櫻坂46井上梨名、卒業前に振り返るアイドル人生 期待と悔しさと感謝の7年間「自分を認められるようになった」【「Unhappy birthday構文」インタビュー】
櫻坂46が、10月29日に13thシングル『Unhappy birthday構文』をリリース。モデルプレスでは、今作の活動をもってグループを卒業する二期生・井上梨名(いのうえ・りな/24)にインタビューを実施し、7年間にわたるアイドル活動を振り返った。
井上梨名、初BACKSセンター・谷口愛季は「どこにいても存在感がある」
― 今回、BACKS楽曲『木枯らしは泣かない』に参加されていますが、最初に聴いたときはどのような印象でしたか?井上:季節的にちょっと寂しくなりがちなこの時期にぴったりだと思います。
― BACKSセンターを務める谷口愛季さんはどう見えている?
井上:BACKSセンターは初めてですが、今はグループを引っ張っていく存在だと思うので、何も心配はなく、のびのびとやってくれたらいいなと思っていますし、実際私はのびのびとやってくれているように見えています。
センターという場所はすごくキラキラ輝きますけど、谷口はどこにいても存在感があるなと客観的にライブを観ていて思うので、今回はそんな谷口がBACKSセンターでどんな姿を見せてくれるんだろうと、一緒にパフォーマンスできることに今からワクワクして楽しみです。
井上梨名の転機「自分を認められるようになった」
― 井上さんは今作をもって卒業。「櫻坂46のメンバーとして精一杯活動できた。思い残すことはない。そう胸を張って言える今、卒業を決断しました」とブログに綴っていましたが、卒業を意識し始めたのはいつ頃ですか?井上:前から考えていて、スタッフさんにもその思いを話していました。ファンの方に最後の最後まで感謝を伝える期間が欲しいと思っていたので、このタイミングになりました。
櫻坂46というグループにはすごく感謝しています。櫻坂46がなかったらこんなに色んな体験をできなかったですし、それは周りの方に支えてもらったおかげなので、最後の最後まで感謝の気持ちを込めて活動できたらなと思っています。
― 卒業を意識し始めてからはメンバーに相談するものなのでしょうか?
井上:卒業に関しては誰かに相談して決めたわけではなく自分の意思で決めました。ただ、よくご飯にいく松田(里奈)や武元(唯衣)とは、食事に行くと黙っているにも黙っていられない状況でもありましたし、田村(保乃)とはよく旅行に行くので、その時に「もう決めたんだ」とは話していました。
別に隠していたかったわけではないんですけどなかなか言えなかったのもあったので、ほとんどのメンバーは13枚目シングルのフォーメーション発表の時に伝えたんですけど、びっくりしているメンバーもいっぱいいたので、ごめんね…と思いながら…。
― 卒業発表のブログではご自身のアイドル人生「いっぱい転んで、いっぱい立ち上がってきた7年間」と振り返っていました。その7年間で、ご自身の中で1番変わったことはなんですか?
井上:すごく前向きな性格になりました。櫻坂46での活動は楽しいこともいっぱいありましたけど、どうしても落ち込んでしまう時もありました。個人的にはファンの方の期待に応えられないことが1番辛くて、「期待に応えられなくてごめんね」と思う時が結構あったアイドル人生だったかなと思います。
でも、自分がやってきたことを振り返ると、何も間違ったことはなかったし、ちゃんと胸を張って「やってきました!」と思える自分がいたので、こういう過程があると前向きにいられるなと学びになりました。
― 転んでも立ち上がれるようになった、前向きになれた転機はいつ頃ですか?
井上:転機となったのは7枚目シングルの「BACKS LIVE!!」です。7枚目シングルから選抜・BACKSという制度ができて、私はBACKSメンバーでセンターをさせてもらったんですけど、あの時は悔しい気持ちと、ファンの方の期待に応えられなくて申し訳ないという気持ちでした。
でも、そんな時にファンの方が「井上を応援しよう」「井上をもっと元気づけよう」みたいに落ち込んでる暇はないぞって。それを感じて「こんな方たちがいるのに、私がこんな気持ちじゃダメだ」って思わされましたし、そこから自分に対して「私はここまでこれを頑張れたな」って思えるようになったり、結果がどうであっても自分を認められるようになったりしたので、あの期間は私にとって大きいです。
悔いが残る「イザベルについて」
― 2025年は「一期生の全員卒業」「四期生の加入」「二期生が先頭となって初のツアー」と変化が多かったですが、井上さんにとってこの1年はどんな年になりましたか?井上:夢を叶える瞬間にいっぱい立てたなと思っています。今までなかった東京ドーム3days、京セラドーム大阪公演はみんなで叶えた夢なんですけど、そこに私も一員として入れたことが良かったです。「サクラミーツ」が、入れ替わりの激しい放送枠の中で3年目を迎えられたのも1つ。そういう瞬間が本当に多かった1年だなと思います。
― 反対に、悔いが残ることはありますか?
