ジャズ×男子高校生×青春！SNSで話題の『JAZZ-ON!』とは？＜注目ポイント＆メンバー紹介＞

『JAZZ-ON!』とは？

2019年7月にスタートした『JAZZ-ON!』は5枚のCDを発売し、廃部の危機に瀕した2つのジャズ部が切磋琢磨しながら成長していく物語を描いている。音楽はもちろん、丁寧な作画や豪華な声優陣も大きな反響を呼んだ。そして2021年1月から待望の第2部がスタートする。

第2部の音声ドラマと楽曲を収録したCDは、ユニバーサルミュージックからの発売が決定。ファン待望のメジャーデビューをついに果たす。

ジャズだからこそ描ける青春

「なぜジャズをテーマにしたのか？」と疑問に思う人もいるかもしれない。しかしジャズに秘められた背景と、高校生たちの青春には共通点があるという。

ジャズは即興演奏や多種多様な楽器の組み合わせが魅力的なジャンル。西欧のクラシック音楽とアメリカの伝統音楽の出会いによって生まれたジャズは、クラシックと同じように五線譜を用いながらも、むしろ型にはまらない自由さを訴えている。また、ジャズの歴史的背景からもわかるように、理不尽な出来事の多い世界でも自分らしくあっていいのだと、一歩を踏み出す力や勇気に満ちている。

ピアノを叩くように奏でてもいいし、あっと驚くようなアレンジを加えてもいい。そんな「自分らしさ」を肯定するジャンルだからこそ、「自分は何者なのか」と悩む高校生たちの心のよりどころとなりえる。葛藤しながらも、壁を乗り越えながら未来に向かって成長していくキャラクターたち。ひたむきに進んでいく高校生たちを描いた作品は、見る人の心をも動かすのではないだろうか。

また、ジャズが内包する音楽性の幅広さも『JAZZ-ON!』から伝わってくる。本作には方向性の異なる2つのバンドが用意されている。

「SwingCATS」は生演奏に重きを置き、本格的なジャズを追求するバンド。プロジェクト始動に合わせて発表されたSwingCATSの楽曲「Now or never」は、華やかなブラスの音色やスキャットでの歌唱が特徴的。ジャズに触れたことがない人でも「ジャズらしさ」を感じられる構成になっている。

SwingCATSは中学時代から付き合いのあるジャズ仲間が前身となっており、「一生一緒にJAZZやろう」との誓いから生まれた。大人に混じって演奏しているうちに腕前は上達。高校生離れした実力を秘めている 。

一方「星屑旅団」はアニメソングのジャズアレンジに力を入れるバンド。メンバーの嗜好を取り入れ、ゲームミュージック、アイドルソングもアレンジしている。動画サイトで配信活動をしていたメンバーを中心に結成。DTMのような電子音も組み合わせた、新しいジャズを世界に発信している。

『JAZZ-ON!』からリリースされた楽曲の中でも一番の人気を誇る星屑旅団の「Light Away!」は国内外で活躍するユッコ・ミラーが提供。星屑旅団と同じく、YouTubeへの動画投稿にも力を入れているジャズアーティストだ。とあるアニメソングをジャズアレンジした、という「てい」の本楽曲は、疾走するサックスとスクラッチ音のアクセントが特徴的。星屑旅団らしさを象徴したナンバーだ。

第1部のストーリーを紹介

別々の学校でこだわりのジャズ音楽を奏でていたSwingCATSと星屑旅団。しかし春に両校が統合し、新設の市立湊ヶ丘高等学校から「どちらも同じジャズ」だとみなされてしまう。

ジャズ部はひとつでいいと、廃部か統合を余儀なくされたSwingCATSと星屑旅団。交渉の末「合同チームを結成し、夏のJAZZコンテストで優秀賞をとれば存続を許可する」と、存続条件を引き出した。

