【乃木坂46アンダーライブ 詳細レポ】“座長”北野日奈子の決意、川後陽菜「ハルジオンが咲く頃」で涙の卒業…これぞアンダラ!怒涛のノンストップ神曲に熱狂<全国ツアー2018~関東シリーズ~>
2018.12.21 00:00
乃木坂46のアンダーメンバーが19日~20日の2日間にわたって、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザにて「アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~」を開催した。全日チケットは完売、各日1万人、合計2万人を動員し、会場はファンで埋め尽くされた。ここでは、20日に行われた公演のレポートをお届けする。
乃木坂46を支える「アンダーライブ」関東シリーズ座長は北野日奈子
毎シングルごとに選抜・アンダーと区分けされる乃木坂46。シングル表題曲を歌唱し、メディア露出の機会が多い選抜メンバーと比較して、そのチャンスが必ずしも多いとは言えないアンダーメンバー。その彼女たちが主役となり、それぞれの個性を発揮するのがアンダーライブとなっている。初めてのアンダーライブが行われたのは4年前、特典企画の無料ライブとして始まった当初は、会場の半分も埋まらなかった。しかし、そこからファンとメンバーの熱はどんどん広がっていき、今では乃木坂46を支える、なくてはならない活動になった。
今回のアンダーライブ・関東シリーズは、乃木坂46の22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』のアンダー曲でセンターを務める北野日奈子が座長に。北野がセンターを務めるのは、18thシングル『逃げ水』のアンダー曲『アンダー』で、2017年にグループを卒業した中元日芽香とのWセンター以来。単独センターは初となる。
2018年10月2日~5日にかけて行われた北海道シリーズを密着した『AKB48 SHOW!』(NHK BSプレミアム/毎週日曜よる10時50分~)で北野は、「単独でセンターをやるのは初めてで緊張するし、不安もたくさんあるけど、新しい風を運べるような力強いセンターになりたい」と意気込みを語っていた。
ステージでは、ソロダンスも披露。苦手だと言っていたダンスを堂々と踊りきり、客席を見つめる眼差しには、真ん中に立つ覚悟が宿っていた。
川後陽菜、乃木坂46最後の活動で「ハルジオンが咲く頃」センター
川後陽菜にとって、同公演は乃木坂46でのラストステージ。アンコールでは、会場が川後のサイリウムカラーである赤に染まり、最後は川後がセンターの『ハルジオンが咲く頃』で活動を締めくくった。同曲は、2016年に乃木坂46を卒業した深川麻衣がセンターを務めたラスト曲。プライベートでも仲が良く、ファンの間で“最強コンビ”とされていた川後が、その後コンサートで披露された際に、センターの代理を務めていた。
川後はライブ前、「私が好きそうな曲のサイリウムカラーは、白と黄色にしてほしい」と話していたが、本番はその言葉通り、アリーナ席のサイリウムカラーが黄色、スタンド席のサイリウムカラーが白となり、会場にハルジオンが咲いていた。
曲中には、和田まあやが「ごっち、卒業おめでとう。出会えて良かったです、大好き」とハグも。川後も最後に「7年間本当にありがとうございました!7年間で本当に大切なものがたくさんできました。かけがえのない仲間がたくさんできました。本当に本当に私は乃木坂46に入れて、アイドルになれて幸せでした!7年間みなさん、ありがとうございました!」とメッセージを伝えた。
また終演後、Twitterでは「ハルジオン」がトレンド入りする反響となっていた。
卒業・中元日芽香のカラー“ピンク”に染まった「君は僕と会わない方がよかったのかな」
中元がグループ在籍時、アンダー曲で初の単独センターを務めた『君は僕と会わない方がよかったのかな』では、サイリウムで会場がピンク一色に。ピンクは当時、中元のサイリウムカラーであり、卒業した今でも、アンダーメンバーを牽引してきた中元への想いが会場全体に詰まっていた。
体調不良の寺田蘭世も登場