井上:ツアーの名古屋公演で、「サクラミーツ」の初期メンバー(井上、大沼晶保、武元唯衣、増本綺良)で『イザベルについて』を披露したんですけど、もうイザベルの時っていっつも喧嘩するんです(笑)。誰かが必ず揉めてて、結果揉めるのは卒業まで終わらなかったので、今後また一緒に披露する機会がある時は少しも揉めずにやらなきゃなと思っています。
― 円満に終えたい、と。
井上:そうなったらいいんですけどね〜。性格がすごくデコボコしている4人なのでちょっと怪しいですよね(笑)。
― 残り数ヶ月、他に卒業セレモニーまでに成し遂げたいことは?
井上:アイドルあるあるなんですけど、卒業する方ってめちゃくちゃ綺麗になるらしいので、井上史上最高のビジュアル、みんなが「綺麗!」っていうぐらいのビジュアルで挑みたいです。
もちろん、パフォーマンスを大事にしてきたグループでもあるので、自分らしさも出しつつ、“櫻坂46の井上梨名”を大事に。櫻坂46にはこういう人がいたんだなっていうことを少しでも心に入れてくれたら嬉しいなと思うので、頑張りたいと思います。
井上梨名が気になる四期生
― 今年は、特にドーム公演5daysのインパクトが大きいかと思います。井上さん自身はどう捉えていましたか?井上:会場を1番に意識することはないですが、どんなところでも、その時その時の熱量がちゃんと伝われば嬉しいなと思っています。
でも、応援してくれるファンの方には「櫻坂46は次どこへ行くんだろう?」っていうワクワクがいつもあると思いますし、「櫻坂46をここまで持っていきたい」という熱量を感じるので、そのワクワク感や期待に応えたいと思うと、東京ドーム・京セラドーム大阪は目標として出てくる場所でもあったので、皆さんと一緒に来れた、達成できてよかったなという思いです。
― 四期生はどう見えている?
井上:まだそんなに深く交流はないですけど面白い子はいっぱいいるなという印象です。三期生とは違った後輩感があって、すごく後輩後輩してる感がありますね。
井上:最近、ラジオ(=井上がメインパーソナリティを務める「櫻坂46 こちら有楽町星空放送局」/ニッポン放送)に四期生がゲストとして来てくれるようになったんですけど、写真撮影の時に距離感があるというか、私がちょっと肩に手を置くと「ふあああ!?」みたいな感じになるのでまだ緊張してるんだなって思います(笑)。でも、1つひとつのお仕事を丁寧にしてるイメージがあるので頼もしいです。
― 気になる子を1人選ぶとしたら?
井上:この前ラジオに来てくれて面白いと思ったのが稲熊ひなちゃん。独特な雰囲気というか、バトル系のマンガを読むらしいんですけど「技が出てくると自分がかけられそうになる」って言ってて、そんな人いるんだと。なんか不思議ですよね。すごく緊張しいなんですけど、話してるとちょっと先輩いじりもしてくる子だったので、どんな子なのかもっと知りたくなりました。
井上梨名、キャプテン松田里奈から感じた大事なこと
― 最後に“夢を叶える秘訣”をお聞きするのが恒例ですが、井上さんにはこれまで何度もお聞きしてきたので、7年間アイドルとして活動してきた中で、輝くために、夢を叶えるために大事だと気付かされたことをお聞きしたいです。井上:みんな努力はすると思うんですけど、やっぱり見えないところで努力がすごい人は、ここぞって時にすごい力を発揮すると思います。“見えない努力”なので私も見れてはいないんですけど、絶対努力していると感じるので、“見えない努力”をどれだけできるかが大事だと、周りの人を見て思いました。
― 特に誰を見てそう感じましたか?
井上:それこそキャプテンの松田は、パフォーマンスもそうなんですけど、キャプテンとしてのあり方。いつもニコニコしていて元気なキャラですけど、裏では考えて考えて行動しているので、そういう姿をみて思いました。
― 素敵なお話ありがとうございました!
