福本大晴、悲しみは「乗り越えなくてもいい」「立ち止まっても歩き続ける」新たに描いた夢を語る【モデルプレスインタビュー後編】
2024.10.16 00:00
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今年6月より活動を再開し、ソロアイドルとして新たに歩み始めた福本大晴(ふくもと・たいせい/25)。8月からは全国15箇所を巡るライブハウスツアー「福本大晴 1st Live Tour 2024『よんもじ』」、今月には神奈川・東京・大阪の3箇所でABEMA特別公演を開催。そして自身の誕生日である10月16日に、作詞作曲を手掛けた初のミュージックビデオ「I wanna meet U」が公開された。モデルプレスによる直撃インタビュー後編では、悲しみを乗り越えた方法や夢を叶える秘訣、今後のビジョンなどをたっぷり語ってくれた。【インタビュー後編】
福本大晴、芸能活動13年 大切にしていることとは
― 2011年から芸能活動を始めて13年が経ちますが、福本さん自身が活動するうえで大切にしていることをお聞かせください。福本:僕を可視化すると「夢」と「ファン」が半分ずつで、それが活動の軸だと思っています。夢に向かって進む姿をファンの方に見届けてほしいと思うし、一緒に成長していきたいです。僕はやっぱりファンの方がどんな反応をするのかを見るのが楽しくて、今回のツアーでもただ踊っているだけだった場面を修正しようと思って、スタッフさんと相談して、後ろを向いてからちょっと脱ぐ、というのをやってみたら沸いてくれたので嬉しかったです(照)。会場が狭い分、反応がダイレクトに伝わってくるので、ステージからはけた後「やった!」ってスタッフさんとハイタッチして喜びました(笑)。
MCのバラエティ企画でもファンの方の反応を見ると僕も楽しくなるし、今はセルフプロデュースなので「次は何をしようかな」と普段からずっとアイドル活動のことを考えています。ゼロから作るので、悩む時間が増えて正直大変な部分もあるのですが、チームとしてスタッフさんもいろいろ提案してくださったり、今回ABEMAさんも協力してくださったりしているので、周りの力を借りながらも、自分の軸はずっと大切にしたいなと思います。
最近のいわゆる“推し活”と言われるものっていろいろあると思うのですが、僕は全世代の方に楽しんでほしくて、経済的にゆとりがない人でも見に来られるライブがやりたいと思っていて、ファンミーティングは誰でも来られるようにしたいというのが僕の中で考えていることです。あとは、ファンクラブに入ってくれた方を一番に大切にしたいので、もっといろいろなコンテンツを充実させていきたいなと思っています。今はまだ理想を描いているだけなので、実現するまでは時間がかかるかもしれませんが、ファンの方と一緒に成長していけるような関係がベストだなと。僕は今本当にアイドル活動のことを真剣に考えているので、ファンの方も仕事が辛い時とかに少しでも僕のことを思い出して、「頑張ろう」と思ってくれたりしたら、この上ない幸せです。
福本大晴の悲しみを乗り越えた方法「普通に笑っていられるだけで、本当に幸せ」
― いろいろな経験をされてきたと思いますが、福本さんがこれまでの人生の中で悲しみを乗り越えた方法を教えてください。福本:僕はそんなに強くないので、乗り越えられないです。常にそういう感情を抱えながら生きている気がします。僕は人より記憶力が良くて、一度覚えた振り付けは忘れないとか良い部分はありつつ、忘れたいこともずっと憶えてしまうという悪い部分もあるので、無理に乗り越える必要はないのかなと思います。たとえば仕事で怒られることがあっても、それを乗り越えるよりもエネルギーに変えるしかないなって。(少し考えて)…でもこの答えは優しくないですよね(苦笑)。だけど乗り越えようとして辛くなるくらいだったら、乗り越えなくてもいいというのは1つのアドバイスです。
「悔しい」とか「辛い」とか、みんないろいろな感情を抱えながら生きていると思うのですが、僕は健康で過ごせて、美味しいご飯が食べられて、普通に笑っていられるだけで、本当に幸せだし得をしているなと思います。あとは幸せの基準を下げるというのが大事です。他人と自分を比べない。もちろん目標を作るうえで「あの人はこれだけすごいことをしているから、僕も頑張ろう」というふうに思うことも時には大事ですが、辛い時はどうしてもそこにフォーカスしてしまって、目の前にある幸せに気づくことができない。だけど冷静に考えてみたら、圧倒的に幸せなことのほうが多いと最近めちゃくちゃ思うんです。落ち込んだ時こそ、自分の幸せに目を向けるようにしています。僕は幸せ者です。
