永野芽郁、大切な人に差し出す“心”への解釈 キュンとした家族・友達からの温もり<「君が心をくれたから」インタビュー後編>
1月8日スタートのフジテレビ系新月9ドラマ「君が心をくれたから」の主演を務める女優の永野芽郁(ながの・めい/24)。放送に先駆け、モデルプレスのインタビューでは、最近キュンとしたことや長崎県のロケでの思い出を振り返ってもらった。(取材は12月下旬に実施)。<後編>
永野芽郁主演「君が心をくれたから」
今作は、主人公・逢原雨が、かつて心を通わせた男性、朝野太陽(山田)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、“過酷な奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリー。永野演じる雨は、過去のある経験から、自分に自信を持てずにいる女性という役どころだ。
永野芽郁、最近キュンとしたこと
― 今回はファンタジーラブストーリーということで、ファンタジーだからこそ伝えられると思うことはありますか?永野:日々、改めて今あるものが大切だと感じながら作品を撮っています。きっといろいろなファンタジーものがあると思いますが、今作はラブストーリー×ファンタジーなので、誰かを想うこと自体も奇跡なんだと感じました。家族でも恋人でも友人でも、心を通わせて愛し合えること、そう思えることが「普通のことじゃないんだな」「ありがたいことなんだな」と感じられるファンタジーストーリーになっていると思います。
― 永野さんご自身が、最近そういう気持ちを抱いたものはありますか?
永野:長崎県に1ヶ月ほどいて東京に帰ることができない中で、年末が近いということもあり「忘年会しよう」と連絡くれる友人がいたり、家族も「早く帰ってきて」と言ってくれたり、会えないと分かっているのにわざわざメッセージをくれる優しさにキュンとしました。離れていても気にかけてくれる人たちのことを大事にして、「いつもありがとう」とちゃんと伝えないといけないというのは、きっと今この役をやっているからこそ実感できることだと思います。
永野芽郁、心を差し出すことの難しさ
― もし雨と同じ立場だったら愛する人のために心を差し出すことは「難しいと思う」とお話しされていました。想像のお話になってしまいますが、どんなところが難しいと考えられましたか?(※インタビュー前編参照)永野:みんながそれぞれ持っているハートの心を誰かに渡すことはできると思うんです。それはきっとみんな誰かを大事にしたいと思ったとき、やってきていることだと思います。でも、このドラマの中の“心”というのは、普通の心とは違うので、それを全てを捧げるというのはなかなかハードルが高いなと感じます。1話から11話までの間で雨ちゃんと太陽くんの関係性もどんどん変わっていくのですが、心を失った愛しい人を見ている人の方が辛いと思うんですよね。だから、大切な人を想えば想うほど、差し出すことがベストなのかどうなのか考えると、私は結構悩んでしまうと思います。家族だから、この人だから、というよりも、自分以外の誰かに自分の心を差し出すことはとても難しいことだなと作品を通じて考えさせられました。
永野芽郁、長崎ロケでの思い出・旅に欠かせないものとは?
― 約1ヶ月にわたる長崎のロケはいかがでしたか?永野:南だから勝手に暖かいと思っていたら、何日間か雪が降ったこともありすごく寒かったです(笑)。ただ、“ファンタジーラブストーリー”と謳っているように、長崎県の異国情緒溢れる雰囲気がファンタジー感をさらに増してくれる場所だったので、このドラマにぴったりな場所でロケができるのはすごく幸せなことだなと思いながら撮影していました。
― 特に印象に残っている場所はありますか?
永野:きっとこれはキャスト、スタッフみなさんと一致すると思うのですが、すごく綺麗な夕日を撮影するために公園に行ったんです。でも絶対に夕日が出ないんですよ(笑)。何回も「今日は天気が良いから出るかも」と思って行くのですが、撮り始めると絶対に沈んでしまい、5回目ぐらいでようやく撮ることができました。それは逆に良い思い出になりましたね。
― ロケがお休みの日はどのように過ごしていましたか?
