乃木坂46北野日奈子、“大切な友達”中元日芽香の言葉で語った本音 阪口珠美&林瑠奈から涙のメッセージも<全文>
2022.03.25 00:00
乃木坂46が24日、ぴあアリーナMMにて「北野日奈子卒業コンサート」を開催。2期生として同グループで活躍してきた北野日奈子の最後のステージとなった。北野にとって最後となるスピーチでは、ファンやメンバー、家族への感謝が本音で語られた。さらに、後輩メンバーが涙でメッセージを送った。<記事内にスピーチ全文あり>
北野日奈子、中元日芽香の言葉を借り伝えた“本音”
2期生として約9年間グループで活躍してきた北野は、同日乃木坂46として最後のステージに立った。会場となった「ぴあアリーナMM」には観客が訪れたほか、オンライン配信も実施。多くのファンがその瞬間を見届けた。アンコールで北野は、“犬好き”ならではの犬の柄が入った黒のドレス姿で登場。スピーチでは2017年に発売された18thシングル「逃げ水」に収録されたアンダーメンバーによる楽曲「アンダー」で北野とともにWセンターを務め親交が深く、2017年にグループを卒業した1期生・中元日芽香の言葉を借りて語る一幕も。「私の大切な友達が、乃木坂46にずっと片思いをしていたと言っていたことがありました。その言葉を借りて私も言いたいことがあります」と切り出し「好きな気持ちが募るばかりで大好きで大好きで大切で仕方なくて、自分はどうしたらそんな大好きなものの一部になれるかずっと考えて考えて考えて過ごしていました」と告白した。
北野は思いが届かず気持ちが分からなくなってしまうこともあったと吐露しつつも「このグループのことが本当に大切で大好きでたまらないんだなと思います」とグループへの愛を伝えた。
また、自分の伝えたいことを文字にしてきたという北野。選抜メンバーに選ばれること、選ばれないことの繰り返しだったことを振り返り「私の力が足りなくて皆さんの期待や思いに応えられない日々もたくさんありましたが、いつでも背中を押してくれて『きいちゃんなら大丈夫。大好きだよ』って言ってくださるその言葉が本当に励みになっていました」とファンの言葉に感謝した。
9年間で「気持ちを言葉に出して伝えることの大切さ」を学んだといい、スピーチ中には多くの感謝や素直な思いを語った北野。「自分自身のことを歌っているよう」だという最初で最後のソロ曲「忘れないといいな」に思いを込めた。
阪口珠美&林瑠奈、涙で語った北野日奈子への思い
北野を“日奈子ちゃん”と呼び慕っていた3期生の阪口珠美は「アンダーメンバーも今この場所で自信を持って頑張れば良いんだって思えるようになったのは日奈子ちゃんのおかげです」と感謝。加入前より2期生のファンだったという4期生の林瑠奈は「もしいらっしゃらなかったら私もここにいなかった」と語り「今まで生きてきた中で、人生の風向きが変わるきっかけになった方です」と北野に思いを伝えた。(modelpress編集部)
北野日奈子、スピーチ全文
アンコールありがとうございます。いつも袖で見ていたこの場面が遂に自分の番が来て、今までのことがたくさんたくさん頭に広がります。
本当に乃木坂46が大好きで大切で、最後のステージももう終わろうとしている中、こんな時でも皆とずっと一緒にいたい、もっとここにいたい、離れたくないなと思ってしまいます。
私の大切な友達が「乃木坂46にずっと片思いをしていた」と言っていたことがありました。その言葉を借りて私も言いたいことがあります。好きな気持ちが募るばかりで大好きで大好きで大切で仕方なくて、自分はどうしたらそんな大好きなものの一部になれるかずっと考えて考えて考えて過ごしていました。
思いが募るばかりでその思いが届かなくて、希望にやぶれて、大好きな気持ちが分からなくなってしまう日もありましたが、こうやって最後の時までどうしたってすごく大好きなんだなと、このグループのことが本当に大切で大好きでたまらないんだなと思います。
ここで、手紙とは違うんですけど伝えたい思いをちゃんと文字にしてきちんと届けたいと思い、手紙とは違いますが文字にしてきたので少し読みたいと思います。
まず、乃木坂のスタッフさん方。何も出来ない、何も持っていないこんな私にたくさんの希望をくださりありがとうございました。不安定だった時は本当にご迷惑をおかけしました。皆さんが支えて下さったおかげで自分の気持ちが済むまで大好きな乃木坂46に居続けることができました。
私の人格はここで作られ、自分で言うのもなんですが、すごく良い人間になったなと思っています。これからもこの自分を大切に生きていきたいなと思います。ここまで育ててくださり本当にありがとうございました。メイクさんが綺麗に可愛くしてくださり、衣装さんが乃木坂の衣装を着せてくださり、たくさんの人の支えがあってやっとアイドルになれていました。こんな私を乃木坂のメンバーにしてくださり本当にありがとうございました。
