モデルプレスのインタビューに応じた稲垣来泉(C)モデルプレス

「GTO」生徒役・稲垣来泉、反町隆史や共演者との撮影秘話&人生のグレートティーチャーに挙げた俳優【モデルプレスインタビュー】

2026.07.20 23:10

俳優・反町隆史が主演するカンテレ・フジテレビ系ドラマ「GTO」(7月20日スタート、毎週月曜よる10時)で、鬼塚英吉が担任を受け持つ1年B組の生徒・伊藤結役の女優・稲垣来泉(いながき・くるみ/15)にモデルプレスがインタビュー。28年前、最高視聴率35.7%を記録した伝説のドラマの続編。出演が決まった時の心境や役柄について、反町とのやり取りや同じ生徒役との撮影の裏側などを語ってもらった。

  

反町隆史主演「GTO」28年ぶりに連続ドラマで復活

「GTO」(C)カンテレ
藤沢とおる氏による同名漫画が原作(講談社「週刊少年マガジンKC」刊)で、元暴走族の教師・鬼塚が、型破りな行動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。28年ぶりに連続ドラマとして復活する今作では、52歳になった鬼塚が、クラスの一体感よりも個々の価値観を優先し、同じ教室にいながら互いのことを深く知らず、必要以上に関心を持たない生徒たちに対し、真正面からぶつかっていく。

鬼塚が担任を務める1年B組の生徒役28名は、応募総数400人を超える中から約3か月にわたる厳正な審査を経て選ばれた期待の若き俳優たち。稲垣が演じる伊藤は「マスゲーム部」を作りたいと鬼塚の協力を仰ぎ、学校に許可を申し出て、創部条件である「部員5名」の仲間探しを始める…という役どころ。役作りのために髪を33cmカットして臨んでいる。

稲垣来泉「ずっと学園ものに出たかった」

稲垣来泉「GTO」(C)カンテレ
― 「GTO」出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

稲垣:ずっと学園ものに出たいと思っていたのでとても嬉しくて。今回「GTO」という歴史ある作品に出させていただけるということでさらに嬉しかったです。

― プレッシャーはありましたか?

稲垣:「GTO」はリバイバルも拝見していましたし、過去の作品も再放送で何度も観ているくらい大好きだったので、プレッシャーはもちろんありました。反町さんや中島さん(監督)、遊川さん(脚本)といった「GTO」スタッフの方々と一緒にお仕事できることは嬉しかったのですが、その分「上手く出来るかな」「演じきれるかな」といった不安もありました。

― 今回稲垣さんが演じた結はどのような役ですか?また、ご自身との共通点はありますか?

稲垣:結はみんなと積極的にコミュニケーションを取りながら、1年B組を引っ張っていくリーダー的な存在で、マスゲームが大好きな一面もあります。負けず嫌いなところは私ととても似ているかなと思います。

― ドラマでは、結が「マスゲーム部を作りたい」という悩みを鬼塚先生に打ち明けます。稲垣さんご自身が最近鬼塚先生に相談したい悩みごとはありますか?

稲垣:学校の昼食時間が短いことです(笑)。もう少しゆっくり味わいたいです!

― 結が在籍する私立誠進学園について、タブレット端末やハイテク授業など最先端の教育制度がある一方、良くも悪くもビジネスライクな校風に鬼塚先生が困惑する一幕がありました。稲垣さんご自身はどのような印象を抱かれましたか?

稲垣:もし自分が通っていたら、積極的にみんなに話しかけるかなと思います。先生のフィードバック制度はちょっと怖いです...(笑)。

― 鬼塚先生の言葉に心を動かされた瞬間や、ハッとさせられた台詞はありましたか?

稲垣:結は頻繁に鬼っちと対立するシーンがあるのですが、鬼っちからかけてもらった「逃げてばっかで楽しいか」という台詞は心に響きました。

稲垣来泉、共演した森本陸斗は「モリリンって呼んでいたり」

稲垣来泉(C)モデルプレス
― 反町隆史さんとのやり取りで、印象に残っているエピソードや言葉はありますか?

稲垣:演技指導をしてくださる中島さんの表現が本当に面白いんです。それを見た反町さんが「中島さんって面白いよね。よくあんなに演技の引き出しがポンポン出てくるよね」と話しかけてくれました。

― 共演者には同世代の方が多いと思います。現場の雰囲気はいかがでしょうか?印象に残ったエピソードがあれば教えてください

稲垣:生徒のみんなは本当に仲が良くて、空き時間には一緒にワードウルフや人狼ゲームをしています!森本(陸斗)くんのことはモリリンって呼んでいたり、(梶原)叶渚ちゃんや(北里)琉ちゃん、(及川)桃利くん、席が近い(難波)碧空くん、同じ「nicola」専属モデルの(松尾)そのまちゃんとも仲良しです!(川口)和空くんや過去に映画で共演したことがある(西浦)心乃助くんとは「ここはどうしたら良いかな」「こういう感じが良いんじゃないかな」とお互いの芝居について相談し合っています。

稲垣来泉「誰かを優しい気持ちにさせる女優さんになりたい」

稲垣来泉(C)モデルプレス
― 今回のお芝居で、これまでの経験が生きたなと思う瞬間はありましたか?