チェック柄があしらわれたコートを着てステージに姿を現したメンバーたち。『初恋の人を今でも』でキュートにスタートさせると、伊藤かりんの「みんなもっと声出していきましょー!」の掛け声でコートを脱いで一気にアップテンポ曲『転がった鐘を鳴らせ!』。体調不良を訴え、19日の公演は一部のみの参加だった寺田蘭世も、自身のセンター曲『ブランコ』で堂々としたパフォーマンス。MCでは「きょうはだいぶ熱も下がりました。ちょっと声がブサイクかもしれないけど…きょうも頑張るね」と話し、会場からは大きな声援が届けられた。
ユニット、ノンストップ全員曲…乃木坂46アンダーの底力を見せる
歌唱力に定評のあるかりん、伊藤純奈、久保史緒里が『私のために誰かのために』、『遠回りの愛情』では岩本蓮加がセンター、『傾斜する』では渡辺みり愛がセンター、北野、寺田、中田で『君に贈る花がない』などと、センターをそれぞれ変えて、ユニット曲を披露。ライブ後半は、アンダーライブの見どころでもある、怒涛のノンストップ全員曲。北野をセンターに『制服のマネキン』『インフルエンサー』などと、乃木坂46の代表曲を連発した。
アンコールでは、北野をセンターに『帰り道は遠回りしたくなる』からスタート。12月に卒業セレモニーを行った若月佑美のポジションは川後が務め、最後まで会場を熱気に包んだまま、幕を閉じた。(modelpress編集部)
乃木坂46「アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~」<12月20日セットリスト>
影ナレ:伊藤かりん、伊藤純奈、川後陽菜<セットリスト>
OVERTURE
M1.初恋の人を今でも(センター:北野日奈子)
M2.あの日僕は咄嗟に嘘をついた(センター:北野日奈子)
M3.転がった鐘を鳴らせ!(センター:渡辺みり愛)
M4.My Rule(センター:樋口日奈)
M5.ブランコ(センター:寺田蘭世)
M6.自由の彼方(センター:鈴木絢音)
MC
M7.遠回りの愛情(センター:岩本蓮加)
M8.私のために誰かのために(センター:久保史緒里/伊藤かりん、伊藤純奈)
M9.傾斜する(センター:渡辺みり愛)
M10.君は僕と会わない方がよかったのかな(センター:中田花奈)
M11.満月が消えた(センター:阪口珠美/川後陽菜、佐々木琴子、吉田綾乃クリスティー、和田まあや)
M12.君に贈る花がない(センター:北野日奈子/寺田蘭世、中田花奈)
M13.誰よりそばにいたい(センター:北野日奈子)
MC
M14.自惚れビーチ(センター:鈴木絢音)
M15.シークレットグラフィティー(センター:樋口日奈)
M16.左胸の勇気(センター:山崎怜奈)
M17.13日の金曜日(センター:岩本蓮加)
M18.狼に口笛を(センター:和田まあや)
MC
M19.アンダー(センター:北野日奈子)
北野日奈子ソロダンス
M20.嫉妬の権利(センター:北野日奈子)
M21.制服のマネキン(センター:北野日奈子)
M22.インフルエンサー(センター:北野日奈子)
M23.ここにいる理由(センター:北野日奈子)
M24.日常(センター:北野日奈子)
EN
EN1.帰り道は遠回りしたくなる (センター:北野日奈子)
EN2.孤独な青空(センター:北野日奈子)
EN3.サイコキネシスの可能性(センター:北野日奈子)
MC
EN4.乃木坂の詩(センター:北野日奈子)
EN5.ハルジオンが咲く頃(センター:川後陽菜)
出演メンバー:名前一覧(50音順)
伊藤かりん、伊藤純奈、岩本蓮加、川後陽菜、北野日奈子、久保史緒里、阪口珠美、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、中村麗乃、樋口日奈、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、渡辺みり愛、和田まあや
【Not Sponsored 記事】
- 乃木坂46
- 北野日奈子
- 川後陽菜
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- 阪口珠美
- 樋口日奈
- 伊藤純奈
- 中田花奈
- 渡辺みり愛
- 寺田蘭世
- 岩本蓮加
- 向井葉月
- 中村麗乃
- 伊藤かりん
- 吉田綾乃クリスティー
- 佐々木琴子
- 和田まあや
- 鈴木絢音
- 山崎怜奈
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