今田美桜、“6度目共演”北村匠海と恋人役から夫婦役へ「遠慮が無くなった」関係性・助けられたこと【「あんぱん」インタビューVol.2】
3月31日から放送スタートする2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)でヒロインを務める女優の今田美桜(いまだ・みお/28)に、モデルプレスらがインタビュー。今作で6度目の共演となる俳優の北村匠海の印象や助けられていることを聞いた。<Vol.2>
今田美桜ヒロイン連続テレビ小説「あんぱん」
今作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人が、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。ヒロイン・朝田のぶを今田、のぶの夫・柳井嵩を北村が務める。
今田美桜、北村匠海と6度目共演で「遠慮が無くなった」
― 嵩役の北村匠海さんとは6度目の共演で、今回は夫婦になる役どころですが、改めて印象をお聞かせください。今田:これまでは何度も救ってもらう彼女役だったのですが、今回は幼馴染であり、夫婦になっていくので、今まで以上に距離が近い役柄で、そのお相手が北村さんということに安心感もあります。北村さんは本当に優しくて、いつも俯瞰で物事を見ていて、誰かが困っていたらすぐに気づいて助けてくださる方なので、嵩と通ずる部分がありました。だからこそ、私も肩に力を入れず楽に演じられていますし、何を投げても受け止めてくれるので、これまで以上に遠慮が無くなった感じがしています。
今田美桜、やなせたかしが育った高知県で感じた温かさ
― 高知県でも撮影されたとのことですが、やなせさんが育った場所でどのようなことを感じましたか?今田:高知県でクランクインして、灼熱の太陽の中で走るシーンからスタートしたのですが、のぶのはつらつとしたエネルギーは、高知の雰囲気と似ている部分があるのだろうと感じられたので、このシーンからスタートできて本当にありがたかったです。高知県のみなさまは「いつでも帰っておいでね」とすごく温かく出迎えてくださり、まるで故郷かのような感覚を覚えました。ロケ地にもたくさん差し入れを持って応援に来てくださいました。きっと暢さんとやなせさんもそういう空気の中にいらっしゃったからこそ「アンパンマン」のような、みんなに愛される温かな作品が生まれたのかなと思います。また、のぶが走っている川の所に畑があるのですが、それは今回の撮影のために高知県のみなさまが耕して育ててくださったんです。みなさまから期待や応援の気持ちをたくさんいただいたので、みなさまの温かさも東京に持ち帰りたいと思い、撮影をしています。
― 高知県のやなせたかし記念館 アンパンマンミュージアムにも行かれたとのことですが、ご覧になっていかがでしたか?
今田:やなせたかし記念館には2回行ったのですが、親子連れの方がたくさんいらっしゃっていて、改めて「アンパンマン」はいろいろな世代に愛されているのだと感じましたし、「あんぱん」もそうなるといいなと思いました。特別に、やなせさんの作品が保管されている貯蔵庫にもお邪魔させていただき、見たことのないものや「アンパンマン」以外の作品も見させていただいたのですが、スタッフの方がすごく楽しそうにやなせさんのことをお話されていて、「きっとやなせさんもこういう方だったんだろうな」と感じることができたので、それを感じながらのぶを演じたいです。
今田美桜、北村匠海に助けられていること
― 土佐弁を話されますが、難しかったことはありますか?今田:最初聞いたときは関西弁に近いのかと思ったのですが、実際に教えていただいたら、イントネーションも全然違いました。力んでなまってしまったり、「ここはもっと標準語と一緒でいいんだ」と思ったりと、語学を勉強しているような感覚でした。でも、私自身が福岡出身なので全く馴染みがないわけでもなく、イントネーションが近しい部分もあったりしたので、とにかく聞いて聞いて聞きまくって慣れていきました。
― 試写会見の際に、北村さんに似たイントネーションの言葉を教えてもらったと話していましたが、具体的にどのように勉強したのか教えてください。
今田:土佐ことば指導の西村(雄正)先生が作ってくださった音声テープを聞いているのですが、自分が発する音とテープの音が一致しているのかが分からず、間違った発音で覚えてしまうのが怖かったので、1ヶ月経ったくらいの頃から撮影の合間にずっと先生の横で読んで聞いてもらっていました。徐々に耳も慣れてきて分かるようにはなってきたのですが、未だに何度やっても上手くいかないことがあるので、そういうときは北村さんに「なんか似た単語ない?」と聞いて探してもらっています(笑)。
― その似た単語は具体的に何か覚えていますか?
今田:どの言葉でつまずいていたのかは忘れてしまったのですが、「アフリカ大陸(のイントネーション)と一緒!」みたいな(笑)。その言葉を全部アフリカ大陸に置き換えて喋ってみて、慣れてきたら高知の方言で喋ってみるというやり方が私にはすごく合っていて、北村さんは一切土佐弁のセリフがないのですが、助けていただいています。
― 好きな土佐弁があれば教えてください。
今田:たくさんありますが、「〇〇しちゅう」は可愛らしくて好きです。あとは「たまるか!」はのぶもそうですし、朝田家のみんなが結構発する言葉で、感情を乗せて表現の幅を広げることのできる便利な一言です。方言を間違えていけないからとみなさん最初はなかなかアドリブに踏み込めていなかったのですが、「たまるか!」はたくさん使わせていただいています(笑)。
今田美桜、新聞記者役で習得したいこと
― のぶは軍国少女になり、その後新聞社に入り…と、どんどん変化していきますが、演じていて難しかった点をお聞かせください。今田:学校の先生なので、男の子はこうでないといけない、女の子はこうでないといけない、という教えでお国のためにという精神を説かなければならないですし、それがそのときののぶの正義でもあったと思います。でも先生としての自分と、戦争によって身近な方を亡くした一人の女性としてののぶとの葛藤があり、難しかったし苦しかったです。戦争において、のぶの正義と、他の方が考える正義は違って、国としての正義もまた違うので、やなせさんがおっしゃる「正義」について考えさせられた部分でした。戦争について勉強する機会はいろいろありましたが、そういう形で考えたことはなかったなと思いました。
― 新聞記者という役はどのように考えられていますか?
今田:新聞社のパートはこれから撮ります。現代はボイスレコーダーや携帯で録音できますが、当時はメモだったので、速記を勉強中です。覚えられたらとても便利だろうなと思いつつ、なかなか難しくて…。そもそも速記というもの自体あまり知らなかったですし、同世代の方や若い方には新鮮なのではないかと思います。速記ってすごくふにゃふにゃした文字なのですが、当時のみなさまがそうやってメモを取られていたのがすごすぎて、今から撮影が楽しみです。速記はのぶが道を開いていく大きな武器にもなっていくので、見どころの1つです。
★Vol.3に続く!
(modelpress編集部)
今田美桜(いまだ・みお)プロフィール
1997年3月5日生まれ、福岡県出身。ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season」(TBS 系/2018)、「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系/2024)、映画「わたしの幸せな結婚」(2023)、「東京リベンジャーズ」シリーズなど、数々の話題作に出演。2025年には劇場版「トリリオンゲーム」が公開された。もっと詳しくみる
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