お互いの存続のためとはいえ、スタンスも音色もまるで違う2つのバンド。ときに反発し、ときに実力を認め合いながら、彼らは「湊ヶ丘高校JAZZ部」としての音を作り上げていった。

その結果、なんとか優秀賞を獲得。SwingCATSと星屑旅団は、再び自分たちらしいジャズを追求していく。

個性豊かな16人の音色

『JAZZ-ON!』に登場するのは、人間関係や将来などに悩みを抱えながらもジャズに向き合う等身大の高校生。そんな彼らもひとたびステージに上がれば、大人にはない唯一無二の輝きを放つ。

＜SwingCATS＞・智川翔琉（CV：石井真）
SwingCATSのリーダーで、トランペット担当の高校2年生。情熱的にメンバーを率いる翔琉は、どんなときも前向きで仲間たちから頼りにされているが暴走するとなかなか手が付けられない一面も。明るく負けず嫌いな性格は、魂が爆発するようなトランペットの音色にも表れている。

・堂嶌燎（CV：深町寿成）
冷静でストイックなピアニスト。翔琉とは中学時代からの同級生で、SwingCATS創設メンバーのひとり。メンバーたち（主に光牙と優貴）が言い争いを始めると仲裁役になることも多い。物静かな雰囲気だが、胸に秘めた音楽への思いは熱い。演奏では周囲をしっかりリードしつつも、普段は口にしない感情を音に乗せていく。

・行田光牙（CV：大河元気）
生演奏にこだわりを持っているドラマー。威圧感のある雰囲気から敬遠されがちだが、施設で育ったこともあり後輩たちの面倒見がいい兄貴肌。SwingCATSとドラムをなによりも大切にしており、パワフルな演奏だけでなく、繊細で細かな音も響かせることができる。翔琉や燎たちとは中学時代からの知り合いで、SwingCATSが結成されるといち早く入部した。

・神条優貴（CV：米内佑希）
卓越した演奏技術や観察力を持つ高校2年生。SwingCATS創設メンバーのひとりで、コントラバスを担当。自分にも他人にも厳しいため、棘のある言い方をしてトラブルになることもある。しかし演奏技術を認めた相手は大切にするタイプで、言葉の裏には彼なりの優しさが。光牙とは犬猿の仲である。

・武宮大和（CV：駒田航）
高校に入ってからトロンボーンを始めた新人プレイヤー。もともとサッカー部に所属していたこともありセンスのよさや根気が武器に。周囲も驚くスピードで演奏技術を習得していく。夜練用に差し入れを買ってくるなど、気遣いも人一倍できるタイプ。しかし何に対しても距離を置いているような雰囲気があり、素顔を知る者は数少ない。実家は茶道の家元らしいが…？

・依吹青（CV：土岐隼一）
入学後、すぐにSwingCATSに入部を決めた高校1年生。テナーサックスを担当しているが、高校までの演奏経験はゼロ。周囲との実力差に不安を感じながらもひたすら練習に励む。翔琉の演奏がきっかけで「ジャズ部に入って、平凡な自分を変えたい」とSwingCATSへの入部を決めた。

・九鬼暁（CV：神尾晋一郎）
アルトサックスを担当している高校1年生。子どもの頃からサックス演奏経験があるため、基礎はしっかり身についている。演奏はどんなフレーズでもお手の物だが、人付き合いは苦手。素直な気持ちを口に出せず、内に抱え込んでしまうので勘違いされることもある。 双子の弟・煌真は星屑旅団所属。暁は以前のように兄弟仲よく演奏したいと思っているようだが…。

・星乃レイ（CV：ランズベリー・アーサー）
父はアメリカ人、母は日本人の高校1年生。SwingCATSではトロンボーンを担当。日本語はまだまだ勉強中なのでたまに言い間違えて周囲を和ませることもある。ムードメーカーで、メンバーからは弟のようにかわいがられている。ジャズや仲間への思い入れが深く、優しい性格の持ち主。現在は母と二人暮らしをしているため、翔琉の祖父が営むジャズ喫茶“ルバート”でバイトをして家計を助けている。星屑旅団の拓夢はバイト仲間。

