萩原みのり&Travis Japan宮近海斗、いま見てほしい“役者としての自身の姿” 過激シーンに挑む心境・周囲の反応も明かす<「RISKY」インタビュー>
2021.03.22 18:00
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女優の萩原みのり(24)が、3月25日スタートのドラマ特区『RISKY』(MBS:毎週木曜24:59~、テレビ神奈川:毎週木曜23:00~)で地上波の連続ドラマ初主演を務める。“復讐劇”を描いた今作だが、謎の好青年役としてTravis Japan/ジャニーズJr.の宮近海斗(23)も出演。同世代の彼らにとって新しい挑戦となる今作だが、撮影に挑む心境とは。<インタビュー>
コロナ禍という事もあり、オンラインで行われた今回のインタビュー。フレッシュな顔ぶれとなった今作の、撮影での裏話や周囲の人からの反応、作品への気持ち、役者としてのアツい思い…細部に至るまで、萩原と宮近がじっくりと語ってくれた。
「漫画の表情を越えたい」――萩原みのり
「このセリフが出るまでにどれくらい起伏があったのか」――宮近海斗
幼い頃に両親を失い、8歳上の姉に育てられたヒロインが、唯一の家族だった姉の人生を狂わせた“女”に復讐を仕掛けていく、スリリングで急展開な大人向け“ラブ・サスペンス”となっている。
恐ろしい復讐を企む主人公・広瀬ひなた(ひろせ・ひなた)役には、映画『花束みたいな恋をした』や『佐々木、イン、マイマイン』と話題作に次々と出演し、本作が地上波ドラマ初主演となる萩原。そして、素性が謎に包まれた好青年・浅井光汰(あさい・こうた)役には、ジャニーズJr.の一糸乱れぬシンクロダンスが人気の7人組ユニット・Travis Japanでリーダーを務め、ドラマや舞台でも活躍中の宮近が決定。
姉の仇を討つために、かなたが仕掛ける復讐の数々は「ゾッ」とさせられ、原作では「その先を知りたい!」とクセになる内容として話題となっている。
萩原:私が演じるひなたは、両親をなくしてからは親代わりのお姉ちゃんと一緒に過ごしてきたんですけど、大好きなお姉ちゃんまで失われた事で復讐を誓います。
宮近:僕が演じる光汰は、最初は美香さん(山下リオ)の働く会社でアルバイトしているんですけど…話数が進んでいくにつれて、光汰の素性が明らかになっていきます。
監督には、最初に「光汰は、この作品の中で一番普通の人というか、気持ちがわかりやすい人。まっすぐな思いで動いている」と言われたので、自分がどれだけ真っ直ぐに演じられるか、気持ちを届けられるかっていうのを、映像として伝えられたらなと思っています。
宮近:僕はTravis Japanという7人グループで活動させて頂いてるんですけど、このドラマが決まった時はメンバーたちとリハーサル中で。みんなに報告したら「また決まったの~!?」みたいな感じで驚いていました。
その時に詳しい内容は伝えていなかったんですが、後々伝えたら、みんな高校生みたいな反応でさらに驚いていましたね。特に松田元太と中村海人は「えぇ!?マジ~!?」みたいな感じで鼻の下伸ばしていて、吉澤閑也はなんかよくわかんない面白い表情してました(笑)。僕も言いながら「まぁ、そうだけど」みたいにちょっと隠しながら言ったりして(笑)。
萩原:私は初めて地上波のドラマ主演をやらせて頂くという事で、ずっと昔からお世話になっているスタッフさんや、監督さんからたくさん連絡を頂きました!「ちゃんと進んでるなぁ」とか「頑張ってるね、楽しみにしてるよ」っていう温かい連絡をたくさん頂いて、とても嬉しかったです。
宮近:素敵だな~。(ニコニコ)
萩原:宮近さんは、いつもニコニコしてますね。本当に楽しそうで、ずっとニコニコしてる印象がすごくあります。
宮近:僕はニコニコしているみたいですが、萩原さんは、僕ほどはニコニコしてないかもしれないですね、冗談です(笑)。同世代の俳優さんたちとは、僕は今まであまり共演する事がなかったので、顔合わせで初めて台本を読んだ時に、台本の読み方とかが素晴らしいなと思いました。
台本を読んだ上で、自分なりに噛み砕いて考えたプランとかをお話しされているのを見て「俳優さんって凄いな~」と改めてリスペクトしました。背中を見て、僕も頑張りたいなと思います。
― 宮近さんが“いつもニコニコしている”というのは普段から意識しているのでしょうか?
