「SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]」東京・国立代々木競技場第一体育館公演/ 撮影:田中聖太郎

SHINee、“思い出の地”で5年ぶり日本アリーナツアー完走 東京ドームに向け“特大スポ”飛び出す<「PERFECT ILLUMINATION」ライブレポート/セットリスト>

2023.11.30 12:44

ボーイズグループ・SHINee(シャイニー)が29日「SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]」東京・国立代々木競技場第一体育館公演を開催。5年以上ぶりとなる日本アリーナツアーを完走した。

  

SHINee、約5年ぶり日本アリーナツアーファイナル

「SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]」東京・国立代々木競技場第一体育館公演/撮影:田中聖太郎
今年、デビュー15周年という大きな節目を迎えたSHINee。コロナ禍や兵役等での空白期間を越えて、日本での単独ライブは2018年2月以来約5年半ぶり。9月のさいたまスーパーアリーナ公演から全国5都市全8公演を巡り、ついに代々木でファイナルを迎えた。

パールアクアグリーンのペンライトの光で埋め尽くされた会場。メインステージから緑の閃光のようなレーザーが光り、ロケットが発射されるような轟音と共にUFO型のセットで天井からメンバーが登場する。「東京!めっちゃ会いたかった!」というTAEMINの声と共に1曲目「Chemistry」がスタート。クロス型のセンターステージにメンバーが“降臨”すると、さらなる歓声が会場中から巻き起こった。

ステージに降り立ったメンバーは、マイクスタンドを駆使した「Dream Girl (JPN VER.) 」のパフォーマンスへ。ダンサブルなナンバーが続き、スカイブルーにビジューを散りばめた衣装でスタイリッシュなフォーメーションダンスを披露する姿はまさに“輝くSHINee”だ。

韓国最新アルバム『HARD』からの新曲「Like It」では、クロス型のセンターステージが上昇しながら回転するという大掛かりな仕掛けでさらに迫力が増していく。続いて初めてメインステージに移動して披露した「Atlantis」では、TAEMINが躍りながらジャケットを脱ぎ捨て黄色い声援が上がった。

代々木は思い出の会場 SHINeeならではの面白トークも

「SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]」東京・国立代々木競技場第一体育館公演/撮影:田中聖太郎
最初のMCでは「素敵な夜ですね。めっちゃ会いたかった」とTEAMIN。MINHOは「久しぶりですね、最後まで応援よろしくお願いします!」と呼び掛ける。代々木体育館は、SHINeeが2010年に初めて日本コンサートをした会場ということで、KEYは「もう10年以上前になるんですけど、10年間で楽屋はめっちゃ変わったんです(笑)。お風呂が出来てて、今日使ってみようかな(笑)」と持ち前のトークスキルで盛り上げた。

トークの後は『HARD』に収録の「Sweet Misery」から幻想的にスタート。続く「CODE」で三段階の立体ステージに姿を変えたセンターステージは、「Good Evening」では高く上昇して回転。目まぐるしく変形する舞台の迫力にも負けない3人の圧倒的な歌声がさらにショーを引き立たせる。

MINHOの腹筋にくぎ付け SEXYパフォーマンスに歓声

「SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]」東京・国立代々木競技場第一体育館公演/撮影:田中聖太郎
続くセクションでは、ストリートスタイルにハーネスを巻いたハードな衣装で雰囲気を変える。火柱が上がる中「Don't Call Me (JPN VER.)」で観客を熱狂させると、ムーディーなリズムが印象的な「Body Rhythm」では、MINHOが花道を歩きながらジャケットを脱ぎ捨て鍛え上げられた肉体を披露。センターでシックスパックの腹筋を見せつけるシーンもあり、色気が溢れるダンスパフォーマンスに歓声が上がった。

MCでは、過去の自分たちからの変化として、ツアー中に外食やショッピングをする余裕ができたという話題に。KEYは「デパートのレストランに行って、大阪なのにひつまぶしを食べたんですよ(笑)」と、まるで楽屋のようなトーク。アットホームな日本語トークで楽しませてくれるのも、15周年を迎えたSHINeeならではだ。

15年の歴史を感じさせる名曲の数々も

「SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]」東京・国立代々木競技場第一体育館公演/撮影:田中聖太郎
続いては15年の軌跡を感じさせるSHINeeの代表的ヒット曲「Everybody」「View」で魅了。日本オリジナル楽曲「Downtown Baby」では、かつてここ代々木体育館で初めて存在を知ったという“トロッコ”に乗って会場を一周。ファンのすぐ近くで1人1人と目を合わせていく。

5人のSHINeeの「1 of 1」のムービーが流れた後は、モノトーンのシックなスーツ姿に衣装を変えたメンバーが再登場。デビュー曲「Replay」、「Love Like Oxygen」に続いてこの日本ツアーのために用意された「Diamond Sky」では、メンバー、ファンが共にSHINeeのシンボルでもあるダイヤモンドの形を指で作り心を一つにした。

ラストセクションではムードを一転し「Kind」、「Selene 6.23」、「An Ode To You」と、3人の美声をたっぷりと堪能できるバラードでクライマックスに向かっていく。本編最後の「An Encore」では紙ふぶきが舞い散り、3人のハーモニーが響き渡る感動的なフィナーレとなった。

残すは東京ドーム公演 特大スポイラーも

「SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]」東京・国立代々木競技場第一体育館公演/撮影:田中聖太郎
アンコールは『HARD』のリード曲「HARD」からスタート。MV衣装でタイトル通りハードなヒップホップパフォーマンスで再び会場は熱く。

そして2024年2月24日、25日には、自身6年ぶりとなる東京ドーム公演が決定しているSHINee。最後のMCでは「アリーナとは違う舞台のパフォーマンスも結構追加できると思います。今日なかった曲も、昔の曲も歌いたいと思ってます。セットリストは半分以上は決まってる。何年か歌っていない曲を歌いたいと思っているので楽しみにしてください。1曲だけスポすると…『LUCIFER』歌います!」とKEYから特大スポイラーも。

最後は「Hitchhiking」、「Runaway」を歌いながら、再びトロッコで会場中のファンに近づき、再会を誓い合ったSHINee。KEYからは「まだ発表してないけど、東京ドームまでにもみんなに会える機会を作るつもり…」と気になる発言もあり、今後の展開が大いに楽しみなラストとなった。(modelpress編集部)

SHINee WORLD VI[PERFECT ILLUMINATION]JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME

2024年2月24日(土)東京ドーム 16:00開場/18:00開演
2024年2月25日(日)東京ドーム 14:00開場/16:00開演

セットリスト

SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」

2023年11月29日
国立代々木競技場第一体育館

1. Intro + Chemistry
2. Dream Girl (JPN VER.)
3. Heart Attack
4. Like It
5. Atlantis
6. Sweet Misery
7. CODE
8. Good Evening
9. DANCER PERFORMANCE
10. Don't Call Me (JPN VER.)
11. Body Rhythm
12. JUICE
13. Everybody
14. View
15. Downtown Baby
16. The Feeling
17. 1 of 1 (VCR)
18. Replay
19. Love Like Oxygen
20. Diamond Sky
21. Kind
22. Selene 6.23 + An Ode To You
23. An Encore

ENCORE

24. HARD
25. Hitchhiking
26. Runaway
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