「Eye Love You」花岡がわかりやすい“当て馬”とは違う理由 中川大志の表現力をプロデューサーが絶賛「最高」「抜群に上手い」<中島啓介PインタビューVol.3>
2024.02.24 12:00
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女優の二階堂ふみが主演を務めるTBS系火曜ドラマ「Eye Love You」(毎週火曜よる10時~)を担当する中島啓介プロデューサーにインタビュー。Vol.3では、俳優の中川大志、乃木坂46の山下美月の芝居の魅力に迫った。
二階堂ふみ主演「Eye Love You」
本作は目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ本宮侑里(二階堂)と超ピュアな年下韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ/通称:ヒョプ)のファンタジック・ラブストーリー。中川は侑里と大学時代に出会い後にビジネスパートナーとなる花岡彰人、山下は侑里らと会社を立ち上げたショコラティエ兼ショップの店長である池本真尋を演じている。
中川大志、“言葉にしない愛”を表現する上手さ
― 花岡彰人役に中川大志さんを起用した理由、また実際お芝居を観た感想を教えてください。中島:花岡は、ストレートに自分の言葉を発してくる韓国人男性とは対照的で、3話の後出しじゃんけんにも見られたように“言葉にしない愛”を持ったキャラクターです。自分の気持ちを犠牲にしながらも、そこにはすごく深い思いがある。僕の中ではなんとなく武士道な男だなと思ったりするんですが、そういう秘めた思いを伝えない優しさを表現することにおいては、もう大志さんは抜群に上手いですよね。「最高だな」と思いながらいつも観ています。今後も色々なシーンがありますが、いわゆるわかりやすい“三角関係の当て馬”的に割り込んで嫌がらせしたり、何かしてきたり、みたいなこととはまた違う深い愛があって。侑里にも心の中が見えない花岡だけに、喋らずに表情だけで感情を表す、そしてその気持ちがなんか視聴者にもわかっちゃうみたいな部分は、やっぱり大志さんが素晴らしく上手く表現してくれているなと思います。
それと同時に、そういうグッと来る切ない部分だけではなく、テオが入ってくるバタバタとしたコミカルなシーンも面白いですよね。大志さんがドラマだけに限らず色々なお仕事をされているからこそ、コミカルの間も素晴らしいですし、すごく振り幅があって。テオと花岡の両方を皆が好きでいてくれるといいなと思いながら作っているんですが、実際に視聴者の方が2人のキャラクターのことをすごく応援してくれていると感じます。
また日本男子目線だと、花岡のキャラクターが好きな人が多いかもしれないです(笑)。そしてやっぱりそういう面でも、花岡というキャラクターは大志さんに決めていました。過去にも火曜ドラマで素晴らしいお芝居をしていたり、時代劇や大河ドラマでも“心を抑える”表現が素晴らしいと思っていたんです。でも今回はそれだけでもない、いつもとまた違う大志さんのキャラクターが観られると思うので、楽しみにしていただきたいです。
真尋(山下美月)の“へなちょこ”な魅力
― 同様に、池本真尋役の山下美月さんについてもお伺いしたいです。中島:真尋は侑里の後輩でありながら彼女に対して割とズケズケ言うキャラクターで、一方で実はちょっとへなちょこです(笑)。4話ぐらいから皆さんもわかってきたのではないかと思いますが、恋愛マスターだと思っていたけどなんだか全然上手くいってない。そういうキャラクターであることは、最初に本読みをしている時から山下さんと話していました。
真尋は男性を落とすようなあざといところもあるんだけど、それが大体ちょっと間違った方向に行っている。視聴者の皆さんにも4話にあった清水尋也さん演じる小野田とのバーのシーンは楽しんでいただいたようで、ネット上では“アンジャッシュコント”とも言ってもらったりもしましたが(笑)、山下さんはそうやって突き破ってくれる、カラッと間違った方向に行ってくれるお芝居をしてくれていて、とても楽しい組み合わせになったなと思います。
なのでメインとなる侑里とテオと花岡の三角関係とはまた別のところで、もう1個別のジャンルの楽しいラブストーリーが走っているのも楽しんでいただけたらいいなと思っています。2人の勘違い・すれ違いラブはこれからしばらく続くので、2人の恋?の行方も今後どうなるのか期待していただけると嬉しいです。
★Vol.4へ続く!
(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】