Stray Kids、心に残っているJ.Y. Parkからの言葉明かす 田中圭も「なんか刺さる」
2021.10.15 23:30
views
韓国のボーイズグループ・Stray Kidsが、15日放送の日本テレビ系「MUSIC BLOOD」(よる11時~)にゲスト出演した。オンエアに入りきらなかったシーンを含めて、収録の裏側の一部をリポートする。
Stray Kids「MUSIC BLOOD」出演
毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストとしてStray Kidsを迎え、リモート出演にも関わらずスタジオは盛り上がりを見せた。今回はデビュー当時の秘話から、プロデューサーであり師匠的な存在であるJ.Y. Parkに関すること、さらには所属事務所の先輩・2PMとのエピソードに至るまで、爆笑&エモトークを展開。ライヴでは新曲『Scars』と、2PMの楽曲『Again & Again』を披露した。
Stray Kidsとは、J.Y. Parkがプロデュ―スした今注目すべきK-POPアーティスト
今回のゲストStray Kids、通称スキズは、TWICEやNiziUを生み出したJ.Y. Parkがプロデュ―ス、今注目すべきK-POPアーティスト。2018年にデビューをすると、その後韓国で新人賞を11冠達成。2020年、米タイム誌が選ぶTOP10にて、名だたるアーティストに肩を並べ、K-POPアーティストとして唯一ランクイン。彼らが他のK-POPアーティストと違うのが、セルフプロデュース。ほぼ全ての楽曲の作詞、作曲をメンバーが自ら行い、振り付け・英語への翻訳を行うことも…という異色のグループなのだ。田中圭&千葉雄大、Stray Kidsと収録スタート
田中から「今夜のゲストはビルボードが選ぶ今注目すべきK-POPアーティスト、1位に選ばれた男性グループです。雄大君、いつものヒントをお願いします!」と、最近恒例のジェスチャーゲームでスタート。千葉がジェスチャーをするも、思っていたのと違ったようで、「もっと一瞬で動くやつだから」と早くもスパッとダメ出し。このように、2人のやり取りは平常運転で行われた。そして、Stray Kidsを迎えてのリモート収録がスタート。バンチャン、リノ、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックス、スンミン、アイエンが登場。メンバーが自己紹介を済ませると田中から「皆さんの間で、お互いを呼び合うときに流行っている言葉があると聞いたんですけど、どんなふうに呼び合っているんですか?」と質問すると、ハンが「メンバー同士の愛称のようなものなんですが韓国語でチャギーと呼んでいます。英語で言うところの”ハニー”とか”ベイビー”というような意味を込めて」と答えた。
さらに田中が「呼びかけられた方も、呼びかけてくれた人のことをチャギーって返すんですか?」と質問を続けると「ヒョンジンはよく受け止めてくれます。リノお兄さんは時々返してくれます。他のメンバーも1〜2回は返してくれましたね」とハンは返答。その流れで、なぜか千葉がStray Kidsにチャギーと呼びかけることに。「チャギー!」と呼ぶと、画面の向こうから「イエーイ!」「チャギー、おはよう!」などと盛り上がりを見せて返してくれるStray Kidsのメンバー。「嬉しいな」と、千葉は満面の笑みを浮かべた。
Stray KidsのMUSIC BLOODに迫る
そして、Stray KidsのMUSIC BLOODに迫ることに。影響を受けた人物として名前があがったのはJ.Y. Park。過去の映像やクイズを交えてJ.Y. Parkの魅力や名言に迫ったあと、田中からメンバーへ「Stray Kidsの皆さんにもJ.Y. Parkさんに言われて心に残っている言葉はありますか?」と質問。スンミンは「僕が記憶に残っている言葉は、チームとして一瞬で輝くよりも、長く続けることが大切だという言葉です。もちろんいつも全力を尽くしていますが、一瞬の輝きのためではなく、積み重ねが大事なんだということを今でも心に刻んで皆で一生懸命頑張っています。積み重ねて来た真心は、いつか必ず通じると言ってくださったことも、印象に残っています。僕もそれを信じ、常にファンの皆さんと一緒に交流しながら活動しています」と熱心に語った。コメントを聞いて「なんか刺さるね」と胸を打たれた様子の田中だった。
Stray Kids、デビュー曲までの道のり振り返る
その後VTRを交え、デビューまでの過酷な道のりを振り返る。VTRを観た後、田中が「当時学生だったメンバーもいたそうですが、学校行きながらこれだけ練習するのは大変だったんじゃないんですか?」と質問。アイエンは「練習生になってからは、ソウルではなく他の地方に住んでいたので、週末に行き来をしていたのですが、いつもお兄さん達よりも少し遅れてスタートしていました」と当時を振り返る。
またVTRの中で「リノは脱落だ」と宣告されたリノは「あの時は歌手になれないということよりも、周りのメンバーと一緒にできないということが、すごく辛かったです」と語った。
そして、苦しい練習の最中にJ.Y. Parkがかけたある言葉にフォーカス。「僕が最も記憶に残っているのは『完璧な人はいないが完璧であろうと努力する人はいる』という言葉です。その言葉を心に刻みながら、いつも行動しています。私自身にとって、もっと素敵な人間になるべく努力できる言葉となりました」とチャンビンは語った。それを聞いたMC2人は「言葉に説得力があるね」と、ただただ驚きっぱなしの様子だった。