＜星屑旅団＞・鳴海ロラン（CV：古川慎）
星屑旅団リーダーで、テナーサックスを担当する高校2年生。母はフランス人で海外生活が長かったが、アニソンジャズを世界に広めたいと来日した。かつては＜Rolly＞としてアニソンジャズの動画投稿をしており、動画を通じて知り合ったメンバーと星屑旅団を結成。高校生の今だからこそ奏でられる音を届けている。人の弱みを握ったり挑発するような言い回しをあえて選んだりと、巧みな人心掌握術は底が知れない。

・天城輝之進（CV：堀江瞬）
女性と見紛うような風貌の高校2年生。星屑旅団ではバリトンサックスを担当。SwingCATSの創設メンバーとは中学が同じで、含みを持たせた会話をすることもある。星屑旅団の中では比較的常識人で、新入生の教育係などまとめ役のような立ち位置も担っている。しかし反抗的な態度の新入生・氷室奏斗とはよく口論に。アイドルソングや性別にとらわれない服装を愛し、自分らしく美しい、自由な生き方を追求している。

・影山新（CV：伊東健人）
ロランに魅せられ、音楽に携わるようになった高校2年生。トロンボーンのほか、DTMやDJも担当している星屑旅団の副部長。普段は長身が目立たないよう猫背気味で、極力気配を消して過ごしている。しかしステージの上では性格が一変。フロア全体を盛り上げるようなプレイでバンドを支える。部長である鳴海ロランを神と崇めている「ロラン信者」。

・安藝月玲玖（CV：村上喜紀）
自称「孤高のギタリスト」の高校2年生。どんなときでも自分を魅力的に見せようと振る舞っているが、空回りすることが多い。動画サイトにも演奏を投稿していたが、星屑旅団として人前で演奏することには新たな可能性を感じている。SwingCATSの神条優貴とはいとこ同士。

・桐生蒼弥（CV：益山武明）
元サッカー部の高校2年生。とある理由で星屑旅団に入部し、トロンボーンを習い始めた。演奏経験は浅いものの音色はピカイチ。運動部だったこともあり部員の面倒見がよく、後輩からも同級生からも頼りにされている。困っている人を見ると放っておけないお人好しな一面も。SwingCATSの武宮大和とは、サッカー部時代に繋がりがあるようで…？

・氷室奏斗（CV：中島ヨシキ）
天才的な腕前を持つ高校1年生のトランぺッター。神童と呼ばれた過去を持ちながらも高校でジャズを続ける気はなかった。しかしロランの口車に乗せられて入部。練習にはあまり興味がなく、ゲームばかりして輝之進に怒られている。しかしいざ演奏が始まれば高い集中力と表現力を発揮。一緒に演奏する相手の小さな不調にも気づくほど、音を繊細に感じ取ることができる。

・九鬼煌真（CV：石谷春貴）
星屑旅団でアルトサックスを担当する高校1年生。SwingCATSの暁は双子の兄だが、仲はそれほどよくない様子。軽い発言からチャラいと評されることもあるが、どこか憎めない性格のためメンバーからはかわいがられている。それほど練習熱心な方ではなく、女の子がいないとやる気が出ないと文句を言うことも。輝之進とは大好きなアイドルトークや流行のスポットの話題でよく盛り上がっている。

・栢橋拓夢（CV：河西健吾）
バイトと部活に明け暮れる高校1年生。星屑旅団ではトランペットを担当。明るい性格だが、現実的な思考の持ち主でもある。小学生の頃に母を亡くし、弟2人を養うためにバイトをいくつも掛け持ち。そのうちのひとつがジャズ喫茶“ルバート”で、SwingCATSの翔琉やレイとはバイト仲間。