宮近:映像作品の現場に行く時は緊張していて、あまりリラックスする事は少ないのですが、今のこの『RISKY』の現場は、緊張感よりも楽しいなと感じる事が多かったのでリラックスしているのかなと思います。そういう意味で、何でも楽しんでいるからニコニコしているのかな。
撮影でもすごく寒い時があったんですが、そんな時も「すっごい寒いなぁ~」って面白くなってきちゃったり、それくらい自由に自分が固まらずに出来ているのかなって思います。
宮近:先ほど萩原さんに僕が「ニコニコしている」って言って頂いたんですが、撮影現場が楽しいからだと思います。キャストのみなさんもですが、スタッフさんとコミュニケーションをとったりして、僕的にすごく「居心地が良いな」「やりやすいなぁ」と感じています。そういう居心地の良さが、作品にもプラスしてやりやすい環境につながっていればなと思いますし、実際にも良い雰囲気で撮影が進んでいってると思っています。
萩原:ドラマは、原作ありきではあるんですが、「人間が演じる時の違和感をきちんと無くす」というか、「漫画がこうだからこうする」じゃなくて「実際に人間がやると、こっちの方がいいよね」っていう話し合いを、監督さんと結構どのシーンでも細かくやる事が出来ているので、私はそれがすごくいいなと思います。
― 撮影時のハプニングや裏話はありますか?
萩原:この間一緒に撮影したシーンが春の設定で、私がノースリーブで宮近さんが半袖だったんですけど、ここ最近にしては珍しいくらい寒い日で。しかも爆風が吹いていて、本番中に震えを止める事ができないくらい寒くて、その日の撮影は大ハプニングでした。
宮近:萩原さんと僕の掛け合いだったんですけど、僕の方を向いた瞬間に髪の毛が目にそのまま全部かかっちゃって…。
萩原:私の視界が、髪の毛で真っ黒になりました(笑)。
宮近:目に黒線が入った犯人みたいに、真っ黒に(笑)。
萩原:めちゃくちゃいい回想シーンだったんですけど、寒すぎて雰囲気が出せなくて。
宮近:そこがどうなってるのか、僕たちの震えは止まっているのか…気になるところです(笑)。
萩原:正直、漫画を読んだ時から、好きなシーンだらけでページをめくる手が止まらなくて。いつも原作の実写化をさせていただく時には、好きなシーンや印象的な所に付箋を貼っていくんですけど、今回付箋だらけになって、もうどのシーンもどの表情も自分が挑戦できるのが楽しみで仕方がない状況です。
“ザ・『RISKY』”な表情のカットがドラマでもたくさんあるんですが、気持ちを込めて言っている所は、「絶対許さない」というセリフと「黒田美香、桜井亨」の2人をフルネームで呼んでいるシーンで、漫画の表情を越えたいなという気持ちで挑んでいます。
宮近:原作にも光汰は、印象に残るキラーワードを言っている箇所が要所にあって、それは多分漫画を読んでる人や、その作品が好きな人にも印象的な部分であると思うんです。そういう部分で印象を残せるように、演じながら原作に繋げていく作業を、僕は楽しみにしています。
さらに言うと、原作の「このセリフが出るまでにどれくらい起伏があったのか」という所を大事にしたいし、だからこそ「“声の繋がり”に持っていく作業も大事にしないといけないな」とも思っています。難しい事に挑戦的にできる事が楽しみですし、漫画みたいに印象に残るシーンを、映像でも作れたらなと思って臨んでいます。
― 役を演じるなかで、今一番意識されている事や、気をつけている事はなんでしょうか。
