KAWAII LAB.が農業に挑戦 読モ時代からの仲・木村ミサ&柴田紗希が語る“KAWAII”が第一次産業にできること【「KAWAII FARM」インタビュー】
2026.10.16 18:30
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KAWAII LAB.総合プロデューサーの木村ミサ(きむら・みさ/35)と、普段から農業に取り組んでいるモデルの柴田紗希(しばた・さき/34)にモデルプレスがインタビュー。新たに始動したプロジェクト「KAWAII FARM」に携わる2人に、10年以上の付き合いになる互いの関係性や、アイドルと農業の意外な共通点、プロジェクトで実現したいことなどについて語ってもらった。
新プロジェクト「KAWAII FARM」始動
「KAWAII FARM」は、全国各地の第一次産業や工芸品などに、アソビシステムが培ってきた“KAWAII”というカルチャーと発信力を掛け合わせ、新たな魅力や価値を生み出していくプロジェクト。10月13日から放送がスタートした新番組「KAWAII FARM」(テレビ東京・毎週火曜深夜2時35分~3時5分)では、KAWAII LAB.のメンバーが実際に農家を訪れ、農作物の育て方や農作業について一から学びながら、農業に挑戦する様子を届ける。普段はステージで活動するメンバーたちが、畑で土に触れ、農家とともに農作物を育てていく中で生まれる発見や出会い。メンバー自身の体験を通して、農業や地域の魅力、そこで働く人々の想いを発信していく。木村ミサ&柴田紗希、10年以上の付き合いでも「ずっと変わらない」
― まずはお二人の関係性から教えてください。木村:事務所が一緒なので、付き合いが長いです。
柴田:出会いは10年以上前かな?ミサミサ(※木村の愛称)は読者モデル時代に撮影で一緒になることも多くて。先輩なのですが友達のような感じで、当時からすごく距離が近かったです。
木村:お友達のような感じです(笑)。
柴田:ミサミサに限らず、昔から所属していたモデルの子たちは皆そんな感覚かもしれないです。
― 出会った当初から、お互いの印象に変化はありますか?
木村:あまり変わらないです。ずっと「しばさき(※柴田の愛称)はしばさきだな」という感じで。
柴田:ミサミサもずっとスタンスは変わらない!今はプロデューサーという立場なので、それを聞いたら「すごー!」ってなるけど、根本はずっとミサミサのままで(笑)。目もずっと大きいし…(笑)。
木村:(笑)。
木村ミサ&柴田紗希が感じる、アイドルと農業の共通点
― 「KAWAII FARM」はどのような目的でスタートするのでしょうか?木村:アソビシステムが「第一次産業を盛り上げるためにはどうしたらいいか」という思いから、「KAWAII FARM」が立ち上がりました。そこにKAWAII LAB.の子たちも一緒に参加するという形です。農業は若い世代にとって、それほど身近なものではない。でも“食”としてはとても身近なので、作る楽しさを知ってもらいながら、皆が広げていけたらいいのではないかなと思っています。
― アイドルの「カワイイ」というイメージと、土や汗といった第一次産業のイメージは一見遠い世界にも思えます。2つにはどのような繋がりや共通点があると感じていますか?
木村:この間、しばさきが話していて「確かにそうだな」と思ったのですが、「成長過程を見ていける」というところに通ずるものがたくさんあるなと。アイドルもそれぞれの成長過程を見ていくものですし、目的に対して一生懸命頑張るというのも似ているところかなと感じます。
柴田:私は畑をやっている側として、日々の積み重ねがすごく大事だなと感じていて。なかなか上手に育たないときは、お手入れももちろん関係しているのですが、気持ちや楽しさも伝わるんです。本当に小さいことの積み重ねなのに、育ったときにはそれが大きな幸せのような感覚になる。“小さくて大きい”みたいな。アイドルの皆も、日々のダンスや歌のレッスンといった小さなことを積み重ねて、それが広く伝わっていくのではないかなって…アイドルの経験がないので分からないのですが…(笑)。
木村:いや、そうだと思う!小さいものの積み重ねが、目に見える大きな成果になる!