メンバーの皆。皆の存在があったことでどれだけ救われてきたか言葉に表すことができません。どうしてこんなに好きなんだろう、大切なんだろうと困ってしまうほどです。学生の頃、ずっと人間関係に悩んでいた私にこんなに大切な人たちができるとは思いもしませんでした。ここへ来て、皆に出会えて本当に幸せでした。来世も皆で乃木坂46をやろうね。大好きな先輩、大切な後輩の皆。これからもずっとよろしくお願いします。
ワガママな娘で妹でお姉ちゃんで、たくさん迷惑をかけたと思います。「今日のお仕事はどうだった?」と聞いてくれるから、自分の気持ちを隠さずに話すことが出来ました。どんなに遅く帰っても明かりの点いたお家に皆が待っていてくれたのが心を救ってくれていました。アイドルという目立ってしまうお仕事を選んだ時はたくさん不安にさせたと思います。心と身体のバランスが取れなくなり長い休業をしている時も、どれだけ心配をかけたのだろうと思います。選抜に選ばれなかった時は、毎回朝まで泣いてる私の話を聞いてくれたよね。一緒に泣いてくれるから心が軽くなっていました。「日奈子良いよ!」と背中を押してくれるお父さんやお兄ちゃんは、私が卒業することを惜しく思っていそうです。この先も自慢の娘や妹になれるように私らしく頑張っていくからね。「自分の心を大切にね」と言ってくれたから、私は自分の心も大事な人の心も大切にすることが出来ました。乃木坂に入って運命が大きく変わって大変なこともたくさんあったけど、こんなに大切な人の存在が出来てこんなに愛してくださる存在ができて本当に幸せいっぱいです。1番近くで支えてくれて、応援してくれて、本当にありがとうございました。
それから、傷付くことも恐れず私と一緒に9年間歩んでくださったファンの皆様。自分がアイドルになるとも思っていなかったし、自分のことをこんなにも大切に思ってくれる存在がこんなにも出来るとは思ってもいませんでした。私の力が足りなくて皆さんの期待や思いに応えられない日々もたくさんありましたが、いつでも背中を押してくれて、きいちゃんなら大丈夫。大好きだよって言ってくださるその言葉が本当に励みになっていました。これから乃木坂46というこの場で皆さんにお会いすることが出来なくなってしまうと思うとすごくすごく寂しいですが、これからも私は未来に向かって歩き出していくので、そんな姿を皆さんに応援してもらえたらなと思います。
今回のサプライズだったかな?多分。お花の用意とかもしてくださって、私は行けなかったので家族が行ってくれたんですけど、動画も写真もきちんと収めてもらったので、大切にずっとずっと私の中で保存したいなと思います。本当にいつも貰ってばかりで私の立場が皆さんに与えるべきなのに本当に皆さんに貰ってばかりで、貰ったもので出来上がりました。こんな私を大切だと、好きだと言ってくださり本当にありがとうございます。卒業すること、私自身すごく寂しいですがそんな寂しい私の背中をこんな時も押してくれようと「未来に向かって一緒に歩いて行こうね」と声をかけてくださる方もいて、本当にこの9年間だけで自分の人生は本当にすごく幸せだったなと言い切れます。本当にたくさんの応援をありがとうございました。またどこかで会えたらいいなと思いますし、気持ちを言葉に出して伝えることの大切さをこの9年間で学んで、そういうことはねちゃんと続けていけたらなと思うので、また私の言葉がどこかで皆さんに届いたら良いなと思っています。本当に9年間ありがとうございました。
そろそろ次の曲を歌いたいなと思うんですが、先日MVが公開された曲なんですけど、自分自身のことを歌っているようで本当に素敵な歌を最後にいただけたこと、本当に幸せに思います。最初で最後のソロ曲です、聴いてください。「忘れないといいな」。
阪口珠美&林瑠奈コメント全文
<阪口珠美>日奈子ちゃんご卒業おめでとうございます。このラストライブをアンダーメンバーと一緒にやってくれるって選んでくださって本当に有難いです。日奈子ちゃんって呼んでいいよって言ってくださったり、辛くて悩んでる時はたくさん相談して話を聞いてくださったり、私は辛くても表に出す自信もなくて勇気もないけど、日奈子さんの活動を近くで見ていてそれを出して、私たちアンダーメンバーも今この場所で自信を持って頑張れば良いんだって思えるようになったのは日奈子ちゃんのおかげです。
本当にたくさんたくさん助けていただきました。本当は卒業しないでほしい。ずっと近くにいたいくらいなんですけど、これからもどうかよろしくお願いします。
<林瑠奈>
私は元々2期生さんが大好きで、乃木坂を好きになったきっかけでもあって。そんな日奈子さんと最初で最後の「日常」を披露出来たことも、本番前にお手紙をくださったことも、私がご連絡した時に返してくださった言葉も、全部が私にとって宝物で。すごく大切な存在で、もしいらっしゃらなかったら私もここにいなかったなと思うし、そんな風に私が今まで生きてきた中で人生の風向きが変わるきっかけになった方です。
今日一日こうして一緒にパフォーマンスが出来て、後ろからかっこいい背中をずっと見ることが出来て、これからもっともっと頑張りたいなと思いました。ご卒業されてからもよろしくお願いします。
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