2期生の8人「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(提供写真)

乃木坂46・2期生全員がセンターで歌唱 過去の悔しい経験…思い出の1曲とともに語ったこと<8人の語り全文>

2021.03.29 00:00

乃木坂46が28日、「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」をオンラインで開催し、伊藤純奈北野日奈子新内眞衣鈴木絢音寺田蘭世堀未央奈山崎怜奈渡辺みり愛の8人が出演。この公演をもって2期生を牽引してきた堀がグループを卒業した。中盤は全員が思い入れのある楽曲でセンターを務めた。<記事内メンバーの語り全文あり>

  

乃木坂46・2期生、全員それぞれ楽曲をチョイスしセンターに

ライブ中盤では全員センター企画を開催。ライブ前にメンバーが必ず行なう円陣のスローガンとなっている「笑顔」「感謝」「努力」に合わせ、各メンバーが思い入れの楽曲をセレクトし、センターを担う企画となった。

鈴木絢音、山崎怜奈、堀未央奈「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(提供写真)
北野は制服姿で立ち、「自分だけが違う音を聞いて、違うものが目に映って、一人ぼっちの世界にいた時、どうしようもなくなった時、心に寄り添ってくれたのは同期の皆でした。大切なことを教えてくれてありがとう。大切なこの場所に私を呼び戻してくれてありがとう」と2期生へ感謝。アンダー楽曲「日常」を赤く染まった照明の中でスタイリッシュにパフォーマンスした。

書籍を出版するなど活躍を広げる山崎は「君の名は希望」の間奏で、「これを武器にしたらグループの役に立つんじゃないか、そう思って進学したけど、やっぱり『乃木坂はバイト感覚ですか?』『ライブより勉強のほうが大事ですか?』そんな言葉が突き刺さったこともありました」と苦労を告白。「でも私は『好きなものを守っていいよ』と言ってくれた周りの人への感謝を持って、これからもずっと続けていきたいと思っています」と前例のない挑戦で道を切り拓いてきた彼女だからこその言葉でまとめた。

堀未央奈、渡辺みり愛、北野日奈子「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(提供写真)
渡辺は堀と北野とのユニット曲「ゴルゴンゾーラ」をチョイスし、「今日が3人で歌えるラストの日。選んでいただけた嬉しさと、3人で歌える嬉しさ、それを胸に歌いたいと思います。2人ともいつもありがとう」と堀と北野に感謝。3人で腰に手を回し合って飛び跳ね、笑顔が絶えないステージとなった。

伊藤は前回の2期生ライブで披露する予定だったができなくなってしまったという橋本奈々未さんの卒業シングル「サヨナラの意味」を「これが本当のラストチャンスだと思って歌いたいと思います」と選び、最後は一筋の涙を流しながらセンターを務めた。

乃木坂46 2期生「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(提供写真)
鈴木がチョイスした「ここじゃないどこか」は生駒里奈・生田絵梨花・星野みなみのユニット曲でファンタジーで癒やされる世界観の楽曲。階段に座りながら全員で穏やかに歌い上げると、鈴木はこの曲のMVを観てオーディションを受けたと振り返り、「あの時、この曲に出会わなかったら『このグループじゃなきゃ』と強いこだわりを持って、オーディションを受けることはありませんでした。素敵な人たちに出会うことも、大好きな2期生と一緒にライブをすることもありませんでした。私の人生を変えてくれた乃木坂46、そして1期生の先輩方には感謝してもしきれません。あの時憧れた乃木坂46をこれからも追いかけ続けたいです」と思いを込めた。

新内は自身が初めて選抜に選ばれた「太陽ノック」を「大好きな曲を大好きな2期生たちと歌えるのが本当に嬉しいです」と笑顔を弾けさせ、寺田は「私が今日この日まで、笑顔で頑張れているのは、卒業した2期生はもちろん、純奈、琴子、絢音ちゃん、れなち、みり愛、皆がいてくれたからです。私は、この6人がやめるその日まで、この曲を大切に歌いたいです」と涙ながらに楽曲のオリジナルメンバーの名前を呼び、正規メンバーに昇格する前の2期生6人によるユニット曲「ボーダー」を歌唱した。

