“JY”でソロデビューの知英「悩んで決めた結論」…喜びと不安、そして目標を語る(C)モデルプレス

“JY”でソロデビューの知英「悩んで決めた結論」…喜びと不安、そして目標を語る<モデルプレスインタビュー>

2016.03.16 22:50

日本テレビ系ドラマ『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(毎週水曜 後10:00)の主題歌『最後のサヨナラ』(16日発売)で「JY」(ジェイワイ)としてソロデビューする、女優の知英(ジヨン・22)がモデルプレス編集部に来訪。インタビューに応じ、JYプロジェクトが動き出した喜び、悩み、そして目標などを語った。

JYがベールを脱ぐ

JY
伸びやかなヴォーカルと切ない歌詞で『ヒガンバナ』の初回放送後から話題になったが、ドラマ最終話の前日(15日)まで「4ヶ国語をあやつる国際派の女性シンガーで20代前半」ということ以外情報はなし。しかし主題歌だけでなく、オープニングテーマでも楽曲『RADIO』が使われるという、新人アーティストでは異例の抜てきも後押し、インターネット上では約3ヶ月にわたって様々な臆測が飛び交っていた。

『最後のサヨナラ』は、日本を代表する音楽プロデューサー・松浦晃久氏を迎え、壮大かつ繊細なピアノの旋律、そこに寄りそうように、時に優しく、時に激しくかき鳴らされるギターの音色、そして「JY」の切なくも力強いヴォーカルが乗った、王道の恋愛バラード曲。一方で全編英語歌詞の『RADIO』は、EDM系のダンスチューンで海外47ヶ国に配信リリースされる。

知英「早くみんなに話したかった」

インタビューに応じたJY(C)モデルプレス
インタビューに応じたJY(C)モデルプレス
― 「JY」としてソロデビューの話を聞いた時の心境を教えてください。

知英:最初はすごく不安でした。ソロデビューは悩んで悩んで決めた結論です。でもまた歌えることになったのはとても嬉しくて、早くみんなに話したかったのが本音です。これまで謎のアーティストとして少しずつ情報を出していましたが、やっぱりファンの中には勘付く方もいて、イベントで「JYって知英さんですよね?」と聞かれることもありました。でも「違うよ」ってとぼけたりして(笑)。ドラマで共演する方々にも内緒でしたが、気づいた方には「秘密です。3月15日まで待ってください」と言って逃げていました(笑)。やっと皆さんに発表できてよかったです。

― 女優として活躍の場を広げてきていましたが、再び歌手として活動することも見据えていたのでしょうか?

知英:こんなに早く実現するとは思いませんでしたが、やりたいことの一つではありました。グループではなくソロでやっていくことは、大変な苦労があると思いますが、一方で自由にやれることは増えると思います。自分が表現したいことを曲に乗せて、皆さんに伝えていきたいという気持ちは強く持っています。

― “JY=知英”と明らかになる前から ミュージックビデオのYouTube再生回数は21万回を超えていました。たくさんの人が楽曲と歌声に魅了されたといっても過言ではないと思います。

知英:素直に嬉しいです。プレッシャーはありますが、これからJYとしてのイベントもあるので皆さんがどんな反応をしてくださるのかとても楽しみです。レコーディングは本当に大変で、何回もやり直しました。自分が納得できなかったというのもありますし、スタッフの方々も「知英ならもっとできる!」と期待してくださるので、私も「もっと頑張ろう」と活を入れて。特に『最後のサヨナラ』はバラードなので、どのように感情を込めて歌ったら一番伝わるのかを考えながらレコーディングしました。

JYが目指すアーティスト像

JY(C)モデルプレス
― “JY”の活動を進めていくなかで、壁にぶつかったり、悩んだりしたことはありましたか?

知英:『最後のサヨナラ』はバラード、『RADIO』はEDM系のダンスチューンで、本当に真逆の曲調だったので、最初、どちらかに方向を決めた方が良いと思って、スタッフさんに相談したことがありました。でも話し合いをしていくなかで「JYは歌って踊って何でもできるアーティストにしよう」と吹っ切れて、とにかく良い曲をたくさん作っていこうと決意しました。

― カップリング曲『さよなら私の少女』では作詞に初挑戦しましたね。

知英:自分の知っている日本語にはどうしても限界があって、思うように感情を表現する言葉が出てこないこともありましたが、スタッフの皆さんに助けていただきながら、なんとか完成させることができました。『さよなら私の少女』のタイトルにはいろいろな意味が入っていますが、なかでも“成長していく女の子”の物語を描いています。一方で「あなたには私が少女のように見えているかもしれないけど、私には違う一面もあるのよ、私は一人で何でもできる」という強い女性も表現しました。

目標の一つは「単独コンサート」

JY(C)モデルプレス
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― “JY”と“知英”で何か意識的に分けていることはありますか?

知英:それはとても難しい質問です。私は一人ですから(笑)。やっと自由にJYの話ができるようになったばかりなので、これから少しずつJYの人格ができてくるのかもしれません。「今の私はJY?知英?」と自分がこんがらがらないように、JYは歌手として、知英は女優として真摯にお仕事に取り組んでいきたいと思います。

― JYとしての目標を教えてください。

知英:まずはシングルをたくさん出して、アルバムを出すこと。アルバムを作ることができたら、その先にはコンサートがあると思っていて、いつか自分の単独コンサートをやってみたいなと思っています。考えるだけでドキドキしてきました。早くステージに立てるようにこれから頑張っていきます。

― 最後にファンにメッセージをお願いします。

知英:私自身、JYとしてまた歌えることになって不思議な気持ちではありますが、チャンスをいただけたからには、誰かになりきるお芝居では伝えられない、私の気持ちを伝えていきたいと思っています。夢は一つ叶いましたが、ここから努力がなければ、それは達成されないで終わってしまいます。これから成長できるように、皆さんに想いを伝えられるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

― ありがとうございました。

JY(C)モデルプレス
ドラマ、映画、バラエティ、モデル、ラジオ、そして「歌」…多方面で活躍する知英だが、それも努力があってこそ。最初はぎこちなさを指摘された日本語も、今では発音が綺麗と賞賛されることの方が多い。「言葉を理解しないで歌うのは絶対に嫌でした」。ソロの歌手としてデビューするにあたって、日本語の勉強をさらに強化させた。“歌で想いを伝える”―――並々ならぬ努力と決意が、彼女をさらに輝かす。(modelpress編集部)

知英(ジヨン)プロフィール

1994年1月18日生まれ。韓国出身。2008年K-POPユニット・KARAとしてデビューし大ブレイク。2014年4月に脱退し、8月より日本を中心に女優活動をスタートした。その後ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系/14年10月期)、映画『暗殺教室』(15年3月)、ドラマ『民王』(テレビ朝日系/15年7月期)などに出演。昨年はコンセプトシネマ『そちらの空は、どんな空ですか?』の主演を務めるとともに、アジアの「Kit Kat」イメージキャラクターに起用され、映画の中で日本語・韓国語・英語・中国語の4ヶ国語を披露している。現在、TOKYO FMにて自身のラジオレギュラー番組『知英の季節』(毎週水曜 後9:15~9:40)も放送中。7月2日に主演映画『片想いスパイラル』が公開。9月にはミュージカル『スウィート・チャリティ』にて初舞台・初主演が決定している。

JY「最後のサヨナラ」初回生産限定盤(3月16日発売)
JY
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