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
櫻坂46・13thシングル「Unhappy birthday構文」
タイトル曲は、三期生の村井優がセンターを務める『Unhappy birthday構文』。カップリングには、四期生による楽曲『Alter ego』、三期生・谷口愛季がセンターを務めるBACKSメンバーによる楽曲『木枯らしは泣かない』など全6曲の新曲のほか、1stシングル『Nobody’s fault』に収録され、櫻坂46のファンの総称名でもあり、ライブの定番曲となっている『Buddies』のEnglish Versionも収録される。井上梨名(いのうえ・りな)プロフィール
生年月日:2001年1月29日生まれ/出身:兵庫県/身長:163cm/血液型:A型もっと詳しくみる
-
櫻坂46井上梨名、“人生を変えた一冊”がトレンド入り
-
櫻坂46大園玲・井上梨名・小林由依・武元唯衣が暴走 異常事態も
-
櫻坂46井上梨名&増本綺良、同期コンビの“グッとくる”友情秘話
-
【写真】櫻坂46井上梨名&増本綺良、透明感溢れるグラビア
-
櫻坂46井上梨名「ラヴィット!」でまさかのハプニングに「可愛すぎる」の声
あわせて読みたい
-
櫻坂46井上梨名、グループ卒業発表「大きな一歩を踏み出したいと思いました」
モデルプレス
-
櫻坂46、コギャルに劇的変身「永久保存版」「全員爆イケ」ファンも驚きの完成度
モデルプレス
-
櫻坂46大園玲、幼少期のお茶目な後悔明かす 井上梨名&田村保乃「それはやり直したい」
モデルプレス
-
櫻坂46井上梨名「ラヴィット!」でまさかのハプニングに「可愛すぎる」の声 松田里奈との“ふたりな”コンビで歌唱も披露
モデルプレス
-
視聴総合ランキング
2025年11月22日 05:15時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
-
01緊急取調室 (2025)
第5話 みどりのいえ
11月20日(木)放送分
TVerで見る -
02じゃあ、あんたが作ってみろよ
第7話 アナログ家族よ、ぶつかれ!
11月18日(火)放送分
TVerで見る -
03小さい頃は、神様がいて
第7話 ハッピーエンドにしたいんで
11月20日(木)放送分
TVerで見る -
04ESCAPE それは誘拐のはずだった
#7 実の親は誰!?出生の謎が明らかに!
11月19日(水)放送分
TVerで見る -
05水曜日のダウンタウン
「この前こんなドッキリをかけられた」と先輩から聞いた数日後、自分にも全く同じシチュエーションが降りかかったらだいぶ撮れ高意識した立ち回りしちゃう説 ほか
11月19日(水)放送分
TVerで見る
最新ランキングはこちらPowered by -
-
櫻坂46大園玲・井上梨名・小林由依・武元唯衣、潜入企画で暴走 異常事態も発生
モデルプレス
-
櫻坂46井上梨名「ラヴィット!」4~6月の水曜担当に決定
モデルプレス
おすすめ特集
-
業界初! 全プラットフォーム横断の大規模読者参加型アワード
特集
-
11月のカバーモデルはドラマ「ちょっとだけエスパー」大泉洋&宮崎あおい
特集
-
モデルプレス読者モデル エントリー受付中
特集
-
インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」
特集
-
モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」
特集
-
モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!
特集
-
国内作品見放題数2位!アニメ・お笑い・ドラマ・映画が充実!オリジナル作品も!
特集
-
日本テレビ系日曜ドラマ「ぼくたちん家」の情報をたっぷり紹介
特集
-
FODでは放送中の最新作はもちろん、オリジナルの独占作品も見放題配信中!
特集
-
SM ENTERTAINMENT JAPANが手がける『GPP』の情報をお届け!
特集
おすすめ記事
SPECIAL NEWS
記事ランキング
RANKING
-
01
森香澄、大学時代に学んだ“お金の価値”とは 初めての口座に「みずほ銀行」を選んだ理由<インタビュー>
株式会社みずほ銀行
PR -
02
板野友美、“美のモチベーション”は娘の存在と変化を楽しむマインド<Beauty & Medical Collection 2025 インタビュー>
ユニオンテック株式会社
PR -
03
朝ドラ「ばけばけ」トキ(高石あかり)&ヘブン(トミー・バストウ)の“おでこキス”は撮影当日に決定「本当は手にする予定でした」急遽変更の理由【インタビューVol.4】
モデルプレス
-
04
櫻坂46谷口愛季、初BACKSセンターとして期待すること 卒業控える井上梨名からアドバイスも「乗り越えた先に楽しさがある」【「Unhappy birthday構文」インタビュー】
モデルプレス
-
05
櫻坂46井上梨名、卒業前に振り返るアイドル人生 期待と悔しさと感謝の7年間「自分を認められるようになった」【「Unhappy birthday構文」インタビュー】
モデルプレス