ME:I・SHIZUKU「歌うことが怖くなった」乗り越えた裏にメンバーの存在 挫折から這い上がる過程で思い出すこと<「MIRAI」ソロインタビューVol.5>
2024.03.25 17:00
views
モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」で2024年3月のカバーモデルを務める11人組ガールズグループME:I(ミーアイ)のインタビュー連載。ソロ編Vol.5にはSHIZUKU(19)が登場。
「日プ女子」から誕生のME:I(ミーアイ)インタビュー連載
サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」の第3弾「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」から誕生したシリーズ初のガールズグループME:I。メンバーはCOCORO、MIU、MOMONA、RAN、SHIZUKU、AYANE、KEIKO、KOKONA、RINON、SUZU、TSUZUMIの11人で、4月17日にDEBUT SINGLE「MIRAI」にてデビューを果たす。デビューを記念し、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」時から取材を続けているモデルプレスでもインタビュー企画が実現。4:4:3に分かれじっくり話を聞いたユニット編、それぞれの想いに迫ったソロ編を公開する。
SHIZUKU、韓国合宿中のMIUの行動に感謝
― まずはメンバーの中でオーディションの時から1番印象が変わった人や仲良くなった人を教えてください。SHIZUKU:MIUちゃんです。もともと番組中に一緒のグループになったことがなかったのであまり関わりがなくて、客観的に外からのイメージでしか見ていませんでした。顔もクールビューティーな感じなので物静かでキリッとしている、あまり笑顔を見せない雰囲気なのかなと思っていたんですが、でも実際に同じグループになって同じ宿舎で1ヶ月半くらい過ごしてみてMIUちゃんは本当に優しかったです。
韓国合宿では韓国語のレッスンもありましたが、私は韓国語を勉強したことがなかったのですごく苦戦していました。テストもあって、それをクリアしないとテストが終わらないシステムだったんですが、同じ宿舎では私とTSUZUMIとRINONが特に苦戦していて。MIUちゃんは韓国語が話せるので、練習から帰ってきて夜遅い中そんな私たちに毎日2時間くらいつきっきりで教えてくれました。もちろん皆疲れているし申し訳ない気持ちもあるから私たちからは言わずにいたんですが、MIUちゃんから「今日はやらなくていいの?今日もやる?」と声をかけてくれて。そういうところもすごく優しくて、面倒見が良いお姉さんというイメージに変わりました。
SHIZUKU「歌うことが怖くなった」乗り越えた裏にメンバーからの言葉
― 結成してからここまでの間ですでに新しい経験をたくさんされていると思いますが、自分のターニングポイントになったと感じた場面はありましたか?SHIZUKU:番組が終わってすぐ合宿が始まったので、最初はその切り替えが難しくてグループになったという実感があまりなくて。それでもひたすら練習を続けるという毎日だったんですけど、11人でのお仕事が本格的に始まってから撮影したものを客観的に見ると「あ、グループになったんだな」という実感が湧いてきました。引き締まる思いというか「グループとして頑張っていこう」とまた改めて強く思えました。なので11人でのそういう撮影がターニングポイントになったかなと思います。
― メンバーから言われて印象的だった言葉はありますか?
SHIZUKU:私は番組中から歌い方を変えることを意識してずっとやってきたので、今でも歌の練習で落ち込むことや壁にぶち当たることもあるんですけど、大体私がそうやって悩んでいるとKEIKOちゃんが「しーちゃん上手いんだから行けるよ!」と声をかけてくれて(笑)。すごく嬉しい言葉ですし、よくそうやって気付いて気にかけてくれて、その声がけで私もできる気持ちになれるのでそれが1番印象に残っています。
― SHIZUKUさんは番組中から歌を武器にしていましたが、得意分野だからこそ悩むこともあるんですね。
SHIZUKU:そうですね。今までの人生ではただ楽しく歌っていただけで、歌に対して悩んだりしたことがなかったので、初めて歌で悩んで、そこからいっとき歌に対する自信がなくなっちゃって、歌うのが怖くなったこともありました。でも番組中から今もずっと一緒にいるTSUZUMIなどがよく励ましてくれて、そのおかげで今は自信を持って歌えるようになったので、そのメンバーには感謝しています。
SHIZUKUの夢を叶える秘訣
― 最後に、モデルプレス恒例で聞いている“夢を叶える秘訣”を教えてください。SHIZUKU:私は生きていて何回か挫折をした経験がありますが、それでも今ここにいるので、何があっても諦めずに頑張り続けることが夢を叶える秘訣かなと思います。これをやったから叶う、やらなかったから叶わないとかはないと思っていますし、私自身も落ちて這い上がって…みたいな経験を繰り返してきて転けそうになったことも何度もありますが、やっぱり諦めずにずっと続けてきたから今がある。なので多少無理だなと思うことがあってもなんでも挑戦して、諦めずに頑張り続けることが大事だと思います。
― 落ちている時に這い上がるまでがどうしても辛い部分だと思いますが、そういう場面での気持ちの切り替えはどうされていますか?
SHIZUKU:私は悩んでもあまり人に相談しないタイプなので、自分の中で頑張ってそれを処理してきました。でも落ち込んだりもう無理かなと思った時には、1番最初に目指した時の気持ちやきっかけになったものを思い返して、そこで自分がどう思うか。私は「やっぱり頑張りたい」と思って、それが這い上がるきっかけになりました。なので初心を取り戻す、思い出すことを意識しています。
― 貴重なお話をありがとうございました。
取材後記
過去には宝塚音楽学校の受験も経験、声楽を学んでいたことを活かし「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」ではボーカルを武器に活躍したSHIZUKU。しかしクラシック調の歌い方が癖づいてしまったことに悔しさを感じ、発声方法を変えトレーナー陣も驚くほどに進化。黒髪から金髪に大胆なイメージチェンジを遂げ「脱クラシック」を宣言するポジティブさが多くの人の心を掴んだ。インタビューでも壁にぶつかった際の切り替え方を明確に言語化してくれたSHIZUKUは、現場のビタミン的存在に。取材はハイチェアに座って実施したため「座りにくくすみません」と声をかけると「全然です!!座り心地最高です!!」と元気いっぱいに返答。またスタッフの持ち物にも興味津々に反応するなど、愛され力全開の振る舞いでスタジオ全体にエナジーチャージしてくれた。(modelpress編集部)
★なお、3月27日発売の雑誌「モデルプレスカウントダウンマガジン」(東京ニュース通信社刊)でもME:Iがカバーを飾る。
SHIZUKU=飯田栞月(いいだ・しづく)プロフィール
生年月日:2004年12月4日出身地:東京都
身長:160cm
血液型:A型
ME:I(ミーアイ)メンバー
COCORO=加藤心(かとう・こころ/23)MIU=櫻井美羽(さくらい・みう/22)
MOMONA=笠原桃奈(かさはら・ももな/20)
RAN=石井蘭(いしい・らん/19)
SHIZUKU=飯田栞月(いいだ・しづく/19)
AYANE=高見文寧(たかみ・あやね/18)
KEIKO=清水恵子(しみず・けいこ/18)
KOKONA=佐々木心菜(ささき・ここな/18)
RINON=村上璃杏(むらかみ・りのん/17)
SUZU=山本すず(やまもと・すず/17)
TSUZUMI=海老原鼓(えびはら・つづみ/17)
【Not Sponsored 記事】