稲垣:今回のドラマでの演じ方は、今までの私とは全然違うので、たくさん不安もありますし、苦戦しながら、模索しながら向き合っています。「この言葉を受けたらこんな気持ちになるな」とか「この気持ち演技に使えるな」と瞬発的に出た感情や受け取ったことをメモするようにしていたので、それを参考にしながら表現できたのではないかなと思います。

― 演じていて、どんなところが難しかったですか?

稲垣:演じたことのない役柄、演じ方という点で苦戦しました。今までは自然体な状態で役へのアプローチをことが多かったのですが、今回は観る人に伝わりやすい表現を意識しているので、しっかりお腹から声を出したり、語尾を強くしたり…。今までは台詞の言い方は考えずに、その場の感情の動きで演じることが多かったのですが、今回は「こういう言い方をしたら面白いかな」などを考えながら演じるようにしています。

― 人生のグレートティーチャーだと思う方はいますか?

稲垣:中学3年生の時の先生方です。本当に優しくて、親身に話を聞いてくれて、たくさんサポートしてくださいました。お仕事面で憧れている役者さんは、吉川愛さんと榮倉奈々さんです。吉川さんは、お芝居が素晴らしいのはもちろんですが、驚くような役柄から恋愛映画のヒロインのような可愛い女の子まで、作品によってさまざまな役の演じ分けをされていて憧れます。榮倉さんは、以前ドラマで共演させていただいた時に、榮倉さんから感じられるオーラがとても温かく、優しく、心が落ち着きました。いつか榮倉さんのような誰かを優しい気持ちにさせる雰囲気を纏う女優さんになりたいと思います。

稲垣来泉、悲しみを乗り越えた方法

稲垣来泉(C)モデルプレス
― 4歳からお芝居を続けている中で、あらゆる壁と直面したことかと思います。稲垣さんご自身がこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

稲垣:悩み事は基本的に自分1人で解決することが多いです。対人関係などで悩んだ時は、1回自分の中で「どうしてこういう気持ちになるのか」を分析して状況を整理すると、割と落ち着いて乗り越えられます。学校での人間関係で悩んで泣いてしまったことが以前あったのですが、その時も自分の中で整理して解決する事ができましたし、その時の感情が、経験値として現在のお芝居にも生きていると思います。

― 素晴らしい乗り越え方ですね!では、幼い頃ならではの壁にぶつかった経験はありますか?

稲垣:小さい頃、遊園地に行った時に身長制限のあるアトラクションにどうしても乗りたくて、当時の身長は116cmくらいだったのですが、結局乗れなかったことが悔しくて大泣きしてしまったことがありました。その時は違うアトラクションに乗ったのですが、成長して128cmくらいになった時に、そのアトラクションを堪能できたことが嬉しかったです!(笑)

― とても微笑ましいエピソードです(笑)。

稲垣来泉の「夢を叶える秘訣」

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、これまでの人生を振り返って感じた稲垣さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

稲垣:周りの方に感謝をすることと、全力で楽しむことです。楽しんでいるとハッピーオーラがたくさん出ると思うのですが、そのハッピーオーラがあれば、自分も周りの皆さんも楽しくなって、夢は叶えられるような気がして。努力はもちろんですが、努力自体を楽しんでいたら、夢にどんどん近づいていけると私は信じているので、楽しみながら努力して夢を叶えられるといいなと思います!

― 稲垣さんの現在の「夢」を教えてください。

稲垣:私は欲張りなのでたくさんやりたいことがあるのですが、今の夢は「結を生きること」です。結を最後まで生きてGTOの撮影を終えることが出来るように、日々頑張っていきたいなと思います!

― ありがとうございました。

――――――― ドラマ史に残る数々の名場面を生んだ「GTO」の続編に出演するにあたり「たくさん不安もあるし、苦戦しながら、模索しながら演じている」と素直に明かした稲垣来泉。“人生のグレートティーチャー”に所属事務所の先輩・吉川愛と榮倉奈々を挙げ「誰かを優しい気持ちにさせる女優になりたい」と目を輝かせて語る表情が印象的だった。28年前、鬼塚先生との出会いをきっかけにブレイクを果たしていった生徒たちのように、彼女がこの作品で新しい扉を開くことに期待したい。―――――――(modelpress編集部)

稲垣来泉(いながき・くるみ)プロフィール

稲垣来泉(C)モデルプレス
2011年1月5日生まれ。千葉県出身。「nicola」専属モデル。3歳から芸能活動をスタートし、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016)「ちむどんどん」(2022)や、ドラマ「TWO WEEKS」(2019)、映画「そして、バトンは渡された」(2021)など数々の話題作で頭角を現す。近年も「劇場版【推しの子】-The Final Act-」(2024)や「366日」(2025)、「ブラックショーマン」(2025)、賀来賢人氏×デイヴ・ボイル氏の映像制作会社「SIGNAL181」が手掛ける初の長編映画第一弾『Never Afeter Dark』などでの繊細な演技が話題を呼び、確かな演技力を持つ実力派女優として、さらなる注目を集めている。
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