柴田:その時々の小さなものを大事にするという感覚は似ているのかなと思います。
木村ミサ、柴田紗希に声をかけた理由
― 木村さんが柴田さんの参加を提案されましたが、声をかけた決め手は?木村:「KAWAII FARM」のプロジェクトを進めるにあたり、自分は農業に全然詳しくないなと思って。アソビシステムの取り組みとしてKAWAII LAB.のメンバーが参加するのであれば、協力をお願いする人もアソビシステムに所属していて、かつ畑をしている子だったら嬉しいなと。そうなるともうしばさき1択でした(笑)。
柴田:(笑)。
木村:こういうことをやるならしばさきと一緒にできた方が楽しいし、しばさきも同じ事務所で切磋琢磨してきた仲間なので、アソビシステムが作り上げてきた“KAWAII”に関するプロジェクトを一緒にできたら嬉しいなと思いました。
柴田:まさかこうやって畑が繋がるとは…(笑)!
木村:確かに(笑)。
柴田紗希、木村ミサはモデルとアイドルを繋ぐ架け橋
― 柴田さんは、最初に誘いを受けたときどう思いましたか?柴田:「私にできることがあるならぜひ!」という感じでした。アソビシステムの初期のメンバーである、私たち“おつぼね”(笑)は自分を生きるということを大切にしています。事務所の原点は、きゃりー(ぱみゅぱみゅ)ちゃんを含めたモデルの皆で、芸能界というよりも、自分を掘って、どう楽しく可愛く生きるかを考えているプロフェッショナルがたくさん集まっているんです。私もその中で年月を重ねていくうちに、おしゃれも大好きだけど、いつしか自分と向き合って「いま心からワクワクする好きはなんだろう」と考えたら、自然や畑だった。そこからはそれに集中していたのですが、まさか今アソビシステムを一緒に盛り上げられることに繋がるなんて(笑)。
正直、モデルチームとアイドルチームは全然違うものだと思っていたし、私たちが知らない中でアイドルチームはどんどん進んでいって。でも2つが繋がったのは、本当にミサミサのおかげです。ミサミサもアイドルがずっと好きでプロデューサーという立場に至っているように、お互いに好きなものをずっと続けてきた先で、今一緒にお仕事ができるのが本当に嬉しいです。
― 木村さんが架け橋になっているんですね。
柴田:本当にそう!最近も「ASOBIEXPO」(※「ASOBISYSTEM 19th Anniversary ASOBIEXPO 2026」)で、モデルチームとアイドルの子たちを繋げてくれたのがミサミサで。ミサミサがいたから、人数が少ないモデルの子たちも心地良く過ごせたし、ミサミサの言葉で「アイドルチームとモデルチームは繋がらないと思っていたけど、繋がるんだな」と思えました。ありがとうございました(笑)。
木村:こちらこそです(笑)。
― 木村さんの言葉というのはどのようなものだったのでしょうか?
柴田:「ASOBIEXPO」のトークショーに、昔のモデル仲間たちと出させていただいたのですが、ミサミサが最後にすごく上手くまとめてくれました。
木村:事務所として今はアイドルの盛り上がりが大きいけど、元々の原点は一緒にトークショーをしたモデルたちで。皆が作ってくれた、自分の好きなことをして生きているという“アソビシステムらしさ”を、アイドルの子たちにもちゃんと受け継いでいきたいという話をした気がします。合っている?
柴田:そうです!めっちゃそうです(笑)!トークショーすごく楽しかったな~。
木村:楽しかった(笑)!私は事務所に入ったばかりの子たちに対しても「アソビシステムらしいアイドルを作り上げたい」と思ってプロデュースしていて。そう思う原点は、私がモデルとして一緒に活動していた子たちなんです。「ASOBIEXPO」のときは「原点の人たちがいるな」と思いました(笑)。
柴田:アイドルの皆、本当に良い子たちで優しくて。
木村:おー!
柴田:アイドルって忙しなくしていて大変なのかなと思っていたけど、優しい方ばかりで。それはミサミサがプロデュースしているからなのかなと感心していました(笑)。
木村:嬉しい、ありがとう(笑)。
― 印象に残っている交流はありますか?