宮近:現場で撮っている映像がすごくきれいなんです。なので、そのきれいなロケーションを無視するよりは、ロケーションと一緒にそこで光汰がどう芝居するかっていう部分を大事にするようにしています。監督からも「もうちょっとこういう風に欲しい」と言って頂けけるので、そういう演出に僕なりに乗っかって、一秒一秒きれいな映像になるように出来たらいいなと。そういう部分では、監督に身を預けながら演じる様にしています。
萩原:私は古川雄輝さん演じる桜井亨の前にいるひなたと、それ以外の時の違いみたいなのものにはかなり気を付けています。騙しているモードの時と、すごく居心地が良い時の彼女の表情を、視聴者の方がパッと見た時に一目でわかる芝居ができるといいなと思っています。
― 今作はドキドキしちゃうような過激なシーンも結構あると思いますが、臨まれる心境を教えてください。
萩原:見ている人が息を飲むような、その瞬間だけすごくまったりと時間が流れるような素敵なシーンになればいいなと思っています。やはり緊張感みたいなものは普通とは違うと思うので。自分自身も視聴者としてそういう“『RISKY』らしいシーン”の完成したものを見るのが楽しみでもあります。
宮近:世の中にはいろんな作品がありますが、この『RISKY』でしか拝見できないような不思議な感情があると思います。そういう部分では、萩原さんも言った様に、視聴者の方と同じような感覚でドラマを見た時に“ドキドキ”とか“キュンキュン”できる様に頑張りたいなと思います。
宮近:取材などで、「笑顔ください」とか「明るい表情で」と言って頂く事があるんですが、自分なりのスマイルを作っているのに、後にプレビュー写真を見ると笑っていなくて自分の顔を見てゾッとしました(笑)。アイドルスマイルが下手になってるなぁって。“笑顔”って、“笑う”ってなんだろうとじっくり考えようと思いました(笑)。
萩原:私は驚いた事なんですけど、初めて山下リオさんとお会いした時に、2人で全く同じステッカーを携帯に貼っていてびっくりしました!共通の友人がいて、その方が個人的に作っているステッカーなんですけど、今までそのステッカーを付けている人を見た事なかったので。共通の友人がいた事もその場で知って、そこから仲良くなりました。
萩原:私の場合は、いろんな表情を作品の中で出させて頂いたり、本当にいろんな事にも挑戦させて頂いているので、自分自身にとっての挑戦でもあります。見ている方には、そういう部分も含めて、楽しんで頂けたらいいなと思っています。
宮近:自分としてはこの作品で、いろんな面を出して光汰という役を演じているので、そういった部分では今まで出た映像作品では無い濃さがあるので、改めて僕を見てくれる人に、「宮近海斗にはそういう面もある」という事を披露できたらいいなと思います。
普段、事務所のタレントとして活動している部分ではない“自分”を見せて一皮むけたいですね、いろんな活動があるけど「今、役者してるんだ」って思える事は自分にとって自信にも繋がるので。難しい役ですが、役に入り込んで「作品の中でもがく」という行為を楽しみたいと思います。難しい役を演じるにあたっての葛藤も、多分見ている方にも伝わると思うので、乗り越えて自信に繋げたいなと思います!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
ある日、社内の憎まれ女子・美香の下に、不気味なアカウントからメッセージが届き、それを皮切りに、彼女の周りで不可解な出来事が起こり始める。自分の行動が監視されているかのようなダイレクトメッセージが届いたり、職場には亨の元婚約者の『広瀬かなた(深川麻衣)』を名乗る電話が掛かってきて…。度重なる嫌がらせに、次第に精神的に追い詰められていく美香。一体誰がこんな嫌がらせをしたのか。
