コットン、夢を叶える秘訣は“良い相方” SixTONES松村北斗のコント師ぶりも絶賛「来世は芸人で」【インタビュー】

コットン「TGC」初出演の感想

― 先ほどステージを終えられたばかりですが、いかがでしたか？

西村：「TGC」みたいな大きい舞台で歩くのが初めてだったんです。普段やっているお笑いとは違う畑すぎて、こんなに華やかな、みんなが手を振ってくれる世界線があるんだなと、モデルの人はそりゃ楽しいだろうなと思いました（笑）。もちろん辛いこともあるんでしょうけど、病み付きになるのが分かりました。ずっとぎこちなく歩いていたので、次はウォーキングの練習をしときます（笑）。

きょん：いやいや、うまかったよ。「TGC」で歩くのはもちろん初めてなんですが、前に違うイベントで西村さんがMCで、僕だけが歩くときがあったんです。そのときは結構引くくらい滑っちゃって、歓声の“歓”の文字もなく、ただお客さんVS僕のステージという戦いみたいな時間が続いて、もちろん敗北しました（笑）。ほとんどの方が携帯を触っていたのかな。見てもなかったくらいの感覚だったんですけど、今回コンビで歩かせていただいて、少しだけでも知ってくれている方が盛り上がってくださったので、嬉しかったです。

― リベンジできたんですね。

きょん：そうですね。「あれ、本当に出た？」というくらい一瞬だったなという感覚で、楽しかったのでまた出たいです。

コットン「かっこよかった」TGC出演者

― 多くのタレントさんやモデルさんが出演されていますが、印象的な方はいらっしゃいましたか？

西村：司会のハリーくん（ハリー杉山）が同い年で、芸人をやりたての頃からずっと友達で、竹内由恵ちゃんは同じ大学の同級生で、アナウンサー（2008年から2011年まで広島ホームテレビのアナウンサーとして活動）としても同期なので、2人に会えてすごく心がほっこりして、自然体で歩けました。やっぱりハリーはかっこよかったです。

きょん：絞っていたね。

西村：普段一緒にご飯を食べたり飲んだりするハリーとは違う、全モデルを引っ張るMCでした。やっぱりかっこいいなと。本職はこういうことなんだなと思いました。

― お会いしたいと思っていた人はいましたか？

きょん：今日誰が出るのか正直知らなかったんです。共演経験があるゆうちゃみ、HIPPYさんとは仲が良いんですが、トイレから出て、HIPPYさんがいたときにめちゃくちゃテンション上がって、男トイレで抱き合いました（笑）。

西村：僕らの楽屋に連れて行って相方に会わせてみたいな。

きょん：写真撮ったりして。あとは村重ちゃん（村重杏奈）ともバラエティ共演があって、TikTokを撮るのも友達と撮っている感覚で、やりやすくて楽しかったです。舞台袖に行ったときに、いろいろなモデルさんがいたんですが、“ここを仕事にしている人たち”という目つきがすごかったので、負けてらんねえなというのはありました。

西村：個人的に死ぬまで会いたいのはジャッキー・チェンです。

きょん：お前やめろよ、「TGC」のインタビューで（笑）。何でもOKなわけねえだろ！

西村：今日出ている中で？

きょん：当たり前だろ。

― 話を広げてもらっても大丈夫です（笑）！

西村：ジャッキー・チェンがめっちゃ好きで、特に「香港国際警察」シリーズが大好きで。

きょん：知らねえって。これカットだよ（笑）。何だよ、「TGC」のインタビューで「ジャッキー・チェンに会いたいです」って。

西村：いつかジャッキー・チェンと一緒にランウェイを歩くために頑張ります（笑）。

きょん、松村北斗とのコント裏話

― きょんさんは「開演まで30秒！THE パニックGP」（日本テレビ系／毎週月曜よる24時29分〜）での、SixTONES松村北斗さんとの即興コントも話題を呼びましたが、裏話を教えてください。

