BTSのリーダー・RMのスピーチが話題に 音楽界取り巻く問題に言及「間違ったことは終わらせて」
2020.01.07 00:36
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ボーイズグループ・BTSが5日、韓国ソウルで行われた「第34回ゴールデンディスクアワード」アルバム部門(JTBC系にて生放送)の授賞式に出席。リーダー・RMの受賞スピーチが話題となっている。
BTS、史上初の2冠達成でリーダー・RMがスピーチ
BTSはこの日、アルバム部門の大賞を受賞。前日行われたデジタル音源部門でも大賞を受賞したBTSは、同授賞式初の大賞2冠を達成した。RMはアルバム部門大賞のトロフィーを受け取ると、ファンである「ARMY」の名前を叫んだあと「僕たちにとって2010年代最後であり2020年代最初の授賞式です。このように大きな栄光を頂けたのは、見守ってくださっている皆さんのおかげです」と感謝のスピーチ。
さらに「10年前、2010年の春に僕が新沙洞(ソウルの地名)にやって来て、頭を刈って、パン・シヒョクプロデューサーに出会った日のことを思い出します。そこから10年間、僕たちの2010年代は、『防弾少年団』という名前でいっぱいになりました。そして2020年は、『防弾少年団』という名前の隣に『ARMY』の名前もたくさん書かれている2020年代になれば嬉しいです」と、この10年間の全てだったグループの存在と、ファンへの思いを伝えた。
RM、「2010年代に間違ったことは2010年代に終わらせて」K-POP取り巻く問題に言及
そして最後にRMは「1つだけ伝えたいことがあります」と切り出し、神妙な面持ちに。彼は続けて「僕たちは本当に運がよく、多くの方の助けや様々な幸運の中で、この場でスポットライトを浴びてこのように話したいことを話せます。しかしそうではなく、そうはできないけれど、見えないところで今も一生懸命に音楽を作り、公明であろうと努力されているアーティストの方々がいらっしゃいます。2020年代は、その方々の公明さ、努力や真心が、公正で正当に、無駄にならないよう、ここにいる皆さんに、見守って下さる大衆の皆さんに届いてほしいです」と語った。
これはRMが日の当たらない音楽制作の現場にスポットライトを当てた発言でもあり、また昨年末より大きな話題に上っている「音源買い占め問題」について言及したものとも考えられる。特にこの日の前日には、この問題について特集したテレビ番組SBS系『それが知りたい』が放送され、オンライン上で大きな話題を呼んでいた。
続けてRMは、「2010年代に間違ったことは2010年代に終わらせて、2020年代はもっと良い時代になると嬉しいです」とも明言。
「いつも影響を与え、手本になってくださる多くのミュージシャンの皆さん、愛しています。そしていつもサポートしてくれるスタッフの皆さん、メンバーたち、そして最後はもちろん僕たちのARMYの皆さん、本当に愛しています」と締めくくった。
ここ数年間たびたび噂され、昨年11月にBlock BのパッキョンがSNSで実情を暴露したことにより大きな問題に発展した音源買い占め問題。『それが知りたい』の放送は大きな反響を呼び、人気歌手のIUやソンミなども自身のSNSなどで嫌悪感を示している。またBTSではRMだけでなく、昨年12月の音楽授賞式「2019 MAMA」の舞台にてJINも「否定的な方法もいいですが、少し正直な方法で良い音楽を作ることはどうでしょうか」と発言し話題となった。
RMの今回のスピーチはリアルタイムで物議を醸している音源買い占め問題のほか、昨年起こった様々な音楽界、芸能界での問題に言及したと思われ、多くの視聴者の胸を打ち賞賛の声が多く寄せられた。(modelpress編集部)
情報:JTBC
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