一方、婚約者の亨は、あるキッカケでひなた(萩原)と急接近し、関係を持ってしまう。しかしそれは、ひなたの恐ろしい復讐計画の序章に過ぎなかった。5人の男女間で巻き起こる、恐ろしくもクセになる復讐劇。徐々に、謎めいた登場人物たちの素顔や関係性が明らかに。最後に笑うのは、誰なのか。急展開でスリリングなゾクキュン×ラブ・サスペンスが幕を開ける――。
血液型:B型
出身地:愛知県
趣味:カメラ
2013年女優デビュー。近年の主な出演作に「お嬢ちゃん」(2019年)、「転がるビー玉」「アンダードッグ」「佐々木、イン、マイマイン」(2020年)、「花束みたいな恋をした」(2021年)など。4月9日には「街の上で」の公開が控える。TVドラマでは、「I’’s(アイズ)」(BSスカパー!)、「やっぱりおしい刑事」(NHKBS プレミアム)、「お茶にごす。」(テレビ東京)などに出演、今注目の若手女優である。
血液型:O型
出身地:東京都
趣味:映画を見ながら寝る事
2010年10月30日、ジャニーズ事務所に入所。2012年2月に振付師のトラヴィス・ペインに出会い、シンクロダンスを得意とするグループTravis Japanのメンバーに。グループのリーダーも務める傍ら、2013年、ドラマ『激流~私を憶えていますか?~』(NHK)で俳優デビューし、『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ)、『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS)、『特捜9』(テレビ朝日)など人気ドラマに数々出演。ほか舞台『いまを生きる』(2018年)やグループとして初座長を務めた『虎者-NINJAPAN-』(2019年)など舞台でも精力的に活動中。
「漫画の表情を越えたい」――萩原みのり
「このセリフが出るまでにどれくらい起伏があったのか」――宮近海斗
萩原みのり主演、愛憎うず巻く復讐劇“ゾクキュン”ドラマ「RISKY」とは
電子コミック配信サービス月間利用者数2800万人の『めちゃコミック』でランキング1位を獲得した、CMでも話題の人気漫画『RISKY~復讐は罪の味~』を実写ドラマ化した本作は『めちゃコミック』のオリジナル作品で、累計ダウンロード数は1700万超えの人気作。幼い頃に両親を失い、8歳上の姉に育てられたヒロインが、唯一の家族だった姉の人生を狂わせた“女”に復讐を仕掛けていく、スリリングで急展開な大人向け“ラブ・サスペンス”となっている。
恐ろしい復讐を企む主人公・広瀬ひなた(ひろせ・ひなた)役には、映画『花束みたいな恋をした』や『佐々木、イン、マイマイン』と話題作に次々と出演し、本作が地上波ドラマ初主演となる萩原。そして、素性が謎に包まれた好青年・浅井光汰(あさい・こうた)役には、ジャニーズJr.の一糸乱れぬシンクロダンスが人気の7人組ユニット・Travis Japanでリーダーを務め、ドラマや舞台でも活躍中の宮近が決定。
姉の仇を討つために、かなたが仕掛ける復讐の数々は「ゾッ」とさせられ、原作では「その先を知りたい!」とクセになる内容として話題となっている。
萩原みのり&宮近海斗、「RISKY」で演じるそれぞれの役
― お2人が「RISKY」で演じる役柄について教えてください。萩原:私が演じるひなたは、両親をなくしてからは親代わりのお姉ちゃんと一緒に過ごしてきたんですけど、大好きなお姉ちゃんまで失われた事で復讐を誓います。
宮近:僕が演じる光汰は、最初は美香さん(山下リオ)の働く会社でアルバイトしているんですけど…話数が進んでいくにつれて、光汰の素性が明らかになっていきます。