J.Y. Park、Stray Kidsへメッセージ
さらに、新たにVTRで流れたJ.Y. Parkのコメントを聞くことに。“私が最後に伝えたいことは正直・誠実・謙虚この3つを守る人はいない。そんな人はいない。ただ、完璧でいようと努力する人はいる。あなたたちに正直で誠実で謙遜する人になって欲しいわけじゃない。そうなるために努力する人になってほしい。でも1人じゃない。お互いに協力すれば良い結果になる。これからがスタートだ。今考えたことを大切に胸にしまって初心を忘れたときに思い出してほしい”
これを聞いたMC2人は大感動。ここにハンが続き、「プロデューサーとしてもアーティストとしてもすごく素敵な方ですが、1人の人間として大人として、本当に魅力的な方だと思います。見習いたい点、学びたい点がたくさんある方だと感じました。以前一緒に食事をさせていただいたのですが、その時に僕たちのプライベートな悩みを全部聞いてくれたんです。僕たちに共感して、アドバイスをくださいました。あの時はとても感謝していますし、嬉しかったです」と話した。
Stray Kids、新曲『Scars』&アルバムミリオン達成について語る
そして話題は新曲『Scars』について。田中が「皆さんが自分たちで作詞作曲から、全てセルフプロデュースをしていると聞いて、びっくりしました。普段はどなたが中心になって活動をされてるんですか?」と興奮気味に尋ねると、メンバーが「3RACHA(スリーラチャ=バンチャン、チャンビン、ハン)という3人です」と答える。続けて田中が、曲のポイントについて質問をすると、バンチャンが「いつも僕たちは制作作業をするときに、僕たちが経験してきたこと、そして僕たちのリアルな心情を楽曲に反映させたいというふうに心がけています」と答えた。さらに話題は、アルバムがミリオンを達成したことについて。「ミリオンセラーと聞いても、いまだに実感がわかないんです。でも『おめでとう』って言われると本当に嬉しいですし、そういう記録を達成できたというのは、STAY(Stray Kidsのファンネーム)の皆さんのおかげだと思っています。本当に感謝しています」とリノは伝えた。
そしてスンミンも「僕もミリオンセラーというのは、まるで夢のようです。もっと頑張らなきゃなというプレッシャーもあります。これからも僕たちは色んなことに直面すると思いますが、色んな夢を叶えられるように、もっと努力をして頑張りたいという気持ちでいっぱいです」と語った。
さらに新曲『Scars』のポイントをハンが説明。「Stray Kidsというグループのより成長した姿と、僕たちのストーリー、僕たちが経験した物をもとに書いた歌詞なので、歌詞を聴きながら曲に集中していただけると嬉しいです」
そして恒例の曲振りの時間に。今回はStray Kidsから、”ダンスをしながら可愛く”というリクエストが。「(小悪魔的な表情で)はいそれでは聞いてくださいStray Kidsさんで『Scars』です、どうぞ」と曲振りが披露され、これには「めちゃくちゃ可愛いです!」と、Stray Kidsも大喜びの表情を見せた。
Stray Kids、先輩・2PMを尊敬
さらにここからはStray Kidsのブラッドに迫ることに。影響を受けたアーティストとして名前があがったのが、所属事務所の先輩である2PM。中でも『My House』という曲が、最近再ブレイク。楽曲についてフィリックスが解説。「この曲の振り付けはすごく人気がありますし、色んなアーティストの人たちがこのダンスを真似て動画にアップしているんです。僕たちもこのカバー動画を作ってYouTubeにあげたことがあります」田中から、セクシーなダンス以外で2PMの尊敬できる点を訊くと、リノが「僕は2PM先輩を尊敬しているのが、『Make it』という曲を作る際、何度も修正を加えながら長い時間かけてレコーディングをされたと聞いています。2PMという大先輩、あのポジションでもそれだけの努力をしてレコーディングをしているという姿は、見習いたいと思います」と答えた。
さらにチャンビンが2PMさんに言われて心に残っている言葉としてあげたのが「練習は練習室で完璧にこなして、ステージの上ではただ楽しんでという言葉です」という言葉。役者にも通じるものがあったのか、この言葉を聞き、MC2人も納得していた。そして、続けてスンミンも「よく言ってくださる言葉なのですが、これほどリラックスできる、緊張感をほぐしてくれる言葉はないと思います。音楽番組のスケジュールや、重要なステージの前とかにお会いすることがあって、いつも力強い励ましの言葉をもらっています」とコメントした。
そして話題は今回2曲目となる楽曲のことに。披露するのは2PMの『Again & Again』。
この曲に決めた理由をバンチャンが「僕たちは以前、番組を通じて先輩の『Again & Again』のカバーを披露する機会があったのですが、その時にStray Kidsのカラーでアレンジして表現したんです。今回はそれを久しぶりに、皆さんにお見せしたくて準備をしました」と説明。さらにフィリックスも「『Again & Again』はJ.Y. Parkさんが作詞作曲をした曲です。僕たちが少し違った味わいでこのステージを作って、Stray Kidsらしい『Again & Again』を仕上げたので、ぜひ楽しみにしていてください!」と熱い思いを伝えた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】