モデルプレスのインタビューに応じた景井ひな(C)モデルプレス

景井ひな、SNSを辞めたいと思った過去のトラウマ―アンチ跳ねのけ表舞台に出続ける理由・自身の“バズ要因”分析【モデルプレスインタビュー】

2024.07.14 06:00

TikTokのフォロワー数1000万人超えを誇るクリエイターでタレントの景井ひな(かげい・ひな/25)。2024年で芸能活動5年目に突入する節目に、モデルプレスがインタビュー。Z世代のカリスマでありアイコニックな存在として常に視線を集める彼女が表舞台から退くことを考えたトラウマ、SNSに群がるアンチの乗り越え方とは。

  

景井ひな、自身の“バズ要因”を分析

景井ひな(C)モデルプレス
TikTok活動開始からわずか1年でフォロワー数が国内女性1位に輝いた景井は「可愛さ」と「面白さ」が両立した動画コンテンツや、ハイレベルなファッションセンスに注目が集まり、Z世代を中心に支持されている人気クリエイター。そんな景井は、世界で最も企業価値が高く評価されているスタートアップ企業「バイトダンス」のメイン事業であるTikTokにて功績が認められ、カンヌ国際映画祭への参加や「TikTok for Business Japan Awards 2024 Creative Category」の審査員を務めている。それは景井のグローバルワイドな活躍を裏付けるたしかな実績となるだろう。

TikTokで誰もが一度は目にしたことがあるといっても過言ではない影響力を持つ景井。「街を歩いているときに、若い方から主婦の方まで幅広い年齢層の方に『あ、ひなちゃんだ!』と声を掛けていただくことがすごく多くなりました」と自身の影響力や変化を実感することがあることを明かした。

では彼女の何が世間に刺さっているのか。自ら“バズ要因”を分析してもらうと真っ直ぐな答えが返ってきた。

「私といえばファッションだと思うのですが、最初は自分のファッションを受け入れてもらえませんでした。今では『好きな服を着ていいよ』という風潮になって、 “景井ひなが着そうなファッション”として浸透していることもあります。そういう自分の好きなスタイルを貫き通していた姿勢が、見てくださる方にも刺さっているのではないか考えます」。

クリエイター・景井ひな、俳優業との向き合い方

景井ひな(C)モデルプレス
2024年、芸能活動5年目に突入する中、現状に満足しながらも「まだまだやりたいことがある」と語った景井。その一つとして、俳優業を挙げる。近年では話題作に出演し注目を集めているが、クリエイターの枠を超えた俳優業進出について、当初は批判が殺到したという。「『クリエイターはSNSの中だけでやってほしい』『テレビには出てこないで』という声が多くありました。でもいろいろな作品に出させていただいていくうちに、そういうコメントも減ってきて、徐々に受け入れられてきているのだと実感して嬉しかったです。ただ、どんなに言われようと出続けようとは決めていました。TikTokに出始めた頃も、たとえ否定的なことを言われても“認められないんだったら認めさせてやる”くらいの勢いで頑張っていました」と強い覚悟をのぞかせた。

景井ひなが抱えるトラウマ・前進する現在

景井ひな(C)モデルプレス
一方、芸能活動を通じ、これまで一番辛かったことを聞くと、SNSの恐怖を改めて知ることとなった。

「私が友人との写真をSNSに上げたとき、その友人の悪口を書かれてしまったんです。もちろん自分に対しての誹謗中傷も辛いですが、自分が上げたことによって大切な友達の批判を受けたとき『私が投稿しなければこんなことにはならなかったのに』という罪悪感が残り、私の行動一つで周りの人を巻き込んでしまうのだと強く実感しました。それを機に、自分の友達が写っている写真をあまり載せないようにしています。それは自分を守るためでも、周りを傷つけないためでもあります。自分が炎上したときや、誹謗中傷を受けたときにSNSの怖さというのは実感していましたが、自分の大切な人を巻き込んでしまったことは、本当にしんどかったですし、辞めたいな、引退したいなと思った瞬間でした」。

そんなトラウマを抱えても、なお彼女が表舞台に出続けている理由とは――。

「謗中傷している人は一定数いますが、それよりも何倍も応援してくれる方がいるので『その方たちの声を聞かなきゃ』と思い、無理にでも前を向いて乗り越えていきました」。

ファンの存在を糧に、自分の気持ちに正直であり続ける純真さが彼女自身を強くし、多くの人の希望となっているのだろう。(modelpress編集部)

景井ひな(かげい・ひな)プロフィール

景井ひな(C)モデルプレス
生年月日:1999年2月19日
出身:熊本県
身長:158cm
血液型:A型
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