永野:エキストラの方に「普段どこにお買い物行かれるんですか?」と聞いたら、「駅前にビルができたので行ってください!」と教えてくださったので、本屋さんを見に行ったりお買い物をしたりして、気分転換していました。
― 長期間でのロケにあたり、旅に欠かせない持ち物はありますか?
永野:自分のパジャマです。ホテルにもパジャマがあるので持っていかない方も多いと思うのですが、私は寝るときにちゃんとセパレートされた自分のパジャマを着たくて沢山持っていきました。キャリーケースの半分はパジャマでした(笑)。
永野芽郁、2024年に向けて
― 2024年をこのドラマでスタートされると思いますが、新年の抱負はありますか?永野:2024年は、2023年に比べるとみなさんに見ていただける機会が多くなると思うので、ファンのみなさんには楽しんでいただけたら嬉しいです。ただ、自分としてはいつも通り着実に、無理しすぎず頑張りたいと思います。これまでも、「この1年はこうやって頑張ろう」みたいな目標を立ててこなかったので、あまり縛られすぎず、ありのままに過ごせたらいいなと思います。
こぼれ話
取材会場に入ると「すごい!思ったよりも人がたくさんいる!」と記者の多さに驚きながら満開の笑顔で丁寧に挨拶していた永野。2024年の抱負を聞かれた場面でも「そういう質問が来るなんて年末年始っぽい(笑)!」と無邪気に声を上げ場を和ませるほか、質問の回答を考えるときも「何かあったかな~?」となるべく無言の時間を作らないよう自然に振る舞いつつ、実直な答えで向き合ってくれた。わずかな時間でも感じられる天真爛漫さ、誠実さ、と魅力に溢れる彼女が今作のファンタジーラブストーリーをどう紡ぎ出すのか楽しみで仕方ない。(modelpress編集部)永野芽郁プロフィール
1999年9月24日生まれ、東京都出身。2009年に映画で女優デビュー。NHK連続テレビ小説「半分、⻘い。」(2018年)でヒロインに抜擢され大きな反響を集める。近年はドラマ「親バカ⻘春白書」(2020年)、「ユニコーンに乗って」(2022年)、映画「仮面病棟」(2020年)、「地獄の花園」、(2021年)、「キネマの神様」(2021年)、「マイ・ブロークン・マリコ」(2022年)、など話題作に多数出演。また映画「そして、バトンは渡された」(2021年)では第46回報知映画賞主演女優賞、第64回ブルーリボン賞主演女優賞、第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を、映画「母性」(2022年)では第46回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。5月31日には、映画「からかい上手の高木さん」の公開を控えている。「君が心をくれたから」第1話あらすじ
大雨の中、逢原雨(永野芽郁)が重傷を負った朝野太陽(山田裕貴)を抱きしめ、助けを呼んでいる。するとそこに“あの世からの案内人”を名乗る男・日下(斎藤工)が現れ、こう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」。2013年の長崎。高校1年生の雨は、その珍しい名前から“ザー子”と呼ばれてからかわれ、自分に自信が持てない性格から、他人とは関わらないようにして生きていた。ある雨の日、傘がなく困っていた雨に、高校3年生の太陽が赤い折りたたみ傘を差しだし「よかったら、入らない?」と声をかける。たびたび自分を気にかける太陽を最初は疎ましく思っていた雨だったが、明るくて真っ直ぐな太陽と接するうちに心をひかれていく。しかし、2人はある約束を交わして、離ればなれになってしまう。雨はパティシエの夢を叶えるために東京へ上京、太陽は家業である花火師の修行を積む決意を固めたのだ。
それから10年後、雨は長崎に帰省していた。祖母・逢原雪乃(余貴美子)に迎えられ、東京の職場のことを話に出されると、雨はそそくさと逃げていく。一方、太陽は、大みそかの花火大会を任されないことを不満に思い、父であり師匠でもある朝野陽平(遠藤憲一)と衝突していた。お互いに過去と現在への葛藤を抱く中、かつて思いを語り合った眼鏡橋で、太陽は赤い折りたたみ傘を取り出した雨の姿を見かける。
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