乃木坂46・2期生の歩み

2013年3月28日に2期生14名が、乃木坂46としての活動をスタート。そして7枚目シングル「バレッタ」では、突如発表された堀のセンター抜擢。しかし最終的に全員が正規メンバーに昇格するまで、およそ2年の月日を擁した。

2020年3月、2期生メンバー待望の「乃木坂46のオールナイトニッポンPresents 乃木坂46 2期生ライブ」が、国立代々木競技場第一体育館にて決定。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止が決まり、急遽動画配信アプリにて「幻の2期生ライブ」が生配信された。

そこから更に1年後の2021年3月28日、2期生加入8周年を記念したこの日「9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜2期生ライブ〜」として、2期生8名だけのライブが実現した。

「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」

乃木坂46デビュー9周年を祝う「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」。当初、9回目のバースデーライブは全メンバー出演のコンサート公演、1期生〜4期生までの各期生別コンサートが各1公演の合計5公演を予定していた。

デビュー記念日である2月22日には「9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜前夜祭〜」、2月23日に「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を開催。予定していた各期生別でのコンサートは緊急事態宣言下において、「分散して開催」と発表され、29日には「1期生ライブ」を予定している。(modelpress編集部)

以下、2期生がそれぞれセンターを務めた楽曲にまつわる語り全文。

乃木坂46 2期生「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(提供写真)
堀未央奈を囲む2期生メンバー「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(提供写真)
堀未央奈「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(提供写真)

北野日奈子:「日常」

私には想い出の深い曲が2曲あります。「アンダー」。この曲は私にひたむきに努力することの大切さを教えてくれました。あの時は、自分らしさに苦しんで、周りから見られる自分と本当の自分、すれ違う感情1つ1つに目を向けていたら、いつしか自分のことがわからなくなってしまいました。自分だけが違う音を聞いて、違うものが目に映って、一人ぼっちの世界にいた時、どうしようもなくなった時、心に寄り添ってくれたのは同期の皆でした。

大切なことを教えてくれてありがとう。大切なこの場所に私を呼び戻してくれてありがとう。新しい感情を知る時は、いつも皆がそばにいてくれました。互いがどんな姿であろうと受け入れてくれる大切な戦友たちです。いつかそれぞれが違う道に進んだとしても、私たちはずっと大切な仲間たちです。

そして、次の曲は、私に強さを教えてくれました。不安でいっぱいになって、どうしようもなくなってしまうときもあるけれど、いつか自分の背中を自分で押せる強い人になりたいです。いつもの日常じゃなく、新しい世界を見に行きたい。そう思うようになりました。勇気を出して、私は途中下車をして、変わらなくてはならないと思います。そこにはきっと自分が信じてる世界があるから。私は、前だけを向いて行きます。

山崎怜奈:「君の名は希望」

この曲が流れていたオーディション会場から、周りの皆が眩しくて何も秀でたものがない私はずっと劣等感しかありませんでした。でも唯一誇りを持って好きだと言えることが学び続けることでした。

これを武器にしたらグループの役に立つんじゃないか、そう思って進学したけど、やっぱり「乃木坂はバイト感覚ですか?」「ライブより勉強のほうが大事ですか?」そんな言葉が突き刺さったこともありました。でも、私は『好きなものを守っていいよ』と言ってくれた周りの人への感謝を持って、これからもずっと続けていきたいと思っています。未来は自分の力で変えられると信じて、1歩1歩進んでいきます。

渡辺みり愛:「ゴルゴンゾーラ」

乃木坂46には様々なユニット曲があります。私はメンバーの中でもユニット曲が少ない方です。いつか少人数でのユニット曲が歌いたいな~とずっと思っていました。そんな時、あるアルバム発売のタイミングで、大好きな2人とのユニット曲をいただきました。

どうしてこのタイミングでこのメンツに呼んでいただけたのか全く分からないままレコーディングに行ったのを覚えています。だからこそ本当に嬉しかったです。特別な感情になれたし、選抜やアンダーと違って、2期生というくくりで選んでいただけたことが本当に嬉しかった。しかし、アルバム曲ということもあり、披露する場はなかなかありませんでした。

本当に、2人には色んなところでお世話になりました。今日が3人で歌えるラストの日。選んでいただけた嬉しさと、3人で歌える嬉しさ、それを胸に歌いたいと思います。2人ともいつもありがとう。