監督には、最初に「光汰は、この作品の中で一番普通の人というか、気持ちがわかりやすい人。まっすぐな思いで動いている」と言われたので、自分がどれだけ真っ直ぐに演じられるか、気持ちを届けられるかっていうのを、映像として伝えられたらなと思っています。
Travis Japanは「高校生みたい」ドラマ出演決定後の周囲の反応
― 今回の出演が決まって、周りの方の反応はどうでしたか?宮近:僕はTravis Japanという7人グループで活動させて頂いてるんですけど、このドラマが決まった時はメンバーたちとリハーサル中で。みんなに報告したら「また決まったの~!?」みたいな感じで驚いていました。
その時に詳しい内容は伝えていなかったんですが、後々伝えたら、みんな高校生みたいな反応でさらに驚いていましたね。特に松田元太と中村海人は「えぇ!?マジ~!?」みたいな感じで鼻の下伸ばしていて、吉澤閑也はなんかよくわかんない面白い表情してました(笑)。僕も言いながら「まぁ、そうだけど」みたいにちょっと隠しながら言ったりして(笑)。
萩原:私は初めて地上波のドラマ主演をやらせて頂くという事で、ずっと昔からお世話になっているスタッフさんや、監督さんからたくさん連絡を頂きました!「ちゃんと進んでるなぁ」とか「頑張ってるね、楽しみにしてるよ」っていう温かい連絡をたくさん頂いて、とても嬉しかったです。
宮近:素敵だな~。(ニコニコ)
宮近海斗は「いつもニコニコ」、萩原みのりは「素晴らしい」
― お2人の共演した感想や、印象をお聞かせください。萩原:宮近さんは、いつもニコニコしてますね。本当に楽しそうで、ずっとニコニコしてる印象がすごくあります。
宮近:僕はニコニコしているみたいですが、萩原さんは、僕ほどはニコニコしてないかもしれないですね、冗談です(笑)。同世代の俳優さんたちとは、僕は今まであまり共演する事がなかったので、顔合わせで初めて台本を読んだ時に、台本の読み方とかが素晴らしいなと思いました。
台本を読んだ上で、自分なりに噛み砕いて考えたプランとかをお話しされているのを見て「俳優さんって凄いな~」と改めてリスペクトしました。背中を見て、僕も頑張りたいなと思います。
― 宮近さんが“いつもニコニコしている”というのは普段から意識しているのでしょうか?
宮近:映像作品の現場に行く時は緊張していて、あまりリラックスする事は少ないのですが、今のこの『RISKY』の現場は、緊張感よりも楽しいなと感じる事が多かったのでリラックスしているのかなと思います。そういう意味で、何でも楽しんでいるからニコニコしているのかな。
撮影でもすごく寒い時があったんですが、そんな時も「すっごい寒いなぁ~」って面白くなってきちゃったり、それくらい自由に自分が固まらずに出来ているのかなって思います。
萩原みのり&宮近海斗、撮影時のハプニングは“ブルブル”
― 撮影現場の雰囲気をお聞かせください。宮近:先ほど萩原さんに僕が「ニコニコしている」って言って頂いたんですが、撮影現場が楽しいからだと思います。キャストのみなさんもですが、スタッフさんとコミュニケーションをとったりして、僕的にすごく「居心地が良いな」「やりやすいなぁ」と感じています。そういう居心地の良さが、作品にもプラスしてやりやすい環境につながっていればなと思いますし、実際にも良い雰囲気で撮影が進んでいってると思っています。
萩原:ドラマは、原作ありきではあるんですが、「人間が演じる時の違和感をきちんと無くす」というか、「漫画がこうだからこうする」じゃなくて「実際に人間がやると、こっちの方がいいよね」っていう話し合いを、監督さんと結構どのシーンでも細かくやる事が出来ているので、私はそれがすごくいいなと思います。
― 撮影時のハプニングや裏話はありますか?