柴田:FRUITS ZIPPERの(仲川)瑠夏ちゃんが「雑誌見ていましたー!」と伝えてくれて、その瞬間に私の心がバーンと開いて「そうなんですかー!」みたいな(笑)。一度喋ったことがある方は「こんにちは」と声をかけてくれますし、その交流がすごく新鮮で。一緒に写真も撮ったのですが、カメラを向けたらアイドルの皆は「いぇーい」とピースをしてくれました。お茶目で優しいです(笑)。
木村ミサがKAWAII LAB.メンバーに伝えていること
― そういった挨拶の部分などは、木村さんがメンバーに伝えていることなのでしょうか?木村:具体的に何か指示したわけではないのですが、それぞれのグループが結成されるときに「皆からちゃんと愛されるグループ、アイドルになってほしい」とは絶対に言うようにしていて。それを皆が守ってくれているんだと思います。
柴田:すごい(笑)!
― モデルの方々とアイドルの方々を繋げたいという思いはあったのでしょうか?
木村:繋げたいというより、アソビシステムに入ってくるアイドルの子たちが多くなってきているので、「そもそもアソビシステムはこういう事務所ですよ」「モデルの子たちが原点で、自分たちで自分らしさを作り上げる子たちがいる事務所ですよ」と伝えたくて。私の周りにいたモデル仲間たちはそういう子たちだったので、アイドルの皆にも「ちゃんと先輩たちにリスペクトを持ってほしいな」と思っています。とはいえ、モデルとアイドルが交流する機会は少ないので、たまに会うときは「ちゃんと挨拶はするんだよ」と言っています。
柴田:偉い!本当に皆すごいんです!
柴田紗希、コロナ禍で始めた畑に「救われた」
― 柴田さんが農業を始めたきっかけは?柴田:コロナ禍です。東京から出られなかったので、田舎や自然が好きなのに行けなくなってしまって。それでも自然に触れたいなと思ったときに、畑に出会いました。2020年くらいのことなので、もう6年前になります。
― 普段から農業をされている柴田さんから見て、若い世代に知ってほしい農業の魅力は?
柴田:畑をしてほしいというよりは、土や自然に触れることで癒やしを感じられるというか。緑を見ていると素に戻る感じがあって、1回元の自分になれるんです。今の若い子たちは都会にいて忙しいと思うので、その余白の時間として畑はすごくおすすめ。畑に行くことで、他のことの効率が良くなって循環する感じもあるので、そこで一度心が穏やかになると、また良いお仕事ができると思います。
私は畑に行くことで救われましたし、元々自分がどうありたかったのかを知ることができました。そういうきっかけ作りや、癒やしの時間に使ってほしいなと思います。
木村ミサ&柴田紗希が考える、アイドルが第一次産業にできること
― 第一次産業では担い手不足も課題になっています。KAWAII LAB.のアイドルたちが農業にできることは何だと思いますか?木村:まずは知るきっかけとして、アイドルの子たちが頑張ることで「こういう職業があるんだ」「こういう風に作られるんだ」と知ってもらえたらいいなと思っています。作られたものがどういう商品になり、どのように街に並ぶのかまで見せられるかは分からないですが、できたらすごく素敵だし、やる意味があると思っています。
― 柴田さんはいかがですか?