福本大晴の夢を叶える秘訣「継続すること」「歩き続けること」
― 先ほど「夢」と「ファン」を大切にしているというお話もありましたが、これまでの活動を通して、今の福本さんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。福本:僕は自分の夢を叶えていないので、“こうしたらいいんじゃないか”と思っていることなのですが、やっぱり継続することが大事だと思います。世の中には物事を継続できる人が少ないと思っていて、途中で少し挫折しても、自分が信じた道や見た夢は放棄せずに続けること。それを続けていれば、絶対に夢は叶うと思っています。諦めたら「叶えられなかった」で終わるけど、目指すべき道が決まっていれば、その途中は夢が叶うまでの過程になるので、それの積み重ねなんだと今回ツアーを通して改めて思いました。
曲を作っている時も「ほんまにできるのかな」「そもそも曲ってどうやって作るの?」といろいろ悩んだし、始めは何もわからなくて路上ライブをやってみようかとも考えたのですが、そんなことを経て今こうして無事にツアーを終えられたので、立ち止まっても歩き続けることは大事なんだなと思いました。
― 福本さんはこれからどんな人になっていきたいですか?今後のビジョンや夢をお聞かせください。
福本:僕の夢は「応援していて楽しい」「応援していて良かった」と言ってもらえるような人になること、そして夢のステージに立ってこれからも進んでいくことです。周りに何を言われようと、ファンの方は僕を信じてくれているので、僕は誇りを持ってこれからも活動していきます。
― 最後に、10月16日で25歳になりますが、抱負をお願いします。
福本:年齢はただの数字なので、年齢は気にせずにいたいなと思っているのですが、またライブがやりたいです!今回はライブハウスだったので、次は大きな会場でできるように、まだまだ頑張ります。今はファンの方とだけの大切な空間ですが、MVを配信することでより多くの方の目に触れ、ライバルが増えると思うので、自分の軸を大切に、ファンの方と一緒に進んでいきたいです。
― 今後の活動も楽しみにしています!素敵なお話をありがとうございました。
インタビューこぼれ話
始めは緊張した面持ちでスタジオ入りした福本だが、撮影時に「10月16日がお誕生日ということなので、おめでとうございます」とイニシャル“T”のバルーンを手渡すと、「わぁ!ありがとうございます」と和らいだ表情に。指示しなくともカメラマンが求めるポーズや表情を見せてくれる姿はまさにキラキラアイドルそのもの。ファンと久々に対面した時のエピソードを聞くと、思い出したように目を潤ませ、インタビュー後には「いろいろ話していたら、泣きそうになりました」と感情があふれた様子だった。また、モデルプレスの決め顔チャレンジを撮影する際には、すぐに企画の流れを汲み取り、ファンが喜んでくれそうなメッセージを一発で決めてくれた福本。キュートな“おもちポーズ”も披露し、「さすがです!」とスタッフが絶賛すると「いや、恥ずかしいです(笑)」と照れる姿が印象的だった。(modelpress編集部)
福本大晴(ふくもと・たいせい)プロフィール
1999年10月16日生まれ、大阪府出身。2011年に芸能界入り。2024年7月よりNEW EVIDENCEに所属し、8月から10月にかけて全国ライブハウスツアー「福本大晴 1st Live Tour 2024『よんもじ』」を開催。9月28日開催のイベント「IDOL RADIO LIVE IN TOKYO〜Shining Moments〜」に出演。作詞作曲を手掛けた「I wanna meet U」のミュージックビデオが公開中。11月3日には「福本大晴 1st Live Tour 2024『よんもじ』」ABEMA特別公演がABEMA PPV独占配信される。
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