さまざまな背景や関係性を持つ16人は、ジャズを通して心を通わせていく。そのため楽曲の歌詞はキャラクターが会話しあうような内容に。担当する楽器の音色と、魂がつづられた言葉で物語に彩りを与えている。

いよいよ第2部始動！カギを握る8組のシンメ

第2部では、SwingCATSと星屑旅団が「MM（みなとみらい）ジャズアンサンブルコンテスト」に出場する。大会規定により、各バンドは4人ずつのチームを2組結成。少人数で演奏するアンサンブルだからこそ人間関係もより深みを増し、本音をのぞかせるようになる。

大会に向けて練習に励む彼らだが、メンバー同士の衝突や脱退の危機などが発生してしまう。はたして無事に本番の舞台でスポットライトを浴びることができるのか？第1部以上に内面や葛藤を深堀りし、より立体的となった物語に期待したい。

ミニアルバム第1弾『Invisible Chord 1st』では智川翔琉、行田光牙、堂嶌燎、神条優貴のチームに焦点が当たる。さらに星屑旅団の鳴海ロラン、天城輝之進も顔を出し、彼らの過去と現在が交差するストーリーになっている。第2弾『Tone of Stars Alpha』では鳴海ロラン、天城輝之進、桐生蒼弥、安藝月玲玖のチームが登場。SwingCATSで鍵を握るのは、武宮大和、神条優貴の二人だ。

第2部ではとくに「シンメトリー」（シンメ）を深堀りする展開が見どころだ。本作では共通のストーリーテーマを持つ2人1組を「シンメ」と呼称。光と影、過去の因縁、考え方の違いなど、テーマは多岐にわたる。対となる2人にフォーカスすることで、お互いの内面がより鮮明になっていくところも楽しみにしたいポイントだ。

・智川翔琉×鳴海ロラン
各チームのリーダーとして共通点のある2人だが、音楽への向き合い方には大きな違いが。その音色は誰のために奏でられるのか、第2部でさらに焦点があてられる。

・堂嶌燎×天城輝之進
幼少期から付き合いのある2人。今は別のチームに所属しているが、昔のように互いを思いやりながらも、どこか噛み合わないもどかしい二人に注目したい。

・行田光牙×影山新
真逆に見える2人も、本当は似た者同士。音楽によって人生を救われた彼らは、第2部では音楽を通してまたひとつ成長していく。

・神条優貴×安藝月玲玖
お互いのことをよく知るいとこ同士。第2部では第1部以上に、よりよい音楽を作るためには何が必要か、ともに悩みながら絆を深めていく。

・武宮大和×桐生蒼弥
ともにサッカー部出身の新人プレイヤーだが、第1部では大和がどこかよそよそしい態度をとっていた。サッカー部時代、彼らの間には何があったのか。第2部で星屑旅団を波紋になった蒼弥と交わす言葉と音楽に注目だ。

・依吹青×氷室奏斗
同じクラスで、ともにジャズを演奏する2人。第1部では演奏経験の豊富な奏斗が青の背中を押していたが、第2部ではさらなる変化が？

・九鬼暁×九鬼煌真
双子だからこそわかることと、素直になれないことがある。第1部でほとんど言葉を交わさなかった2人の距離は、第2部を通してどのように変化していくのだろうか。

・星乃レイ×栢橋拓夢
バイト仲間だが、思考の根本は正反対。真剣に音楽に向き合う2人だからこそ、お互いに刺激を与えあうことができる。第2部ではトラブルに見舞われた拓夢のもとに、レイが訪れる。2人の絆が垣間見えるエピソードに注目。

チームごとの楽曲やシンメによるデュエットも、キャラクターの心情が伝わってくるものばかり。第1部とは違う関係性も反映されているので聞き比べるとさらに深みが増す。公式サイトにはオフィシャル・ライナーノーツが掲載されているので、本編と併せて楽しむことができる。