柴田:アイドルの皆は今、特に若い世代の子たちにすごく人気だと思うので、そのアイドルの子たちが畑を楽しんでワクワクしている姿が、番組を観ている方たちの癒やしになったり、何かのきっかけになったりしたらいいなと。楽しいが伝わればそれだけで十分だと思います。畑は苦労する仕事だと思っている人が多そうですが、仕事という感覚よりも、野菜が採れて喜んだり、虫がいて「きゃー」となったり。そういう楽しさを自然と感じてもらえたら嬉しい。それだけで普段と違う体験になると思うので、観てくれた人が「週末田舎に行ってみようかな」「自然に触れようかな」と思ってくれるだけでもすごくいいなと思います。
木村ミサ&柴田紗希「KAWAII FARM」で目指す場所
― 「KAWAII FARM」を通して実現したいことは?木村:第一次産業が盛り上がったら嬉しいですし、ファンの方や観てくださる方々に、形として作ったものを提供できたらすごく素敵だなと思っています。実現するかは分からないですが、例えば育てた農作物をメンバーがプロデュースして商品化して、ファンの方にお届けできたりしたら、より盛り上げられるのかなと。
柴田:私は若い子たちがキラキラと可愛く楽しめる村ができたらいいなと思います(笑)。
木村:確かに!そこに来ることで楽しさや癒やしといったプラスの感情になれる場所を作れたらいいなというのはすごく思う。
柴田:私はマインドや内側を大事にしていて、ここ数年はそこに集中して生きているので、皆さんにとって心の豊かさのようなものを感じられる場所になったらいいなと思います。
木村:デジタルデトックスじゃないですが、アイドルの子たちや他の方々も、そこにいるときは日常の嫌なことを忘れて「自分ってこういうのが好きなんだ」「逆にこういうのが苦手なんだ」と、自分と向き合う時間になったら、すごく素敵。
柴田:ファンの方が実際に来られるようなことができるかは分からないですが、アイドルとファンの方が一緒に土いじりをしながら、作業に集中して…みたいな(笑)。そこに来たら皆の“枠”がなくなったらいいなと思うので、そういうことができたら面白そうです!
木村ミサ&柴田紗希の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者には夢を追いかけている方も多いので、そういった方に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。木村:自分の好きをどれだけ信じられるかというのはすごく大事かなと思います。私も自分の夢を叶えるために大事にしていることです。
柴田:心の中の自分を知ることと、自分と向き合って生きることです。
取材こぼれ話
― せっかくのお二人が揃った機会なので、お互いに聞きたいことはありますか?木村:普段どうやって自然に触れている?最近私はあまり自然に触れられていないんだけど、しばさきは身の赴くままに自然に飛び込んでいるイメージがある!
柴田:あれこれ考えていないことがポイントかも(笑)。考えちゃったら行動できないから、直感で動いてる。心がピュアな状態のままだと、勝手に綺麗な空が見えたり、自転車に乗りながら花があったらハイタッチしたりするんです(笑)。それは昔から変わらないけど、そういう小さなことを見つけられる瞬間の自分は超ラッキーで「心の状態良いね」という感覚。この前も愛媛の山奥にある友達のおばあちゃんの家に行って、90歳のおばあちゃんと一緒におはぎを作った(笑)!
木村:えー!
柴田:それが本当に楽しくて。そういうことに出会えて楽しくいられるのは、直感の部分が大きいかな(笑)?
木村:確かに(笑)。しばさきはそのイメージある!
― 柴田さんから木村さんへの質問は?
柴田:えー!難しい!かっこいいなと思うことはいろいろあるけど、ずっと好きなものはアイドルだったし…。昨日何食べた(笑)?
木村:(爆笑)。
柴田:あ、やっぱり、忙しい中でホッとできるルーティンはある?
木村:毎朝絶対にお茶を淹れること。日本茶がすごく好きで、毎朝必ず80度でお茶を淹れるのだけはルーティンにしてる!
柴田:うわ!それすごく良い!素晴らしいです!お茶淹れる時間があって安心した(笑)。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
木村ミサ(きむら・みさ)プロフィール
1990年12月25日生まれ、群馬県出身。雑誌「Zipper」でモデルデビューし、2014年から約3年間、アイドルグループ・むすびズムのメンバーとして活動。その経験を活かし、2022年からアソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」の総合プロデューサーを務める。FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREET、MORE STARをプロデュースしている。柴田紗希(しばた・さき)プロフィール
1991年12月4日生まれ、愛知県出身。“しばさき”の愛称で幅広い年齢層の女性から親しまれる。ファッション誌「mer」の読者モデルとして人気を集め、2014年にはセルフプロデュースブック「シバサキ」を発売。モデルとして活動するかたわら、2020年頃から畑での野菜づくりを始め、自然と向き合うライフスタイルでも支持を得ている。
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