伊藤純奈:「サヨナラの意味」

私たちがいる乃木坂は1期生の皆さんが作り上げて下さったものです。私たちが加入した当初は初めての後輩だったということもあり、沢山戸惑いもあったと思います。私たちもどうしたらいいか分からず、3・4期生に比べると、仲良くなるスピードも遅かったじゃないかなとも思います。だけど、今は思い出話として話せるし、何でも話せる親友のような存在に、今ではなれたんじゃないかなと思います。

1期生は、アットホームな雰囲気があって、皆が皆のことを理解していて、仲間ことを思って泣いて笑って、それを見て私たちが入ってきて、後輩ちゃんたちが入ってきてくれて、今の乃木坂の雰囲気があるのは、間違いなく1期生の先輩方のおかげだと思っています。前回開催予定だった2期生のライブで出来なかった曲をやっぱり私は歌いたいと思い、今日歌わせていただくことになりました。これが本当のラストチャンスだと思って歌いたいと思います。約1年前は幻の2期生ライブ。幻を幻で終わらせず、配信という形ですが、開催できたこと、本当に幸せです。たくさんのきっかけをくださった皆さんに、本当に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます。

鈴木絢音:「ここじゃないどこか」

「ここじゃないどこか」は「制服のマネキン」でフロントを務めていらっしゃるお三方のユニット曲です。かっこいい表題曲とは打って変わって、優しく可愛らしいこの曲のミュージックビデオを見て、先輩方に憧れ、乃木坂46に入りたいと思うようになりました。

あの時、この曲に出会わなかったら、「このグループじゃなきゃ」と強いこだわりを持って、オーディションを受けることはありませんでした。素敵な人たちに出会うことも、大好きな2期生と一緒にライブをすることもありませんでした。私の人生を変えてくれた乃木坂46、そして1期生の先輩方には感謝してもしきれません。あの時憧れた乃木坂46をこれからも追いかけ続けたいです。

新内眞衣:「太陽ノック」

皆さん盛り上がってますか?皆さんの声聴こえてきた気がします。私が選んだのは初選抜曲の「太陽ノック」です。加入して2年、まだまだ先輩たちと距離があった時のシングルだったのですごく心細かったんですが私なりに馴染めるように乃木坂の一員として頑張った曲でもあります。初めての選抜はわからないことが沢山で毎日ついていくのに必死でした。でもこのシングルがあって2期生や先輩方や周りの皆さんの支えもあって私は強くなれたと思います。今日はそんな大好きな曲を大好きな2期生たちと歌えるのが本当に嬉しいです。

寺田蘭世:「ボーダー」

私が乃木坂46のメンバーとして認められた気がした瞬間でした。昇格発表を受けた瞬間の景色。あの時の自分の気持ち、先輩の皆さんの声援は、今でもはっきりと覚えています。幼い私たちにはとても重たいことだったと思います。でも当時、強くガムシャラに精一杯出来ることをやっていたと思います。でも試練を与えてくれたおかげで、今は1人1人が個性的で魅力ある女性へと成長できたと思います。本当に辛いこともたくさんありました。私が今日この日まで、笑顔で頑張れているのは、卒業した2期生はもちろん、純奈、琴子、絢音ちゃん、れなち、みり愛、皆がいてくれたから今日この日まで頑張れました。私は、この6人がやめるその日まで、この曲を大切に歌いたいです。

堀未央奈:「別れ際、もっと好きになる」

加入して、16歳の自信も実力も本当に何もなかった私は、突然センターに選ばれました。そこからは毎日少しずつどんどん落ちていく、そんな自分を見ている毎日でした。「もう乃木坂をやめようかな」そう思っていた時選抜落ちをし、アンダーメンバーになりました。ずっと離れ離れだった2期生と一緒に活動できる喜び、アンダーセンターとしてのプレッシャー、選抜として歌番組やライブに出れない悔しさ、色んな思いが私に降り掛かってきました。そして、「次の選抜こそは2期生全員で上がりたい」そう思いながら、私はパフォーマンスというものに全てをぶつけました。

しかし、13枚目シングルでは、2期生は誰1人として選抜に入ることはありませんでした。ですが、私には怖いものなんてありませんでした。それは皆がいてくれたから。皆が励ましてくれて、支えてくれて、強くて優しい本当に自慢の仲間です。私たちならどこにいたって強くなれる。強くありたい、そう思っています。

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