いよいよ2021年1月から始動する第2部。物語や楽曲の中で変化していくシンメの関係性にも注目だ。（modelpress編集部）［PR］提供元：ユニバーサル ミュージック合同会社

『JAZZ-ON!』リリース情報

JAZZ-ON!『Invisible Chord 1st』

発売日：2021年1月22日
発売元：ユニバーサルミュージック
価格： 2,500 円（＋税）／品番POCS-21045

＜収録内容＞
【楽曲】
01.Invisible Chord 1st
智川翔琉(CV.石井真)、堂嶌燎(CV.深町寿成)、行田光牙(CV.大河元気)、神条優貴(CV.米内佑希)
02.Lead Your Sound
智川翔琉(CV.石井真)、鳴海ロラン(CV.古川慎)
03.Ebony & Ivory
堂嶌燎(CV.深町寿成)、天城輝之進(CV.堀江瞬)
【ドラマパート】
04.Dissonance from the past -1-
05.Dissonance from the past -2-
06.Dissonance from the past -3-
▼SwingCATS
智川翔琉(CV.石井真)、堂嶌燎(CV.深町寿成)、行田光牙(CV.大河元気)、神条優貴(CV.米内佑希)
▼星屑旅団
鳴海ロラン(CV.古川慎)、天城輝之進(CV.堀江瞬)

＜封入特典＞

2021.4.10開催ミニアルバム発売記念イベント 抽選申込シリアルナンバー

＜店舗特典＞

アニメイト ⇒ 缶バッジA 【2個セット】（智川＆鳴海）
UNIVERSAL MUSIC STORE ⇒ 缶バッジB 【2個セット】（堂嶌＆天城）
タワーレコード ⇒ ミニブロマイドB 【2枚セット】（智川＆鳴海）
HMV ⇒ ミニブロマイドC 【2枚セット】（堂嶌＆天城）
Amazon ⇒ メガジャケ
応援店 ⇒ ミニブロマイドA 【2枚セット】（智川・鳴海＆堂嶌・天城）

JAZZ-ON!『Tone of Stars Alpha』

発売日：2021年2月24日
発売元：ユニバーサルミュージック
価格： 2,500 円（＋税）／品番POCS－21047

＜収録内容＞
【楽曲】
01.Tone of Stars Alpha
鳴海ロラン(CV.古川慎)、天城輝之進(CV.堀江瞬)、安藝月玲玖(CV.村上喜紀)、桐生蒼弥(CV.益山武明)
02.As Is
神条優貴(CV.米内佑希)、安藝月玲玖(CV.村上喜紀)
03.STAY HERO
武宮大和(CV.駒田航)、桐生蒼弥(CV.益山武明)
【ドラマパート】
04.音のないオブリガート -1-
05.音のないオブリガート -2-
06.音のないオブリガート -3-
▼SwingCATS
神条優貴(CV.米内佑希)、武宮大和(CV.駒田航)
▼星屑旅団
鳴海ロラン(CV.古川慎)、天城輝之進(CV.堀江瞬)、安藝月玲玖(CV.村上喜紀)、桐生蒼弥(CV.益山武明)

＜封入特典＞

2021.4.10開催ミニアルバム発売記念イベント 抽選申込シリアルナンバー

＜店舗特典＞

アニメイト ⇒ 缶バッジA 【2個セット】（武宮＆桐生）
UNIVERSAL MUSIC STORE ⇒ 缶バッジB 【2個セット】（神条＆安藝月）
タワーレコード ⇒ ミニブロマイドB 【2枚セット】（武宮＆桐生）
HMV ⇒ ミニブロマイドC 【2枚セット】（神条＆安藝月）
Amazon ⇒ メガジャケ
応援店 ⇒ ミニブロマイドA 【2枚セット】（武宮・桐生＆神条・安藝月）