「グラスハート」宮崎優、話題のキスシーンは「心配が勝っていました」 朱音役で大事にしたこととは【インタビュー後編】
まさにシンデレラストーリーそのもの。俳優・佐藤健が主演兼共同エグゼクティブプロデューサーを務めるNetflixシリーズ「グラスハート」(独占配信中)のヒロイン、 西条朱音を演じている宮崎優(みやざき・ゆう/24 ※「崎」は正式には「たつさき」)が脚光を浴びている。オーディションで見事ヒロインの座を手に入れた宮崎に、モデルプレスは追加インタビューを敢行。後編では視聴者の間でも大いに話題を呼んでいるキスシーンをはじめ、撮影エピソードを聞いた。【インタビュー後編】<※記事内ネタバレあり>
Netflixシリーズ「グラスハート」
日本のNetflix週間シリーズTOP10で1位獲得、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で8位となるなど、日本のみならず世界中で反響が広がっている本作。宮崎は、楽器初心者ながら、延べ約2年以上にわたる練習、撮影期間を経て、吹替なしの圧倒的なドラムスキルを見せつけている。朱音は、佐藤演じる主人公・藤谷直季からスカウトされ、町田啓太演じる努力家のカリスマギタリスト・高岡尚、志尊淳演じる超音楽マニアの孤独なピアニスト・坂本一至とともに藤谷が率いるバンド「TENBLANK(テンブランク)」の一員に。藤谷に惹かれながらも坂本からも想いを寄せられるという三角関係も描かれ、大胆な胸キュンシーンにも挑戦している。
宮崎優、朱音役で大事にしたこと ドラムシーンへの熱い想い
世界中で注目を浴びるNetflix作品ということに加え、豪華俳優陣と肩を並べる役どころはプレッシャーも計り知れなかっただろう。ストーリーは朱音視点で進んでいく部分も多いが、朱音の演技はどのように作られていったのか。「クランクイン前の方が緊張していました。演技に関しては下手だと自覚していたので、監督がたくさん演技レッスンをしてくださって、どうしたら良いかを1、2ヶ月くらいずっと話していました。撮影に入ってからは忙しすぎてあまり考える余裕がなかったのですが、家に帰って反省することも多かったです。感情面でいうと、撮影順がバラバラだったり、台本も当日に変わったりするのでものすごく大変でしたが、朱音のベースの性格をしっかりと固めて『朱音だったらこう言われたらどうするかな』と考えれば何でも反応できると思って想像を膨らませるようにしました。例えば『何年前はこうだった』と時系列を辿ったり、練習が終わったら何をするのか・お母さんとどういう会話をするのかだったり、そういうことを書き溜めていました。台詞で少し疑問があったら『こういう風に思うんですけど上手く言えなくて、この解釈で合っていますか?』という確認を監督にすることもありました。
原作の設定と変わっているところも多くて、例えば原作では朱音は元々高岡の大ファンだし、坂本と結ばれるので、原作ファンの人はどう思われるかなという不安はあって、朱音という軸がブレないように意識しました。あとは通常の場面とドラムの場面でのギャップを大事にしました。やっぱり朱音のドラムが要になる作品なので、ドラムシーンで説得力が増せば全体が成立すると思って、もちろん芝居も頑張りましたけど、『ドラムシーンを一番かっこよくするぞ!』という気持ちで挑みました」
宮崎優が見た土砂降りシーンでの佐藤健の姿
そして、主演兼共同エグゼクティブプロデューサーとして作品を作り上げた佐藤の現場での姿は、宮崎にとって印象深いものだった。「佐藤さんの集中力がすごかったです。作品で雨が降っているシーンがいくつかありますが、実際は映像で観るよりも激しい雨がずっと降り続けているんです。1話では3~4日間、連続で12時間ぐらい濡れ続ける撮影がありました。私は傘を持っていたので半分ぐらいしか濡れていなかったんですけど、佐藤さんは最初から最後までずっと全身濡れたままで、壁にもたれかかって滝を受けているような状態で。それでも弱音を一切吐かず、精神統一している姿が凄まじくて見習わなければと思いました」
宮崎優、佐藤健との「グラスハート」キスシーン撮影振り返る
終盤の見どころである第9話の藤谷とのキスシーンの撮影は、実はクランクインからすぐに実施。佐藤といえば、数々のラブストーリーで視聴者のハートを掴んできた“胸キュン製造機”とも言われる。「恋愛部分は、初めて台本をもらったときに『これかっこよくなるのかな』と思ったシーンも実はあったんですけど、みなさんの力で良いシーンになったと思います。キスシーンは寒い時期に撮りたいということでクランクイン1、2ヶ月後に冬に撮影したので大変でした。台本が完璧にできているわけじゃなかったので、泣きながら駆けつけるシーンも含めて朱音はどういう心境なんだろうと考えるのに精一杯で、ドキドキよりも大丈夫かな?という心配が勝っていました。朱音ちゃんは恋愛に無頓着な子だと思うんですけど、そのとき私もどうしたら良いかわからなかったので良い意味でリアルな表現になったのかなと思います。求め合っているように見せないといけないのに私がドギマギしすぎて、監督から淡々と『ここは服を掴んでください』みたいに、指示を受けていた覚えがあります(笑)」
視聴者目線では、思わず宮崎自身を朱音と重ね合わせてしまいそうになるが、「役柄と似ているところと違うところ」を聞くと、意外な答えも。
「『天真爛漫だね』とよく言われるので、リアクションが大きいところは似ているかな。あとは好きなものには全力で頑張るというところも似ていると思います。違うところは、ピュアな部分。私は胸キュンシーンでも『こんなこと現実にはないでしょ』と一歩引きながら楽しむタイプなんですけど朱音ちゃんは素直にキュンとするんだろうなと思います」
もし朱音の立場だったら、どのキャラクターを好きになるか聞くと、「え~!」と悩みつつも「でもやっぱり坂本じゃないかな」と回答。「私は『花より男子』だと花沢類派でひたすら優しくされたいので、そういう人に惹かれると思います(笑)」と明かしてくれた。
宮崎優「常に少年のような心で」
最後に、これから朱音のようにスターダムに駆け上がっていくであろう宮崎が、目指す女優像を問うと、キラキラとした瞳で答えてくれた。「映画を観ているときに、実体験の空気感を思い出すようなことがあるんです。例えば歌でも情景が浮かぶようなものがあると思うんですけど、観ている人が『自分がそこに立っているようだ』と思える作品をたくさん作りたいです。あとは、常に少年のような心で、遊び心を忘れずに、“こなさずに”、辛いことも楽しんでいけるそんな女優でありたいです」
(modelpress編集部)
宮崎優(みやざき・ゆう)プロフィール ※「崎」は正式には「たつさき」
2000年11月20日生まれ、三重県出身。2019年、ドラマ「高嶺の花」で女優デビュー。近年の主な出演作は、ドラマ「往生際の意味を知れ!」、「ライオンの隠れ家」、映画「死刑にいたる病」、「正体」など。もっと詳しくみる
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