きょん：パニックワングランプリですよね。

西村：パニックグランプリ。

きょん：パニックグランプリか。

西村：あ、大悟さん（千鳥）に言っとくわ。あいつタイトル間違えてたって。

きょん：大悟さんも喫煙所でも間違えたから大丈夫だよ。

西村：（笑）。

きょん：本当に即興で、30秒で考えたものをその場で相手に伝える時間も5秒くらいしかないんです。どういう対応をしてくれるのかなと思ったら、100点の答えを全部出してくれたので、逆に引っ張ってくれたくらいの感覚でした。だから来世は芸人で良いんじゃないかなというくらい向いていました。

西村：僕はよく北斗晶さんとロケしています。

きょん：いないんだって。“北斗”繋がり（笑）。

西村：「ヒルナンデス！」（日本テレビ系／毎週月～金曜ひる11時55分～）でよくロケをしているんですけど、コストコは良い所です！

きょん：よくやってるけど！これは記事にしてあげてください。北斗晶さんが喜ぶので。

コットン「キングオブコント」3度目の決勝で優勝意気込む

― コンビとしての2025年の抱負をお願いします。

西村：これは真面目に「キングオブコント」で優勝したい。次出られたら3度目なので。

きょん＆西村：三度目の正直。

きょん：声が揃ったって書いといてください。

― 書きます（笑）！

西村：いや、書かないでください（笑）。恥ずかしい。でも本当に三度目の正直で「キングオブコント」優勝できたら…。

（きょんがレコーダーを触る）

西村：何でお前レコーダー触ったんや（笑）。多分これ令和7年ではセクハラ。

きょん：あ、ここから指なんだ。ごめんなさい。

（西村が記者の時計を触る）

きょん：時計触んなよ（笑）！

西村：すみません、すみません（笑）。「キングオブコント」優勝と、死なないこと。40と37なので、死なないことが大事です。これマジですよ！ボケじゃなくて！

きょん：確かに。

西村：健康診断はお互い1年に1回一番高いやつをやっているので、健康と「キングオブコント」を頑張りたいと思います。

きょん：僕は去年行けなかった人間ドックに今年は絶対行きます！ここで約束します。

西村：去年行っていないのでこれが最後の取材になるかもしれない（笑）。

きょん：最初で最後かもしれません（笑）。

コットンの夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。

きょん：良い相方に出会うことですかね。周りの環境が本当に大切だなということが、37になってしみじみ分かりました。うちの相方は努力家で、毎日のように努力するタイプが近くにいるから、「俺もやんなきゃ」となるこの精神。これが逆に「もういいよ」「今日はちょっと休みにしよう」という感じだったら、僕も結構だらしない人間で「そうしよっか」と流されてしまうタイプなので、そこの環境作りは結構大切なのかな。本田圭佑さんも言っていました！本田圭佑さんと俺、やっぱり似ている考え方なんだなと。

西村：似てねえよ。

きょん：だから自分がどうなりたいかの目標をしっかり固めて、そこの環境作りはすごくおすすめです。

西村：一言で平たく言えば努力ですが、僕は報われる努力も報われない努力も人生40年でたくさんしてきました。努力を積み重ねてきたものを後々答え合わせしたら、それを正解にするのも不正解にするのも多分自分自身の捉え方ですし、頑張らなければ、それが失敗か成功かも分からないと思うんです。だから自分が納得いくまでとにかくやるし、辛いことやめんどくさいこともたくさんありますが、それをまずある程度一つ形になるまでやってみて初めて自分に合うかどうかが分かるわけで、まず目標に向かって愚直に良い意味で猪突猛進にやるしかないです。やってみてから後で答え合わせしたら良いんじゃないかなと思います。すみません、真面目で！

― ありがとうございました！

（modelpress編集部）

コットンプロフィール

＜西村真二＞
1984年06月30日、広島県出身。

＜きょん＞
1987年11月18日、埼玉県出身。

2012年にラフクレランとしてコンビを結成し、2021年にコットンに改名。「キングオブコント」では2022年、2024年と2度決勝に進出。2022年2位、2024年は9位の成績を収めている。現在は「ヒルナンデス！」月曜レギュラー、「おはスタ」（テレビ東京系／毎週月～金曜あさ7時5分～）月曜レギュラー、「なにわ男子の逆転男子」（テレビ朝日系／毎週土曜ひる15時30分※一部地域を除く）MCなど幅広く活躍している。