。このコロナ禍で苦渋を飲んだエンターテインメントの火を再び盛り上げてくれるのは、諦めずに前を向いて突き進み、たくさんの人の笑顔を作る彼らのようなパフォーマー達だろう。そんな思いで胸を熱くした一夜だった。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】