萩原:この間一緒に撮影したシーンが春の設定で、私がノースリーブで宮近さんが半袖だったんですけど、ここ最近にしては珍しいくらい寒い日で。しかも爆風が吹いていて、本番中に震えを止める事ができないくらい寒くて、その日の撮影は大ハプニングでした。
宮近:萩原さんと僕の掛け合いだったんですけど、僕の方を向いた瞬間に髪の毛が目にそのまま全部かかっちゃって…。
萩原:私の視界が、髪の毛で真っ黒になりました(笑)。
宮近:目に黒線が入った犯人みたいに、真っ黒に(笑)。
萩原:めちゃくちゃいい回想シーンだったんですけど、寒すぎて雰囲気が出せなくて。
宮近:そこがどうなってるのか、僕たちの震えは止まっているのか…気になるところです(笑)。
「RISKY」撮影に向けての心境「楽しみで仕方がない」
― 台本や原作漫画を読んで楽しみにしているシーンや、実際に演じていて楽しいなと感じるシーンはありますか?萩原:正直、漫画を読んだ時から、好きなシーンだらけでページをめくる手が止まらなくて。いつも原作の実写化をさせていただく時には、好きなシーンや印象的な所に付箋を貼っていくんですけど、今回付箋だらけになって、もうどのシーンもどの表情も自分が挑戦できるのが楽しみで仕方がない状況です。
“ザ・『RISKY』”な表情のカットがドラマでもたくさんあるんですが、気持ちを込めて言っている所は、「絶対許さない」というセリフと「黒田美香、桜井亨」の2人をフルネームで呼んでいるシーンで、漫画の表情を越えたいなという気持ちで挑んでいます。
宮近:原作にも光汰は、印象に残るキラーワードを言っている箇所が要所にあって、それは多分漫画を読んでる人や、その作品が好きな人にも印象的な部分であると思うんです。そういう部分で印象を残せるように、演じながら原作に繋げていく作業を、僕は楽しみにしています。
さらに言うと、原作の「このセリフが出るまでにどれくらい起伏があったのか」という所を大事にしたいし、だからこそ「“声の繋がり”に持っていく作業も大事にしないといけないな」とも思っています。難しい事に挑戦的にできる事が楽しみですし、漫画みたいに印象に残るシーンを、映像でも作れたらなと思って臨んでいます。
― 役を演じるなかで、今一番意識されている事や、気をつけている事はなんでしょうか。
宮近:現場で撮っている映像がすごくきれいなんです。なので、そのきれいなロケーションを無視するよりは、ロケーションと一緒にそこで光汰がどう芝居するかっていう部分を大事にするようにしています。監督からも「もうちょっとこういう風に欲しい」と言って頂けけるので、そういう演出に僕なりに乗っかって、一秒一秒きれいな映像になるように出来たらいいなと。そういう部分では、監督に身を預けながら演じる様にしています。
萩原:私は古川雄輝さん演じる桜井亨の前にいるひなたと、それ以外の時の違いみたいなのものにはかなり気を付けています。騙しているモードの時と、すごく居心地が良い時の彼女の表情を、視聴者の方がパッと見た時に一目でわかる芝居ができるといいなと思っています。
― 今作はドキドキしちゃうような過激なシーンも結構あると思いますが、臨まれる心境を教えてください。
萩原:見ている人が息を飲むような、その瞬間だけすごくまったりと時間が流れるような素敵なシーンになればいいなと思っています。やはり緊張感みたいなものは普通とは違うと思うので。自分自身も視聴者としてそういう“『RISKY』らしいシーン”の完成したものを見るのが楽しみでもあります。
宮近:世の中にはいろんな作品がありますが、この『RISKY』でしか拝見できないような不思議な感情があると思います。そういう部分では、萩原さんも言った様に、視聴者の方と同じような感覚でドラマを見た時に“ドキドキ”とか“キュンキュン”できる様に頑張りたいなと思います。
萩原みのり&宮近海斗、最近ゾッとした事は○○
― 今作では“ゾッとする復讐劇”が描かれていると思いますが、最近お2人がゾッとした事や、驚いた出来事などはありますか?宮近:取材などで、「笑顔ください」とか「明るい表情で」と言って頂く事があるんですが、自分なりのスマイルを作っているのに、後にプレビュー写真を見ると笑っていなくて自分の顔を見てゾッとしました(笑)。アイドルスマイルが下手になってるなぁって。“笑顔”って、“笑う”ってなんだろうとじっくり考えようと思いました(笑)。
