<SHAUN インタビュー>TikTokでバズった「Way Back Home」 念願の日本リリースに感謝(C)モデルプレス

<SHAUN インタビュー>TikTokでバズった「Way Back Home」 念願の日本リリースに感謝

2023.10.23 17:15

DJ、音楽プロデューサー、シンガーソングライターと幅広く活動しているSHAUN(ショーン)が、10月6日(金)に「Way Back Home(Japanese ver.)」をリリース。原曲は2018年に韓国でリリースされた。楽曲が長く愛され続けていることへの想いや、日本語歌詞でのリリースの心境など、モデルプレスがインタビュー。

日本でもバズった「Way Back Home」をリリースしたSHAUN

全世界で50億回以上のストリーミングを記録し、アジアと韓国で最大級のDJ、プロデューサー、シンガーソングライターとして活動の幅を広げているSHAUN。キーボード、ギター、ドラムも操る多才なアーティストで、著名K-POPアーティストの楽曲参加やプロデュースも行っている。
2018~2020年にはSpotifyで最もストリーミングされたK-POP男性ソロ・アーティストとなり、彼の最大のシングル「Way Back Home」は35億以上の再生数を保持。

2018年に韓国で「Way Back Home」をリリースしてから、多くのカバー歌唱や動画に使用され、現在でもTikTokのトレンドになっている。

SHAUN、バズで心境に変化「いいものを届けようという責任感に」

SAHUN(C)モデルプレス
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― 日本語バージョンのリリースおめでとうございます。

SHAUN:(日本語)ありがとうございます!

― 「Way Back Home」の原曲は2018年にリリースされ、今回の日本語バージョンは5年越しのリリースとなります。今回のお話が決まった時はどのような心境でしたか?

SHAUN:この曲を作った時から「日本語の歌詞をつけたら似合うだろうな」と思っていたんです。半年前に日本語リリースの話は出ていて、日本で活動する最初のリリースが「Way Back Home」の日本語バージョンはふさわしいと感じました。この曲を筆頭に、日本で待っている方々にたくさんの音楽をお届けする機会が増えたらいいなと思います。

― 日本語が似合うというお話が出ましたが、日本語バージョンはいつかは作りたいと?

SHAUN:作りたい気持ちとは裏腹に、日本語バージョンを出すとなると自分自身で計画して進行しなければいけないことがたくさんありました。もちろん韓国での活動もあり、1人で並行するのは簡単ではなく…。そんな時に日本のスタッフの方や日本のファンの方の協力があって、日本語バージョンをリリースすることができました。

― 2020年にはFestival Mixのリリースで日本でバズり、2022年10月には“TikTok Weekly Top 20”で1位を獲得しました。長く愛されている楽曲ですが、SHAUNさんの中で変わったことはありましたか?

SHAUN:「Way Back Home」という曲が、ミュージシャンとして歩いていく方向性を導いてくれたと感じます。人間としても、アーティストとしても変えてくれました。以前は「良い曲を作らなきゃ」という気持ちがありましたが、今は僕の曲や音楽性を好んでくれる方、応援してくれる方のために、良いものを届けようという”責任感”になっています。

― ご自身にとって大きなターニングポイントになったのでしょうか?

SHAUN:ターニングポイントという言葉だと「方向転換」のようなイメージが強いですが、そういった意味合いより、行く先は一緒だけどミュージシャンとしての音楽的なセンスや能力が加速していくポイントになったと感じます。

― 「Way Back Home」を韓国でリリースしてから5年になりますが、この5年間を振り返ってみていかがですか?

SHAUN:忙しなく、本当にたくさんのことがありました。ただ音楽に集中することができた5年間だったなと感じます。出来事一つひとつが僕の根幹を変えていないという点では、筋が通った時間を歩んでこれたと思っています。

SHAUN、TikTokダンス動画を上げない理由は「正直な話…」

SAHUN(C)モデルプレス
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― 「Way Back Home」はカバー動画がたくさん投稿されていますが、SHAUNさんもご覧になったことも?

SHAUN:もちろんあります。

― ご覧になった印象は?

SHAUN:本当にみなさん上手な方ばかりで。正直なぜ僕の曲を選んでくれたのか混乱もしました。でもカバー動画が増えていくほど「僕の曲が良いと思ってくれた方がいるんだ」と思うようになり、すごく感謝しています。

― TikTokではダンス動画もたくさんアップされていますが、SHAUNさんもアップしようと思ったことは?