萩原:私は驚いた事なんですけど、初めて山下リオさんとお会いした時に、2人で全く同じステッカーを携帯に貼っていてびっくりしました!共通の友人がいて、その方が個人的に作っているステッカーなんですけど、今までそのステッカーを付けている人を見た事なかったので。共通の友人がいた事もその場で知って、そこから仲良くなりました。
いま見てほしい、“役者としての自身の姿”
― 今作では、今までにない挑戦をしていたり、役者として一つの転機となる作品になるのではと思いますが、作中でどんな自分を出していくのか、注目してほしい所を教えてください。萩原:私の場合は、いろんな表情を作品の中で出させて頂いたり、本当にいろんな事にも挑戦させて頂いているので、自分自身にとっての挑戦でもあります。見ている方には、そういう部分も含めて、楽しんで頂けたらいいなと思っています。
宮近:自分としてはこの作品で、いろんな面を出して光汰という役を演じているので、そういった部分では今まで出た映像作品では無い濃さがあるので、改めて僕を見てくれる人に、「宮近海斗にはそういう面もある」という事を披露できたらいいなと思います。
普段、事務所のタレントとして活動している部分ではない“自分”を見せて一皮むけたいですね、いろんな活動があるけど「今、役者してるんだ」って思える事は自分にとって自信にも繋がるので。難しい役ですが、役に入り込んで「作品の中でもがく」という行為を楽しみたいと思います。難しい役を演じるにあたっての葛藤も、多分見ている方にも伝わると思うので、乗り越えて自信に繋げたいなと思います!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
ストーリー
商社勤務のハイスぺ男子・桜井亨(古川)と婚約中の黒田美香(山下)は、「もうすぐ結婚するから」と面倒な仕事を同僚に押し付け、社内の女子から反感を買っていた。アルバイトの浅井光汰(宮近)は、そんな美香を見ても嫌な顔せず仕事を手伝ってくれる好青年。ある日、社内の憎まれ女子・美香の下に、不気味なアカウントからメッセージが届き、それを皮切りに、彼女の周りで不可解な出来事が起こり始める。自分の行動が監視されているかのようなダイレクトメッセージが届いたり、職場には亨の元婚約者の『広瀬かなた(深川麻衣)』を名乗る電話が掛かってきて…。度重なる嫌がらせに、次第に精神的に追い詰められていく美香。一体誰がこんな嫌がらせをしたのか。
一方、婚約者の亨は、あるキッカケでひなた(萩原)と急接近し、関係を持ってしまう。しかしそれは、ひなたの恐ろしい復讐計画の序章に過ぎなかった。5人の男女間で巻き起こる、恐ろしくもクセになる復讐劇。徐々に、謎めいた登場人物たちの素顔や関係性が明らかに。最後に笑うのは、誰なのか。急展開でスリリングなゾクキュン×ラブ・サスペンスが幕を開ける――。
萩原みのり(はぎわら・みのり)プロフィール
生年月日:1997年3月6日血液型:B型
出身地:愛知県
趣味:カメラ
2013年女優デビュー。近年の主な出演作に「お嬢ちゃん」(2019年)、「転がるビー玉」「アンダードッグ」「佐々木、イン、マイマイン」(2020年)、「花束みたいな恋をした」(2021年)など。4月9日には「街の上で」の公開が控える。TVドラマでは、「I’’s(アイズ)」(BSスカパー!)、「やっぱりおしい刑事」(NHKBS プレミアム)、「お茶にごす。」(テレビ東京)などに出演、今注目の若手女優である。
宮近海斗(みやちか・かいと)プロフィール
生年月日:1997年9月22日血液型:O型
出身地:東京都
趣味:映画を見ながら寝る事
2010年10月30日、ジャニーズ事務所に入所。2012年2月に振付師のトラヴィス・ペインに出会い、シンクロダンスを得意とするグループTravis Japanのメンバーに。グループのリーダーも務める傍ら、2013年、ドラマ『激流~私を憶えていますか?~』(NHK)で俳優デビューし、『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ)、『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS)、『特捜9』(テレビ朝日)など人気ドラマに数々出演。ほか舞台『いまを生きる』(2018年)やグループとして初座長を務めた『虎者-NINJAPAN-』(2019年)など舞台でも精力的に活動中。
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