SHAUN:僕にダンスの自信があれば、アップしたと思います。でもそういった素質が皆無で(笑)。正直な話、家で1人で踊ったことはあるんです。それを世に出してしまったら社会的に僕の立場が危うくなると思い、流石に出すことはできなかったです(笑)。

― 実はチャレンジされていたんですね(笑)

SHAUN:(日本語)恥ずかしいです(笑)。

― (笑)。日本だと“エモい”楽曲として人気が出て、音楽を使う方が増えていきました。

SHAUN:2018年にオリジナルをリリースし、韓国では“可憐”や“朧げ”といった表現やノスタルジックな楽曲だと評価していただきました。日本でも“切ない”や“エモい”と言われていると聞いていましたが、皆さん同じようなイメージを持って聴いてくれているんだなと感じました。
SAHUN(C)モデルプレス
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― 今回日本語になって、意味をより理解した上でカバーされる方やTikTokで使われる方が増えていくような気がします。

SHAUN:カバーしてくださることをすごくポジティブに捉えています。例えば1人でビラ配りをするよりも100人でビラ配りをした方が、よりたくさんの人に伝わる。たくさんの人がこの曲を良いと感じ、他の人にまた伝えてくれる。「いいものを共有したい」という人間の本能的な部分に呼びかけることができて、大変光栄です。

― 今回実際に日本語で歌ってみて、苦労された点はありましたか?

SHAUN:(日本語)“止まったまま”が一番難しかったです。

― 小さい「つ」?

SHAUN:(日本語)“空っぽ”とかも。最初から日本語で作詞する場合は、メロディーの上に拗音(ようおん※1)や促音(そくおん※2)を計算した上で音を作っていくと思うんです。でも日本語とハングル語では、1音として認識される言葉が違うので、その点は難しかったですね。でもすごくいい学びにもなりました。喋る時も「ここで少しタイミングを取れば伝わりやすい」と学べて。日本語のレコーディングは難しかったと同時に楽しかったですね。

(※1)教室の「きょ」や習字「しゅ」など、二字のかなで表されている音
(※2)小さな「っ」「ッ」で表されている音

― 実際レコーディングは順調に進みましたか?

SHAUN:レコーディングの際は、日本でサポートしてくれているスタッフの方々がたくさん心配してくださいました。「日本に来てレコーディングをしたら?」と提案をいただきましたが、まずは使い慣れた作業部屋で1人でやってみようと。実際、修正箇所はほとんどなく、すごく良いフィードバックをいただけて少し満足しています。日本のアニメオタクで、ずっとアニメを観てきたおかげかもしれないです(笑)。
SAHUN(C)モデルプレス
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― そうなんですね(笑)。アニメを観る時は日本語字幕で?

SHAUN:(熱量高めに)声優の役割はすごく大事です!絵やサウンド、キャラクターのアイデンティティとかも全てに影響するので、僕は何が何でも日本語字幕で観る派です。

― 日本語には馴染みがあったんですね。

SHAUN:全てを聞き取って全てを理解できるわけではないですが、ニュアンスや内容を察知するのは得意になったと感じます。

― アニメのお話が出ましたが、秋葉原に観光へ行ったりもしましたか?

SHAUN:1年前、コロナが落ち着いて日本へ来れるようになってからは、よく秋葉原やお台場に行っていました。なので、今は日本の田舎に行ってみたいんです。きっと韓国とは違った風景を感じることができると思うし、日本の大自然と調和しながら時間を過ごしてみたいなと思っています。

― ちなみに日本食は何か食べましたか?

SHAUN:(日本語)吉野家のねぎだくを食べました。あとはおいしい天ぷら屋さんへも行きました!

SHAUNの夢を叶える秘訣

― モデルプレスの読者には、夢を追いかけている若い方がたくさんいます。最後にそういった方に向けてSHAUNさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

SHAUN:僕の人生の中心は常に「音楽」で、毎日夢を叶えているような状態です。今後も音楽を中心に歩き続けたいと思っているので、夢は名詞ではなく“動詞”だと思っています。夢という言葉に対してあまり深刻・盛大に考えることはせず、シンプルにやりたいことをやり、今日どんな行動をするのかが大事。もちろん現実的な問題や壁はあると思います。その中で自分のできることをやっていく、それが夢を叶える秘訣だと思います。

― 素敵なお話ありがとうございました。
SAHUN(C)モデルプレス
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(modelpress編集部)[PR]提供元: 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン

「Way Back Home(Japanese ver.)」

シングル:Way Back Home(Japanese ver.)/ウェイ・バック・ホーム
リリース:2023年10月6日(金)

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